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本編
17. 旅商人『ジグレ』
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「気にする必要ないって!」
ベックさんを心配そうに見送っていた私の背中をリビアさんにバシバシ叩かれてしまいました。ちょっと痛かったです。
「で、ですがベックさんがあんなに傷つかれて……」
「大丈夫だって!」
「次の日にはケロッとしてるさぁ」
「そうそう、あんな男と結婚したくないだろ?」
皆さんのベックさんの余りの言い様に、私はいたたまれなくなってしまいました。
「いえ、ベックさんが悪いと言うわけではなくて、私は本当に誰とも結婚をするつもりがないだけなのです」
「あんた飛び切り美人なのに勿体ないねぇ」
「まあ、町の男共には高嶺の花すぎて手も足も出やしないか」
「シスター・ミレに20人は撃沈してるからねぇ」
「いやいや、今ので玉砕37人目」
「なにそれ、町の独身男の半数近いじゃない」
「あいつら変な取り決めしててさ。求婚は抜け駆け禁止で順番決めて毎月1人らしいのよ」
「ここ一年は……ほら、あれだから中止してたみたいでさ」
「紳士協定とか言って話し合ってたわよ」
「ぷっ、何が紳士だい!」
「冗談は自分達のツラだけにしときなってな!」
奥様連の皆さんがそう言って大笑いするので、男性達の名誉の為にも何か弁護をしないと。1年中止したというのも、私がエンゾ様のご逝去に塞ぎ込んでいたのを気遣ってくれていたのでしょう。彼らはとても気の良い方々なのです。
「別に今までの殿方に魅力が無かったわけではなく、私が神に仕える尼僧だからで」
「だけど、別に尼僧でも結婚できない訳じゃないだろ?」
「う、それは……」
リビアさんの鋭い突っ込みに言葉が詰まってしまいました。
実は、我が国の宗派は修道者の婚姻を認めており、少数ですが結婚されている方はいます。また、還俗して嫁がれる尼僧も一定数いますので、結婚自体が不可ではないのです。ただ、やはり神を生涯の伴侶として生きる方が多いですが。
「そういやぁシスター・ジェルマも若い頃はすっごいモテモテだったわよねぇ」
「当時の若い男の大半が熱を上げてたからねぇ」
「シスターってモテるのかしら?」
「貞淑な感じがいいんじゃない?」
さすが奥様連です。話がころころと急展開します。もう付いていけません。
「ジェルマさんの場合はその最大級の母性が要因だろ?」
「ああ、分かる分かる。若い頃から包容力凄かったからねぇ」
「特別美人じゃないんだけど、笑顔が魅力的でねぇ」
「男も女も魅かれちゃうような人だったからねぇ」
やはりシスター・ジェルマは若い頃から成熟された素晴らしい方だったのですね。
「私もいつかはシスター・ジェルマの様な素敵な尼僧になれるでしょうか?」
「なれやしないよ」
誰にも聞き取れない囁きと思ったのですが、しっかりリビアさんに聞き咎められてしまいました。
「そ、それは確かに私の様な陰鬱な女ではシスター・ジェルマみたいに……」
「そうじゃないよ」
リビアさんの物言いはどこか呆れている感じがしました。
「あんたはシスター・ミレだ。シスター・ジェルマにはなれないよ」
「別にそのものになりたいのではなく、シスター・ジェルマの様な魅力的な人になりたいと……」
「ホントに無自覚だねぇ」
「ダメだよリビア。シスター・ミレは真面目すぎんのさ」
「ホント優等生だよねぇ」
「シスター・ジェルマの言う通りだ」
リビアさんに続き奥様連の皆さんまで笑って参戦してきました。
「いいかい、あんた間違いなくここで一番の美女なんだよ」
「しかも真面目で働き者で気立ても良いときてる」
「おまけに貞淑で聖女様だからね」
「十分に立派で魅力的なシスターだよ!」
皆さんの褒め言葉に恥かしくなって、穴があったら入りたい気持ちを大変よく理解できました。
「そんな事は……私なんて――んぐっ!」
「唯一の欠点はそれさ」
否定しようとした私の口をリビアさんは指で塞ぎました。
「『私なんて』はやめな。あんたはいつも卑屈になるねぇ。まあ王都での話は聞いてるし、しょうがないとは思うんだけどね……」
しゅんと項垂れる私の肩をリビアさんはバシバシと叩きます。かなり痛いです。
「私はちゃんと知ってる。シスター・ミレは十分に魅力的で素敵な尼僧だって」
