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侵入者編

*** 耐久せよ

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 エイリアンと名付けられた奇妙な生物が大暴れした3日後。
 そのときの被害は未だ完全に回復しきってはいない。悪い意味でも、良い意味でもだ。

 朝日がやっと出たばかりの早い時間。サッヴァの家にアトランが訪れた。

『先輩。お休みでなければ、少しお時間よろしいですか?』

 門の外からの声が聞こえる。ささやくような声に、サッヴァは訝しく思いながら外へ出る。
 サッヴァは現在その体を乗っ取られている。精神は残っているものの、その体の所有権はエイリアンに移っていた。魔力が元々より激減し体力気力が落ちてはいるものの、その状態であっても一般的な神官や魔導師よりも魔力が有り余っていた。恐ろしい体だと笑うその顔は絶対にサッヴァがすることのない表情であった。
 そして同時に思案する。わざわざ魔導師長であるアトランが来てまで伝えたいことというのは何かということを。サッヴァがまず思いつくのはクウガのことである。サッヴァの記憶を取り込んでいるため、元々サッヴァとアトランが接触することはほとんどないということを理解している。

「思いの外、早く接触できるか」

 サッヴァの声でつぶやかれる。もちろんクウガの人となりやその能力も把握している。彼の能力を利用すれば不特定多数の人間を操ることが容易になる。是非ともこちら側に引きずり込みたかった。
 だが同時に得も言われぬ不安も浮かび上がる。記憶にあるアトランがサッヴァと関わるときはあまり良いことが起こることがない。

「まさか、もう気づかれたか」

 そうだとしても早すぎる。未だ完全に回復していない体を休めるため、ここ数日は家にこもって外には出ていない。ふとサッヴァの体に入り込んだ後、少しだけ感じた気配を思い出す。あまりにも小さな気配だったため小動物かと思っていたが、もしやあれが。
 サッヴァは玄関のノブに手をかける。そのときには既に不安はない。何故ならばもし気づかれたとしてもアトランを処分すればいい。この体ならばそれも容易い。

「ただ殺すには惜しい人材だがな」

 サッヴァは外に出る。その表情は普段と同じだ。
 門に近づけばアトランの姿が見える。彼はめずらしく笑みを抑えていた。

「お休みのところ悪いですが、クウガくんのことで少し話があって」
「クウガがどうした? 何があった?」

 少し食い気味に尋ねる。この体がクウガに対して並々ならぬ好意を抱いているということを知っているからだ。サッヴァの普段通りをなぞることも難しくはない。
 アトランは周囲を見回して私にだけ聞こえるような声量でつぶやく。

「クウガくんが奇妙な生物に操られた人によって、毒のようなものを受けたようで」
「何だと!? 誰かに看てもらったのか!?」
「いえ、残念ながら。狩人たちもまだ見えていない今、下手すればクウガくんを取り込まれる可能性がありますし、先輩に治療してもらうのが1番かと思いまして」
「アトラン1人で来たのか?」

 そうサッヴァが問えばアトランは首を横に振る。
 そしてアトランが視線を他に向ける。サッヴァもそちらを向けば、少し離れた場所でダグマルとクウガの姿があった。クウガは座り込んで力なくうつむき、ダグマルが必死に名前を呼んでいる。

「ここまで抱えてきたのですが、先ほど吐いてしまってからは触られるのもキツイようなのです。エルフの知識による毒物なのか、それとも他の人間の知識によるものかは自分では判別できないものでして」

 アトランの言葉に違和感を覚えるが、サッヴァであるためにも動き出す。
 すぐさま門の外へ出てダグマルのそばで腰を下ろす。

「クウガ、大丈夫か。気持ち悪いところはあるか?」

 そう問うてから、サッヴァは気づく。

「ああ。気持ち悪ぃな」

 それがに。

「臭くて臭くて、鼻が曲がりそうだぜ」

 その口調と小馬鹿にするような笑み。正にクウガと瓜二つの男のそれだ。
 サッヴァが横に飛ぶが腕を切りつけられる。そばにいたダグマルが鞘から剣を抜いていた。敵を前にする表情に、サッヴァは謀られたのだとわかる。
 サッヴァが瞬時に腕を治療するとアトランが声をかけてくる。

「どうやってかは知りませんが、本当にやられていたとは。ご自身の力を過信しすぎたのではないですか? 先輩」
「ふん。所詮人間などそんなものだ。どこかで隙は生まれる」

