END-GAME【日常生活編】

孤高

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番外編(過去編)

言い訳

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只今、僕の目の前に今日会話したばかりのあの霧崎花がいる。さらに彼女は膝をつき僕の胸元に顔を近づけている体制。

奏太「な…え…ちょ…」

奏太が気絶した

魁斗「そうた!!おい気をしっかり!」

愛理「あまりのショックに失神したのね…」

鶫「集、これはどういうこと?」

まずい、本当にまずい、どう言い訳しても逃れられないこの状況。

集「どうしよう…」

花「なんで?なにかまずいかな?」

集「まずいよ、君はこの学校での女子生徒の中で一番人気なんだよ、そんな君と僕が付き合うなんてもう大騒ぎになる」

花「ん~…」

と、少し考えた後、彼女は立ち上がり奏太達の元へ歩いていく

花「どうしたんですか?みなさん」

魁斗「えっと…あの…集とはどんな関係なんですか?」

やはりその質問だよね…

花「ん~私の恋人、です」

天変地異が起きたように魁斗、鶫、愛理の顔が固まる

花「え、ど、どうしたんですか?」

魁斗「あ!いや!ちょっとあまりの衝撃すぎて…」

花「あなたたちはしゅうの友達?」

魁斗「まぁ…腐れ縁ってとこです」

鶫「中学校からの仲だもんね」

愛理「集、奏太、魁斗、鶫、そして私で一つのグループみたいな?」

花「そこに…私をいれてもらってもいいかな?」

奏太「マジですか!!!!」

突然起き上がる奏太

花「うん、本当だよ?それとあとお願いがあるんだけど…」

奏太「はい!花さんのお願いならなんでも」

花「私としゅうのこと、黙っててほしい…」

花が上目遣いで奏太達にお願いをする
霧崎花のファンである奏太と魁斗はノックアウト、鶫と愛理は美しさに魅了された

一同「…もちろんです」

花「ありがとう!これからよろしくね!」

そして集の元へ戻っていく

集「どうだって?」

花「秘密にしといてあげるって」

集「そっか、ありがとう」

花「このぐらい、しゅうのしたこととくらべたら全然だよ。」
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