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クウガ 天国から地獄

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 あのプチ冒険(何故か女装付き)が終わったが、あれ以降外には出られていない。
 シャンケも言っていたが、あれが逃げ出す最後の機会だったのだろう。
 別に出たいというわけじゃないからいいんだけどさ。


 でも、やっぱり慣れないことはあるわけで。





「んっ・・・・・・ぐ、ぅ、あっ、ん」

 下半身から聞こえる水音。そしてそれに伴って軟体のものが蠢く感触。
 腰掛けているイスにおとなしく座っていられず、脚が床を動いて音を鳴らす。
 両足の間に座り込むアトランの頭を掴みそうになるのを、ももに爪をたてて耐え続ける。

 いつになっても慣れるわけがない。

「ア、トラン、うっ、さん。も・・・・・・イッ、うぅぐううっ」

 歯を食いしばり同時に吐き出された精液。

「ふっ、んんんっ、ぐっ」

 アトランはそれをこぼさないよう気をつけながら飲み下していく。
 そしてチンコから口を放したときには、俺の精液はアトランの胃の中だ。
 口を開けたまま呼吸をするアトランと目が合った。その目が細くなったのを見て、慌てて目をそらす。

 何度やっても慣れるわけがない。
 妄想でしか経験がないのだ。自分の手で扱くのと、他人の口とじゃ気持ちよさが段違いだ。

「耐えなくてもいいんですよ。たくさん出していただいた方が、魔力の溜まり方も違いますので」
「あの、別に俺、早漏じゃないんで」
「それにしては回復も早かったですね。連続で4回。若いですねぇ」

 アトランは手首につけていた貴金属を外すと、俺のに触れてきた。

「もう1度、出してみます?」
「勘弁、して、ください」

 アトランの乱れた呼吸がチンコに当たる。イった後で敏感なそれに、俺の腰が震える。だがこれ以上は俺がシンドイ。頭がぼんやりとして、眠気が襲ってくる。
 俺の返答にアトランはいつも通りの笑みでもって返す。

 すると突然、俺の視界がブラックアウトした。
 眠気で意識が落ちたわけではない。視力を奪われたのだ。

「シャンケ。あなたは少しお使いをお願いします。これをとあるところへと届けて欲しいのです」
「ーーえ、これって」
「余計なことは考えなくて結構。自分は彼と少し話したいことがありますので。いいですね?」

 アトランとシャンケの声が聞こえたかと思いきや、扉が開閉する音が耳に入る。多分シャンケが出て行ったのだろう。
 残された俺とアトラン。だが未だ俺のチンコは出したままで、アトランは俺の股の間にいる。
 おそるおそる俺は服の中にしまおうとするが、アトランにそのモノに触れられて遮られた。

 見えない視界の中。
 アトランの手の感触がダイレクトに伝わってくる。

「うぐ、っ」
「見えない状態で、というのも新鮮ではないですか?」

 竿の部分を指でツツと触れられる。
 毎回思うけど何でノンケでここまでやれるんだよ。普通嫌悪とかあるだろうが。
 ってかさすがに5発目は無理だからね! 死ぬからね!!

「アトランさん、もう無理っ、だ、って」
「薄くなった精液の場合、増量する魔力量に違いがあるか研究しがいがあると思いませんか?」
「おも、いまっ、せん」

 こんの、研究バカアアアアアアアア。
 俺はアトランを突き飛ばそうとして手に力を込める。だがアトランの体はビクともしない。
 射精後の倦怠感のせいかと思ったが違う。これは魔法だ。腕力がなくなってる。

 視力を奪われ、腕力も削られたらどうしようもない。
 死んだわー、ミイラになって死んだわー。




「ところで、クウガくん。男性に対し性欲を感じるということですが」

 アトランが立ち上がり俺に顔を近づけたのだろう。俺の顔にアトランの髪の毛が掠っていく。
 そして耳元でアトランの声が響いた。

「男同士のセックス、少しばかりご教授していただけますか?」

 その言葉は脳を鈍器で叩かれたような衝撃を与えた。

「は、い?」
「ですから男同士のセックスーー、性交と言うべきでしょうか。それについて教えていただければ」
「ど、うやって」
「さぁ、どうしてほしいですか?」

 いやいやいや、何言っちゃってんの。
 こう言えばいいのか。「体に教えてやろうか」って。寒いわ。
 え? 妄想だと言ってた? 現実で言えるか。

「それは、必要なことですか?」
「えぇ、もちろん。口での接触以上に、魔力を摂取できるかもしれませんからね」

 あっはっはっは。下の口で摂取するってか。いつか思ったこともあるけど、どんな魔力供給だよ。f○teか。

「セックス経験はないですよね。キスすら慣れてない様子でしたから」
「ない、ですけど。ちょっ、チンコは」
「こんなものがあって、未使用というのはいかがかと」

 アトランの手がチンコに触れてくる。

 裏筋のほうを指が撫で上げる。
 睾丸を手のひらが押し上げる。
 亀頭を掴まれ尿道に指先が当てられる。
 しかもその触り方が微妙に弱いものだから、ひたすらにじれったい。

