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暗雲の『ライトゲート』
神と魔王と人間と
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魔王サタンが、この状況を想定していたのかは定かでは無い。
「ここ『仮想世界』であれば……『神の定めた掟』に従う必要も無いか」
神は『下界』への干渉を避けている。だからこそ、神が直接手を下す事は本来あり得ない事だった。
だが世界の理より離れ、魔王三銃士の『ドライ』が創り出したこの断絶された『仮想世界』であれば、神が顕現をする為の隠れ蓑となる。
「まあ……『イレギュラー』ではある 下界にまさか二人目の魔王が現れるとはな? 上手く隠れたものだ」
戦の神『バイヴ・カハ』がルシファーに言う。
今回のバイヴ・カハの干渉も本来であればタブーである。しかし想定外の出来事に加え、その本来の目的である『魔王サタン』の討伐を任せた『優月 輪』の危機という状況から、顕現せざるお得なかったのだ。
「人間を依代にしていれば『神界』からも気づかれぬであろう ライトゲート自体にも結界が張られていたしな」
自らの存在を隠す事と、天高く聳え立つ『塔』の目的を隠す為に結界が張られていた。
ライトゲートの門をくぐる前に、塔に気づけなかったのもそれが原因である。
「七欲の一つを掌る『傲慢の王』 神に背きし愚かなる堕天使……『ルシファー』よ さあ喜ぶが良い! 我は……『神』は来たぞ!」
バイヴ・カハは傷つくリンの前に立ち、ルシファーと相対した。
「まさか……下界へと神が舞い降りる事があろうとは……驚いた」
「驚いたのはこちらも同じだ……よもや『バベルの塔をもう一度』などと考える輩が現れる事など考えもしなかったぞ?」
神の言うイレギュラーとは『神界』への影響の事。
下界で発生した出来事が、いずれ『神界』へと及ぶと判断された時、その処置として第一に『警告』をし、第二に『忠告』をする。
そして手に負えないと判断されれば、第三段階である神の『干渉』となる。
今、魔王ルシファーは『第三段階』であると判断された。
「やはり貴方方神は人間を理解していない……あれ程完成された生き物はいないでしょう? それだというのに何故『奪う』のです? この世に産み落としておきながら何故『認めない』のです?」
「認めているとも……分かり合う事もするし愛し合う事もした だがな……所詮は『神と人間』だ 似て非なる存在だ だからこそ互いの領域に踏み入る事を禁じた」
そう学んだんだからこそ、神々は関わる事をやめた。
「違うでしょう? 神は人間に『虞』を抱いた……自ら生み出した存在に超えられる事に不安を覚えたからこそ! 人間の一部を『魔族』へ変えて互いに争わせた!」
塔の建設に関わった者達を今の魔族へと変え、理性を失った者、自らの姿に絶望した者達が人間を襲い始めた。
「だからこそ私は愛そう……人間も魔族も! 私が導こう!」
「『神を超えた後』は……その先導者であるお前が新たな『神』を名乗るのか?」
「当然であろう? 私あっての人間と魔族なのだから」
八翼を背負うルシファー。完全な覚醒まであと『四翼』である。
「残念ながら神よ……貴方は私の求めた神では無い 転生を繰り返した末に妖精となった貴方では……純粋な神とは言えない」
「それは『ヴァハ』の事か? 我は三柱であり一柱……一つの器として顕現しているが故に我らを指すのであれば『三相女神』である事を覚えておけ」
瞳の色が紫へと変わり、髪と全身の衣装が真紅に染まる。
「これが『ヴァハ』だ 文句があるのなら直接言え」
バイヴ・カハが魔法を放つ。
「文句などありません……邪魔さえしなければ!」
