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ティム 好きについて考える

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(ティム視点ですが、読みにくさを回避するため地の文は漢字多めとなってます)


 ステン兄ちゃん大丈夫かなぁ。
 ぼくは村から街の方角を見て、思いを馳せる。

 今日は街には行かず村に残った。多分ステン兄ちゃんは王都の中にいるはずだ。
 昨日ギダンの家に行ったときに、ギダンの母ちゃんがステン兄ちゃん宛に言伝と王都に入るための通行証が送られた。ギダンがアーニからもらったもの永久通行証とは違い、1日限定のものだったけど。
 そして今日、ステン兄ちゃんは王都に入っていった。村に住むステン兄ちゃんが王都に呼ばれる理由なんて、クウガ兄ちゃんのことに決まっている。


+++


 ある日、クウガ兄ちゃんがいなくなった。王都に行っちゃったからだ。
 村にクウガ兄ちゃんが来ることもなくなった。
 寂しいと思う気持ちもあった。でもそれ以上にステン兄ちゃんが心配だった。

 クウガ兄ちゃんは男が好きって噂が流れてる。ステン兄ちゃんをバカにしてると思われてもおかしくない噂を、ステン兄ちゃんが怒って否定していないことから多分間違ってない。
 でもステン兄ちゃんも、クウガ兄ちゃんのことが好きなんじゃないかな。
 ステン兄ちゃんに聞いたことはない。でもステン兄ちゃんがクウガ兄ちゃんにキスしたのを見たことあるから、そういうことなのかなって思ってる。

 ぼくは好きとかよくわかんない。女の子を見てドキドキすることもあるけど、好きかと聞かれたら困ってしまう。でもほっぺたとはいえ、キスするということは特別な人にしかしないってのはわかる。あっちこっちの女の子にキスしたいなんて思わないもん。
 だから結婚しないステン兄ちゃんがキスしちゃうほど、クウガ兄ちゃんは特別なんだ。


 クウガ兄ちゃんが村に来ることはもうない。ステン兄ちゃんがぼくたちに伝えたとき、ステン兄ちゃんは辛そうな顔をしてたんだ。怒ってるようにも悲しんでいるようにも寂しがっているようにも見える顔をしてたんだ。

「クウガ兄ちゃんにあいたいね」

 あるときステン兄ちゃんにそう言うと、ステン兄ちゃんは唇を噛んでから

「そうだな。会いたい、よな」

 そうつぶやいた。涙は出てなかったけど、まるで泣いているように見えた。
 会いたいね。会いたいよ。
 父ちゃんは死んじゃったから会えないけど、クウガ兄ちゃんは生きてるんだから。父ちゃんの死体は燃えちゃったけど、クウガ兄ちゃんはまだ死んでないんだから。

『父ちゃんに、あいたいね』
『ーー安心しろ。いつか、絶対に殺してやるから』

 父ちゃんが死んじゃったときのステン兄ちゃんの顔は恨みが籠もってたけど、クウガ兄ちゃんを想うステン兄ちゃんはただただ辛そうだった。
 いなくなって会えないのは同じなのに、こんなにも違う。死んでるのと生きてるのって凄く違うんだ。ぼくは酷いやつだから、クウガ兄ちゃんに会えないよりも父ちゃんに会えない方が辛い。クウガ兄ちゃんはどうにかすれば会えるって思えるから。
 でもステン兄ちゃんは、父ちゃんに会えないのとクウガ兄ちゃんに会えないのも、どっちも辛いんだ。ううん、辛いけど思う気持ちが違うんだ。

 クウガ兄ちゃんは酷いよ。2回もステン兄ちゃん置いてっちゃうだもん。
 今もそうだし、魔物が街にいっぱい現れたときもそうだった。
 置いてかれるのが辛いって、クウガ兄ちゃんは知らないんだ。

「クウガ兄ちゃんにあいたいね」
「ああ、すっげぇ会いたい」

 ステン兄ちゃんの声は痛みに耐える声だった。心が酷く痛がっていたんだ。





 クウガ兄ちゃんがいなくなってから、ぼくはステン兄ちゃんの夜の狩りに参加させてもらった。
 まだ闇の中で弓を射るほどの腕はないから余計なことはしない。でも気配を消すのならできる。ステン兄ちゃんの動きを一挙手一投足だけでなく、五感の動きも観察し続けた。
 見えないはずの闇の中で獲物を見つけ、確実に矢でしとめていく。その腕前がステン兄ちゃんの狩人としての腕前の凄さを思い知らされた。


