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第4章 魔界編
第236話 訃報
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「……えっ? なんで?」
セラフィーナはブリガンティス城の一室で思わずそんな驚きの声を上げた。
ユリウスの屋敷に置いてきたはずの自身の分身の魔力をすぐ近くに感じたためだ。
ミツキくらいになれば多少距離が離れていても自身の分身体との意思疎通が可能だが、セラフィーナはそこまでの技術を持っておらず、分身体を自身の身体に戻さなければ、分身体と記憶を共有する事が出来なかった。
だからこそセラフィーナはここまで近づくまで自身の分身の存在に気付くことはなく、ましてやなぜ今ここに自身の分身がやってきているのか見当もつかなかった。
様子が少しおかしいセラフィーナを見て、傍にいたゾデュスは眉間に皺を寄せた。
「なんで? はこっちのセリフだ。用件は済んだだろ。さっさと自分の部屋に帰れよ。クソ女」
「いいじゃんかぁ~、兄貴ぃ~。決戦を前にフィーナちゃんと友好と絆を深めるのも大事だと思うぜぇ~。ト、トランプでもするぅ~?」
文句を垂れるゾデュスを宥めるようにしてガデュスがセラフィーナの方をチラチラと見ながら言うが、セラフィーナは2人の事など見向きもしていなかった。
ちなみにだが、セラフィーナがゾデュスの部屋に来ていたのは一応理由がある。
ブリガンティス軍や他の魔王軍の戦力の確認や3日後の戦いにおける注意事項などを伝える為にゾデュスが呼んだためだ。
だが、その話はとっくに終わり、ブリガンティスから貰ったソフトキャンデイをクチャクチャさせながら、セラフィーナはガデュスとどうでもいい話をしていた。
「おいっ、てめぇ無視するんじゃ——」
ねぇ——とゾデュスが言いかけた所でようやくセラフィーナはゾデュスに視線を向けたが——。
「出てって」
セラフィーナの口から出た言葉がそれだった。
「おい、てめぇ、ここは俺の部屋だぞ。出て行くのはて——」
——めぇだ。クソ女。——と続けようとした所でゾデュスは目の前の光景に言葉を失う。
セラフィーナの手のひらに光の粒子が集まっていた。
それはゾデュスが初めて会った時に見たセラフィーナの魔法発動の前兆に他ならなかった。
「おい、てめぇ、正気か? ここをどこだと——」
——思っていやがる!?
ゾデュスがそう言おうとする前にまたもセラフィーナの言葉に遮られる事になった。
「ホーリー・デスプ——」
「おいっ、逃げろ! ガデュス!」
有無を言わせないセラフィーナの行動にゾデュスはガデュスに大声で指示しながら、自らも全速力で部屋の外へと飛びだした。
そしてガデュスも外に出た事を確認した後、ゾデュスは勢いよくドアを閉め、衝撃に備え地に伏せた。
だが、いくら経っても、あの時見たような爆発音が聞こえる事はなかった。
その代わりに——
カチャリ……。
そんな音が聞こえ、ゾデュスはキョロキョロと辺りを確認した後、立ち上がった。
そして、室内の様子を確かめる為に、ドアノブを捻るが、ドアは硬く閉ざされてしまっていた。
「クソ、あの女! 鍵を閉めやがった!」
先程聞こえた音はゾデュスの想像通り部屋の中からセラフィーナがカギを閉めた音だった。
加えて言うなら、セラフィーナが不可視化の機能を加えた防御結界が室内には張り巡らされているので、ドアを開けた所で部屋の中に入る事はできない。
「おい、開けろ! クソ女! 正気か!? てめえ!」
ゾデュスはドンドンと扉の叩きながら、中にいるセラフィーナに呼びかけるが、返事はまったく返って来ない。
そんな兄の慌て様を見ながら、ガデュスがゆっくりと起き上がった。
「やるなぁ~。フィーナちゃん」
「そんなこと言っている場合か! ボケ!」
