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前世

最後の口付け

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大学を卒業した、雪見 奏(ゆきみ かなで)は、当初の目標とは違うものの、公私共に順風満帆な人生を送っている。

行き場のない人や困窮している人を、年齢問わず受け入れ、支援する施設を設立し、慈善事業を行いながら、プライベートでは同性のパートナー、彼方(かなた)と愛を育んでいた。


二十八歳の誕生日、跪いた彼方(三十六歳)に指輪を差し出される奏。

「僕は奏を愛しています。これまでも、これからも、あなただけを、愛してます。あなたしか要らない。あなたと一生添い遂げたいです。…どうか、これを受け取って頂けませんか。あなたとの未来を望む、罪深くも欲深い僕を選んでもらえるのなら…」

(出会って十九年、付き合って十年か…。長いような、短いような…あっという間だった。…ずっと傍にいてくれて、これからも傍にいてほしいのは、彼方だけだ)

「俺も彼方を愛しているよ。…でも。将来を約束して、指輪を身に付けるだけでいいのか?」

「え?」

「―結婚しよう、彼方。お前さえ良ければ、同性婚が可能な国で」

「っ!―はい!喜んで!」

結婚までは考えていなかった彼方に逆プロポーズをし、次の日から早速準備に取り掛かった。


「…やっぱり、緊張しますね。―要(かなめ)様はお許しくださるでしょうか」

「大丈夫じゃないか?父さんなら、ああ、で終わるよ。…問題は楓(かえで)だな」

「…楓様ですか…。僕、坊っちゃんを軟禁して、性的なことをしたあの人だけは、一生許しません」

「性的って…。…楓とは色々あったけど、俺にとっては、今でも可愛い弟だよ。…約束を破った俺のことを、楓は憎んでるだろうな。悪いのは俺だから、当然だけど」

「坊っちゃん…。坊っちゃんが悪いのなら、僕も同罪です。…いえ、僕の方が罪は重いですね。使用人の立場でありながら、主に手を出した不届き者です」

「…どっちも罪人なんて、業が深いな。…地獄まで一緒に行くか?」

「はい。何処までもお供します(でも、地獄に堕ちるのは、僕だけだと思います。坊っちゃんは間違いなく天国行きですよ)」

「…ばかだな…(頷くなよ。冗談だったのに)」

「(何年経っても照れやすいのは変わりませんね。可愛らしい人だ)僕は坊っちゃんバカですから」

「開き直るな。…彼方、好きだよ。父さんが許してくれなくても、俺はお前を手放さない」

「僕も奏が好きです。あなたと生きる以外、他には何も望みません。…要様に反対されたら、当日まで坊っちゃんを拐います」

「ああ。どうせなら、温泉旅行でも行こうか?たまにはゆっくり過ごすのも悪くない」

「それはいいですね。…婚前旅行なので、場所は厳選しましょう」

「こ…そ、そうか。そうなるよな…(婚前旅行、って…でも、そうだよな、結婚の直前にする旅行なんだから、そういうことになるよな…。…なんか、どきどきしてきた…)」

「……(坊っちゃんが意識している…。どうしよう、今すぐキスしたい。だって、凄く可愛い顔してるし。…いや、お義父様へのご挨拶前に、不埒な真似など、してはいけない。我慢しよう。…家に帰るまで我慢だ)」

「?(彼方がガン見してくるんだけど…。俺、そんな変な顔してるのか?…頬が緩んでたかな…。…父さんと楓に変顔なんて見せられない。気を引き締めよう)」


「父さん。楓。本日はご報告したいことがあります。…俺、彼方と結婚します」

「奏様を僕にください。必ず幸せにします」

「!…兄さん…」

「…奏。本当に、それでいいんだな?」

「はい。…俺も彼方を幸せにしたいんです」

「そうか…。分かった。好きにしろ。…彼方」

「はい」

「奏を不幸にしたら、許さん。…俺の息子を頼む」

「はい!この命尽きるまで、奏様をお支えし、愛し続けます」

「…楓」

「…兄さん」

「約束を破って、済まない。…お前を大切に思う気持ちは、ずっと変わらないよ。でも、やっぱり、楓は俺の可愛い弟なんだ。…ごめん」

「……いいよ」

「え?」

「もういいよ。兄さんの気持ちは分かったから。…ううん、本当は、ずっと、分かってた。…兄さんの好きは、僕と同じにはならないことを、ずっと前から、分かっていたよ。…だから…。だから、もう、いいんだ」

