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第4章 魔界編
第202話 ずさんな主人公計画と役に立たない奴ら
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「まぁそういうことになるな。全部が全部というわけではないが」
つい先日まで魔王だった俺が言うのもなんだが、魔人というものは人間界支配してやるぜ! ひゃっはー! みたいな思考を持つ者が大半だ。
それの筆頭が正にブリガンティスであり、ブリガンティスの考えに賛同する者はかなり多い。
俺が力で押さえていたからこそ、今の人間界は魔人の恐怖に怯えることなく、昔では考えられなかったほどに発展する事が出来たと言える。
もちろん全員がそうだったというわけではない。
四天王内で言えばアルレイラが人間界侵攻反対派だ。
いや、反対派だったと言った方が正しいかもしれない。
アルレイラは昨日、急遽開かれた四天王が集まる会議の場で条件付きとはいえ人間界侵攻に賛成したらしい。
残るもう一人の四天王ミッキーの考えは俺もよく分からないが、状況から判断してアイツも人間界侵攻賛成派に回ったのだろう。
つまり現状、元四天王筆頭だったアルジールを除く全員が人間界の敵に回ったという事になる。
轟の野郎が言うにはアルレイラはハルピュイヤ系魔人とやらが証言した魔人の俺とアルジールがクドウとアールという勇者に殺されたという妄言を信じたらしい。
その二組が全くの同一人物だと気付けないにしても、流石に冷静沈着なあのアルレイラがその話を信じたという話は今でもにわかには信じがたい。
俺の過大評価だったのだろうか?
それとも俺が知らない要因でもあったのかは今となっては分からない。
「まさかあのアルレイラがなぁ」
「姉さまがどうしたのですか? クドウ様」
「いいや、なんでもない。それでお前は何が言いたいんだよ。ポチ」
現状では魔界のほぼ全てが人間界の敵と言ってもいい。
なら勇者である俺がすべきは人間界に仇なす魔人全てを倒す事だ。
するとポチは腕で頭を器用に掻きながら言った。
「いや、主様にかかれば魔王軍を壊滅させることも不可能ではないと思うんですけど、そのゴールはなんです? 魔人全てを殺すのですか? まさかちょっと懲らしめてみんな仲良く、めでたしめでたしハッピーエンドなんて事が可能なんて主様も思っていないですよね?」
「えっ? あー、もちろんだ。もちろんそんな事は思ってないぞ。ポチ」
思ってもみなかったポチの言葉を俺は思わず否定したが、内心ではポチの言葉を疑問に思っていた。
えっ? 無理か?
俺は今までそうして魔界を治めてきたんだが。
流石に一人の死者も出さず、そんな事を成せるとは俺も思っていないが、魔界にいる魔人全てを殺すバイオレンスな結末など俺も望んではいない。
すると今度はアルジールが窘めるような表情でポチを見た。
「ポチ殿、クドウ様のペットである貴方の発言とは思えませんね。クドウ様を過小評価しすぎだ。そんな簡単な問題に気づかぬクドウ様ではない」
「えっ、そうなの? やはり何か策が?」
感心した表情でポチがアルジールを見た後、その策を知る為か大きな瞳でこっちを覗き込んで来た。
だが期待させて悪いが、もちろん俺に策などない。
そもそも今から一週間ほど前、3神ユリウスが持つ転生アイテムの存在を知った所から俺のこの主人公化計画は始まっている。
全ては俺が主人公になるべく始めた計画だが、あの日、アルジールを魔王城の玉座の間に呼び出すまでにかかった準備期間は3,4日程だ。
その内の半分ほどはユリウスとの戦闘とその後の飲み会に費やした。
そして、残る半分は実際に人間界へと旅発つために低ランク冒険者の装備を用意したりとルンルン遠足気分で異次元空間の整理などに勤しんだ。
つまり俺が何を言いたいかというと、魔人達を倒して人間界救世エンドという所までは考えていたが、その過程や具体的な策を深く考えている時間をまったく取っていなかったということだ。
これでは良い設定と凄いエンディング思いついたのに舞い上がって、話がまとまっていないのに見切り発車を始める三流ラノベ作家以下だ。
とはいえ心配はないようだ。
アルジールの反応を見るに、全てを丸く収める方策があるらしい。
これまで散々頭がおかしいとか言ってきたが、流石は俺の右腕だ。
本当のピンチにはしっかりと俺を助けてくれる。
そんな期待に俺が胸を膨らます中、アルジールは小さく笑みを漏らすと、自信満々にその解決策を語りだす。
「そもそも問題など発生していない。クドウ様が自ら行った計画に問題など発生するはずがないではありませんか?」
うんうん、よく分からないが問題は発生していなかったらしい。
俺は何度もその場で頷きながら、更にアルジールの言葉を待つ。
だが、そんなアルジールの口から出てきた言葉は耳を疑うものだった。
「クドウ様の覇道の邪魔をする者は全て始末するだけです。ミッキーもあのクドウ様の命令に背き続けたブリガンティスも。もちろんクドウ様の邪魔をするというのであれば我が姉アルレイラも例外ではありません。この世界にクドウ様に頭を垂れぬ者など存在する価値などないのですから」
ん? は? えっ?
