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祖父と湖2
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最低限の衣類と生活用品が入った青色のスポーツバッグを抱きかかえ、駅前にある街路樹のそばのベンチに座っていた。ロータリーの中で目まぐるしく入れ替わる車をただ眺めていると、怒声が聞こえた。
ロータリー横の小さな交番の前で、頬のこけた白髪の男が大声で怒鳴り散らしている。何か要求しているみたいだ。対応しているのは若い警官で、怒り狂う男をなだめようと穏やかな表情で受け答えをしている。だが、男は滑舌悪くまくし立てて止まらない。ついに交番の中からもう一人、中年の警官が出てきて話を聞いた。この中年警官は、及び腰の若い警官とは対照的に、胸を張って毅然と対応した。耳の遠い男に聞こえるように、はっきりとした力強い口調で、あなたの要求は根本的に無理があって、どうすることも出来ないのだと反駁した。男は一旦静かになったが、今度は地面を大げさに足で踏み鳴らして、けしからんっ、けしからんっ、と叫んで二人の警官に感情をぶつけた。若い警官は臆して固まっていたが、中年警官は、そう言われましてもねえ、と渋い顔を作って答える。男はしばらく訳の分からないことを叫んだ後、踵を返して歩き出した。
男の歩き方は奇妙だった。それは常に足元に見えない段差があるかの如くがたついていて、後ろで見送る中年警官は苦笑している。男は喉を鳴らして、見せしめるように近くの生け垣に粘ついた痰を吐いて行った。中年警官は肩をすくめて、それから呆然とする後輩の背をポンと叩いて交番の中へ戻った。若い警官はしびれたように動かなかったが、ふと僕の視線に気づき、我に返った彼は制帽を不必要にかぶり直して交番に入った。
ロータリーに視線を返すと、グレーの車が向こうから入ってくるのが見えた。祖父のレクサスだった。僕は立ち上がり、円筒型のスポーツバッグを肩に提げ、ロータリーの縁まで行って手を振った。
ドアを開けて、助手席に乗り込むと、祖父は後部座席に荷物を置くよう言った。僕はそれを断って、バッグを抱いたまま車が走り出す。
「一年ぶりやと、ちょっと大きなって見えるなあ」
「一センチも伸びてないよ」
車は市街地から出て高速道路に入り、山間の生い茂る緑が風景の中を勢い良く流れていく。トンネルに入り、オレンジ色の光が奥の方へ羅列して続く。車内は少し暗くなった。
「大人っぽくなったってことかなあ」
「……さあ、分かんない」
トンネルを抜け、高速を下りた。下道に出ると助手席の窓から田舎の田畑と木造の古民家が見られた。車はそこからまた山道を登り始める。道はかなり蛇行して、何度か遠心力でドアに押しつけられた。
窓には様々な自然がありのままの姿で映っていた。ガードレールの先の崖下にはなだらかな渓流が見え、所々白いしぶきが上がっている。背景に控えるのは、思い思いに自生した木々と葉叢、遠くにそびえ立つ山と、稜線に縁取られた青空、その表面を漂うちぎれ雲だ。
格別優れた風景でもないが、日頃から人工物に汚染された目には十分刺激的で、網膜には大量の生命力が立体化して迫るように映る。これらは全て俗世間から完全に隔離され、何もかもそ知らぬふりで、ひとえに実在していた。
何者にも媚びない自然の態度は、市街地に見る飼い慣らされた装飾品とは一線を画しており、その荘厳さには憧れや畏敬の念を感じざるを得ない。そして同時に、ガードレールが最後の仕切りに思えた。ダブって見えるのは校舎の屋上の柵だ。どちらも落下防止のためにあるが、配慮や優しさを方便に、人を、本当に美しいものから隔てているようにもとれる。僕はそういう物がもちろん嫌いだから、仕切りを壊して向こう側に行きたい、けど、向こう側には必ずと言って良いほど順当に死が用意されていて、社会の出来映えに感心させられる。