「楓…。ごめんな。…ありがとう」

「…お礼なんて言わないで。…兄さん、僕も式に呼んでくれる?」

「!…ああ、勿論(良かった。あれから十年も経ったし、楓も諦めてくれたんだな。…大学を卒業した後、仕事が忙しくて、少し距離が開いていたけど、これからは兄弟として、また仲良くしていきたい)」

「……(坊っちゃんは認めてもらえたと思っているみたいだけど…本当にそうなんだろうか?…異常な程坊っちゃんに執着し、依存していた楓様が、こんなにあっさり引き下がるなんて、おかしい…。でも…余計な口出しをしては、水をさすことになる…坊っちゃんも喜んでいるし…。…警戒しておこう)」


その後、全てが順調に進み、遂に結婚式当日を迎えた。


「彼方様。要様がお呼びです。ご内密のお話があるそうで」

「…坊っちゃんとご一緒ではいけませんか?お一人にするのは…」

「彼方、大丈夫だよ。ドアの外には、護衛だっているし」

「しかし…」

「父さんは彼方だけを呼んでいるんだろう?」

「はい。緊急で重要な案件だと伺っております」

「ほら」

「…坊っちゃん…」

「それに、俺の準備はもう少しかかるみたいだ。出歩いたりしないから、行っておいで」

「…はい…。すぐに戻ってきますから、その間は誰も部屋に入れないでください。いいですね?」

「(相変わらず心配性だな…)うん」

「僕が出たら、鍵をかけてください。それと、バリケードも作って、あっ!これをどうぞ。いざという時に、お使いください」

「!?…何で靴底にナイフを仕込んでんだよ…」

「僕は坊っちゃんの護衛ですよ?何時如何なる時も、常に対処するべく、準備は怠りません」

「こんな日にまで…」

「こんな日でも、関係ありません。何が起こるか分からないのが、人生です」

「…分かった。必要ないと思うけど、一応護身用として持っておく」

「では、行ってきます」

カチャ、パタン

カチリ

彼方が部屋を出て行くと、言われた通り、奏は鍵を閉めた。


コンコン

少しして、ノックをされた。

「彼方?」

「残念。違うよ」

「楓。どうかしたのか?」

「兄さんの晴れ姿を見たくて、フライングしちゃった。見せてくれる?」

「まだ終わってないんだ。少し前に、係の人が呼ばれて」

「…兄さん、ドアを開けてくれないの?」

「…今、彼方がいないんだ。戻ってくるまで、誰も部屋に入れない約束したから」

「そうなんだ。…でも、ごめん、兄さん。さっきからスタッフに見られて、ちょっと気不味いよ。入れてくれない?」

「えっ(スタッフ?あ。楓が立ち止まってるから、邪魔になってるのか。…仕事の妨げをするのは駄目だ)」

「(彼方に後で怒られそうだけど…)…分かった」

カチリ

ガチャ、パタン

「ありがとう、兄さん」

にっこりと、美しい笑みを浮かべる楓。

でも俺は、突然腹に激痛がして、それどころじゃない。

「っ…え…?」

恐る恐る見下ろすと、腹のど真ん中に、包丁が深々と刺さっていた。

…この、包丁、は…。

「か、え…で…」

「兄さん、気付いたんだね?そうだよ。これは、僕と兄さんが、初めて料理をした日…母さんと一緒に三人で、父さんにバースデーケーキを作った時に使用した、思い出の包丁だよ」

あまりの激痛に、立っていられなくなり、膝をつく。

「…ど…う…し、て…」

やっぱり、俺のこと、憎んでるのか?

