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九章

九話 後は任せろ その三

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「ね、ねえ、お兄さん……さっきの……なんなの?」
「雅、お手柄だ。お前のおかげでバッターを誘い出すことが出来た。いい芝居だった」
「ち、違いますから! 演技じゃないから! 私は本気で野球をしようとしてたんだから!」

 何言ってるんだ、コイツは?

「諦めぇ。このお人、頭の固さは青島一の石頭なんや。正論なんて釈迦に説法や」
「諦められません! ねえ、お願いだからちゃんと野球をしようよ!」

 真面目に野球だと?
 雅のお願いを、俺は笑い飛ばす。

「野球をやるだと? 冗談はよせ。俺達が真面目に野球をしたところで、アイツらはラフプレイをするだけだ」
「だからって、私達までそんなことをしたら、同じ穴のむじなじゃん! 私、嫌だよ……卑怯者になりたくない」
「だったら、ここから去れ」

 俺は冷たく言い放つ。雅の表情がかたくなる。
 卑怯者だと? 冗談じゃない!

「なあ、雅。俺さ……もう限界ギリギリなんだわ……」
「えっ?」

 正直、奇跡だと思っている。
 今も尚……正気でいられるのがな!

「我慢の限界超えそうなんだわ……表面張力って知ってるか? コップにあふれるくらい水が入っていても、こぼれないだろ? あれと同じだ。強や剛達を傷つけられて……堪忍袋ブチ切れてるんだよ!」
「ひぃいいいいいい!」

 殴りてえ……青島西中の連中、一人残らず殴り飛ばしてやりてえ……強や剛達が受けた痛みを百倍にして返してやりてえ……。
 俺の怒りは大気圏ぶっちぎるまで高まっている。
 強がここから退場したその瞬間から、これはもう野球じゃねえ。
 これは喧嘩だ。

「いいか、雅。アイツらは何度もチャンスをフイにした。強が……俺が……何度注意しても、真面目に野球をやれと伝えても、ガン無視しやがった。だったら、アイツらには地獄を見てもらうしかないだろうがぁあああああああああ!」
「……」

 我慢できねえ! さっさと死合を再開しろ!
 叩きのめしてやる!

「ほら、藤堂はん。雅はんが泣きそうな顔してますさかい、それくらいで」

 朝乃宮の言葉に我に返る。
 雅は俺から顔を背け、涙目になっている。
 チームメイト……にさせる顔じゃないな……すまん、雅……。
 けど、やっぱ、無理だわ……感情を……抑えられない……アイツらには……死んでも……償わせてやる!

「ああっ。悪かった。だが、戦う気がないのならここから去ってくれて構わない。ブルーリトルのみんなは黙って俺の作戦についてきてくれている。ひどいことを言っているのは分かってるが、それでも、頼む。一緒に戦ってくれ」
「……」

 雅は思いっきり不満げな顔をしているが、逃げるのが嫌なので渋々キャッチャーボックスに戻ってくれた。
 分かってくれたか……。

「違いますから。あんさんが怖いから、従ってるだけです。ほんま、小学生相手にマジギレするとか、ありえへんし。八つ当たりはやめ」
「……」

 朝乃宮のありがたいお言葉をいただき、俺はグラウンドへ戻った。
 青島西中のベンチ、お通夜みたいになってるな。
 もちろん、これで終わるつもりはない。たっぷり、自分が何をしたのかを分からせてやる。
 絶対に逃がさない。

「やべえよ……アイツ、マジでやべえ! 俺達の事、殺す気だ!」
「ガタガタ騒ぐな! ぶっ殺すぞ、てめえ!」

 ベンチが慌ただしいな。それに情けないヤツだ。
 リトルブルーのみんなは立ち向かったのによ……お前らは根性なしか? もっと気合いを入れろや。
 気持ちがどんどん冷めていくが、止める気は全くない。

 それにしても、淋代のヤツ、仲間がやられているのに一言も俺や国八馬達に声を掛けてこないな。
 それどころか、俺が片利山にボールを当てたとき、笑っていやがった。
 まるで、俺の行動を楽しんでいるかのように。
 淋代はきっと、自分のルールで俺達が動いているうちは手出しをしないだろう。
 俺か国八馬、どちらかが試合を放棄しない限り、口を出す気はないって感じだ。
 要は俺達で決着をつけろってことだ。冷たいというか、恐ろしいヤツだ。

「落ち着け。ヤツのボールはヘッド狙いだ。躱せば、道は開ける」
「どういうことだ、チャフ?」
「あのキャッチャー、素人だ。藤堂の剛速球をちゃんととれるとは思えない。何度か失敗するはずだ。そのときを狙って……」
「振り逃げか?」
「バカ。ノーアウトだぞ。一塁にランナーがいるだろうが。パスボールでいいだろ? ワイルドピッチ狙いなら、ランナーは無事に戻ってこれるし、一塁が開けば、振り逃げ、走塁し放題だ」
「なるほどな……それでいくか。おい、棚出! ビビるなよ!」