道の蛇行は段々と穏やかになり、代わりに平坦な直線道路が現れた。当分の間は曲がらないであろう長い長い二車線の道路の上をレクサスは静かに進む。眠りそうになったあたりで左方に大きな湖が現れ、貸し出し用のボートが数台、水面に浮かんでいるのが見えた。道路は二手に分かれ、祖父は湖の周回コースにハンドルを切った。そこからは僕もよく覚えていて、右手にいきなり現れる林道に入り、その先の専用駐車場に車を駐める。僕と祖父は自動販売機横の緩い坂を上り、丘陵の上まで行くと、そこには開けた土地があり、横幅の大きいかまぼこ状の倉庫と、立派なログハウスが建てられている。祖父の別荘の一つで、避暑地でもあるから、夏休みは決まってここに連れてこられることになっている。
祖父の後に続いてログハウスの中に入る。芳醇な木の香りがする。玄関の壁には浅黒い象のタペストリーが掛けられ、シューズボックスの上には祖父とのツーショット写真の入った写真立てが並べられている。それらには埃が一つも付いていない。
「高崎さん来たの?」
「……おぉ、そうや、霞呼ぶ前に掃除しとかなあかん思て、手伝いに来てもらったんや。よぉ気づいたなぁ、びっくりした」
高崎とは、祖父が二年ほど前から雇っている二十代半ばの家政婦で、愛人だ。祖父は微笑みながらリビングの戸を開け、はよ入りや、と言って急かした。祖父の面長の笑顔には目尻と頬にシワが密集していた。
一年ぶりに見た広々としたリビングは一階から三階まで吹き抜けるために天井が高く、ベランダと裏庭のガラス窓から陽光が互いに伸び、リビング中央で淡く合わさって部屋の明度を保証している。壁や床、机や椅子といった家具、頭上を交差するむき出しの梁など、内装の大部分が木材で構成され、濃紺色の空間を形作っている。
僕は荷物をベランダ前のローテーブルに置いて、ソファに腰を下ろした。背もたれに体を預け、上を向いて息を吸った。口の中に含んだ空気を舌の上に乗せる。木の香りがするのに、味はなかった。首をひねると、遠目に裏庭が映った。まぶしさの中に切り株と薪の寄せ集めが見える。
「明日の朝、薪割りしたいな」
「薪割り? ええけど、そう言えば去年もやっとったな」
僕は昨日から全く眠れていなかった。座った途端に眠気を感じた。昼食まで仮眠を取ると言って、僕はそっと目を閉じた。
――鈴虫の声がどこからともなく聞こえる。長い高音に紛れて他の虫たちが違った音色を加え、互い違いにそれぞれの位置からアンサンブルを紡いでいる。誰かが声を上げるのを止めると、音を途絶えさせまいと誰かが代わりに喉を響かせる。演奏は鼓膜を小気味よく震わせて、気持ちを落ち着かせる。
目を開くと、ローテーブルの上の梁から宙づりになった傘電球が灯っていた。ベランダの掃き出し窓が暗くなっていて、背後から調理する音と食材のこうばしい香りが漂ってくる。壁にはめ込まれた古時計の短針はローマ数字のⅥとⅦの間を指している。長い間眠っていたらしい。
キッチンへ向かうと、祖父は見覚えのない調理器具の前で中の魚の焼き具合を見つめ、左手でつまみを捻りながら温度を微調節している。祖父の後ろで鍋が蒸気を上げ、換気扇が唸って回転している。
「おじいちゃん」
呼びかけると、祖父は一度目配せして、
「起きたか、よぉ寝たなぁ」
「ボートは?」
「ボートは明日にしよ、もう外暗いから。まずは腹ごしらえ……っと」
つまみを捻り、調理器具がピーッと鳴ると、祖父は中の魚を取り皿に移した。
「どっちで食べたい?」