光の盾が魔法をはじき、八翼が輝く。
「『永遠の破滅翼』」
王の間全てを包み込む強大な光が放たれる。バイヴ・カハは背後に倒れたリンを抱え、身を守った。
「無事か? 優月 輪?」
「……そう見えるか?」
「大丈夫そうだな」
今までであれば、深手を負った時点で戦う事は出来なかったのだが、木の賢者の石『ローズロード』を手に入れてから傷の治りは劇的に速くなった。
「とは言っても無敵じゃあ無い 今日だけでもかなりこの力は使ったし再生力が落ちてる……それに体力までは戻らないしな」
「驚いたぞ? お前が『サタン』と共闘するとはな」
「成り行きだ……そのサタンはどうした?」
「今の一撃で消し飛んでいれば良いのだが」
辺りを見渡すと、魔王サタンの姿が見当たらない。
「まさか逃げたか? 敵わぬと判断したのか 賢明だな」
「馬鹿も休み休み言え」
声のした方向を見やると、上空で魔王が見下ろしていた。
「上の方に隙があってな 飛んでいただけだ」
「そもそも……逃がすと持っているのか?」
サタンの背後にルシファーが回りこむ。
「残念だったな もう馴れた」
ルシファーの手刀で貫かれる筈だったサタンの体は、難なく対応したサタンに防がれる
「同じ手は食わん」
「それでも私が上だ」
「いいやお前が下だ」
上空で繰り広げられる攻防。高速で繰り広げられるその光景に、リンには追いつけていなかった。
「魔王二人に神様一人……もう俺はいらないな」
「まあ待て優月 輪 なるべくは我も手を出したくない お前も戦うのだ」
「勘弁してくれ……人間辞めろってか?」
「もう充分辞めているぞ」
そう言われてしまえばあまり言い返しも出来なかったのだが、今は任せるしか出来なかった。
「ルシファーの完全体……『十二翼』になるその時になるまで俺は倒せない」
「狙いは何だ? 倒すだけでは駄目なのか?」
「俺は憑依された『エルロス』ってヤツを助けたい 今までの態度がどっちの性格かは知らないが……倒すのはルシファーだけだ」
敵はルシファーではあるが、憑依されたライトゲートの王である『エルロス』まで巻き添えにする訳にはいかない。
「ルシファーの本体は『翼』だ まだ生えてきていない翼……おそらくは『十二枚目の翼』が寄生している本体なんだ」
相手の急所、命そのものを視認する力。
リンの目に映ったエルロスに絡みついた『糸』こそ、ルシファーがエルロスを縛りつけ、傀儡のように操っている力の正体であり、それを断つ事が出来ればエルロスは解放されるであろう。
「翼が増える度に絡み付いた糸が減っている 糸が全部無くなった時……つまり『覚醒した直後』に引き剥がせば解放できる」
「その根拠は? そもそも態々助ける必要など無いであろう?」
「アンタも言うか……俺は『手の届く人』は……なるべく助けたいんだよ」
危険だと理解していても、微かな希望を信じたい。
「勿論チャンスは覚醒しきる前だけだ 完全に同化される前に引き剥がす必要がある……出来なければ諦めるさ」
たとえ今の状態でルシファーの翼を捥いだところで、直ぐに再生されてしまう。一瞬にして消し去る事も難しい。
ならば覚醒した直後に、剥き出しとなる本体である『急所』を狙うというのも間違った考えでもなかった。
「……まったく面倒な話だ」
「ここは可愛い人間を助けると思って協力してくれ」
「自分で言うか」
深紅の髪が灰色となり、手には二本の槍が現れる。
「まあ良い 戦の神の名にかけて……『ゲッシュ』を交わしてやろう」
ゲッシュとは『契約』である。
破る事ので出来ない契約。破れば災いが降り注ぐ『禁断の誓い』である。
「戦士……『優月 輪』に誓おう 必ず其方に『勝利』を与えよう 戦の神である我ら三相女神の『バイヴ・カハ』の名に懸けて」
契約を破れば災いが、守るのであれば力を与えるゲッシュ。