部屋の外でそんなゾデュス達のやり取りや怒号が続く中、セラフィーナは部屋に備え付けられていた唯一の窓に視線を向けていた。
「大丈夫よ、入りなさい」
セラフィーナがそう言うと窓がゆっくりと開き、セラフィーナの分身が入ってきた。
2人の姿形は全くの同一であり、傍目からはどちらが本当のセラフィーナか判別のしようがない。
というよりもどちらが本当のセラフィーナか分身のセラフィーナかの明確な基準はそもそも存在しなかった。
どちらも本物のセラフィーナであり、ただ分配している魔力の違いで出来る事に差がある点と分身している期間だけ個々に別の記憶があるくらいの違いでしかない。
「どうしたの? ユリウス様の屋敷で何があったの?」
何も答えない己の分身にセラフィーナは問いかける。
しかし、やはりセラフィーナの分身は何も答えなかった。
セラフィーナからすれば分身体がここまでやってきている時点で状況は不自然だ。
不自然さを拭えないセラフィーナだったが、解決策は簡単だった。
分身体を戻し、元の自分に戻れば分身体に記憶されていた期間の出来事は統合され共有されることになっている。
だからセラフィーナはすぐに自身の分身を戻す事に決めた。
反応が薄い分身体の手を取り、セラフィーナは分身魔法を解除する。
その瞬間、分身体は魔力の光となってセラフィーナに吸収されていき、同時に分身体に蓄積されていた情報も1つになった。
そうして一瞬にして分身体を吸収し、1つに戻ったセラフィーナは分身体に起こっていた全てを理解した。
しかしその内容はとてもではないが、今のセラフィーナにとって受け入れがたいものだった。
「……えっ? 死んだ? ユリウス様が?」
何かの間違いかと思い、セラフィーナは統合された記憶を再度自分の頭で確認してみるが、ミツキとの会話は自身が体験した事実としてしっかりと頭の記憶に残っていた。
「おい、クソ女、いい加減開けろ! 扉ごと吹き飛ばすぞ!」
「えー、流石にそれは不味いんじゃねえかぁ~? ブリガンティス様に怒られるよぉ~」
先程から聞こえてきたゾデュスの怒号がいよいよ真剣味が増してきた。
ガデュスはそんなゾデュスを止めるが、流石にそれも難しくなってきているようにセラフィーナには思えた。
別にセラフィーナは扉が破壊される事を恐れた訳でも激怒しているゾデュスを恐れた訳ではない。
だが、結果的に部屋に張り巡らされていた防御結界は解除され、鍵はセラフィーナによって開かれた。
ガチャリ。
そんな音をしっかりと確認したゾデュスの顔にニヤリと笑みが浮かぶ。
「よーし、いい心がけだ……と言いてぇ所だが、クソ女、てめぇはぶっ殺す!」
そうゾデュスが怒りの咆哮を上げながら勢いよく扉を開け放つと、目の前には俯いたセラフィーナが立っていた。
ゾデュスとしては「望む所よ、やれるもんならやってみなさいよ」とほくそ笑みながら堂々と立っているセラフィーナがいる事を想像していた。
あまりにも想像と違う光景にゾデュスが呆気に取られていると、セラフィーナは更にゾデュスの予想を裏切る行動を取った。
「え、え、え、セラフィーナちゃん?」
ゾデュスの後ろにいたガデュスは目の前の信じられない光景に混乱していた。
「……おい、何してる? 何があった?」
ゾデュスが見下ろす先、というより自分の胸に収まっているセラフィーナを見ながらゾデュスは更に問いかける。
「お、おい、泣いてんのか?」
「……泣いてないわよ」
(……嘘つけ、俺の一張羅がびちゃびちゃじゃねぇか)
対応に困ったゾデュスはふと後ろにいるガデュスの方を振り返ると、そこには別の意味で驚きの光景があった。
「おいっ、なんでお前が泣いてんだ。ガデュス」
「泣いてねぇよぉ~、兄貴ぃ~。全然悔しくなんかないんだからなぁ~」
(そっちかよ! ていうかこれどうすりゃいいんだ?)
