END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第22話「前日」

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集「……まずは一門かぁ…!」

花「お疲れ様!綺麗だったよ」

僕の側にいてくれるのは、君なんだ。
あの門の鍵は、花、君だったんだ。
ずっと隣にいたのに、気づかないなんて…ね。

花「………しゅう?」

集「…あ」

ぼーっとして花を見つめていた。

集「ごめん、ぼーっとしてた」

照れながら笑い、時が流れる。
時刻は9時。ちょうど暇になる時だ。
花はリルを枕にして横になっている。

集「花。」

花が首をかしげてこちらを向く。

集「明日、感染龍を討伐に行くよ。」

花「………!」

目を見開いた。そして僕の座っているソファーに近づき、隣に座った。そして寄り添うように肩に頭を寄せる。花の体温がとても暖かい。

花「しゅう…」

集「なに?」

花「だめ」

いきなり空気が凍ったように感じた。
僕の裾を引っ張ったかと思うと、顔を見たら僕の顔をじっと睨んでいた。

集「な…なんで…」

花「いつもしゅうは危ないことがあれば1人でやろうとする…それは…前と変わってないよ…」

自分に自信があるわけではない。
被害が一番少ないのなら一番効率がいいと思う。
でも、花は僕のことを好きでいてくれる。
頼りにしてほしいと思ってくれている。

集「そうだね…」

僕は思う、無茶をしようとしている。と
僕は思う、それでも倒してみける。と
僕は思う、そのためにも。

集「花、君の力をかしてくれないかな」

花はまるでその言葉を待っていたかのように答える。

花「……うん!」

「おいおい、俺たちもいること忘れんな」

扉が開いたかと思うと、窓も開いた。
そして外から部屋に入ってきたのはヴァーチェにヘブンズ、クラダスにチャム、タクト。

集「みんな」

ヴァーチェ「さて?明日の何時だ?」

クラダス「9時でいきましょう」

ヘブンズ「決まりだな」

どんどん話を進められる。
本当にいい人達と知り合えた。
僕はそれだけで嬉しい。

集「よし、それでいこう」

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