「気に入ったぞ 褒美としてお前の為に戦ってやろう」
戦の神は、槍を振るった。
「ここ『仮想世界』であれば……『神の定めた掟』に従う必要も無いか」
神は『下界』への干渉を避けている。だからこそ、神が直接手を下す事は本来あり得ない事だった。
だが世界の理より離れ、魔王三銃士の『ドライ』が創り出したこの断絶された『仮想世界』であれば、神が顕現をする為の隠れ蓑となる。
「まあ……『イレギュラー』ではある 下界にまさか二人目の魔王が現れるとはな? 上手く隠れたものだ」
戦の神『バイヴ・カハ』がルシファーに言う。
今回のバイヴ・カハの干渉も本来であればタブーである。しかし想定外の出来事に加え、その本来の目的である『魔王サタン』の討伐を任せた『優月 輪』の危機という状況から、顕現せざるお得なかったのだ。
「人間を依代にしていれば『神界』からも気づかれぬであろう ライトゲート自体にも結界が張られていたしな」
自らの存在を隠す事と、天高く聳え立つ『塔』の目的を隠す為に結界が張られていた。
ライトゲートの門をくぐる前に、塔に気づけなかったのもそれが原因である。
「七欲の一つを掌る『傲慢の王』 神に背きし愚かなる堕天使……『ルシファー』よ さあ喜ぶが良い! 我は……『神』は来たぞ!」
バイヴ・カハは傷つくリンの前に立ち、ルシファーと相対した。
「まさか……下界へと神が舞い降りる事があろうとは……驚いた」
「驚いたのはこちらも同じだ……よもや『バベルの塔をもう一度』などと考える輩が現れる事など考えもしなかったぞ?」
神の言うイレギュラーとは『神界』への影響の事。
下界で発生した出来事が、いずれ『神界』へと及ぶと判断された時、その処置として第一に『警告』をし、第二に『忠告』をする。
そして手に負えないと判断されれば、第三段階である神の『干渉』となる。
今、魔王ルシファーは『第三段階』であると判断された。
「やはり貴方方神は人間を理解していない……あれ程完成された生き物はいないでしょう? それだというのに何故『奪う』のです? この世に産み落としておきながら何故『認めない』のです?」
「認めているとも……分かり合う事もするし愛し合う事もした だがな……所詮は『神と人間』だ 似て非なる存在だ だからこそ互いの領域に踏み入る事を禁じた」
そう学んだんだからこそ、神々は関わる事をやめた。
「違うでしょう? 神は人間に『虞』を抱いた……自ら生み出した存在に超えられる事に不安を覚えたからこそ! 人間の一部を『魔族』へ変えて互いに争わせた!」
塔の建設に関わった者達を今の魔族へと変え、理性を失った者、自らの姿に絶望した者達が人間を襲い始めた。
「だからこそ私は愛そう……人間も魔族も! 私が導こう!」
「『神を超えた後』は……その先導者であるお前が新たな『神』を名乗るのか?」
「当然であろう? 私あっての人間と魔族なのだから」
八翼を背負うルシファー。完全な覚醒まであと『四翼』である。
「残念ながら神よ……貴方は私の求めた神では無い 転生を繰り返した末に妖精となった貴方では……純粋な神とは言えない」
「それは『ヴァハ』の事か? 我は三柱であり一柱……一つの器として顕現しているが故に我らを指すのであれば『三相女神』である事を覚えておけ」
瞳の色が紫へと変わり、髪と全身の衣装が真紅に染まる。
「これが『ヴァハ』だ 文句があるのなら直接言え」
バイヴ・カハが魔法を放つ。
「文句などありません……邪魔さえしなければ!」
光の盾が魔法をはじき、八翼が輝く。
「『永遠の破滅翼』」
王の間全てを包み込む強大な光が放たれる。バイヴ・カハは背後に倒れたリンを抱え、身を守った。
「無事か? 優月 輪?」
「……そう見えるか?」
「大丈夫そうだな」
