END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第24話「囮」

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到着して見たもの、それは炎に飲み込まれた家々だった。

刹那「ぅ…ぅ…」

母国を見ながら涙を流す。
街にいた人達はどこに行ったのかもわからかい。

ヴァーチェ「まぁ泣くのはいいが、まずはこの街の炎を止めなきゃだろ」

そして刹那は涙を拭い

刹那「そうだな…すまない」

集「さて、まずはΩの関係者、ダーチムを探さないとね」

クラダス「近くにいるかもしれないので注意を払っていきましょう」

タクト「……皆さん、耳を澄ましてください」

そのタクトの一言で静まり返る。
そして響いてきたのはどこかで人が苦しんでいる声だった。

「んー!んー!」

チャム「この声は…向こうだよ!」

チャムが指差す方向へ走る。
そして僕達はその辺りを散策した。

刹那「この家の中だと思われます!」

刹那が一生懸命扉を開けようとしているが、何かが突っ掛かり開けられない。

ヴァーチェ「よぅし、どけ」

ヴァーチェが前に出る。そして右足を大きく上げて勢いよく扉を蹴った。すると扉は倒れ、強引ではあるが一応空いた。

ヴァーチェ「ふん」

クラダス「よし、中にいる人を探しましょう」

「んー!」

部屋の奥に手足を縛られ身動きが取れない状態で口をテープで固定されていた。

刹那「大丈夫ですか!」

「んー!」

花「え?」

集「どうしたの?」

花「なんかこの人、何か言ってるような」

集「…………!!!!」

突然集が真上に剣を構える。
すると屋根が壊れ、巨大な鎌が振り下ろされてきた。それを瞬時に予測したのは集1人だけだ。

集「…ぐっ…!」

「んははー、よくわかったなー」

鎌を抑えながら上を見上げると、そこには大男が立っていた。

クラダス「あなたがダーチムですか」

ダーチム「そうだなー現世回帰団ー今の一撃よく見ぬけたと褒めてやるぞ」

集「そりゃどうもっ!」

鎌を弾き後ろに飛ぶ。

ダーチム「Ω様から伝言がある、我々製作者7人を倒してカードを奪い、私の元まで来い、とのことだ。せいぜい頑張るんだなー」

ヴァーチェ「はっなんだ」

ダーチム「なにがだ?」

ヴァーチェ「ボス100体倒すよりは数倍マシだぜ」

クラダス「そうですね」

集「いくよみんな」
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