いつまで経っても自分の胸から離れようとしないセラフィーナを前にゾデュスは途方に暮れるしかなかった。
セラフィーナはブリガンティス城の一室で思わずそんな驚きの声を上げた。
ユリウスの屋敷に置いてきたはずの自身の分身の魔力をすぐ近くに感じたためだ。
ミツキくらいになれば多少距離が離れていても自身の分身体との意思疎通が可能だが、セラフィーナはそこまでの技術を持っておらず、分身体を自身の身体に戻さなければ、分身体と記憶を共有する事が出来なかった。
だからこそセラフィーナはここまで近づくまで自身の分身の存在に気付くことはなく、ましてやなぜ今ここに自身の分身がやってきているのか見当もつかなかった。
様子が少しおかしいセラフィーナを見て、傍にいたゾデュスは眉間に皺を寄せた。
「なんで? はこっちのセリフだ。用件は済んだだろ。さっさと自分の部屋に帰れよ。クソ女」
「いいじゃんかぁ~、兄貴ぃ~。決戦を前にフィーナちゃんと友好と絆を深めるのも大事だと思うぜぇ~。ト、トランプでもするぅ~?」
文句を垂れるゾデュスを宥めるようにしてガデュスがセラフィーナの方をチラチラと見ながら言うが、セラフィーナは2人の事など見向きもしていなかった。
ちなみにだが、セラフィーナがゾデュスの部屋に来ていたのは一応理由がある。
ブリガンティス軍や他の魔王軍の戦力の確認や3日後の戦いにおける注意事項などを伝える為にゾデュスが呼んだためだ。
だが、その話はとっくに終わり、ブリガンティスから貰ったソフトキャンデイをクチャクチャさせながら、セラフィーナはガデュスとどうでもいい話をしていた。
「おいっ、てめぇ無視するんじゃ——」
ねぇ——とゾデュスが言いかけた所でようやくセラフィーナはゾデュスに視線を向けたが——。
「出てって」
セラフィーナの口から出た言葉がそれだった。
「おい、てめぇ、ここは俺の部屋だぞ。出て行くのはて——」
——めぇだ。クソ女。——と続けようとした所でゾデュスは目の前の光景に言葉を失う。
セラフィーナの手のひらに光の粒子が集まっていた。
それはゾデュスが初めて会った時に見たセラフィーナの魔法発動の前兆に他ならなかった。
「おい、てめぇ、正気か? ここをどこだと——」
——思っていやがる!?
ゾデュスがそう言おうとする前にまたもセラフィーナの言葉に遮られる事になった。
「ホーリー・デスプ——」
「おいっ、逃げろ! ガデュス!」
有無を言わせないセラフィーナの行動にゾデュスはガデュスに大声で指示しながら、自らも全速力で部屋の外へと飛びだした。
そしてガデュスも外に出た事を確認した後、ゾデュスは勢いよくドアを閉め、衝撃に備え地に伏せた。
だが、いくら経っても、あの時見たような爆発音が聞こえる事はなかった。
その代わりに——
カチャリ……。
そんな音が聞こえ、ゾデュスはキョロキョロと辺りを確認した後、立ち上がった。
そして、室内の様子を確かめる為に、ドアノブを捻るが、ドアは硬く閉ざされてしまっていた。
「クソ、あの女! 鍵を閉めやがった!」
先程聞こえた音はゾデュスの想像通り部屋の中からセラフィーナがカギを閉めた音だった。
加えて言うなら、セラフィーナが不可視化の機能を加えた防御結界が室内には張り巡らされているので、ドアを開けた所で部屋の中に入る事はできない。
「おい、開けろ! クソ女! 正気か!? てめえ!」
ゾデュスはドンドンと扉の叩きながら、中にいるセラフィーナに呼びかけるが、返事はまったく返って来ない。
そんな兄の慌て様を見ながら、ガデュスがゆっくりと起き上がった。
「やるなぁ~。フィーナちゃん」
「そんなこと言っている場合か! ボケ!」
部屋の外でそんなゾデュス達のやり取りや怒号が続く中、セラフィーナは部屋に備え付けられていた唯一の窓に視線を向けていた。
