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クウガ 元に戻す

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 何故だろう。ステンがめちゃくちゃ落ち込んでいる。そんなにも昨日のロメロスペシャルが痛かったのだろうか。確かにめちゃくちゃ痛そうだったけれども。
 それとディボルトの発言にキレていたが、何がステンの怒りに触れたのかもよくわかっていない。
 しつこく尋ねたらそれこそ逆鱗に触れるかもしれないから詳細を聞くこともできない。スイムに尋ねたら「放っておきなさい」と即答された。

 でもなぁ、嫌われたくないんだよな。嫌われたくないからこそ、欲情がステンに向かうのを我慢しているわけだし。ステンが欲の対象だとバレたらそれこそ遠ざけられるだろう。もしかしたら殺されるかもしれない。最初の頃にそう忠告されたのは覚えている。

『変なことしたら即刻オレが殺すからな』
『そうならないよう気をつけます』

 あのときはスイムを心配しての発言だったかもしれないが、同性愛者だとバレても同じことだ。欲望に忠実になったらダメだ。・・・・・・ステンにアナニー教えてしまったことは別としてだが。あれ、俺が教えたというよりもステンが聞き出したんだから俺はそんなに悪くないと思う。そう思いたい。思わせてくれ。




 そしてこんなときだというのに、別の問題も発生した。ただし俺の超個人的な問題である。

「オナニーしたい・・・・・・」

 周囲に誰もいないのを確認して、かつ誰にも聞かれないようにボソリとつぶやいた。
 しょうがないじゃん。だって俺元高校生だよ。異世界に来て1年以上経ったけど、性欲が枯れるにはまだ早すぎるだろ。
 アトランのとこにいたときは萎れるほどに精液を搾取され続け、その前は回復魔法によって性欲が抑えられていた。以前ステンの村にいたときだってステンの家で自慰してたし、ステンのアナニーの際に俺も手淫によって射精されてたから問題はなかった。・・・・・・いろんな意味で問題はあるけど問題なかった!
 でも今はステンの家ではなくスイムの家に泊まっている。そこでオナニーする勇気は俺にはなかった。今日まではなんとか耐えられた。自分は死んだことにならなければいけないということ、そして村の邪魔者にはならないようにしようというプレッシャーがあったからだ。だがもう限界だ。ヌきたい。このままだと夢精する。

 そこで思い出したのが在りし日のステンの行動だ。つまり川での自慰行為だ。外で発散することに躊躇いはあるがそれ以上に余裕がない。
 川へ洗い物をしに行く際、付き添いなしで行くことをお願いした。だがスイムは森は安全ではないからと行きだけはティムと向かうようにと言われた。川に着いたらティムは帰らせていいとのことだ。

「えー、クウガ兄ちゃん。1人でへいき?」
「うん、平気だから。ティム、頼む。俺を1人にさせてくれ」

 ティムは心配そうだったが、俺の必死の嘆願に渋々了承してくれた。
 この世界の情操教育が何歳からなのかはわからないが、余所の世界の俺が口に出すことではないだろう。詳細な説明はしなかった。

 洗濯を終えた後。周囲を見回し、人がいないことを確認すると俺は川の端に座り込むとブツを出した。さっさとヌいて帰らないと。俺は手を添えて目を閉じた。


~~~妄想中~~~

「ん、おっ、おあ、あっ、んうっあああ~~~」

 うつぶせで悶えるサッヴァの尻には俺のチンコが突き刺さっている。突く度にサッヴァの口からあられもない声が響き渡る。そして俺の肉棒を逃さぬようキツく絞めてくる。
 そしてサッヴァのそばにはダグマルもいる。その尻穴には俺の指が既に3本もねじ込まれていた。

「ぐ、うあ、あ、んぅ、あ、あ、あっ」

 ダグマルは喘ぎながら、その豊満な胸を自分自身で虐めていた。
 その2人の姿を見つめながら俺はゴクリと唾を飲み込んだ。

「2人共可愛らしい悲鳴をあげてくれますよね。もっと聞かせてくれますか?」

 そう言って腰と指を勢いよく突き入れると、2人はさらに大きな嬌声をあげる。
 さらに刺激を強めようとしたが、そんな俺に背後から抱きしめる腕が伸びた。

「なぁ、クウガぁ」

 顔の横からステンが顔を覗き込んできた。甘えるかのように腕の力を強くする。

「何ですかステンさん。そんなに欲しくなっちゃいました?」

 思わずそう尋ねた。ステンはにっこりと微笑んだ。





「おい、クウガ。クウガ」

 そして声はまるで現実のようにーーーーん??
 あれ、妄想にしては妙に現実的すぎないか? えっ? 妄想よりも声がはっきりしているような?