「お、れに、どうして、ほしい、んっ、ですか?」
「ですから男同士のやり方について教えて欲しいんですよ。ーーーーああ、」

 アトランが何か思い出したかのような声をあげる。
 すると急に俺の視力が戻った。

 そして視界の先にはアトランの笑顔が映る。

「もちろん、させてあげますよ。筆下ろしってやつを」



 その内容はとても嬉しいのではあるのだけれど、口元がひくついてしまう。
 絶対に、良くないことを考えてるわ。


 俺はその後、連続で息子が5回目の発射を行った。
 アトランが言うには、精液も薄くなっていたらしい。でしょうね!!



+++

「えーと、男同士のセックスですか?」

 チンコをしまい、普通にイスに腰掛けながら俺は聞く。
 アトランは少し離れたところで同じようにイスに座っている。その手にはメモする用意がされている。
 ・・・・・・俺の発言が、この世界の記録として残るのシンドイんだけど。

「えーと、あれですよ。カップルによって様々ですよ。互いに性器を扱く方法とか、アトランさんみたいに口だけで済ます人もいます。または一切そういうことをしないプラトニックな関係を貫く人だっていますよ」

 そう考えると、俺はすでにセックスしてるんじゃないか?
 ・・・・・・いやー、でもやっぱりちゃんと挿入したい! 童貞を卒業したい!
 この年でそんな修行僧みたいなのイヤだ! 今の状況がまさにそれだけども!
 でも同性愛の概念がない世界で、チンコを尻の中に突っ込むって言ったらドン引きされるに決まってるだろう。アナルセックスについては言わないでおこう。

「ということは、既に自分と男同士のセックスをしているということですか?」
「え、あ、まあ、そういうことですかね?」
「先ほど君は、セックス経験があるかという問いに『ない』と答えましたよね。つまり男性のセックスにはまだ先があると考えられるのですが」

 ・・・・・・やっちゃったー。

「それに君は以前シャンケと話してましたよね。童貞を卒業したいって」
「ーー聞いてたんですか?」
「それまでは何を話していたかは知りませんが、そこからはしっかりと聞いています」

 聞かれちゃってたー。童貞卒業したいって聞かれてたー。
 いや、そんな俺の願望が聞かれていたっていうのは、この際どうでもいい。どうでもよくないけど、とりあえずこの場では置いておこう。

 だって、それはつまり。

「つまりためのセックスがあるということですよね?」

 そうだよね。わかっちゃうよね。その先があるってわかっちゃうよね。
 言わなくちゃダメっすか。そうっすか。ダメっすか。
 俺はがっくりと肩を落とした。

「はい、あります」
「正直で結構」

 アトランがにっこりと微笑んだ。
 くっそ、全部わかってやがる。この人。

 正直に。つまりアナルセックスのことを伝えなくてはいけないわけか。
 あー・・・・・・、在りし日を思い出す。そう。ステンに前立腺を教えたあの日のことを。思い出して、俺もステンもバカだったなと遠い目になった。

「簡潔に言いますと、肛門に性器を突っ込みます」
「まぁ、そんなところでしょうね」

 俺の簡潔すぎた説明に、アトランは驚くことなく返事をした。
 あっれ、もっと驚きのリアクションがあってもいい気がするんだけど。

「特殊性癖ではありますが、男女間でもなくはないようです。しかし直腸による精液摂取は子宮のものと違って増加する魔力を逃がしにくいため、女性の負担が大きすぎるのですよ。もちろん自分も行ったことはないですが」

 さようで。
 ってことは、男同士だとさらにキツいんじゃねぇの。

「確かに男同士ならば体の負担は計り知れないですが、貴金属に魔力を貯めることができるならば問題はないかと。クウガくんのような魔力が凡人以下の場合は特に」
「・・・・・・俺の心、読んでません?」
「自分はそんなことしませんよ。ええ、『自分は』」

 なんだよ、その含みを持たせるような言い方は。
 アトラン以外はサトリってか。それだったら、俺が同性愛者ってこととっくにバレてるっての。

「肛門による性交ですが、男女間で違いはあるのですか?」
「俺も実際にやったことはないですから、細かいことまで聞かれても困りますよ。それに女性に関しては一切興味がないんですから、男女の違いって言われても」
「ですが、女の膣のようにただ挿入れるわけにもいかないでしょう」
「それはケツが裂けるしチンコ潰れますね」

