蝶の羽根【完結】

 愛した彼女は飼われていた。籠の中の蝶だった。

 欲望渦巻く街で翻弄される恋人達の先に待つものは?



「たとえ結ばれなくても、貴方さえ生きていてくれたらそれでいい」

「彼女が幸せになるのなら、俺はどうなったって構わない!」


 それは、究極の[愛]の形だった。



 まばゆいネオンが煌めく夜の街を舞う蝶の、美しい羽根は飛ぶ為の物ではなかった。


[伝説のキャバ嬢]と噂される美しきホステス凜花(りんか)。

キャバクラのボーイ兼用心棒の龍吾(りゅうご)。


2人の背後にはあるのは重い過去。

彼らの行く手に待つ運命は?



*10年程前に書いたもので、拙さ、古さがかなり目に着く作品となっております。
悪しからずm(_ _)m


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