~~~妄想強制終了~~~


 俺が目を開けて横を向くと、近くにステンの顔があった。気づいたらステンが俺の横で座っていた。
 思わず声にならない悲鳴をあげてしまったが仕方ないだろう。

 ちょっと待て。ちょっと待って。待って待って待って。
 妄想中の俺って変なこと口走ってないよな。大丈夫だと思ってるけど不安しかない。口に出していたとしたら俺の人生終了である。

「どうして、ステンさんが」
「クウガが1人で森にいるってティムが言ってたから心配になってきたんだよ」

 そして俺の様子をジッと見つめる。

「確かに姉さんの家じゃやりにくいよな」

 俺のオナニーを見て納得してくれたようだ。

「・・・・・・そういうことなんで、しばらく離れててもらえますか? すぐに終わらせますので」

 ステンの登場に驚いてしまったが、俺のチンコはまだ萎えておらず固くなっている。そんなに時間もかからずに出してしまえるだろう。
 ゲイのオナニーなど見たくはないだろう。ってか普通の友人でさえわざわざ自慰を見たいという人間などいないはずだ、多分。俺ゲイだからはっきりと言い切れないけど。
 俺の思惑通り、ステンが立ち上がったのを見て俺はホッとして下を向いた。そして再開しようと思った矢先。

 ステンに後ろから抱きつかれた。
 俺が唖然としている間に、ステンの手は俺のチンコに伸びた。
 ちょっと待て! ちょっと待って! 待って待って待って!!

「ステンさん!?」
「ーーなあ、クウガ。お前は誰を想って、こういうことするんだ?」

 驚く俺を無視するかのように、ステンは俺の股の間に手を伸ばしてきた。そして急所を掴まれる。悲鳴はあげなかったが体は強ばってしまう。そしてステンの手が動く度にゾワゾワとしたものが駆け上がる。

「ふぁ、っちょ!?」
「老けた男が好きなんだろ。なら相手はサッヴァか? それともダグマルか? まさかアトランじゃねぇだろうな?」

 ピンポイントで聞かれてしまった。
 確かに妄想はしていたけども、それに固執しているわけではなく。・・・・・・ああでも、どっちも全裸を見てしまったが故に妄想しやすいのは事実だし。
 でもここでそれを馬鹿正直に言えるわけがない。ステンと2人は俺がきっかけとはいえ知り合いだし、もしかしたら2人にヌこうとしていたことを告げ口されるかもしれない。それはかなりマズい。
 どう言うべきか悩んでいる間にも、ステンの手は俺のモノを扱いていく。

「う、ぁ。ちょっ、っと、アッ、やめ」
「オレはそういう対象にはなれないのか?」
「はあ? っ、どういう、意味ですか」
「本当にクウガはオレに欲を抱くことはないのかよ?」

 言えるかああああああああああああ。
 そういう対象だから触られたらマズいんだよ。普通にイっちゃいそうなんですけど。
 でもんなこと言えるわけないだろうがよ!!

「クウガ、聞こえてるか?」
「聞こえてっ、き、こえてる、んぅ、で。耳は、いぅう」

 ステンの声が耳元で囁かれる。やめてええええええ、我慢できないからああああ。
 と思ったら、ステンの手によって強く締め付けられてしまった。痛みに「んぐっ」と呻いてしまう。

「なぁ、頼む。クウガの口で本当のことを教えてくれ」

 そう言った後にステンがボソリと「そしたら諦められるから」と言葉をこぼしたが、その意味を理解するほど俺には余裕がなかった。
 イキたい。イケない。イってはいけない。イカせてほしい。
 脳内がごちゃごちゃしている。何が正しくて間違っているのか。もう頭がグルグルしていた。

「決まって、っ、るでしょうが」
「・・・・・・そっか」
「ステンさんで、ヌけちゃうに、決まってるでしょうが!!」

 俺の言葉にステンが驚きの声をあげたが、もう知らん。

「年上、好きですよっ。サッヴァさんたちみたいな人たち好みですよ。ぐっ、でもステンさんをそういう目で、見ないわけ、っ、ないでしょうが。だから、困ってるんですよ。約束、したでしょうが」
「約束?」
「最初の頃に、変なことしたら殺すって。気をつけますって言いました、よねっ。だから表に、出さないように、してたのにぃ」

 結局バラしちゃったじゃねぇかああああああああ。
 だというのに、締め付けてたステンの指がまた動き出した。それこそ射精させる気満々の手つきで。

「あ、ぐっ、んぅ、んああっ!!」

 俺は耐えることなく吐き出してしまった。精液は川に向かって飛び散った。
 荒い息した俺は射精後の、ぼんやりとした思考で何も考えることができなかった。
 ふと横を向けば、ステンの顔が近くにあった。その顔色は真っ赤に染まっている。