「リビアさん」
私のリビアさんを見詰める目が涙ぐんでいるのは、叩かれた肩が痛かったからだけでは決してありません。
「いや~私もシスターはとても素晴らしい女性だと思いますよ」
突然、横から入り込む様な声に振り向けば、にこにこ顔の旅商人が側まで来られていました。何となく胡散臭さを感じた私は少し警戒しました。
「おやジグレじゃないか」
「お知り合いなのですか?」
「度々ここで商いをさせていただいている行商人の一人ジグレと申します。お見知りおきを」
気安いリビアさんに態度に私の警戒が弛んだと見たのか、私達の輪の中へを入ってきました。
「しかし、シスターは本当にお美しい。私も色んな国を訪れましたが、シスター程の美人はお目に掛かったことがありません」
「それは言い過ぎですよ」
ジグレさんの褒める言葉には、どこか貴族達との騙し合いの色を感じてしまいました。この地の人達の率直な褒め方と何か違うのです。
「いやいや王都にも寄りましたが、少なくともこの国一番なのは間違いありません」
それからジグレさんは奥様連と王都での話で盛り上がり、色々な情報を提供してくれました。どうにも怪しいと私の勘が警鐘を鳴らしています。ですが他から隔絶されているリアフローデンにおいて、商人が齎してくれる情報はとてもありがたいので、私も黙って耳を傾けました。
「国一番と評判の王太子妃のお披露目を見ましたが、正直あれは微妙でした」
「前評判は清純で可憐との事でしたが、成金みたいなドレスを着ていました」
「とても清純には見えませんし、容姿も可愛いと言ってもザラにいる程度でした」
「聖女なのに『聖務』をされている姿を見た者がいないとか」
彼はエリーの噂を次々と披露していきます。どうにも彼女の評判は芳しくないようです。私が王都にいた頃にはあんなに民衆から支持されていたのに。
「それから変わった話として、隆盛を誇っていた貴族が一晩で没落した話がありますよ」
「一晩で!?」
貴族の盛衰は世の常ですが、さすがに予兆なしで一晩で潰れるのは尋常ではありません。
「まあ、そこは噂話を盛り上げるための誇張みたいですが、実際あっとい間だったらしいですよ」
そしてジグレさんの次の言葉に、私はそれ以上に驚愕してしまったのでした。
「その潰れた貴族はクライステル伯爵家なんですよ」
ベックさんを心配そうに見送っていた私の背中をリビアさんにバシバシ叩かれてしまいました。ちょっと痛かったです。
「で、ですがベックさんがあんなに傷つかれて……」
「大丈夫だって!」
「次の日にはケロッとしてるさぁ」
「そうそう、あんな男と結婚したくないだろ?」
皆さんのベックさんの余りの言い様に、私はいたたまれなくなってしまいました。
「いえ、ベックさんが悪いと言うわけではなくて、私は本当に誰とも結婚をするつもりがないだけなのです」
「あんた飛び切り美人なのに勿体ないねぇ」
「まあ、町の男共には高嶺の花すぎて手も足も出やしないか」
「シスター・ミレに20人は撃沈してるからねぇ」
「いやいや、今ので玉砕37人目」
「なにそれ、町の独身男の半数近いじゃない」
「あいつら変な取り決めしててさ。求婚は抜け駆け禁止で順番決めて毎月1人らしいのよ」
「ここ一年は……ほら、あれだから中止してたみたいでさ」
「紳士協定とか言って話し合ってたわよ」
「ぷっ、何が紳士だい!」
「冗談は自分達のツラだけにしときなってな!」
奥様連の皆さんがそう言って大笑いするので、男性達の名誉の為にも何か弁護をしないと。1年中止したというのも、私がエンゾ様のご逝去に塞ぎ込んでいたのを気遣ってくれていたのでしょう。彼らはとても気の良い方々なのです。
「別に今までの殿方に魅力が無かったわけではなく、私が神に仕える尼僧だからで」
「だけど、別に尼僧でも結婚できない訳じゃないだろ?」
「う、それは……」
リビアさんの鋭い突っ込みに言葉が詰まってしまいました。
実は、我が国の宗派は修道者の婚姻を認めており、少数ですが結婚されている方はいます。また、還俗して嫁がれる尼僧も一定数いますので、結婚自体が不可ではないのです。ただ、やはり神を生涯の伴侶として生きる方が多いですが。
「そういやぁシスター・ジェルマも若い頃はすっごいモテモテだったわよねぇ」
「当時の若い男の大半が熱を上げてたからねぇ」
「シスターってモテるのかしら?」
「貞淑な感じがいいんじゃない?」