今までであれば、深手を負った時点で戦う事は出来なかったのだが、木の賢者の石『ローズロード』を手に入れてから傷の治りは劇的に速くなった。
「とは言っても無敵じゃあ無い 今日だけでもかなりこの力は使ったし再生力が落ちてる……それに体力までは戻らないしな」
「驚いたぞ? お前が『サタン』と共闘するとはな」
「成り行きだ……そのサタンはどうした?」
「今の一撃で消し飛んでいれば良いのだが」
辺りを見渡すと、魔王サタンの姿が見当たらない。
「まさか逃げたか? 敵わぬと判断したのか 賢明だな」
「馬鹿も休み休み言え」
声のした方向を見やると、上空で魔王が見下ろしていた。
「上の方に隙があってな 飛んでいただけだ」
「そもそも……逃がすと持っているのか?」
サタンの背後にルシファーが回りこむ。
「残念だったな もう馴れた」
ルシファーの手刀で貫かれる筈だったサタンの体は、難なく対応したサタンに防がれる
「同じ手は食わん」
「それでも私が上だ」
「いいやお前が下だ」
上空で繰り広げられる攻防。高速で繰り広げられるその光景に、リンには追いつけていなかった。
「魔王二人に神様一人……もう俺はいらないな」
「まあ待て優月 輪 なるべくは我も手を出したくない お前も戦うのだ」
「勘弁してくれ……人間辞めろってか?」
「もう充分辞めているぞ」
そう言われてしまえばあまり言い返しも出来なかったのだが、今は任せるしか出来なかった。
「ルシファーの完全体……『十二翼』になるその時になるまで俺は倒せない」
「狙いは何だ? 倒すだけでは駄目なのか?」
「俺は憑依された『エルロス』ってヤツを助けたい 今までの態度がどっちの性格かは知らないが……倒すのはルシファーだけだ」
敵はルシファーではあるが、憑依されたライトゲートの王である『エルロス』まで巻き添えにする訳にはいかない。
「ルシファーの本体は『翼』だ まだ生えてきていない翼……おそらくは『十二枚目の翼』が寄生している本体なんだ」
相手の急所、命そのものを視認する力。
リンの目に映ったエルロスに絡みついた『糸』こそ、ルシファーがエルロスを縛りつけ、傀儡のように操っている力の正体であり、それを断つ事が出来ればエルロスは解放されるであろう。
「翼が増える度に絡み付いた糸が減っている 糸が全部無くなった時……つまり『覚醒した直後』に引き剥がせば解放できる」
「その根拠は? そもそも態々助ける必要など無いであろう?」
「アンタも言うか……俺は『手の届く人』は……なるべく助けたいんだよ」
危険だと理解していても、微かな希望を信じたい。
「勿論チャンスは覚醒しきる前だけだ 完全に同化される前に引き剥がす必要がある……出来なければ諦めるさ」
たとえ今の状態でルシファーの翼を捥いだところで、直ぐに再生されてしまう。一瞬にして消し去る事も難しい。
ならば覚醒した直後に、剥き出しとなる本体である『急所』を狙うというのも間違った考えでもなかった。
「……まったく面倒な話だ」
「ここは可愛い人間を助けると思って協力してくれ」
「自分で言うか」
深紅の髪が灰色となり、手には二本の槍が現れる。
「まあ良い 戦の神の名にかけて……『ゲッシュ』を交わしてやろう」
ゲッシュとは『契約』である。
破る事ので出来ない契約。破れば災いが降り注ぐ『禁断の誓い』である。
「戦士……『優月 輪』に誓おう 必ず其方に『勝利』を与えよう 戦の神である我ら三相女神の『バイヴ・カハ』の名に懸けて」
契約を破れば災いが、守るのであれば力を与えるゲッシュ。
「気に入ったぞ 褒美としてお前の為に戦ってやろう」
戦の神は、槍を振るった。
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