END-GAME【日常生活編】

和解編

食事

「お待たせしました、チキンステーキ二つで」

コトリ、とステーキをテーブルの上に乗せる、その瞬間花の目は輝き、素早くフォークとナイフを手に取った

「注文はいじょうで宜しいですか？」

集「はい」

「ではごゆっくり」

花、集「いただきます」

チキンステーキにフォークを刺し、ナイフで切り分ける、というのが普通だが花は違った、フォークを刺し持ち上げて食べる、ここで思うのは一つ［ナイフなんで持ってるの？］
笑顔で食べている花の姿は見てるだけでなんだか嬉しい気持ちになる

集「おいしいね花、ってはや！」

花のお皿を見てみると付け合わせの野菜も全て、完食していた

花「お腹すいてたんだもん」

すると花はこちらに口を開けて（あーん）と言わんばかりの顔を見せる
私は一切れフォークを刺し、花の口に近づける、すると金魚に餌を与えたように近づいてくる

花「あ…んっ！」

パクリと口の中にいれると4、5回噛んで飲み込む

花「集に食べさせられたほうのがおいしい」

集「そ、そう？」

花「うん」

そしてまた花が口を開けてもう一つ欲しがる、
こいつめ…

集「だめだめ、僕のがなくなっちゃうよ」

シュンと悲しい顔をしてしまったので仕方がなくもう一切れあげる
するとまた幸せそうな顔をしてくれたので、損はない
そしてチキンステーキを完食してデザートを頼むことにした

集「バニラアイスにしようかな…」

花「このビッグタワーパフェにする」

なんだそれ…

集「すいません、バニラアイスとこの…ビッグタワーパフェお願いします」

「かしこまりました」

そしてまた少し時間が空く

花「しゅう」

集「なにかな？」

花「いい景色が見えるとこに行きたい…」

集「いいよ！街の人達に聞いてみようか」

花「うん」