さすが奥様連です。話がころころと急展開します。もう付いていけません。
「ジェルマさんの場合はその最大級の母性が要因だろ?」
「ああ、分かる分かる。若い頃から包容力凄かったからねぇ」
「特別美人じゃないんだけど、笑顔が魅力的でねぇ」
「男も女も魅かれちゃうような人だったからねぇ」
やはりシスター・ジェルマは若い頃から成熟された素晴らしい方だったのですね。
「私もいつかはシスター・ジェルマの様な素敵な尼僧になれるでしょうか?」
「なれやしないよ」
誰にも聞き取れない囁きと思ったのですが、しっかりリビアさんに聞き咎められてしまいました。
「そ、それは確かに私の様な陰鬱な女ではシスター・ジェルマみたいに……」
「そうじゃないよ」
リビアさんの物言いはどこか呆れている感じがしました。
「あんたはシスター・ミレだ。シスター・ジェルマにはなれないよ」
「別にそのものになりたいのではなく、シスター・ジェルマの様な魅力的な人になりたいと……」
「ホントに無自覚だねぇ」
「ダメだよリビア。シスター・ミレは真面目すぎんのさ」
「ホント優等生だよねぇ」
「シスター・ジェルマの言う通りだ」
リビアさんに続き奥様連の皆さんまで笑って参戦してきました。
「いいかい、あんた間違いなくここで一番の美女なんだよ」
「しかも真面目で働き者で気立ても良いときてる」
「おまけに貞淑で聖女様だからね」
「十分に立派で魅力的なシスターだよ!」
皆さんの褒め言葉に恥かしくなって、穴があったら入りたい気持ちを大変よく理解できました。
「そんな事は……私なんて――んぐっ!」
「唯一の欠点はそれさ」
否定しようとした私の口をリビアさんは指で塞ぎました。
「『私なんて』はやめな。あんたはいつも卑屈になるねぇ。まあ王都での話は聞いてるし、しょうがないとは思うんだけどね……」
しゅんと項垂れる私の肩をリビアさんはバシバシと叩きます。かなり痛いです。
「私はちゃんと知ってる。シスター・ミレは十分に魅力的で素敵な尼僧だって」
「リビアさん」
私のリビアさんを見詰める目が涙ぐんでいるのは、叩かれた肩が痛かったからだけでは決してありません。
「いや~私もシスターはとても素晴らしい女性だと思いますよ」
突然、横から入り込む様な声に振り向けば、にこにこ顔の旅商人が側まで来られていました。何となく胡散臭さを感じた私は少し警戒しました。
「おやジグレじゃないか」
「お知り合いなのですか?」
「度々ここで商いをさせていただいている行商人の一人ジグレと申します。お見知りおきを」
気安いリビアさんに態度に私の警戒が弛んだと見たのか、私達の輪の中へを入ってきました。
「しかし、シスターは本当にお美しい。私も色んな国を訪れましたが、シスター程の美人はお目に掛かったことがありません」
「それは言い過ぎですよ」
ジグレさんの褒める言葉には、どこか貴族達との騙し合いの色を感じてしまいました。この地の人達の率直な褒め方と何か違うのです。
「いやいや王都にも寄りましたが、少なくともこの国一番なのは間違いありません」
それからジグレさんは奥様連と王都での話で盛り上がり、色々な情報を提供してくれました。どうにも怪しいと私の勘が警鐘を鳴らしています。ですが他から隔絶されているリアフローデンにおいて、商人が齎してくれる情報はとてもありがたいので、私も黙って耳を傾けました。
「国一番と評判の王太子妃のお披露目を見ましたが、正直あれは微妙でした」
「前評判は清純で可憐との事でしたが、成金みたいなドレスを着ていました」
「とても清純には見えませんし、容姿も可愛いと言ってもザラにいる程度でした」
「聖女なのに『聖務』をされている姿を見た者がいないとか」
彼はエリーの噂を次々と披露していきます。どうにも彼女の評判は芳しくないようです。私が王都にいた頃にはあんなに民衆から支持されていたのに。
「それから変わった話として、隆盛を誇っていた貴族が一晩で没落した話がありますよ」
「一晩で!?」
貴族の盛衰は世の常ですが、さすがに予兆なしで一晩で潰れるのは尋常ではありません。
「まあ、そこは噂話を盛り上げるための誇張みたいですが、実際あっとい間だったらしいですよ」
そしてジグレさんの次の言葉に、私はそれ以上に驚愕してしまったのでした。
「その潰れた貴族はクライステル伯爵家なんですよ」
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