END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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二期

第3話「夜」

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会議を終えてみんなが帰宅した頃、私達は就寝に入る。今季節は冬、つい布団が恋しくなる。すぐ布団に潜り込む。とても寒くて暖房器具を取り付けたい、とは思わない。なぜなら…隣に人間型暖房器具がいるからだ。そう、花がとても暖かい。

花「しゅう?寝ちゃったかな…」

集「………」

起きているけども、少しいたずらで無視をしてみる、すると花は話し続ける

花「しゅう…私は君の役に立ちたい、ずっとそばにいたい、ずっと笑い合いたい、ずっと平和でいたい…ずっと大好き…だから…やっぱり君を行かせたくない…。」

花がキュっと布を強く握りしめる音が聞こえた。

花「あの世界でしゅうは心に深い傷を負っていた…私はそれを支えることができてたかな…またしゅうが傷つく姿は見たくないよ……」

隣ですすり泣いている声が聞こえる
こんなに花が思ってくれてたなんて…
目が熱くなってくる。
いたずらで無視している場合じゃないな

集「花。」

背中合わせで寝ていて花の背中が震えたのがわかった。驚いたんだろう

花「し、し、しゅう?」

集「うん?」

花「起きてたの?」

集「うん」

花「どこまで聞いてたの?」

集「ん~全部かなぁ…」

すると花の顔が赤く赤く染まっていく、まるでりんごのように見えた。恥ずかしがっているのだろう、とりあえず体を起こした、そして花も赤面した顔を下に向けながら起こすと、花をガラス細工を触るかのようにゆっくりと優しく抱きしめた。そして"ありがとう"という気持ちを込めて頭を撫でてあげた。近くに花がいて花のいい匂いがする

集「花は役に立つというか…側にいてくれるだけで十分役に立ってるよ、勿体無いぐらい。僕も側にいたいし、笑ってたいし、もちろん大好きだよ、花は僕を支えてるよ、ずっと、側にいるだけで、僕が一番失いたくないものは、君だから」

花「しゅう…!」

花が僕の腰に手を回し強く強く抱きしめてきた。
花の表情は泣いているけど、笑顔だった。
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