END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第25話「再悪」

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クラダス「……ん?」

ヴァーチェ「どうした」

クラダス「感染龍の背中に亀裂が…」

ヘブンズ「なんだあれ…」









感染龍がこちらに突進してくる。
草木を跳ね飛ばし、荒く。

集「花、下がって」

花「うん」

集『そろそろ溜まったかな…』

僕が今立っている場所は感染龍が先程僕を踏んでいた所、僕が地面に炎を送っていた所。

集「さぁ、いくよ」

感染龍が目の前まで来た時。
それは発動した。
そして地面に手を当てる。

集「羅生門!!!!」

突然感染龍の地面の下から二本の炎の柱が立つ、それは感染龍の腹に突き刺さり、まるで炎の潜り門のような形になり、感染龍の動きを封じた。

集「……よし」

花「やったね!」

感染龍「フフフ……」

感染龍が笑った?違う、笑ったのは感染龍ではない。

「どうもお初にお目にかかります」

感染龍の背中から、結晶まみれの男がでてきた。
不気味に笑いながら。

集「誰だ!!」

Ω「オメガ…そう呼ばれています」

結晶をはらいながらこちらに近づいてくる。

一同「………!?!?」

花「END-GAMEの…創造者…!」

ヴァーチェ「なるほど」

クラダス「そういうことですか」

Ωの左右にクラダスとヴァーチェが攻撃モーションで一瞬にして移動した。

クラダス「アイスソード」

ヴァーチェ「スライドパニッシャー」

Ω「そう慌てずに…」

クラダスとヴァーチェの姿が消えた。
立っているのはΩだけ。
そして2人は元いた場所に移動されていた。

ヴァーチェ「な…なにをしやがった…」

クラダス『見えなかった…奴のスキルか…?』

Ω「戦いに来たわけではありません。少しお話をしにきたんですよ」

集「話…?」

Ω「あなたのオリジナルスキルは使えるようになりましたか?」

集「なぜそんなことを」

Ω「その様子じゃあ…まだ使えてませんね」

まるで何もかも知っているような口ぶりだ。

Ω「全く…哀れな王様だ…」

集「?」

Ω「とりあえず海道集君。君は僕達にとって要注意人物です。…ので、今はこいつが本気で相手をしてくれるそうです」

そして感染龍に手をつける、すると背中に亀裂が入り、その亀裂から巨大な腕が飛び出した。
そして足も、胴体も、そして頭が、まるで抜け殻だったかのように何かが現れる。
その姿は、まるであの最悪のモンスター。
99階で待っていたカタストロフを思い出させる。

Ω「さぁ、頑張ってください」
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