END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第25話「殲滅」

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刹那「こいつは私の故郷を壊した」

後ろから刹那が刀を抜きダーチムに走って行く。

ダーチム「んー?」

刹那「一刀両断!!」

ダーチムは鎌も使わずそれを片手で受け止める。

刹那「なっ……傷がつかない…」

ダーチム「バーナービート」

ダーチムの腕から炎のエフェクトが発生。
この次起こることが大体予想がつく。

クラダス「危ない!」

全員飛んで刹那をダーチムの腕から遠ざけようとしたその瞬間。横から電光が走ったかと思うと刹那を包みそのまま逸れていった。

ヴァーチェ「よう」

刹那「あ、ありがとう…」

ヴァーチェ「俺が攻撃しようとした時に突っ込むなっての」

刹那「ヴァーチェ…」

集「僕達もいこう」

集が剣をぬきダーチムに向かって走る。

ダーチム「こい…団長ソル…」

近距離まで近づくと頭部を狙いに剣を上げる。
反対方向からダーチムの鎌が迫る。

集「いくぞ…!!」

ダーチム「ふんん!!」

集「なっ…!」『重すぎる…!』

ダーチム「どうだー?」

集は片手で鎌を受け止め、堪えている。
だが、集のもう片方の腕に薄桃色の風が吹く。

花「2段階スキル解放…サポートチェンジ、モード・ヴァルキリー」

花が光に包まれるとその光は僕の片方の腕に集まり剣となる。

集「はぁぁ!!」

片方の剣でダーチムの鎌を回転しながら逸らして、もう片方の剣でダーチムの腹部に攻撃。
鎧に傷はついたが、本体にはダメージは通らなかった。そしてダーチムと距離をとる。

ダーチム「さすが、世界を救っただけのことはあるなー…この俺様に傷をつけるとはな…」

クラダス「私達もいること、忘れずに」

タクト「……完了」

チャム「いっくよー!」

ダーチムの周りに氷の礫が出現する。

ダーチム「なんだこれは?」

クラダス「くらうがいい、アイスストロフィリス」

その礫がダーチムの肉体へと貫通し、内部で留まった。

ダーチム「ぬぅ…はっ、この頑丈な体にそんなもの……!?」

ダーチムがクラダスを殴ろうとした時、ダーチムの動きが止まった。

クラダス「動けないでしょう、そのスキルは操作する氷の礫を相手の体に仕込ませ、自由を奪う、さすがにあなたのその体じゃその程度の攻撃ではまだ動ける。と、計算したので」

タクト「グラビティワールド」

ダーチム「ぬぅぉぉ!!」

ダーチムが立っている地面が凹む。
重力が何十倍となってダーチムを襲う。
そこにチャムが集がつけた傷の場所に近づき

チャム「パラリシス」

切り込みをいれた。

ダーチム「が…あ…」

チャム「麻痺…ってね」
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