いやいや、なんか『良い事言ったよ俺』みたいな澄まし顔をしているが、お前言ってる事は悪逆非道な魔王の右腕の発言だからな。
まぁ傍から見たら間違ってないかもしれないが、少なくとも俺は悪逆非道な魔王をしていたつもりはない。
最近少し見直しかけていたのに、こいつはやはり根っこの所では何も変わっていなかった様だ。
これでは何の解決策にもなってはいない。
俺が呆れを通り越してどうしようかと考えていたが、こいつの言葉はそこで終わってはいなかった。
「ですが、そうはならないでしょう。姉さまがクドウ様と敵対する姿など想像がつきませんし、ミッキーは分かりにくいですが、クドウ様に敵対心はありません。あの愚かなブリガンティスさえ始末すれば自ずと魔人はクドウ様に従う事になるはずです」
なんかうまくまとめた風に言っているが、それじゃ全然解決になっていないからな。
確かにアルレイラは魔王であった俺に忠誠心を尽くしていたし、ミッキーはよく分からないが、俺に対する敵対心はなかったと思う。
だが、それはあくまで魔王である俺に対しての話で勇者に対する俺への話ではない。
問題はアルレイラ達が魔王である俺を勇者クドウである俺を殺したと誤解しているという事だ。
まぁせめてアルレイラには事が終われば、事情を説明しようと思うが、それで納得してくれるかは分からない。
なんせ今のアルレイラはよくも分からないハルピュイヤ系魔人の言う事を信じてしまうくらいだからな。
本来の意味とは違うかもしれないが、本当に女心とは分からないものだ。
アルジールの頭のおかしい発言を受けて、ポチは納得したように頷いたかと思ったら、意味の分からない事を言い始めた。
「なるほど。気に入らない者は始末し、靴を舐める者には救済をというわけですか。正に魔人ジェノサイドエンド。流石は主様、魔王の風格ばっちりですね」
いや、だから魔王は辞めたって言ってんだろ。ポチ。
自分が好きだからって勝手に俺を魔王に復職させるんじゃない。
ていうかジェノサイドエンドってなんだよ! 初めて聞いたわ!