…俺のせいで、お前の手を、汚させてしまったのか…?

「本当は、彼方と付き合うのも許せなかったけど、我慢していたんだ。…流石に結婚は駄目だよ、兄さん」

「でも、勘違いしないで。僕は兄さんを憎んでいないよ。寧ろ逆だ。…愛しているんだよ、兄さん。僕の気持ちは死んでも変わらない。…兄さんを愛してるから、僕は兄さんを殺すんだ」

「…兄さんは僕のものだ。彼方になんか、渡さない。―ああ、大丈夫だよ。安心して、兄さん。僕もすぐに後を追うから…。ずっと、一緒だよ。ずっと…ずっとね…」

うっとりと、まるで夢見る少女のような、それでいて、狂気染みた、恍惚とした顔で笑う楓を、呆然と見つめる。

「…ぐ、ぅっ…!」

急に包丁を抜かれた。

「…かはっ…」

思わず吐血する。

そのまま、腹を押さえ、蹲るようにして、床に倒れ込む。

止血しないと…。でも、痛みでまともに動けない。

せめて傷口を両手で押さえて、止血擬きをする。

…出血が止まらない…痛い…寒い…。

「兄さん、僕もこの包丁で死ぬよ。お揃いだね」

楓の声が遠い…。

ああ、意識が薄れかけてるのか…。

…楓…。

死ぬな。

俺、お前の気持ちには応えられないけど、それでも、お前を幸せにしたかったんだ。

楓の幸せを願ってる。

だから、死ぬな。

俺以外の誰かを好きになって、その人と幸せになれ。

こんなところで、死ぬなよ。

伝えたいことは沢山あるのに、どれも言葉にはできない。

口を開いても、ひゅーひゅーという、呼吸音しか、音にならない。

「愛してるよ、兄さん。来世では結ばれようね」

…あ…。

何かを切った、聞き慣れない音、横に向けた顔へかかる、生暖かい血、背中に伸し掛かる、力が抜けて重い身体…。

ああ…。

楓。


ガチャッ!

「坊っちゃん!!」

「奏!楓!しっかりしろ!…奏はまだ息がある!救急車と医者を呼べ!」

「はい!」

「彼方、止血を」

「もうやってます!でも血が…出血量が多過ぎる!輸血を早くしないと!」

「傷口はどうなんだ」

「腹部を一突きで、深いです。手術して、運が良ければ、助かる可能性はあります。…成功は限りなく低いですが」

「なんてことだ…!」

「坊っちゃん、目を開けてください。せめて意識を保たないと…」

「奏、起きろ」

「坊っちゃん!」

「奏!」

「…ぼっちゃん…おきてください…」

…彼方。

お前が泣くなんて、初めてじゃないか?

