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それから延々と説教をされ、今後誤解を招くような発言は気を付けるようきつく言われた。
でも未だに、どこが誤解を招いたかはわかっていない。ダメダメである。
「はぁ」それにしても・・いくら誤解だったとはいえ、実際、私、
総長様にキスされちゃった///今更ながら顔が火照ってくる。
当の本人の総長様は・・っ、あれ、居ない?
どこへいったんだろ
なかなか戻ってこない事に、不安を覚えた私は部屋を出て
「総長さーん?」と小さく声に出して姿を探した。
すると、一室、ドアが半開きになっている扉が目に入った。
ここに居るのかな?あれ?この部屋って確かさくらちゃんの・・
半分開いているドアに手をかけて中を覗くとそこには総長様が立っていた。
ああ、ここに居たんだ。ん、何?さくらちゃんの机の前で何か見てる。
小さな紙・・
ううん、違う、写真だっ!
さくらちゃん、お兄さん達には内緒って言ってた、あのお母さんの、
ハッ!ヤバい!「あ、あの総長さん、それはたまたま、」
「は?」
「う!」目に表情が感じられない。な、何?こんな総長様の顔、見た事がない
・・怖い。
「お前、この事知ってた?」
そのままの顔で聞かれた。
どうしよう、なんて言えば、
ビリッ!
「えっ?!!」
私の返答など待たずにその写真をビリビリに破いて行く総長様
頭の中でさくらちゃんの笑顔が浮かんだ。
写真を見て嬉しそうに笑うさくらちゃんの顔が
「やめて!」
私の手は写真を破いている総長様の手を掴んでた。
「あ?」
う、こ、怖い。でも、さくらちゃんの悲しむ顔の方がもっと、
「さくらちゃん、お母さんに会いたがってるんだよ、それなのに写真まで無くなっちゃったら、可哀そうだよ!!」
「かわ・・いそうだと?」
「大事にしてたもん、それを、なんで・・っ」
「何も知らねぇくせに。」
え
「あ、イヤ、歩けそうなら、送っていく。」
総長様の顔はいつも通りに戻ってて、私を元居た部屋へと連れて行く。
何かあるのに、私には言えない事、気付かれたくもない事なんだ。
もしかしたら、さくらちゃんにも?
私は言われた通りカバンを手に取ると、総長様と一緒に部屋を出た。
「ここから距離あるのか?」
の問いに、「ううん、歩いて10分くらい?」
「は?そんなに近かったのかよ」
「はぁ」
「歩けるか?」
「え?あ、はい」
さっきのあの表情が嘘のようにすごく優しい顔で心配してくれる。
本当に同一人物なのか疑ってしまう。
「じゃ、歩いて行こ。」
そんな可愛い顔も見せてくれる。
私は欲張りなのかもしれない。
私なんかが、なんておこがましいと思いつつも、
それ以上にさっきのあの顔の意味まで知りたいと思ってしまっている。
家の前に着くと、総長様は何やらズボンのポケットから取り出した。
それはあのお守りだった。
「さくらが持ってたから」
あ、それでさくらちゃんの部屋に・・
「今度はちゃんと持っておけよ」
そう言って私の手に握らせてくれた。
「うん。」
「ま、無くしたら又買ってやっから安心しろ。」
そんな優しくもったいない言葉も付けてくれた。
泣きそ。
それを気づかれたくなくて、私はすぐに家の中へ駆け込んだ。
駆け込んだ途端、溢れ出る涙。
確信なんてもんじゃない!もう確定だ!
私は総長様の事が大好きで大好きで仕方なくなってる!
「うう、」
確定したところで叶う訳では決してないのに、
だから?片思いまで確定だから?涙が出るの?
初めての恋。初めから負けの恋。わかってる!
でも未だに、どこが誤解を招いたかはわかっていない。ダメダメである。
「はぁ」それにしても・・いくら誤解だったとはいえ、実際、私、
総長様にキスされちゃった///今更ながら顔が火照ってくる。
当の本人の総長様は・・っ、あれ、居ない?
どこへいったんだろ
なかなか戻ってこない事に、不安を覚えた私は部屋を出て
「総長さーん?」と小さく声に出して姿を探した。
すると、一室、ドアが半開きになっている扉が目に入った。
ここに居るのかな?あれ?この部屋って確かさくらちゃんの・・
半分開いているドアに手をかけて中を覗くとそこには総長様が立っていた。
ああ、ここに居たんだ。ん、何?さくらちゃんの机の前で何か見てる。
小さな紙・・
ううん、違う、写真だっ!
さくらちゃん、お兄さん達には内緒って言ってた、あのお母さんの、
ハッ!ヤバい!「あ、あの総長さん、それはたまたま、」
「は?」
「う!」目に表情が感じられない。な、何?こんな総長様の顔、見た事がない
・・怖い。
「お前、この事知ってた?」
そのままの顔で聞かれた。
どうしよう、なんて言えば、
ビリッ!
「えっ?!!」
私の返答など待たずにその写真をビリビリに破いて行く総長様
頭の中でさくらちゃんの笑顔が浮かんだ。
写真を見て嬉しそうに笑うさくらちゃんの顔が
「やめて!」
私の手は写真を破いている総長様の手を掴んでた。
「あ?」
う、こ、怖い。でも、さくらちゃんの悲しむ顔の方がもっと、
「さくらちゃん、お母さんに会いたがってるんだよ、それなのに写真まで無くなっちゃったら、可哀そうだよ!!」
「かわ・・いそうだと?」
「大事にしてたもん、それを、なんで・・っ」
「何も知らねぇくせに。」
え
「あ、イヤ、歩けそうなら、送っていく。」
総長様の顔はいつも通りに戻ってて、私を元居た部屋へと連れて行く。
何かあるのに、私には言えない事、気付かれたくもない事なんだ。
もしかしたら、さくらちゃんにも?
私は言われた通りカバンを手に取ると、総長様と一緒に部屋を出た。
「ここから距離あるのか?」
の問いに、「ううん、歩いて10分くらい?」
「は?そんなに近かったのかよ」
「はぁ」
「歩けるか?」
「え?あ、はい」
さっきのあの表情が嘘のようにすごく優しい顔で心配してくれる。
本当に同一人物なのか疑ってしまう。
「じゃ、歩いて行こ。」
そんな可愛い顔も見せてくれる。
私は欲張りなのかもしれない。
私なんかが、なんておこがましいと思いつつも、
それ以上にさっきのあの顔の意味まで知りたいと思ってしまっている。
家の前に着くと、総長様は何やらズボンのポケットから取り出した。
それはあのお守りだった。
「さくらが持ってたから」
あ、それでさくらちゃんの部屋に・・
「今度はちゃんと持っておけよ」
そう言って私の手に握らせてくれた。
「うん。」
「ま、無くしたら又買ってやっから安心しろ。」
そんな優しくもったいない言葉も付けてくれた。
泣きそ。
それを気づかれたくなくて、私はすぐに家の中へ駆け込んだ。
駆け込んだ途端、溢れ出る涙。
確信なんてもんじゃない!もう確定だ!
私は総長様の事が大好きで大好きで仕方なくなってる!
「うう、」
確定したところで叶う訳では決してないのに、
だから?片思いまで確定だから?涙が出るの?
初めての恋。初めから負けの恋。わかってる!
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