甘々顔総長様と地味顔女子

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へ
・・え？


「嬉し、い？」


怒ってるんじゃなく？
殺すんじゃなく？

・・て？

まだ、
赤く染まったままの顔で

あの甘々な瞳を緩ませて

総長様・・
は
笑ってた


総長様の嬉しかったのイミはわかんないケド
そんな顔見せられたら
私まで


///は。
ぁ///



「まゆ、顔真っ赤。ぷ。」
「////っ、な、なんですかっ、真っ赤なのは総長様の方でしょ！」
「—―、だ、黙れ！」
「黙りませんよっ//大体なにがそんなに嬉しかったんですかっ？」
「・・」
「え？総長様の方がだんまり？」
「うっせ！」
「んじゃ、なんです？ハッキリ言ってください！」
「だっ//・・から、てか、自分で何言ったかわかんねぇの？」
「へ？私？」が、何か言いましたっけぇ？？

「自分で彼女だって言ったろ！」

・・
「・・は？」

「思ってもみなかったんだよ、まゆの口から
その、っ
ソレ聞けるなんてさ」

「・・・」

「・・・」え？

総長様は一体
なに言って

なに言って・・
なに、言っ


≪ボッツ////(◎_◎;)≫


顔、だけじゃない、全身が真っ赤になったと思うくらいの熱量が一気に出た

だっ、てっ、
は？
えっ？？
え？？？

えええええええ～～～～～～～？？？！！！だよっ！

たった、
たったそれだけの、しかも私ごときの言葉で、総長様が
あの超ムテKINGな総長様が、

こ、こんな顔するなんてっ

絶対に、う、うそだっ！夢だっ！幻覚だっっつ！！！

「う～～～～/////」

とーてー信じられない、
た、
確かめても・・い、いいかな


「そ、その・・、えと、な、なんで」？

「あ？」

「なんで？私のそんな言葉だけでっ、う、嬉しいなんておかしいよ」
うん。総長様、ホントおかしいよ、冗談ヤメてよ

「は？なんもおかしくねぇよ」
「だ、だってだって、私だよ？何も持ってなくて、顔だって地味で、頭だって悪いんだよ？
そんな私が言った言葉だけで、――っ、わ、わかんないよ」
言ってて自分でも混乱してた
でも
こんなの夢でも、幻覚でもない限り、ありえない！
ホント、
総長様の行動とか言動って毎回わかんないことだらけで

「ってもなぁ・・
しょうがないじゃん？」

あ・・やっぱり諦め？


「その全部が、
俺にとってはドストライクなんだから」


「っ、//////—――！！」


少し開いていた窓から夏の暖かい風が病室のカーテンを巻き上げて入って来る
それは、総長様と私の間に割り込んで視界が塞がれた

その流れるような布が落ち着きを取り戻し、元の位置に戻ろうとした
瞬間、
私の腕に、強い力がかかる
同時にゆらっとした感覚で目に入って来たのは、天井。
と、気絶しそうな程のキレイな甘々な瞳だった。
それは段々と距離を詰めて私の顔の上に降ってくる。
「ん・・っ」
ゆっくり口の中に入って来る。
暖かくて滑らかな感触
それがなにかはわかってる

わかってる
―――ケドっ、
い、っ

「息できなっ！！」

ガッッ！！ 

死の危険を感じた私は両手で
思いっきり総長様の顔を押しのけてた

ゴホゴホッケホッ

「空気読めよ！」
「だっ、だって//呼吸がっ、息できなくてっ、死ぬ！！」

「はぁ～～」

うう・・
溜息つかれてしまった。


「いつになったら慣れんだよ」
「ぅ//、」
言葉と同時に強くかかっていた腕の力が離れ、私の頬にたどり着いた時には優しくなってたのに、再度、殺されにかかられてしまってた

ああ・・も、
いいです。
殺してください。

・・は・・ぁ//



「ヤリて」