 サッヴァは3方向に炎の魔法を放つ。ダグマルは剣で火を斬りながら回避し、アトランは水魔法で相殺し、ダイチは何もせず突っ込む。ダイチに向かって放たれた炎は触れた瞬間、消えて何事もなかったかのように消えてしまう。そして向けられたダイチの拳をサッヴァは身体能力を強化したことで、なんとか逃れた。だがアトランからの風魔法を感じ水魔法でそれを防ぐ。ダグマルの剣には同様に身体強化や水魔法の壁を作り凌いでいく。だがその威力にアトランもダグマルも押されていた。幸いなのはサッヴァが避けるために威力よりも速度を重視していたからだ。そしてそれは魔法が無効化されるダイチがいるからである。
 アトランは察した。サッヴァの中にいるエイリアンが魔法を使うことに一切の躊躇がないことを。目を細めたアトランはまた魔法を放つ。服の下に身につけている貴金属が音を鳴らした。
 そしてダイチは考えなしで突っ込んでいるようでいて、実は頭ではいろいろと考えている。サッヴァがどう避けているのか。それはどのように避けているのか。魔法が効かないとはいえ、炎魔法や水魔法で視界の壁として風魔法で砂埃をあげていたりと先ほどから目くらましを受けていることにも気づいている。地面は水魔法により水溜まりがあちこちに広がっていた。

(それと、何か企んでやがる)

 ダイチはそれをわかっていた。拳と脚に力を込め速度をあげる。サッヴァが瞠目する。サッヴァが魔力で速さで避けるよりも前にダイチの体が懐に入る。ダイチの足が地面の水溜まりを踏みつけ水が跳ねる。すると水溜まりが揮発する。ダイチの能力によって消えたのではない。ダイチはコップに注がれた水魔法の水は飲めるように、1度排出され留まった魔法を消すことはない。
 ならば何故消えたのか。サッヴァが瞬時にさせたのだ。
 サッヴァの体にダイチの拳がめり込む。サッヴァが腹からこみ上がるような痛みを感じたのは一瞬。すぐにその体が吹き飛び地面に転がった。

「やったか!?」

 ダグマルが口に出した。だがすぐ後にダイチの膝に手をつき胸を押さえる。そして吐き気を催す声が漏れた。その様子を見たアトランはすぐさまサッヴァに風魔法をかけるも、水魔法で防がれた。そして同時に感じる臭いにアトランは顔を歪ませ鼻を押さえる。同時にやられたと判断した。感じるのは酒気。それも嗅いでいるだけで気持ち悪くなるほどの度数の高いそれだ。
 サッヴァは深い息を吐きながらゆっくりと立ち上がる。本来痛みがある者は魔法をかけられないはずであるが、魔力を通常よりも多く使用することで回復したようだ。だがこの方法は普通の回復の何十倍もの魔力を使用することになる。だから一般的に痛みを与えれば魔法は使えないといわれているのである(ロッドの場合、痛みにめちゃくちゃ耐性をつけたため例外である)。

 アトランはすぐさま雨のように水魔法を降らすことで酒気を消す。あのまま炎魔法でも使われればここ一体が炎上するのが予想できた。

「だああああ、酒くっせぇんだよ! んだよ、魔法ってのは酒も出せんのか? 安上がりで済ませてんな、オイ」
「そんな何でもありなわけねぇだろ。アイツが規格外なんだよ」

 やっと噎せから解放されたダイチの叫びに、ダグマルが返答する。
 ダグマルの言うとおり、そもそも水とアルコールは別物であり、それを水魔法として出す方が異常といえる。特にサッヴァの場合は足下のアルコールに気づかせないよう、空中では普通の水魔法を放ちアルコールの臭いをなくしていた。2種のまったく別の水魔法を放つのは通常の水魔法を放つよりも魔力消費が激しい。

(案外、予想よりもーーーー)

 そう心中だけに留めたアトランはすぐさまサッヴァの足下から炎を出そうと試みるもすぐ魔法で相殺。さらに反撃され避けるのに精一杯だった。
 ダグマルもサッヴァが魔法を放とうとする隙を狙い攻撃をしかけるも、魔法の使用により防がれるか避けられる。
 ダイチはクウガと違い酒には多少強かったため動きに問題はなかったが、先ほどよりも魔法に対する抵抗が現れていた。といっても水魔法は少し濡れ、風魔法は髪が揺れる程度である。それでも確実に魔法は効いていて、ダイチの拳に対して防御をとる余裕が生まれる。魔法さえ効けばダイチは手足が早いだけの男。そうサッヴァだけでなくアトランも

