END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第6話「今後」

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クラダス「感染龍の件ですっかりそれていましたが…ボス攻略です」

ヴァーチェ「あぁ、忘れてた。」

ヘブンズ「タクトもまだ治ってねぇし、まぁぼちぼちいこうぜ」

ヘブンズがこんなことを言うのは珍しい、いつもなら「早く行くぞ」なんて戦いを好んでいるのに、ヘブンズは自分ではわかってないけれど、本当は団員の中で一番仲間思いなのかもしれない。

クラダス「そうですね、それまで休暇にしますか」

ヴァーチェ「おう、そういえばチャムはどこいった?」

ヘブンズ「チャムならタクトにつきっきりだ」

ヴァーチェ「そうか」

チャムは現実世界ならタクトと同級生。
心配するのも無理はない。

ヴァーチェ「ちょっと外行ってくるわぁ」

そう言い部屋を出て行った。










集「あ、ヴァーチェ」

ヴァーチェ「よぅ、団長、副団長、相変わらず仲良しだなお前らは」

リル「ミィ!」

花の腕の中からリルがヴァーチェに向かって飛び出そうとする。

花「だめだよリル、この人もいい人だよ」

ヴァーチェ「ははっ龍の子か」

そう言い手を伸ばす。

集「あ」

予想通りリルがヴァーチェの手を噛む。

ヴァーチェ「いってぇな!!」

花「だめだってリル!」

リル「ミィ?」

ヴァーチェ「っく、あ、そうだ、タクトの怪我が治るまで休暇だとよ」

集「あ、ありがとう」

そのままヴァーチェは森の奥へと向かっていった。










ヴァーチェ「さぁて久しぶりにそこら辺のモンスター狩ってくか」

ヴァーチェは今深い森の奥にいた。
どこからか何かが蠢く音が聞こえる。

ヴァーチェ「…………あ?」

何かに気づくヴァーチェ。
そして真後ろからの攻撃を防ぐ。

「流石、雷属性最強の持ち主、ヴァーチェ。そなたとは一度お相手したかった。」

そこには黒髪の武人のような女性がいた。

ヴァーチェ「誰だ?お前?」

刹那「刹那と申します。どうか私と一度お相手を」

ヴァーチェ「まてまてまて、俺は女には手を出さない主義なんだ」

刹那「ほほぅ、負けるのが怖いか?」

その言葉がヴァーチェに火をつけた。

ヴァーチェ「あ?んだって?」

刹那「だからお主が【負けるのが怖い】のかって聞いてるんだ。」

ヴァーチェ「ほぉう…後悔するなよ女」

刹那「刹那だ。」
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