 キスしたい。

 俺は思わず顔を近づける。ステンは気づいているのかいないのか、俺から遠ざかる様子はない。このまま唇を合わせようとした。




「おーい、ステン。ここにいるのか?」
「うおおおおおおお!?」

 村の男と思われる声が、遠くの方から聞こえた。
 その瞬間、ステンに突き飛ばされた。

「ごぼぼ、がぼっ、ごぽぽぽぽぽっ、ごぼ」

 突き飛ばされた俺は川にダイブすることとなり、危うく溺死するところだった。


+++

 なんとかステンと新たに現れた男によって俺は川から救助されることとなった。
 やべぇ、死にかけた。川に飛び込んだおかげで自慰の痕跡はなくなったのは不幸中の幸いではあるが。

 男はステンに用があり、川まで来たらしい。ステンに話すことがあるという。部外者である俺は何の内容かはわからない。だが何故か男は深刻そうな顔で俺のことを一見していた。
 とりあえず全身びしょ濡れになってしまったまま、俺は川から離れることになった。洗濯物はステンが運んでくれた。

 それにしてもステンのあれは何だったんだ。ステンが突拍子もないことをするのはいつものことだとしても、ステンの手でイかされるなんて・・・・・・。まぁ、ステンの前立腺弄ってたときも同じようなことになってはいたが。
 だとしてもステンがどういう意図であんなことをしたのか、それが理解できない。

『オレはそういう対象にはなれないのか?』
『本当にクウガはオレに欲を抱くことはないのかよ?』

 ステンはそう言った。それだけ聞くと、まるで俺にそういう目で見て欲しいかのような言い回しだ。だがそんな俺に都合のいいことがあるわけがない。何せ、この世界で同性愛者は俺だけだ。下手に期待して違うとわかったら、それこそ立ち直れない。
 多分ディボルトの発言の確認だったんだろう。俺がステンに対して欲を感じないのかどうかの。あー、俺何で正直に言っちゃったんだろ。あそこで嘘貫き通せばステンに情欲を向けることはないってことになったってのに。馬鹿正直に叫んでしまったから、今後はステンからも警戒されるだろう。殺されないよう気をつけなければ。




 村に戻ったらステンは男と共に、他所の家に招かれた。
 それを見送った俺は洗濯物を竿に干していく。そこにティムが近づいてきた。

「よかった。クウガ兄ちゃん、ぶじにかえってこれたね」
「・・・・・・ティム、俺は1人になりたいって言ったよな?」
「クウガ兄ちゃんがもっとつよかったら、ぼくだって文句はなかったよ」

 だがそう言い返されてしまい、俺は口を噤むしかない。
 今後オナニーするときはどうするべきか。スイムの家するか? いや、ティムもいるのにバレたら気まずいだろう。それならステンの家を借りて・・・・・・あ、ダメだ。無理だ。ステンも性的対象に入ってるってバレたから、俺を易々と家に入れてくれるわけがない。
 あー・・・・・・回復魔法が使えれば良かった。そうすれば性欲抑えられるのに。本来の治療という用途から外れた使い方だとは思うが。

 思わず遠い目をしてしまいながら、服のシワをピンッと伸ばす。



「ふざけんな!!!」

 急に怒号とも言えるステンの叫び声が聞こえ、俺だけでなくティムも驚いていた。
 俺はその声のした方向を見つめる。名も知らぬ男の家だ。ステンがそこに入ってから何を話しているのかは、ここにいて聞こえるわけがない。だというのに先ほどのステンの怒声ははっきりと耳に届いた。どれだけの声量で叫べばあんなはっきり聞こえるのだろうか。
 思わずティムと目を合わせてしまうと、何故かティムが拳を握った。

「ぼく、きいてくる」

 そしてそう言い出したティムを俺は引き留める。だがティムは問題ないと自信満々だ。

「ぼくはナイフとか弓とかがまだまだだから、狩りはさせてもらえない。でも気配の消し方なら、大人にだってまける気がしないよ」
「そうじゃなくて、大人の会話に子供がしゃしゃり出るなよ」
「大人子供っていうけど村の男は狩りができるようになったら大人あつかいだよ。ぼくはもう少し弓がうまくなれば、狩りにだってさんかさせてもらえる。そうしたら村ではぼくも大人の1人だよ。クウガ兄ちゃんが小僧とか子供あつかいなのは、クウガ兄ちゃんがつよくないってだけだもん」

 ティムの言葉の矢が俺の心臓を貫いた。
 精神的ダメージに俺が打ちひしがれている内に、ティムの姿が消えてしまっている。盗み聞きでもしに行ったのだろう。それを探す気にはなれなかった。