 慣らしなしで、やれるわけねぇだろうが。
 ってか、女相手でも突っ込めばいいわけじゃないよね? いくら男を受け入れる器官とはいえ、濡らさずにやれないだろ。

「自分の場合、既に相手が準備を整えてくださるので」
「ソレハヨカッタデスネ」

 それでいいのか貴族の女性陣や。魔力の高い種だけあればいいのか。そうですか。
 アトランって女に不自由したことないんだろうな。ダグマルもそうだろうけど。

 サッヴァはそういうことするイメージはないなぁ。女遊びとかしなさそう。
 ステンは・・・・・・、うん、してないだろうなぁ。コンプレックス持ちだもんなぁ。

「まぁ、精油は必須ですよね。普通入れないところに挿入れるわけですから念入りに解さないと。あと衛生面を考えて直腸を綺麗にする必要があります」
「そういった面倒事をわざわざする必要性は?」
「男としかセックスしたくないんですから仕方ないでしょう」

 女とセックスできないからそういう面倒事をやらないといけないんでしょうが。
 オメガバース見たことあるけど、あれ凄い楽だよな。体が受け入れられるようにできてんだから。

 俺はふとあることを思い出した。

「この国って性病とか大丈夫なんですか?」
「性病ですか。ノーマリルやストレイティアなどの魔力が少ない国では問題視されていますが、この国ではあまり問題はないですね。大抵の病気は手遅れでない限り神官が治せてしまいますから。当然お金はかかりますが」

 あ、めっちゃ便利なやつだ。
 創作物でR-18のとき、そういう面倒事一切考えなくていいやつだ。
 中出しし放題ってやつだな。そういう予定がまったくないってのが悲しいところだけれど。
 精液で魔力増加、しかも中出しによる性病問題考えなくていい。
 これだけ創作エロあるある設定があって、何で俺はヤレないんだろう。
 ぶっちゃけR-15以上のことはしてると思うんだ! でもR-18にならないって、何これ、呪いなの!? 一生童貞っていう呪い!? 魔法使いになれってか! この世界が魔法の世界なんですが、そこんとこどうなの。30歳になって初めて魔力が凡人になるんですか。そうですか。泣きたい。でも泣かない。男の子だもん。



「つまり精油と、受け入れる側に取り付ける貴金属。それと清浄魔法が使えるのならば問題はないわけですね」
「・・・・・・・・・・・・何の?」
「男同士のセックスに必要なものです」

 誰と誰がだよ。もしかして俺のこと?
 まさかアトランとセックスするのか?

「いえ、自分は男性同士の性行為を記録にする必要があるので監視です」

 監察役かよ。ってか心、読んでないのかよ。
 しかも記録に残されるとか。どんな羞恥プレイだ。ハメ撮りとはまた違ったパターンだな。

 ん? 待って。重大なこと忘れてないか?



 ーーーーセックス、するって?

 誰が? 俺が?



「俺がセックスするんですか!?」
「少なくとも男相手に欲情できるのは君しかいないので」

 そうでしたー。同性愛者俺だけでしたー。

「だ、だだだだ、誰とするんですか?」
「君とセックスしても問題ないであろう方々ですね」

 うーん、つまり男に乱暴されても問題ない人間ってことか。
 犯罪者か。それとも下僕とか。乞食とかか。

「無理矢理ってことはないですよね?」
「・・・・・・まぁ、問題ないであろう方々ですので。君に危害を及ぼしそうになったら、自分が止めますので。遠慮せずに食ってしまって良いでしょう」

 沈黙があったな。絶対無理矢理、あるいは相手が拒否できないやつだ。
 せめてできる限り痛みがないように努めよう。

 それと、これだけは言っておきたい。

「年上じゃないとダメですよ。若くても20代半ばで」
「それは大丈夫です。安心してください」

 今度は即答で言ってきた。
 うん、ちょっと楽しみになってきたぞ。俺ってば現金だよな。でもしょうがない。だって男の子だもん。

「ーー本当にセックスできるんですか?」
「えぇ、本当です」


 ふふふ、ふふふふふふふふふふふふふふ。
 苦節十数年。やっと、やっと、俺は一人前の男になるぜ。
 童貞、やっと卒業できる!

