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三章 ここから始まるマイナー転生。マイナ、記憶を取り戻す
マイナ、魔力を取得する
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よくRPGでHPとある。
何と呼ぶか。国民的RPGではヒットポイントと言うのだが、体力=ヒットポイントと言う言い方をする事に疑問を持たないだろうか。
ヒットの意味は『打つ、殴る、当てる、命中する』などと言う意味だ。ポイントは点である。
何点の打撃を与えるか。
何点の打撃を耐えられるかなら、hit
ted pointでは無いだろうか。
これは、器用さや攻撃力の方が正しいのではないだろうか。
ゲームによってはそんな面倒くさい事を言う人もいるので、ヘルス・ポイントと説明書にこっそり書かれてあったりする。
閑話休題、
「魔力枯渇するまでマイニングを動かす私はバカだけど、でもグッジョブ!」
マイナは過去の自分を褒めてやる。
前世の記憶を取り戻してはじめてマイニングマシンを使い魔力枯渇で倒れたら、二度とマイニングしようとは思わなかったかもしれないとマイナは感じた。
「だってこれ本当に苦しいし……」
マイナは膨大な数動くマイニングマシンを眺め、記憶に残る目的のマイニングマシンを停止する。
「あった、魔力……」
魔力枯渇で体力も削られているのだろう、となんとなく感じ取りマイナはまず魔力報酬を得ることにする。
「魔力コンソール」
視界の隅に高速で流れるコンソールが現れタップすると英語キーボードが現れた。
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しま~z】
「割り込みctrl+zは正義よね」
【…………報酬を受け取りました。 魔力2147483647】
マイニングマシンでのステータス最大採掘量は、4バイト符号無し整数の最大値らしい。
マイニングして溜まっていた魔力が流れ込んでくる。
身体がすっと楽になり呼吸が楽になり、マイナは一息ついた。
重い荷物を抱えてるような感じが無くなり、アリアに寄りかかっている身体をそっと離した。
「マイナお嬢様?」
「あ、もう大丈夫かも」
そっとアリアから身を離す。
「魔力枯渇がとまり体力にも若干余裕が出てきたようね」
苦しさで鈍くなっていた五感が戻ってくる。
吐き気や疲労感などがすっと消えた。
少しずつ視界が開けていく。脳の痛み対応に追われていたリソースが復元していく。
あふれる魔力で常時強化されているような感覚を覚え、マイナはそっと身体を動かし、ニンマリと笑った。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫」
魔力が使用され、すぐに回復している感覚を覚え、マイナはステータスカードに目を落とす。
マイナがステータスカードに目を落とすと65535。符号なし小数の最大値だった。
ステータスカードの表示の限界かな?
何と呼ぶか。国民的RPGではヒットポイントと言うのだが、体力=ヒットポイントと言う言い方をする事に疑問を持たないだろうか。
ヒットの意味は『打つ、殴る、当てる、命中する』などと言う意味だ。ポイントは点である。
何点の打撃を与えるか。
何点の打撃を耐えられるかなら、hit
ted pointでは無いだろうか。
これは、器用さや攻撃力の方が正しいのではないだろうか。
ゲームによってはそんな面倒くさい事を言う人もいるので、ヘルス・ポイントと説明書にこっそり書かれてあったりする。
閑話休題、
「魔力枯渇するまでマイニングを動かす私はバカだけど、でもグッジョブ!」
マイナは過去の自分を褒めてやる。
前世の記憶を取り戻してはじめてマイニングマシンを使い魔力枯渇で倒れたら、二度とマイニングしようとは思わなかったかもしれないとマイナは感じた。
「だってこれ本当に苦しいし……」
マイナは膨大な数動くマイニングマシンを眺め、記憶に残る目的のマイニングマシンを停止する。
「あった、魔力……」
魔力枯渇で体力も削られているのだろう、となんとなく感じ取りマイナはまず魔力報酬を得ることにする。
「魔力コンソール」
視界の隅に高速で流れるコンソールが現れタップすると英語キーボードが現れた。
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しま~z】
「割り込みctrl+zは正義よね」
【…………報酬を受け取りました。 魔力2147483647】
マイニングマシンでのステータス最大採掘量は、4バイト符号無し整数の最大値らしい。
マイニングして溜まっていた魔力が流れ込んでくる。
身体がすっと楽になり呼吸が楽になり、マイナは一息ついた。
重い荷物を抱えてるような感じが無くなり、アリアに寄りかかっている身体をそっと離した。
「マイナお嬢様?」
「あ、もう大丈夫かも」
そっとアリアから身を離す。
「魔力枯渇がとまり体力にも若干余裕が出てきたようね」
苦しさで鈍くなっていた五感が戻ってくる。
吐き気や疲労感などがすっと消えた。
少しずつ視界が開けていく。脳の痛み対応に追われていたリソースが復元していく。
あふれる魔力で常時強化されているような感覚を覚え、マイナはそっと身体を動かし、ニンマリと笑った。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫」
魔力が使用され、すぐに回復している感覚を覚え、マイナはステータスカードに目を落とす。
マイナがステータスカードに目を落とすと65535。符号なし小数の最大値だった。
ステータスカードの表示の限界かな?
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