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冒険者編

第八話 ポーションってなんや。

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 ケイリ―が勉強などをしている時、アイルは冒険者をしていた。前の護衛の人に馬車を出してもらい王都中心街のギルドに来ていた。

「いらっしゃい。冒険者ギルドへようこそ!!!」

「あ、おばさん。初心者でも受けれる依頼と言うのはある?」

 アイルからみたら、おばさんではあるがまだ32歳のお姉さんだった。

「(お……おばさん??)ある。お姉さんという言葉は知っているか?今後は気を付けた方がいい。薬草採取の依頼とかはどう?」

 お姉さんと呼ぶだけで態度が変わります。

「はーい。(めんどくさっ)薬草採取なら、できそう。やってみる。」

「そうか。じゃあ、ギルドカードをここに置いてね。そしたら、この依頼を登録しておくから、その辺の雑草と区別がつかないことが多いから気を付けることと、土は付けたままでいいよ。薬草辞典も無料です。」

 薬草採取の依頼は、10束以上あれば、一応依頼完了となる。初心者しかしないのは、生活の足しにもできない程のおカネしか稼げないことだ。

「元気がいいこと。」

 子供は元気が一番と思いながら、ギルド職員は居眠りをした。

 薬草採取するには、いつもの屋敷の道とは反対側に行き、門を通る必要がある。

 薬草辞典があるから、間違えて取ると言うことはそうそうないだろう。

「この草むらの中に薬草があるんだよね。難しい。どれも同じ草にしか見えないよ。」

そんなことはないだろう。薬草の特徴として、花が咲くというが多い。雑草は葉っぱだけである。また、雑草よりも、きれいというか輝いて見えるとか見えないとか

「そう言えば、転生した時に鑑定とか良くもらえるじゃん。それを使う。」

 神様がくれたのか知らないのに。鑑定というのは、調べたいものに対し、≪鑑定≫と思うだけで、沢山の情報を見れるすぐれものだ。特に人に対して行うとステータスを無断に見ることが出来る。ただし、察知能力が高い人は気づかれるので要注意だ。

「≪鑑定≫うわっ!!いっぱい情報が頭に流れ込んでくる。パンクしそう」

 沢山の人もしくは、物があるときには、ロックオンをしてやらないと激しい頭痛を起こし、倒れてしまう。だたし、同じものが複数あるときは目まいぐらいで収まる。

「おっ。薬草をみつけた。レベル1とか書いてあるけど、関係あるのかな。この辺にレベル1の薬草がたくさんあるからいっぱい取る。向こうの方にも沢山あるな。」

 そう、効果が少ない薬草であれば、山ほどある。しかし、それではあまり役に立たないことが多い。日常的なケガぐらいはなんとなるだろう。

 少し離れたところにも行ったようだ。

「おっ。これは、エリクサの元になる薬草かぁ。エリクサーを作るには薬師70レベルが必要と書いてある。生成可能。とも表示してあるから僕でも作れるのかなぁ??」

 薬又は、ポーションを作るには、薬師の職業が必要だ。70レベルとなると、研究者ぐらいになる。だから、普通の人には、不可能なことだ。

「まあ、これぐらいでいいと思うから。戻って、買い取ってもらおう。エリクサの元は一つだけ買い取ってもらえばいいっか。」

 後から、ギルドが騒がしくなることは次回に持ち越し。
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