END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

文字の大きさ
上 下
100 / 112
五期

第4話「怒り」

しおりを挟む
集「はやく…みんなの元へ…!!」

和創国との距離はかなり遠い、集のトップスピードでも数分かかるだろう。








ヴァーチェ「ここら変でいいか」

和創国と少し離れた広地、戦闘にはぴったりな場所だ。

ダーチム「わざわざ俺がお前を殺しやすい場所に連れてくるなんてなー」

ヴァーチェ「はっ、それは好都合だろ」






クラダス「ぐっ……」

タクト「大丈夫ですか」

クラダス「はい、油断してました…」

チャム「それよりもヴァーチェが…」

クラダス『5段階…ヴァーチェの今の魔力でどのぐらいもつのか…わからない、だが今団長達がいないこの状況、今はヴァーチェを頼るしかない…』








ダーチム「いっくぞー」

鎌を振り回すと、ダーチムの周りに旋風が舞う、見ているクラダス達がその渦に引き込まれそうになる。だがヴァーチェは平然と立っている。

ヴァーチェ「お前、かなりの防御力だよな」

ダーチム「んははー、この鉄の体にさらにこの間合い、どんな攻撃も貫通しないこの肉体、攻略は不可能!間合いに入った瞬間が、お前の最後だー」

ヴァーチェ「ほぉう、ならお前に聞こう、確かにお前の防御力は見事といったところだ、さっきの刹那の攻撃も容易く受けた。」

ダーチム「ふんー」

ヴァーチェ「だが、いくら防御力があっても、貫通できるものはあるんだぜ…」

ダーチム「ふざけたことをーそれといつまでも動かないと思ったら大間違いだー!」

鎌を振り回しながらこちらに向かってくる。
ダーチムの周りには風の鉄壁。

刹那「ヴァーチェ!!!」

ダーチム「風と炎の合わせ技よー『フレイマーインカーセス』!!!」

炎の旋風となった巨大な竜巻がヴァーチェに近づく。

ヴァーチェ「見せてやるよ」

ヴァーチェの背中から槍、ケラウノスが扇子のように楕円を描き現れた。
そしてそれは全てその炎の旋風に切っ先が向けられた。

ヴァーチェ「サジタリウス」

ヴァーチェが炎の旋風に向かって手を仰ぐと、激しい電光を纏って、何本ものケラウノスが飛んでいった。

ダーチム「うぉぉぉ!!!」

そして炎の旋風と衝突。
風が炎と合わさったとしても、
いくら防御力があったとしても
雷は貫く。
旋風の中心にいるのはダーチム。
そして旋風の防御を抜けケラウノスが辿り着く先は。

ダーチム「………!!!!」

閃光が辺り一面に走ると旋風が爆風へとなった
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

【完結】お飾りではなかった王妃の実力

鏑木 うりこ
恋愛
 王妃アイリーンは国王エルファードに離婚を告げられる。 「お前のような醜い女はいらん!今すぐに出て行け!」  しかしアイリーンは追い出していい人物ではなかった。アイリーンが去った国と迎え入れた国の明暗。    完結致しました(2022/06/28完結表記) GWだから見切り発車した作品ですが、完結まで辿り着きました。 ★お礼★  たくさんのご感想、お気に入り登録、しおり等ありがとうございます! 中々、感想にお返事を書くことが出来なくてとても心苦しく思っています(;´Д`)全部読ませていただいており、とても嬉しいです!!内容に反映したりしなかったりあると思います。ありがとうございます~!

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……

Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。 優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。 そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。 しかしこの時は誰も予想していなかった。 この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを…… アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを…… ※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。

はずれのわたしで、ごめんなさい。

ふまさ
恋愛
 姉のベティは、学園でも有名になるほど綺麗で聡明な当たりのマイヤー伯爵令嬢。妹のアリシアは、ガリで陰気なはずれのマイヤー伯爵令嬢。そう学園のみなが陰であだ名していることは、アリシアも承知していた。傷付きはするが、もう慣れた。いちいち泣いてもいられない。  婚約者のマイクも、アリシアのことを幽霊のようだの暗いだのと陰口をたたいている。マイクは伯爵家の令息だが、家は没落の危機だと聞く。嫁の貰い手がないと家の名に傷がつくという理由で、アリシアの父親は持参金を多めに出すという条件でマイクとの婚約を成立させた。いわば政略結婚だ。  こんなわたしと結婚なんて、気の毒に。と、逆にマイクに同情するアリシア。  そんな諦めにも似たアリシアの日常を壊し、救ってくれたのは──。

処理中です...