ねぇ、大好きっていって

友秋

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クリスマスの夜に2

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「ぁン……っ」
「ひよ、相変わらず感度良すぎ」

 胸の先を指で転がしただけでブルッと震えたひよりに俺はクスリと笑った。

「だって……」

 眉尻下げて見上げる顔にまたキスを。はだけたブラウスの中から覗く、白い肌。微かに紅潮した頬。しがみついて見上げる瞳は潤んでる。少し前までは〝可愛い〟が先に立つだけだったのに、こうするともうすっかり――。

 ダメだ。まだ何もしてないのに気持ちだけ突っ走っちまう。ひよの背中に腕を回し、優しく抱き上げた。

「どっから仲良ししようかな、と」
「遼ちゃんたら……」

 ひよりの腕を俺の首に絡ませ腰を抱き、唇を重ねた。そのまま胸を揉んで、先を弄ってみると。

「ンふ――……んっ」

 唇塞がれたまま喘いでる。離した唇を首筋、胸元、そして、その突端を捉えて少し強めに吸ってみた。

「っ!!……ンあんっ……遼ちゃん……」

 先を口に含んだままひよりの顔を見上げると眉根を寄せてギュッと目を閉じている。

 あー、その顔もいい。

 く……ぅっ……ダメだ――――!

「ごめん、ひよ……」

 まだひよの大事なとこ何もしてないのに、情けない。

「先に……してくれる?」

 一瞬キョトンとしたひよりは直ぐにニコッと笑った。

「うんっ! いいよっ」



 目を閉じ、丁寧にしてくれるひよりの綺麗な黒髪を撫で、

「……っ……」

 思わず顔をしかめてしまう。実は、ひよのコレ、今までヤってきたどの女よりも上手くて。というか、ひよだから気持ちいいのか。

「ひよ……っ」

 ギュッと目を閉じた次の瞬間、ドクンッと脈打つ。ひよりも目を瞑り……ゴクンと飲み込む。

「大丈夫か……?」

 俺の言葉にひよりが顔を上げた。

「遼ちゃん、この〝なかよし〟の時いつもそうやって聞くの。どうして?」

どうして……って、つぶらな瞳に見つめられて言葉に詰まる。本当は、嫌じゃないのか、って心配になるんだ。

「前にも言ったでしょ? 大好きな遼ちゃんのだもん」

 ひよは天使みたいな笑顔を見せてくれた。俺は肩を竦めた。

「もう一つ新しい〝なかよし〟な」
「え!?」

 仰向けになった俺は、ひよりの腰を持ちグイッと頭と足を逆に。そして俺を跨いだ四つん這いにさせた。

「遼ちゃん!?」

 ひよは股の間から俺を覗き込む。逆さの顔は、恥ずかしそうな困ったような、戸惑う表情。それは、顔が互いのソコにいく――シックスナインってやつ。

「ひよ、俺はひよのココ〝なかよし〟するから、ひよは俺のをしてくれる? こうすればお互い同時に出来るんだ」

 わぁー!とひよりの顔が輝く。……ホントに、素直なんだよな。ひよりの顔は凄く嬉しそうで、俺の心は複雑。

 絶対に誰にも渡さない。改めて思う。

 ひよりのピンク色のソコはもうすでにかなり濡れてる。指と舌を使ってたっぷり愛撫。少しの間はくわえていられたひよりだが。

「は……ぁっ……だめ……ああっ遼ちゃんっ……!」

 堪らず口を外し、声を出した。それが狙い。

「だめ……っ遼ちゃんっできない……っ!」

 いいの、出来なくて。舌をナカへ入れていき、指でアソコを刺激する。

「ひゃっ……あぁっ!」

 ひよりが俺の腰辺りに手をついて仰け反った。揺れる長い黒髪と白い背中。肩ごしに見返るその顔は涙目で。

 シックスナインは大抵、こちらに軍配なんだ。

 ひよ、大好きだよ。その先の言葉はもう少し大人になったら贈るよ。今は沢山こうしていたい。

「ひよ……MerryX'mas」
「うん。今日は沢山〝なかよし〟してね」

 もちろん。お邪魔が入るまでは……ね。


 

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