しかし、一見アルジールの意見に納得していたかに見えたポチだったが、器用に人差し指を横に振りつつ、口を「チッチッチッ」と鳴らし、今度は自らの意見を主張し始めた。
「主様とあろう方が甘いですね」
何が甘いのかよく分からないが、魔人ジェノサイドエンドとやらは俺の意見じゃないので、いますぐ訂正して欲しい。
とはいえ、良案は俺としては大歓迎だ。ジャンジャン言って欲しい。
今はお前だけが頼りなんだ。
そんな淡い期待に胸膨らませる俺にポチは尻尾をフリフリさせながらまた意味の分からない事を言い始めた。
「世界の真の敵登場で魔界人間界共闘ルートからの真の敵討伐トゥルーエンドが正義です! これだけは譲れません!」
そう言ったポチの表情はとても晴れやかだった。
そんなポチを見て俺は確信した。
こいつらダメだ。マジで使い物にならん。
俺は実家の城に向かう中で更なる問題に直面する事になり、頭を抱えることなるのだった。
つい先日まで魔王だった俺が言うのもなんだが、魔人というものは人間界支配してやるぜ! ひゃっはー! みたいな思考を持つ者が大半だ。
それの筆頭が正にブリガンティスであり、ブリガンティスの考えに賛同する者はかなり多い。
俺が力で押さえていたからこそ、今の人間界は魔人の恐怖に怯えることなく、昔では考えられなかったほどに発展する事が出来たと言える。
もちろん全員がそうだったというわけではない。
四天王内で言えばアルレイラが人間界侵攻反対派だ。
いや、反対派だったと言った方が正しいかもしれない。
アルレイラは昨日、急遽開かれた四天王が集まる会議の場で条件付きとはいえ人間界侵攻に賛成したらしい。
残るもう一人の四天王ミッキーの考えは俺もよく分からないが、状況から判断してアイツも人間界侵攻賛成派に回ったのだろう。
つまり現状、元四天王筆頭だったアルジールを除く全員が人間界の敵に回ったという事になる。
轟の野郎が言うにはアルレイラはハルピュイヤ系魔人とやらが証言した魔人の俺とアルジールがクドウとアールという勇者に殺されたという妄言を信じたらしい。
その二組が全くの同一人物だと気付けないにしても、流石に冷静沈着なあのアルレイラがその話を信じたという話は今でもにわかには信じがたい。
俺の過大評価だったのだろうか?
それとも俺が知らない要因でもあったのかは今となっては分からない。
「まさかあのアルレイラがなぁ」
「姉さまがどうしたのですか? クドウ様」
「いいや、なんでもない。それでお前は何が言いたいんだよ。ポチ」
現状では魔界のほぼ全てが人間界の敵と言ってもいい。
なら勇者である俺がすべきは人間界に仇なす魔人全てを倒す事だ。
するとポチは腕で頭を器用に掻きながら言った。
「いや、主様にかかれば魔王軍を壊滅させることも不可能ではないと思うんですけど、そのゴールはなんです? 魔人全てを殺すのですか? まさかちょっと懲らしめてみんな仲良く、めでたしめでたしハッピーエンドなんて事が可能なんて主様も思っていないですよね?」
「えっ? あー、もちろんだ。もちろんそんな事は思ってないぞ。ポチ」
思ってもみなかったポチの言葉を俺は思わず否定したが、内心ではポチの言葉を疑問に思っていた。
えっ? 無理か?
俺は今までそうして魔界を治めてきたんだが。
流石に一人の死者も出さず、そんな事を成せるとは俺も思っていないが、魔界にいる魔人全てを殺すバイオレンスな結末など俺も望んではいない。
すると今度はアルジールが窘めるような表情でポチを見た。
「ポチ殿、クドウ様のペットである貴方の発言とは思えませんね。クドウ様を過小評価しすぎだ。そんな簡単な問題に気づかぬクドウ様ではない」
「えっ、そうなの? やはり何か策が?」
感心した表情でポチがアルジールを見た後、その策を知る為か大きな瞳でこっちを覗き込んで来た。
だが期待させて悪いが、もちろん俺に策などない。
そもそも今から一週間ほど前、3神ユリウスが持つ転生アイテムの存在を知った所から俺のこの主人公化計画は始まっている。
全ては俺が主人公になるべく始めた計画だが、あの日、アルジールを魔王城の玉座の間に呼び出すまでにかかった準備期間は3,4日程だ。
その内の半分ほどはユリウスとの戦闘とその後の飲み会に費やした。
そして、残る半分は実際に人間界へと旅発つために低ランク冒険者の装備を用意したりとルンルン遠足気分で異次元空間の整理などに勤しんだ。
つまり俺が何を言いたいかというと、魔人達を倒して人間界救世エンドという所までは考えていたが、その過程や具体的な策を深く考えている時間をまったく取っていなかったということだ。
これでは良い設定と凄いエンディング思いついたのに舞い上がって、話がまとまっていないのに見切り発車を始める三流ラノベ作家以下だ。
とはいえ心配はないようだ。
アルジールの反応を見るに、全てを丸く収める方策があるらしい。
これまで散々頭がおかしいとか言ってきたが、流石は俺の右腕だ。
本当のピンチにはしっかりと俺を助けてくれる。
そんな期待に俺が胸を膨らます中、アルジールは小さく笑みを漏らすと、自信満々にその解決策を語りだす。
「そもそも問題など発生していない。クドウ様が自ら行った計画に問題など発生するはずがないではありませんか?」
うんうん、よく分からないが問題は発生していなかったらしい。
俺は何度もその場で頷きながら、更にアルジールの言葉を待つ。
だが、そんなアルジールの口から出てきた言葉は耳を疑うものだった。
「クドウ様の覇道の邪魔をする者は全て始末するだけです。ミッキーもあのクドウ様の命令に背き続けたブリガンティスも。もちろんクドウ様の邪魔をするというのであれば我が姉アルレイラも例外ではありません。この世界にクドウ様に頭を垂れぬ者など存在する価値などないのですから」
ん? は? えっ?