十九年も一緒にいたのに、まだ初めてのことがあったんだな。

…泣くなよ。

俺、お前には、笑っていてほしい。

お前の笑顔が好きだよ。

[たとえ、どんなに離れていても、僕の心は、何時でも坊っちゃんのお傍にあります]って言ったのは、お前だろう。

俺もそうだ。

…たとえ、死んでも、俺の心は、何時でも彼方の傍にいる。

だから泣くな。

…だって、俺はもう、お前の涙を拭えない。泣いてるお前を抱き締めることも、慰めることも、できないんだ。


なあ。俺の我が儘を聞いてくれ。

…彼方、最期は、お前の笑顔で、俺を看取って。

最後の力を振り絞って、瞼を開ける。

「坊っちゃん!」

「…、…、…」

かなた。

もう声が出ない。

でも、読唇術ができるお前なら、俺の言いたいことが分かるだろ。

「…、…、…、…」

わらって。

「…!…はい」

ぎこちない、これも初めて見る、不自然な笑顔。

「…、…、…、…」

だいすき。

「僕も…、僕も、大好きです!」

泣いてるのに、嬉しそうに笑う彼方。

…その笑顔が、見たかった。

満足したからか、身体中の力が抜けていく…。

ありがとう。

ごめん。

さようなら。

愛してる。

どうか、幸せに。

「おやすみなさい…。どうか、良い夢を…。…愛しています、奏」

そっと口付けを落とされた、気がした。

―それが、最後の記憶。





油断大敵。

彼方と付き合い始めた当初、相当荒れた楓が、一緒に通った大学の四年間で、少しずつ落ち着いて、たまに会う卒業後も穏やかな様子だったから、まさか今更殺されるとは思っていなかった奏。

楓は「兄さんは彼方が好きだけど、それでも、いざという時は、僕を選んでくれる。…彼方は恋人で、家族じゃない。…兄さんは家族を優先してくれるもの。あの時みたいに、きっと、弟の僕を選んでくれるんだ」と信じていて、それが最後の砦だった。

けれど、(彼方と結婚する、つまり彼方も家族になる、そうなったら、兄さんは絶対に伴侶を優先する)そう瞬時に理解し、(奪われるくらいなら、奪ってやる。兄さんは誰にも渡さない)決断しました。

しかし、四六時中彼方が傍にいるので、奏を殺すどころか、指一本触れることすらできない。

唯一のチャンスは、どうしても慌ただしくなる、結婚式当日。

要が彼方に用があったのは本当ですが、「奏と二人で」呼び出しました。

楓は自分に惚れている新人の使用人を使い(表向きは一切関わりがないので、多忙な要は把握していなかった)、奏から彼方を引き離しました。

次に、要に忠実で、要の命令しか聞かない、ドア前にいた、屈強な護衛二人を、毒殺しました(朝食の際、予め仕込んでおいた。特殊なカプセルにいれた、一滴で人を即死させる毒が、時間通りに溶けるよう、調節したもの)

そして最後は、奏に鍵を開けさせること。一番の難関。

彼方が出て行った後も、鍵をかけないよう、わざわざスタッフを別の場所に連れて行ったのに、スタッフが戻る前に鍵をかけるとは。兄さんはしないだろうから、彼方が言い出したに違いない。

父の影響力が強く、式場全体が要の指示に動くので、たとえ息子の自分が鍵を開けろと命令しても、要に確認してからでないと、言う事を聞かない。

ドアは頑丈で、壊すことは不可能。そもそも、そんな時間はない。

その為、奏に開けてもらわないといけなかった。

嘘をついて、鍵を開けてもらうことに成功する。

もしスタッフがいたなら、転がっている護衛(どう見ても死体)に悲鳴を上げただろう。

運動神経も反射神経も良い奏に避けられないよう、すぐに刺した。

でも、最後に少し、迷ってしまったので、心臓や頸動脈ではなく、腹部だった。

…もし、あの時みたいに、助けが間に合って、手術が成功したなら、兄さんは生きる運命なんだろう。

だから、これは賭けだ。

彼方、お前が兄さんの最愛だというのなら、兄さんを助けろ。僕と死ぬ運命を変えられたら、お前を認めてあげるよ。

兄さん…。好きだよ。

好きで、好きで、好きで…狂ってしまうほど、愛しているんだ。

ごめんなさい。

兄さんだけは傷付けたくなかったのに、僕が一番兄さんを傷付けたね。

だけど…兄さんを幸せにしたかった気持ちは、本物だったんだよ。

僕はただ、兄さんと幸せになりたかった。

たとえ同じ気持ちじゃなくても、家族としてでもいいから、兄さんの一番でいたかったんだ。

…もし来世があるのなら。

今度こそ、僕は兄さんを振り向かせてみせるよ。

…さようなら、兄さん…。

僕の最愛…。

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