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孤高

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二期

第25話「団結」

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ヘブンズ達が加入して一週間
デビルワルツ達はもう争いもしない
いまは団員となじみ始めている時だ
牢獄から解放され逃亡した人たちもいたが
もう被害がでた、という情報は聞いていない

集「えーっと今回の会議は、この新しく加入してくれたプレイヤーの役を決めたいと思います」

クラダス「といってもこの人達はかなりの実力者達、なんの役に勤めさせようか…」

ヘブンズ「なんでもいいぜ、気に食わなかったらやめるがな」

「貴様!言葉を慎め!」

集「まぁまぁ、」

ヴァーチェ「情報収集とか…どうだ?」

ナイスアイディア、ヴァーチェが珍しい…

クラダス「いいですね、丁度戦力がほしかったとこです」

集「ですね、では情報収集役でどうでしょう」

「まぁ団長がそう言うなら、いいでしょう」

集「ありがとうございます…って花、寝てないで起きて」

花「ん……あれ、わたあめは?」

可愛らしい夢を見ていたらしい、わたあめからしてお祭りだろう

クラダス「ふっ……」

思わず皆笑ってしまう、

「副団長しっかりしてくださいよ」

花「あ、はい!ごめなさい…」

集「では気を取り直して、情報収集役としてお願いしますね」

チャム「オッケーよ」

集「では、会議終了、解散です」

部屋に戻り、最近戦いばかりだったので団員全員休息をとることにした

集「まったく、会議中に寝るなんて」

花「あはは、ごめんごめん」

花の笑顔を見たら怒る気もなくなる

集「き、気をつけてね」

花「しゅう、顔赤いよ?」

花がおでこをあわせてきた
目の前に花の顔が…

花「熱はないみたい」

集「だ、大丈夫だよ!」

花「そう?」

このような会話は久しぶりに感じる
いろいろ大変なことあったからなぁ…と気分転換として

集「あ、あの、花さ…副団長の仕事とか終わった?」

花「うん、終わったよ?」

集「じゃ、じゃあ、で、で、で、」

花「で?」

集「デートでもしない?」

とっても緊張して舌が回らなかった
わたしからデートに誘うことはこのゲームの世界に入る前でも誘ったことはなかった
誘うほうはほぼ花で、リードしたことはなかった

花「うん!いいよ!楽しみにしとくね♪」

こうして明後日にデートする予定ができたのである
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