「おい、ダグマルのおっさん」

 ダグマルに話しかけたダイチの声は、先ほどまでの高圧的に騒いでいたとは思えないほど静かだった。

「邪魔だから、どいてろ」

 そうつぶやくと同時にサッヴァに突っ込んでいく。と思いきや寸前のところで体勢を落とし足払いを仕掛ける。今までの純粋な力任せとは違う戦い方にサッヴァは驚きつつどうにか跳んで避ける。がそれに追随するように飛びかかる。しかしそれもサッヴァが反応した瞬間に直角に跳ねて視界から外れる。とにかくサッヴァの視界の外に出ることをダイチは目的としていた。サッヴァは魔法を仕掛けようとするも、それより先にダイチの動きの方が速かった。先ほどまでの攻撃メインであった動きよりも、脚力メインの撹乱させる動きであるからだ。

「目障りな男だ」

 サッヴァは苛立たしげに吐き出し、逃げまどいながら魔法を作っていく。その間にもアトランや、機を狙っているダグマルに魔法を仕掛けることは忘れていない。そしてダイチに向かって、今できる最大の炎魔法を放った。常ならば魔法に触れれば消えるダイチの能力であるが、酒を吸ってその効果が少し弱まっていた。それによりダイチの体は炎に包まれる。普通の人間であれば灰すら残らない高温の炎だ。
 それでヤれたとはサッヴァも思ってない。むしろダイチが死んだ瞬間にサッヴァも道連れで死んでしまう。だがこれで少なくとも戦える状態ではなくなったと安堵する。
 だが炎の中から人影が現れる。ギョッとするサッヴァの胸骨に勢いよく掌が叩きつけられた。骨とその奥にある心臓に強い圧迫を受け、その勢いと生じる息苦しさにサッヴァは軽く意識が飛んだ。だがすぐに自身に回復魔法を過剰にかけることで難を凌ぐ。
 姿の見えたダイチは右手を前に突き出している状態である。そして左腕は炎によって爛れており、先ほどの炎は左腕で防いだことがわかる。

「ぬっるいんだよ!」

 カハハハハッと叫び笑うダイチの表情に、左腕の痛みは感じられない。

「化け物かっ」
「褒め言葉だなぁ」

 ダイチは眼孔を広げ、凶悪な面で指をクイクイと曲げる。

「ほら、ほらほらほらぁ。もっと来てみろよ。左腕がなくたって右腕、左脚、右脚は残ってんぞぉ」

 声は静か、しかし興奮冷めやらぬ。そんな様子でダイチは口を開く。この危機的状況を楽しんでいるようにしか見えなかった。サッヴァだけでなく、他の人間でもこの男が狂気じみていることは理解できた。
 サッヴァは息を吐いてダイチを見る。ここでこの男と戦い続けるのは得策ではない。だが逃げる手は無謀だ。
 ふと視界を上げると数羽の鳥がこちらに向かってくるのがサッヴァの目に映る。

 ギャーギャー

 喧しく鳴くそれは遙か上空、ダイチの頭上に集まっていた。鳥の体内に潜んでいるエイリアンが中から飛び出し、ダイチに向かって落下していく。ダイチは素手で戦うスタイルであり、それはつまりその体に触れることを遮るものはない。アトランたちが気づいたとしても魔法による攻撃はサッヴァの魔法で相殺すればよい。
 エイリアンはダイチの頭頂部めがけて加速をつけながら落ちていく。だがしかし、落下の途中でエイリアンの首と胴体が切断された。ダイチは落ちてきたエイリアンの死骸に気づくと手で払い捨てる。サッヴァはそれに驚愕しながら死骸の状態に目を向ける。切断されていたと思われたそれは、どこか様子が違っていた。
 それはまるで首だけがかのようだった。それができるのは誰か。サッヴァの記憶は知っている。

 アトランの目が鋭くなる。右腕を勢いよく上げた。

 その瞬間。その場からサッヴァとダグマルとアトランの姿が消えた。


+++


 3人が足を着いたのは、一面に広がる原っぱだった。少し離れた場所に森が見える。

「ここはーー」
「魔の森のそばです。王国の領地からも外れていて、ここならば人は近寄らない」

 アトランが答えながらサッヴァに魔法を放つ。それも先ほどよりも威力が強いものである。だがサッヴァはそれを難なく相殺させる。

「ここならばお互い、思いきり魔法が使えるでしょう?」
「私と魔力で戦うつもりか? 無謀だというのがわからないお前ではないだろう」
「どうでしょうか。殺し合う機会などそうあるわけでもないですし」
「殺し合う、だと」

 サッヴァがアトランの声を聞き返したとき、サッヴァに影がかかる。ダグマルが剣を振り抜くのをなんとか避ける。だがすぐに斬り返してきたので、魔法で距離をとった。先ほどよりも殺意の籠もった瞳を見て、サッヴァは確信する。