「大丈夫よ、入りなさい」
セラフィーナがそう言うと窓がゆっくりと開き、セラフィーナの分身が入ってきた。
2人の姿形は全くの同一であり、傍目からはどちらが本当のセラフィーナか判別のしようがない。
というよりもどちらが本当のセラフィーナか分身のセラフィーナかの明確な基準はそもそも存在しなかった。
どちらも本物のセラフィーナであり、ただ分配している魔力の違いで出来る事に差がある点と分身している期間だけ個々に別の記憶があるくらいの違いでしかない。
「どうしたの? ユリウス様の屋敷で何があったの?」
何も答えない己の分身にセラフィーナは問いかける。
しかし、やはりセラフィーナの分身は何も答えなかった。
セラフィーナからすれば分身体がここまでやってきている時点で状況は不自然だ。
不自然さを拭えないセラフィーナだったが、解決策は簡単だった。
分身体を戻し、元の自分に戻れば分身体に記憶されていた期間の出来事は統合され共有されることになっている。
だからセラフィーナはすぐに自身の分身を戻す事に決めた。
反応が薄い分身体の手を取り、セラフィーナは分身魔法を解除する。
その瞬間、分身体は魔力の光となってセラフィーナに吸収されていき、同時に分身体に蓄積されていた情報も1つになった。
そうして一瞬にして分身体を吸収し、1つに戻ったセラフィーナは分身体に起こっていた全てを理解した。
しかしその内容はとてもではないが、今のセラフィーナにとって受け入れがたいものだった。
「……えっ? 死んだ? ユリウス様が?」
何かの間違いかと思い、セラフィーナは統合された記憶を再度自分の頭で確認してみるが、ミツキとの会話は自身が体験した事実としてしっかりと頭の記憶に残っていた。
「おい、クソ女、いい加減開けろ! 扉ごと吹き飛ばすぞ!」
「えー、流石にそれは不味いんじゃねえかぁ~? ブリガンティス様に怒られるよぉ~」
先程から聞こえてきたゾデュスの怒号がいよいよ真剣味が増してきた。
ガデュスはそんなゾデュスを止めるが、流石にそれも難しくなってきているようにセラフィーナには思えた。
別にセラフィーナは扉が破壊される事を恐れた訳でも激怒しているゾデュスを恐れた訳ではない。
だが、結果的に部屋に張り巡らされていた防御結界は解除され、鍵はセラフィーナによって開かれた。
ガチャリ。
そんな音をしっかりと確認したゾデュスの顔にニヤリと笑みが浮かぶ。
「よーし、いい心がけだ……と言いてぇ所だが、クソ女、てめぇはぶっ殺す!」
そうゾデュスが怒りの咆哮を上げながら勢いよく扉を開け放つと、目の前には俯いたセラフィーナが立っていた。
ゾデュスとしては「望む所よ、やれるもんならやってみなさいよ」とほくそ笑みながら堂々と立っているセラフィーナがいる事を想像していた。
あまりにも想像と違う光景にゾデュスが呆気に取られていると、セラフィーナは更にゾデュスの予想を裏切る行動を取った。
「え、え、え、セラフィーナちゃん?」
ゾデュスの後ろにいたガデュスは目の前の信じられない光景に混乱していた。
「……おい、何してる? 何があった?」
ゾデュスが見下ろす先、というより自分の胸に収まっているセラフィーナを見ながらゾデュスは更に問いかける。
「お、おい、泣いてんのか?」
「……泣いてないわよ」
(……嘘つけ、俺の一張羅がびちゃびちゃじゃねぇか)
対応に困ったゾデュスはふと後ろにいるガデュスの方を振り返ると、そこには別の意味で驚きの光景があった。
「おいっ、なんでお前が泣いてんだ。ガデュス」
「泣いてねぇよぉ~、兄貴ぃ~。全然悔しくなんかないんだからなぁ~」
(そっちかよ! ていうかこれどうすりゃいいんだ?)
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