僕は食卓を指差す。出来上がった料理を食卓へと運ぶ。キッチンとの往復の際、祖父の使っていた、去年はなかったはずの調理器具に何度も目が行った。つまみは三つあったが、その上にはそれぞれ外国語が記されていた。英語であるようで、実は別の言語でもあるような不思議な筆記体がやけに気になった。
ロータリー横の小さな交番の前で、頬のこけた白髪の男が大声で怒鳴り散らしている。何か要求しているみたいだ。対応しているのは若い警官で、怒り狂う男をなだめようと穏やかな表情で受け答えをしている。だが、男は滑舌悪くまくし立てて止まらない。ついに交番の中からもう一人、中年の警官が出てきて話を聞いた。この中年警官は、及び腰の若い警官とは対照的に、胸を張って毅然と対応した。耳の遠い男に聞こえるように、はっきりとした力強い口調で、あなたの要求は根本的に無理があって、どうすることも出来ないのだと反駁した。男は一旦静かになったが、今度は地面を大げさに足で踏み鳴らして、けしからんっ、けしからんっ、と叫んで二人の警官に感情をぶつけた。若い警官は臆して固まっていたが、中年警官は、そう言われましてもねえ、と渋い顔を作って答える。男はしばらく訳の分からないことを叫んだ後、踵を返して歩き出した。
男の歩き方は奇妙だった。それは常に足元に見えない段差があるかの如くがたついていて、後ろで見送る中年警官は苦笑している。男は喉を鳴らして、見せしめるように近くの生け垣に粘ついた痰を吐いて行った。中年警官は肩をすくめて、それから呆然とする後輩の背をポンと叩いて交番の中へ戻った。若い警官はしびれたように動かなかったが、ふと僕の視線に気づき、我に返った彼は制帽を不必要にかぶり直して交番に入った。
ロータリーに視線を返すと、グレーの車が向こうから入ってくるのが見えた。祖父のレクサスだった。僕は立ち上がり、円筒型のスポーツバッグを肩に提げ、ロータリーの縁まで行って手を振った。
ドアを開けて、助手席に乗り込むと、祖父は後部座席に荷物を置くよう言った。僕はそれを断って、バッグを抱いたまま車が走り出す。
「一年ぶりやと、ちょっと大きなって見えるなあ」
「一センチも伸びてないよ」
車は市街地から出て高速道路に入り、山間の生い茂る緑が風景の中を勢い良く流れていく。トンネルに入り、オレンジ色の光が奥の方へ羅列して続く。車内は少し暗くなった。
「大人っぽくなったってことかなあ」
「……さあ、分かんない」
トンネルを抜け、高速を下りた。下道に出ると助手席の窓から田舎の田畑と木造の古民家が見られた。車はそこからまた山道を登り始める。道はかなり蛇行して、何度か遠心力でドアに押しつけられた。
窓には様々な自然がありのままの姿で映っていた。ガードレールの先の崖下にはなだらかな渓流が見え、所々白いしぶきが上がっている。背景に控えるのは、思い思いに自生した木々と葉叢、遠くにそびえ立つ山と、稜線に縁取られた青空、その表面を漂うちぎれ雲だ。
格別優れた風景でもないが、日頃から人工物に汚染された目には十分刺激的で、網膜には大量の生命力が立体化して迫るように映る。これらは全て俗世間から完全に隔離され、何もかもそ知らぬふりで、ひとえに実在していた。
何者にも媚びない自然の態度は、市街地に見る飼い慣らされた装飾品とは一線を画しており、その荘厳さには憧れや畏敬の念を感じざるを得ない。そして同時に、ガードレールが最後の仕切りに思えた。ダブって見えるのは校舎の屋上の柵だ。どちらも落下防止のためにあるが、配慮や優しさを方便に、人を、本当に美しいものから隔てているようにもとれる。僕はそういう物がもちろん嫌いだから、仕切りを壊して向こう側に行きたい、けど、向こう側には必ずと言って良いほど順当に死が用意されていて、社会の出来映えに感心させられる。