「そうか。この体わたしを殺すつもりか。わざわざ魔王の力を借りてまで」

 サッヴァたちをここまで運んだのも、そして先ほどのエイリアンを殺したのも、魔王の能力であることは考えればわかった。
 アトランは必要以上に人間が魔王や魔物に関わることを抵抗していた。それによって帝国との争いが生まれることを危惧していたからだ。魔王も魔王になってから人間に対し憎悪が生まれたとも語っていた。だがアトランは緊急事態と判断し、クウガを介して魔王を呼び出したのだ。魔王はクウガの呼びかけにだけは反応するからだ(ちなみにクウガが今まで魔王を呼ばなかったのは、呼べば現れるということを知らされていなかったため)。

「だがアトラン。それならばダイチを連れてこれなかったのは痛手だったな。いくら酒を入れて無効化が効きにくくなったとはいえ、完全に消せたわけではない。魔王の能力で飛ばせばどこに行くかわからなくなる。だからここに連れてこれなかったのだろう」
「えぇ、その通り。ですが彼は予想以上に良い働きをしてくれましたよ。正直あのまま続けることも考えましたが、そうなると魔王を排除しようとあなたが街の破壊攻撃に移りかねませんからね。そちらの援軍が迫っても困りますし」
「そうか。だがやはり残念だ。お前とダグマルだけで勝機があると思っているお前の慢心さに。魔力切れを望んでいたのだろうが、この体はまだまだ余裕があるぞ。お前はどうだ? 体中に身につけている貴金属はまだ余裕があるのか?」

 その問いにアトランは微笑みでもって答えた。
 アトランは可能な限り魔力を込めた貴金属を身につけ、今までの魔法はそこから消費させていた。だがそれも大分消費している。これからはアトラン自身の魔力が必要となる。

「ーーひとつ、質問してもよろしいですか?」

 話を変えるためにアトランは尋ねる。話をそらしたことを理解していてサッヴァはうなずいた。

「サヴェルナさんに取り付かなかった理由です。賢者の娘ですから魔力も十分ありますし、なにより彼女はクウガくんと命が繋がっています。彼女自身の命を取引として利用するという方法もあったはず。彼女が死んだとしてもクウガくんは魔物となり生き返るそうですが、それは人間にとっての損得どちらになるのか予想ができない。サッヴァ先輩の記憶を覗いているのならば、それもわかっていたはず。しかし神殿内にはあなたの仲間が多数いても、彼女は無事だった。その理由がわからないのですよ」

 アトランは疑問を抱いていた。神殿にダイチをダグマルを派遣した際、サヴェルナの身柄は絶望的だと考えていた。だが実際には彼女は取り込まれてなどいなかった。
 その疑問に対し、サッヴァは堪えられずに笑いをこぼす。

「この体の娘だからだ」

 そしてそう答えた。

「いつも通り帰った娘が、普段通りの父親に出迎えられ、普段通りの生活を送り、普段通りの会話をし、普段通りの時間を過ごす。そして何の緊張もない状態で、実の父に殺されるというのはーーーー、どれだけ絶望するだろうか。そしてそれを何もできずに意識だけ残っている父親は、どれだけ絶望するのか。ただそれだけのことだ」

 笑いを落ち着かせ、普段通りのサッヴァの顔になり答える。
 ダグマルの表情が怒りに染まり、サッヴァに斬りかかる。サッヴァはそれを避けた。ダグマルはアトランのそばに飛び下がる。

「悪趣味ですね」
「ああ。胸くそ悪ぃにもほどがあるな」

 そう2人が会話している間にサッヴァは距離をとりながら、魔法に力を込めていく。右手のそばには炎がだんだんとその体積を増やしていく。

「ダイチがいなければ、無効化される心配はない。この体が保つ限り魔力を放てばよい。さてアトラン、お前の魔力で最後まで保つのか? それよりもまずこの魔法に耐えれるかが先だがな」

 それは先ほどダイチに放ったものよりも巨大な炎になっていた。そしてそれが2人に向かって放たれようとしていた。



 ーーーーシュッ


 風を切る音がする。サッヴァの髪がかすかに揺れた。
 そしてサッヴァの魔法が突如消える。まるで最初からなかったかのように。何が起こったのかわからず呆然としている間にダグマルが動いた。それに反応が遅れ腕を切られるも、すぐに回復して距離をとり頭を切り替えていた。そして周囲を観察して目に付いたのは少し離れた地に刺さっている1本の矢。原因ははっきりした。

「そうですよ。魔法を無にできるのは、ダイチくんだけではない」

 魔の森で弓を構えるステンがいる。


「さて、先輩。始めましょうか」



 ーーーー耐久戦の2戦目を。




~~~~~~~~~~

 ※この作品はBLです。
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