 こんなに凄い人でも、誰かを好きになって、それで泣きそうになるんだ。
 誰かを好きになるって凄いことなんだ。



+++


「ステンが心配?」

 母ちゃんに声をかけられてハッとする。
 さっきまで母ちゃんに弓を教わって今は休憩中だ。ぼくが街の方角を見つめてたから母ちゃんには考えてることがわかってしまったみたいだ。
 ぼくは戸惑いながらもうなずいた。

「ステン兄ちゃん、王都いったことないでしょ?」
「アンタはちょっと前に不法侵入したけどね」

 母ちゃんは少しの怒りを込めながら、ぼくのうなじをぐりぐり押す。地味に痛いけど、王都に入った日の母ちゃんの怒りに比べたら全然問題ない。あのときは本気で耳がもぎとられるかと思った。
 あまりあのときのことを掘り返したくなくて黙っていると、母ちゃんは僕から手を離し街の方角を見つめる。

「でも心配なのはわかるわ。ステンは狩人としての腕は抜群なのに、ふとしたときに馬鹿になるんだもの。自分の感情で暴走することもあるし。気が気じゃないわよ。今だって王都で何しでかすかわかったもんじゃない」
「クウガ兄ちゃんを、さらっちゃいそうだよね」
「洒落にならないわ」

 ぼくの言葉に母ちゃんはげんなりとしていた。
 ステン兄ちゃんはクウガ兄ちゃんが好きだ。母ちゃんはそのことを知ってるのかな?

「ねぇ、母ちゃんは・・・・・・」

 そう言い掛けてぼくはハッとして口を塞ぐ。
 この前王都でしゃべっちゃったとき、ステン兄ちゃんにこっぴどく怒られたんだった。ギダンも呆れた顔をしていたから、ああいうのは気軽にしゃべっていいもんじゃないってわかった。

「どうしたの、ティム」

 しかし途中まで言い掛けていたことを、母ちゃんは聞き逃すことなんてしない。
 どうしようかと悩んで「なんでもない」と告げるしかできなかった。
 母ちゃんはジトーッとぼくを見つめ、そして何でもないように前を向いた。

「そうねぇ。ステンがクウガくんを本当に攫ってきたら、それこそどこかのお伽噺の恋愛のようだわ。でもステンが思い詰めて思い詰めてどうにもならなかったらしそうだけど、失敗するのが目に見えてるわね。あいつはあまりにも男としての器が小さすぎる」

 そしてチィッと鋭い舌打ちをした。
 母ちゃんの言い方はどこか引っかかった。その言い方はまるで気づいているみたいだったから。

「ねぇ、母ちゃんは知ってたの?」
「やっぱりティムも気づいてたのね」

 ぼくが聞いたら、母ちゃんはすぐにそう返してきた。そして母ちゃんは呆れたようにぼくを見る。

「ティム。嘘をつく必要はないけど、あまり人のことを他の人に話さない方がいいわよ。そういうことしてると自分の信用を落としかねないわよ」

 は、反省してます。
 でも正直なところ、何がしゃべっていいことなのか、何がしゃべっちゃダメなことかわからない。なんでもかんでも口にするわけじゃないのだ。「絶対に他のところで話すなよ」と前置きしてくれれば、絶対にしゃべらないって言い切れるのに。

「でもティムが気づくぐらいなんだから、ステンがそれだけ迂闊だったってことなんでしょうけど。本人の知らぬところで知れ渡ったとしても、捕った魔獣の毒を食らうようなものよね」

 捕った魔獣の毒を食らう。捕まえて食した魔獣に毒があっても、それは自分の無知が招いたことだという言葉だ。つまりぼくがしゃべってしまったとしても、それは結局ステン兄ちゃんが悪いと母ちゃんは言いたいようだ。
 うーん、母ちゃんはステン兄ちゃんに厳しいなぁ。

 ぼくは母ちゃんを見上げた。母ちゃんは呆れきった顔で街の方角を見つめている。
 母ちゃんはステン兄ちゃんがクウガ兄ちゃんを好きなことを知っていた。いつから知ってたのかはわかんない。でもそれなら。

「母ちゃんはステン兄ちゃんのこと、おうえんしてるの?」

 それこそサヴェルナ姉ちゃんみたいに。
 ぼくがそう聞くと、母ちゃんはニッコリと微笑んだ。




「んなわけないでしょ。大反対よ、大反対」

 そして笑顔なのに怖い声でそう言い放った。
 ぼくがビクッと体を強ばらせていると、母ちゃんは大げさにため息をついて腕を組んだ。

「ステンの口から言われたときは、とうとう弟の頭がイカレたんだと思ったわ。何フザケたことをぬかしてんの、この愚弟は。頭を100回ほど殴ったら正常になるかしらってね」