 ただ相手が知らない人ってのがちょっとなあ。しかもアトランの監視付きってのもちょっとなあ。
 できればイチャイチャしながらのセックスが俺の好みではあるんだけど、そうワガママ言える立場じゃないからな。

 ゲイの俺が、同性愛という概念のない世界に勇者としてよばれて、もうすぐで1年になろうとしている。一生童貞なんじゃないかって何度思ったことか。
 でもそんな苦悩もここまでだ。俺は大人の階段を上るって決めたんだ。

 空閑海人、男になってやろうじゃねぇか(キリッ)。



「クウガくん。表情は硬いのに、目はギラギラと輝いてますね」

 思わずアトランに指摘されてしまった。
 おっとっと、危ない危ない。ポーカーフェイス、ポーカーフェイス。


+++

 そんな会話がされてから数週間後。




「クウガくん、こちらです」

 もう日が沈むであろう頃合い。
 俺はアトランに促されて街へと訪れていた。
 もちろん女装ではない。だが目立たないようにローブを着せられていた。いなくなったと思った勇者がまた街に現れたとなったら混乱するからだろう。街の人がチラチラとこっちを見ている様子はあったが、俺とは気づかれずに去っていく。

 それにしても何故わざわざ街へと足を運ぶのだろうか。

「何故って、彼がここに住んでいるからに決まっているでしょう」

 アトランに尋ねるとそう返された。
 王都に住んでいる人だと貴族の目があるから難しいのか。言われてみれば、下僕でも貴族の所有物だろうし犯罪者なら王都には入らせるわけないだろうし。

「それに向こうから場所を指定されましたし」
「場所って?」
「周囲に気づかれることなくセックスしても問題ない場所を伺ったところ、向こうから『ここなら平気だ』と。ーーああ、ここですね」

 そしてたどり着いたのは、どうやら飲み屋のようだ。
 しかし飲み屋にしては不気味なほど静かだ。人は入っていくのに、その建物からは人気が感じにくい。

「え、ここで、その、するんですか?」

 宿とかじゃないの?
 俺が飲み屋と思っているだけで、もしかしたらそういう系の宿かもしれないけど。
 ラブホ=ギラギラのイメージだからか、重い雰囲気を醸し出すこの場所をそういう風には感じにくい。

「ああ、ここですか。お忍びで貴族も来られるところですよ。殺人以外は何をやっても見て見ぬ振りが基本です。確かにここならば男同士がセックスしても問題ないでしょう」

 いやいやいや、問題ありまくりでしょ。
 何その合法的な無法地帯。矛盾しかないんだけどいいのか、ここの経営者。

 これから入るであろう建物を、俺は怪訝そうに見つめていた。
 そんな俺の背後から近づく人の気配を感じた。

 俺は振り返る。

「ーーーーえ?」

 そして俺の目に映った人を見て、俺は驚きの声を漏らした。
 その人は俺のそばまで近寄ると、突然俺を抱きしめた。

「クウガ、会いたかったぞ!」
「ダグ、マルさん?」

 俺は呆然として、その名を呼ぶことしかできなかった。

 何で、何で、この人が。ここに。

 ダグマルは体を離すと俺の顔を見て嬉しそうに歯を見せて笑った。
 騎士の服ではない。ボタンで留められたシャツと上着を羽織っている。見慣れない姿ではあるが、ダグマルだというのは見間違いでも何でもない。

「そこの魔導師からお前と会ってもいいって言われてな。下手な場所に行ってお前だとバレたら大変だからな。騎士団でもいいかとも思ったが、クウガを知ってるやつも多いし。そういうときに限って団長やエマが来る可能性もあったからな。だから誰にも邪魔されないここを指定したんだ」

 ああ、そんな嬉しそうな顔をしないでください。
 俺はここにセックスするために来たんですよ。そんな笑顔で会いたかった言われても・・・・・・・・・・・・んんんんんん!?

 俺はすぐさまダグマルから離れ、アトランの腕を引っ張った。

「何で、ダグマルさんが、ここに、いるんですかっ?」
「自分が彼に声をかけたんですよ。この場所がいいと言ったのは彼ですし」
「聞いてないですけどっ?」
「聞かれてませんから」

 アトランをにらみつけるも、しれっと返された。
 いやいやいや、ダグマルとセックスしろって!? 無理だって!! ただでさえ同性愛者って隠して一緒にいたことに罪悪感半端ないのに! セックスしろって!? そんなの萎え・・・・・・ないけど! ダグマル相手で妄想した回数は数え切れないから勃起できるけど、できるからこそマズいんだよ!
 確かに知らない人とヤるのはちょっと・・・・・・って思ったけどだからって知り合いならいいってわけじゃないから!

「ってかダグマルさん、これからやること知って来てるんですか? なんか普通に久々に話するだけって思ってるように見えるんですけど?」
「セックスしても問題ない場所と尋ねて指定したのですから、そういうことを考慮していると思っていたのですが。どうやら君の立場を考えてのことのようですね。あれはセックスしようと思ってないでしょうね」
「だったら無理ですって。ヤレないですって。俺も知り合い相手に変なことしたくないですって」


「ーーーーわかりました」

 アトランはそう答えてくれた。
 含みがあってイヤな予感はするが、とにかくわかってくれたのならそれでいい。



「君も、彼も、そういう気にさせればいいだけですから」


 あ、やっぱりダメだ。
 どうしよう。ここで逃げたら、もれなく逃亡者になるよな。


 完全に、詰んだ。


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