 そして俺が洗濯物をすべて干し終えた頃。

「オレはそんなこと認めないからな!!」

 そう大声で言い捨てたステンが家から飛び出すのが目に映った。
 そしてステンは俺の姿を見るなり、急ぎ足でこちらに駆け寄ってくる。その様子が鬼気迫るもので俺の両肩を掴むなり、凄い剣幕で口を開いた。

「クウガ、お前は何を言われても気にする必要はないからな」

 何のことですかね?
 そう尋ねる雰囲気ではなく、俺は素直に首を縦に振った。
 ステンはまだ怒りが治まらないのか「くそっ」と悪態をついて自宅の方へと進んでいってしまった。呆然としながらその姿を見送った。

「クウガ兄ちゃん」

 背後を振り返ればティムの姿があった。気配はまったく感じられなかった。
 ティムは少しだけ困った顔で俺を見上げている。

「あのね、じつはねーーーー」

 ティムは不安そうに俺に説明を始めてきた。
 そういうことを簡単にペラペラとしゃべるのはどうかと思ったが、その内容に俺は目を見開いた。


 あぁ、やっぱりそういう流れになってしまうのか。


+++


 夜、スイムの家でスイム親子とステンと4人で夕飯をいただいた。
 そしてステンは自分の家に帰るためにスイムの家を出た。そして俺はその後ろを追う。ステンはスイムの家から少し離れたところで振り返った。既に俺の気配に気づいていたようだ。

「クウガ、どうした?」

 やっぱり視線は合わないが、その声はとても優しげだ。その声を聞いて改めて俺は嫌われているわけではないんだなとわかった。
 川での件は一体何だったのか。そう問い質したい気持ちはあったが、今はそれを口にするタイミングではない。
 俺は一度深呼吸をしてから、口を開く。


「俺、街に行こうと思います」


 俺の言葉にステンの視線がこっちを向いた。ヒュウッと息を呑む音と共に。

「何で、それを」
「ステンさんには感謝しています。引き留めてくれたんですよね。俺が街に行かないように。俺が生きてるってことを知らせないように。俺が危険な目に遭わないように」

 ステンは俺の肩を掴み、首を横に振った。

「クウガ。お前、何を言ってんのかわかってるのか」

 怒りと焦りと心配とが混ざり合った声だ。俺のことを本気で案じてくれている声だ。

「多分魔王を倒せって今度こそ国を追い出されるんじゃないですかね?」
「だったら」
「でも、このままじっとしていられると思ってますか?」

 このままじゃステンの立場が悪くなるだけだ。
 ティムが教えてくれた。ステンたちが俺の処遇について話していたことを。街では魔王を倒すために勇者である俺を矢面に立たせようとしていることを。そして魔王の恐ろしさを知っているからこそ、黙って匿ってくれている村の人たちですら俺を街に戻すべきではという話題があがっているということを。
 ステンは反対してくれた。俺が弱いのを知っているから。ただのどこにでもいるような人間だってわかってくれてるから。
 でも今はまだいいとして、このままずっとステンが庇い続けるのは難しいだろう。ステンだけじゃなく、スイムやティムにも迷惑がかかるかもしれない。

「俺は元々魔王を倒すためにこの世界に召還されたんです。だから遅かれ早かれこうなってたんですよ」
「・・・・・・クウガが行って、勝てると思ってるのか?」
「思ってないですよ。男が好きでちょっと変な能力があるだけの一般人です。言ってはなんですが、勝てる未来が一切見えません」
「それなら!」
「でも誰かがやらないとダメなんですよ。そしてその役目は俺に押しつけられている」

 怪人ミナゴロシは人を殺すことに躊躇いなんてない。日本という平和な世界ですら人を殺してきたんだ。だから時が来たら人類滅亡なんて簡単に終わらせてしまうだろう。
 勝てる気なんてない。そんなの最初からわかってただろ。それでもひたすら修行してきたんだよ、こっちはよ!!
 怖いに決まってるだろ。イヤに決まってるだろ。そんなんずっと前から思ってるよ。でも逃げちゃダメだとも思ってんだよ。

「どっちにしても殺される可能性が高いんですよ。俺が行こうか行かなかろうが。それなら俺の意志で動いた方がずっとマシです」

 このまま村にいて、1年平和に過ごせるかもしれない。でももしかしたら痺れを切らした村人が俺を無理矢理街に連れて行く可能性だってある。逆に街から村を訪れた誰かが俺を連れ出すかもしれない。そんな風に俺の意志を無視されるくらいなら、自分から行動した方がずっといい。

 怪人ミナゴロシが来るのは1年後。まだタイムリミットまで猶予はある。
 元に戻るだけだ。俺が召還されたばかりのあの頃に。



「俺は何度だってこう言いますよ。やるべきことをやるだけです、と」



 供物上等。担ぎ上がれてやる。
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