 母ちゃんに頭100回殴られたら多分ステン兄ちゃん死んじゃうよ。
 ぼくはそう思っても口には出さなかった。

「でもそのときは肉を卸すお店に謝罪に行くことを優先したから、ステンの問題発言を気にしている余裕なんてなかったのよ。それとステンからクウガくんを遠ざけなくちゃって考えでいっぱいだった。あの馬鹿は感情に行動が引っ張られるから、指導なんてできっこないって思ったの」
「クウガ兄ちゃんをとおざける?」
「本能剥きだしの獣のそばに獲物を置くわけにはいかなかったからね。結局はクウガくんも男が好きだったみたいだけど。でも、それでも私はステンの恋を応援なんかしないわ」

 母ちゃんの表情は真剣だ。
 そこには笑顔はない。でも嫌悪や蔑みもない。怒りは・・・・・・めちゃくちゃあったけど。ステン兄ちゃんがいたら、多分跳び蹴りくらいされてたんじゃないかな。

 でもちょっと残念だったりする。
 サヴェルナ姉ちゃんはクウガ兄ちゃんとサッヴァおじちゃんをくっつけようとしてる。おじちゃんの文句を言うときは怖いけど、でもどこかワクワクと楽しんでいた。
 それを知っているから、母ちゃんの発言はステン兄ちゃんもクウガ兄ちゃんも見捨ててるんじゃないかって不安になる。

「すきになっちゃ、ダメなの?」

 ぼくはまだ誰かを好きになったことはない。それでも男が男を好きになるとか変な気がしちゃう。でもステン兄ちゃんは大事な家族だし、クウガ兄ちゃんは命の恩人でもある。だから変って思っちゃいけないんじゃないのかな。
 でも母ちゃんは「そうね」とうなずいた。

「私たち家族は村でいつ孤立してもおかしくない。両親や先祖の功績があることとステンの腕と感覚が優れていることから、集団から離れた単独行動を特別に認めてもらっている。そこでさらに村の常識外のことが起こるようなら、周囲の人々から縁を切られかねない。だからこそ男同士の恋愛はあまりにも危険なのよ」

 つまり村に住んでいるからこそ、母ちゃんはステン兄ちゃんを応援できないってこと?
 男が男を好きになるなんて聞いたことないから変で、それが他の人から嫌われる原因になる。・・・・・・なんかヤダな。今まで一緒にいたのに、それまでの日々とか全部なかったことになるみたいで。

「それに村じゃ男手が必要だからね。だから街の人たちより若い年齢で結婚して、子を成して、その子に技を教えなくちゃいけない。子供ができなきゃ村はどんどん衰退していく。この村に生まれるってことは、本来そういう義務を果たさなくちゃいけないの」
「・・・・・・よくわかんない」
「そうねぇ。村の話はとりあえず置いておくわ。私個人だけの話で言うなら、ステンには結婚してほしかったっていうのが本音ね」

 母ちゃんはぼくと視線を合わせて、頭を撫でてきた。

「普通に女性と恋して、結婚して、子供ができて。家族のために狩りをして、子供にその技を教える。いつか子供が独り立ちして嫁を迎え、そして孫が産まれる。そんな当たり前のことをステンにもしてほしかったのよ。私が幸せだから、ステンにもそうなってほしかった。結局あの年になっても女を寄せ付けなかったから諦めてはいたけどね」
「しあわせ?」

 父ちゃんがいないのに? 父ちゃんが殺されたのに?
 それでも母ちゃんは幸せだって言っちゃうの?

「そりゃそうよ。だって私は母ちゃんだからね。子供が元気でたくましく育ってるの見れてれば幸せなのよ。どんなに辛いことがあろうと、ティムがいれば頑張れるの。家族を育てなくちゃいけないのに、絶望して何もしないなんてことあっちゃ駄目なのよ」

 母ちゃんはそう言って、目頭を指で払った。
 母ちゃんは涙を流すことはしなかった。

「だからステンにも家族を作ってほしかったんだけどね。ステンがクウガくんのことが好きって言ったときに馬鹿野郎って思ったのよ」

 母ちゃんの言葉は優しかった。でも真剣だった。
 怒りはなかったのに、怖かった。


『すっげぇ会いたい』


 クウガ兄ちゃんのことを思い出しながら、泣きそうになったステン兄ちゃんの言葉。
 あれを全否定されてるみたいで、怖かった。

「母ちゃん、ステン兄ちゃんは」
「あいつは正真正銘の馬鹿野郎よ。感情で行動して、こっちの言うことなんか聞きやしない。感情のまま、真っ直ぐ突き進むだけ。何度殴っても何度蹴っても、自分が思ったことを曲げることはできやしない。つまり言うだけ無駄ってわけ」