いやいや、なんか『良い事言ったよ俺』みたいな澄まし顔をしているが、お前言ってる事は悪逆非道な魔王の右腕の発言だからな。
まぁ傍から見たら間違ってないかもしれないが、少なくとも俺は悪逆非道な魔王をしていたつもりはない。
最近少し見直しかけていたのに、こいつはやはり根っこの所では何も変わっていなかった様だ。
これでは何の解決策にもなってはいない。
俺が呆れを通り越してどうしようかと考えていたが、こいつの言葉はそこで終わってはいなかった。
「ですが、そうはならないでしょう。姉さまがクドウ様と敵対する姿など想像がつきませんし、ミッキーは分かりにくいですが、クドウ様に敵対心はありません。あの愚かなブリガンティスさえ始末すれば自ずと魔人はクドウ様に従う事になるはずです」
なんかうまくまとめた風に言っているが、それじゃ全然解決になっていないからな。
確かにアルレイラは魔王であった俺に忠誠心を尽くしていたし、ミッキーはよく分からないが、俺に対する敵対心はなかったと思う。
だが、それはあくまで魔王である俺に対しての話で勇者に対する俺への話ではない。
問題はアルレイラ達が魔王である俺を勇者クドウである俺を殺したと誤解しているという事だ。
まぁせめてアルレイラには事が終われば、事情を説明しようと思うが、それで納得してくれるかは分からない。
なんせ今のアルレイラはよくも分からないハルピュイヤ系魔人の言う事を信じてしまうくらいだからな。
本来の意味とは違うかもしれないが、本当に女心とは分からないものだ。
アルジールの頭のおかしい発言を受けて、ポチは納得したように頷いたかと思ったら、意味の分からない事を言い始めた。
「なるほど。気に入らない者は始末し、靴を舐める者には救済をというわけですか。正に魔人ジェノサイドエンド。流石は主様、魔王の風格ばっちりですね」
いや、だから魔王は辞めたって言ってんだろ。ポチ。
自分が好きだからって勝手に俺を魔王に復職させるんじゃない。
ていうかジェノサイドエンドってなんだよ! 初めて聞いたわ!
しかし、一見アルジールの意見に納得していたかに見えたポチだったが、器用に人差し指を横に振りつつ、口を「チッチッチッ」と鳴らし、今度は自らの意見を主張し始めた。
「主様とあろう方が甘いですね」
何が甘いのかよく分からないが、魔人ジェノサイドエンドとやらは俺の意見じゃないので、いますぐ訂正して欲しい。
とはいえ、良案は俺としては大歓迎だ。ジャンジャン言って欲しい。
今はお前だけが頼りなんだ。
そんな淡い期待に胸膨らませる俺にポチは尻尾をフリフリさせながらまた意味の分からない事を言い始めた。
「世界の真の敵登場で魔界人間界共闘ルートからの真の敵討伐トゥルーエンドが正義です! これだけは譲れません!」
そう言ったポチの表情はとても晴れやかだった。
そんなポチを見て俺は確信した。
こいつらダメだ。マジで使い物にならん。
俺は実家の城に向かう中で更なる問題に直面する事になり、頭を抱えることなるのだった。
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