道の蛇行は段々と穏やかになり、代わりに平坦な直線道路が現れた。当分の間は曲がらないであろう長い長い二車線の道路の上をレクサスは静かに進む。眠りそうになったあたりで左方に大きな湖が現れ、貸し出し用のボートが数台、水面に浮かんでいるのが見えた。道路は二手に分かれ、祖父は湖の周回コースにハンドルを切った。そこからは僕もよく覚えていて、右手にいきなり現れる林道に入り、その先の専用駐車場に車を駐める。僕と祖父は自動販売機横の緩い坂を上り、丘陵の上まで行くと、そこには開けた土地があり、横幅の大きいかまぼこ状の倉庫と、立派なログハウスが建てられている。祖父の別荘の一つで、避暑地でもあるから、夏休みは決まってここに連れてこられることになっている。
祖父の後に続いてログハウスの中に入る。芳醇な木の香りがする。玄関の壁には浅黒い象のタペストリーが掛けられ、シューズボックスの上には祖父とのツーショット写真の入った写真立てが並べられている。それらには埃が一つも付いていない。
「高崎さん来たの?」
「……おぉ、そうや、霞呼ぶ前に掃除しとかなあかん思て、手伝いに来てもらったんや。よぉ気づいたなぁ、びっくりした」
高崎とは、祖父が二年ほど前から雇っている二十代半ばの家政婦で、愛人だ。祖父は微笑みながらリビングの戸を開け、はよ入りや、と言って急かした。祖父の面長の笑顔には目尻と頬にシワが密集していた。
一年ぶりに見た広々としたリビングは一階から三階まで吹き抜けるために天井が高く、ベランダと裏庭のガラス窓から陽光が互いに伸び、リビング中央で淡く合わさって部屋の明度を保証している。壁や床、机や椅子といった家具、頭上を交差するむき出しの梁など、内装の大部分が木材で構成され、濃紺色の空間を形作っている。
僕は荷物をベランダ前のローテーブルに置いて、ソファに腰を下ろした。背もたれに体を預け、上を向いて息を吸った。口の中に含んだ空気を舌の上に乗せる。木の香りがするのに、味はなかった。首をひねると、遠目に裏庭が映った。まぶしさの中に切り株と薪の寄せ集めが見える。
「明日の朝、薪割りしたいな」
「薪割り? ええけど、そう言えば去年もやっとったな」
僕は昨日から全く眠れていなかった。座った途端に眠気を感じた。昼食まで仮眠を取ると言って、僕はそっと目を閉じた。
――鈴虫の声がどこからともなく聞こえる。長い高音に紛れて他の虫たちが違った音色を加え、互い違いにそれぞれの位置からアンサンブルを紡いでいる。誰かが声を上げるのを止めると、音を途絶えさせまいと誰かが代わりに喉を響かせる。演奏は鼓膜を小気味よく震わせて、気持ちを落ち着かせる。
目を開くと、ローテーブルの上の梁から宙づりになった傘電球が灯っていた。ベランダの掃き出し窓が暗くなっていて、背後から調理する音と食材のこうばしい香りが漂ってくる。壁にはめ込まれた古時計の短針はローマ数字のⅥとⅦの間を指している。長い間眠っていたらしい。
キッチンへ向かうと、祖父は見覚えのない調理器具の前で中の魚の焼き具合を見つめ、左手でつまみを捻りながら温度を微調節している。祖父の後ろで鍋が蒸気を上げ、換気扇が唸って回転している。
「おじいちゃん」
呼びかけると、祖父は一度目配せして、
「起きたか、よぉ寝たなぁ」
「ボートは?」
「ボートは明日にしよ、もう外暗いから。まずは腹ごしらえ……っと」
つまみを捻り、調理器具がピーッと鳴ると、祖父は中の魚を取り皿に移した。
「どっちで食べたい?」
僕は食卓を指差す。出来上がった料理を食卓へと運ぶ。キッチンとの往復の際、祖父の使っていた、去年はなかったはずの調理器具に何度も目が行った。つまみは三つあったが、その上にはそれぞれ外国語が記されていた。英語であるようで、実は別の言語でもあるような不思議な筆記体がやけに気になった。
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