 母ちゃんは笑った。呆れを含んだ笑顔だった。
 怒ってない。責めていない。しょうがないなぁって顔をしてた。

「だから常識がどうこう言っても仕方ないの。どうせそんなん聞く気なんてあの馬鹿にはないんだから。その代わり応援なんてしないわよ。クウガくんだって男の好みがあるでしょうし。クウガくんに振られようが、他のやつにでも取られようが知ったこっちゃない。もしも思いが実ったとしても、私にはどうでもいい。家族だから『おめでとう』ぐらいは言ってやるけど」

 母ちゃんは反対だって言った。
 でも否定はしなかった。ステン兄ちゃんのことを、クウガ兄ちゃんのことを。
 変だ、常識じゃないって思ってて。ステン兄ちゃんの家族が見たいって思ってて。息子ぼくがいて幸せだって言って。

 それでもしょうがないって、笑うんだ。

「それにーーなんだかんだ言って、馬鹿な子は可愛いもんなのよね」

 馬鹿だと言って、全部受け入れちゃうんだ。
 母ちゃんはきっといろんなこと悩んで悔やんで、でもそれを全部受け入れてるんだ。



 決めた。
 ステン兄ちゃんが結婚しないなら、ぼくがその分ちゃんと結婚する。
 ステン兄ちゃんが子供を作らないなら、ぼくがその分子供を作る。

 だから母ちゃんを安心させる。
 だから誰にも文句を言わせない。
 誰かを好きになることに、文句なんて言わせてやんない。
 ステン兄ちゃんの辛さを否定させてたまるか。

 強くなろう。もっと、それこそステン兄ちゃんよりも強くなる。
 クウガ兄ちゃんだって短期間で強くなってたんだ。ぼくなら絶対にできる。


+++


「さて、じゃあ練習再開するわよ。ステンの狩りに参加してるからか、集中力は上がってるようだし。もう少し的を遠ざけてもいいかもしれないわね」

 母ちゃんがそう言ったから、ぼくは弓と矢を握る。

 そういえばこの前の街にいたゴロツキたちは結局何だったんだろう。
 ただ者じゃないってのは、あの弓とナイフの腕前でわかってはいるけど。ロッド兄ちゃんはヘテロイヤル帝国の口調って言ってた気がする。
 外国の人が、何でこの国で問題を起こそうとしたんだろう。





『なぁ、ティム。これはぜったいにしゃべるなよ』

 浮かんだのは、数日前に顔色の良くないギダンが言ったこと。
 ギダンはぼくがそう前置きしておけば、しゃべらないことを知っている。逆にそう言われないと、しゃべっちゃうんだけど。

 ギダンは王都に忍び込んだあの日から、アーニに気に入られて何度も王都に遊びに行っている。王都に行くのは楽じゃないから数は多くないけど、本当なら街の子供が王都に行くなんてことが有り得ない話なんだ。
 アーニやマールだけじゃなく、何人かの貴族の子とも顔を会わせたみたい。それにギダンの店を含む街一帯を治めている貴族にも会ったって聞いた。男爵だか子爵だかは忘れちゃったけど。
 ギダンはお店の関係でいろんな人と話す機会が多かったからか、ギダンは人とのコミュニケーションが上手い。敬語とか立ち振る舞いとかがなくても、人のそばに入り込むのが上手い。クウガ兄ちゃんに自分から近づいたのはギダン初めてらしいし。
 それとギダンは情報を集めるのが得意だ。店の客や仕入れの業者の声。ぼくら友人が聞いたり見たりした話。影から他人の会話を盗み聞きしてたりする。王都に行ったってギダンは同じようなことをしてたのだろう。

 だから、自分に関係するかもしれない深刻な内容だって聞いてしまうんだ。


『もしかしたら、もしかしたらのはなしだけどな』


 ギダンはあまり弱気なところを他人に見せない。大人には生意気ってよく言われてるし、ぼくらだってギダンが気弱になるところなんて知らない。
 だからあのとき心細げにギダンがしゃべったのは驚きだった。
 でもそれだけギダンが気づいた内容は、ギダン1人の心の中に留めるのは辛かったんだと思う。


『せんそうが、おこるかもしれない』


 ぼくは、それがどういうものなのか、よくわかんない。
 ただ前置きはされてたから、絶対にしゃべっちゃいけないって思ってる。
 何よりあのギダンが不安な顔を隠そうとしない時点でヤバいてのはわかった。






 そんなことを考えていたら、射った矢が明後日の方へと飛んでしまった。

「ちょっと褒めたからって、気ぃ抜くんじゃない。余計なことは考えない」

 母ちゃんに怒られてしまった。でも母ちゃんの言う通りだ。
 目の前のことを、やるべきことを、ぼくはただひたすらやるだけなんだから。


 次に射った矢は、問題なく的の中心に当たった。
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