 作戦会議は終わったようだな。
 ワイルドピッチ狙いか……助かる。
 俺は顔をこわばらせている棚出に向かって、ボールを投げた。
 ボールは棚出のすぐそばを通りぬけ、後ろに飛んでいく。

「よっしゃ! 帰ってこい、向井川!」

 三塁ランナーは意気揚々と帰ってくるが、ご愁傷様だな。
 雅はボールを拾い、俺にボールを投げる。

「な、なんだとぉおおおおおおおおおおおお!」

 もう少しでホームインというところで、俺がホームベースに着く。
 残念だったな。

「向井川! スライディングで藤堂をやっちまえ!」
「……くそがぁああああああああ!」

 国八馬の命令に、やけくそ気味に走ってくる向井川を俺は……。

「なっ!」

 向井川の足が止まりそうになる。俺が向井川に向かってダッシュしているからだ。

 ここだ。

 俺はボールを握りしめる。
 俺はあの日から相手の顔を殴ることが出来なかった。少年Aのトラウマがあって、本気で殴れなかった。

 不思議だった。

 相手は俺を苛めていたヤツらだ。死んでしまえとさえ、思っていた。殴ったことに後悔はない。
 だが、事件後、人の顔を殴ろうとすると、体が硬直してしまうのだ。
 記憶はなくても、両手を骨折した痛みを体は覚えていて、身を守るために動かなくなるのだと思っていた。

 けれども、俺にはもう、顔を殴れる根拠があった。
 その兆しは獅子王先輩とのボクシング勝負をしたとき、最終ラウンドでの最後の一撃にあった。
 俺は無我夢中で獅子王先輩の顔をフルスイングで殴ったのだ。
 一度殴ってしまうと、そこからは硬直しなくなった。
 殴れるかもしれないけど、やめておこうと思い、殴らずにいた。
 だが、今なら……。

 ヤレル、オマエナラヤレル、オレガチカラヲカシテヤル。

 心の声に従い、俺は大きく左足を踏み込み、右手にボールを握ったまま、肩をひろげてタメを作り、軸足と腰の回転を同調させ、一気に向井川の顔面に拳を叩きつけた。

「ぽるんがぁあああああああああああ!」

 向井川は体を一回転させ、地面に叩きつけれた。泡を吹いて倒れている。再起不能だろう。
 ふぅ……トラウマを完全に克服したみたいだな。まるでイップスを克服した気分だ。
 ははっ、それは言い過ぎか。おこがましいよな。

 とりあえず、これで五人目。

「……ア……アウト……」

 朝乃宮の呆けた声が耳に届く。
 俺が顔面を殴ったことに、朝乃宮だけでなく、順平も黒井も驚いている。
 リトルブルーのメンバーはメンタマ飛び出そうなくらい、驚いていた。
 淋代も珍しく口を開け、唖然としていた。
 俺は殴った拍子で落ちた帽子を拾い上げる。

「残念だったな。お前らが五体満足でこのグラウンドから帰れると思ったのか? そんなわけないだろ。おい、お前!」

 俺は棚出に向かって怒鳴った。
 棚出はビクッとして、こわばった顔で俺から視線をそらす。

「たとえファーボールになっても、塁に帰ってくれば、俺が必ずお前をさす。この意味、分かるよな? 恨むならてめえらの愚かさを恨め。誰に喧嘩売ったのか、その身にぶちこんでやる。分かったのなら……返事しろや!」
「……ぁああああ……」

 ワイルドピッチ狙いをしても意味がないことを悟ったのだろう。棚出は真っ青な顔をしている。
 ワイルドピッチ狙いの対策は済んでいる。

 雅に伝えておいたのだ。
 キャッチャーボックスのギリギリ後ろで構えてもらって、満塁の時はわざとボールを捕らずに、スタンバイしていて欲しいと。
 ボールが後ろにぬけたら、すぐに取りに行って、俺にボールを投げろと。

 これは三塁ランナーをぶちのめす事以外にも、雅を護る為でもある。
 相手はスライディングで突っこんでくる。倉永のようにならないよう、対策した結果だ。

「ふ、藤堂! いつまでもそんな手が通じると思うなよ! さっきは間に合ったが、次は間に合うかどうか、分からないだろうが! 何点でも俺達がとってやる!」

 そう、この作戦には穴がある。国八馬の指摘通りだ。
 必ず間に合う保証はない。今のは偶然うまくいっただけだ。
 しかし、このゲームに限ってその限りではない。これこそが必勝法となるのだ。なぜなら……。

「だから?」
「だ、だからだと?」
「俺はお前達が全員、再起不能になるまでやり続ける。プレイできるヤツがいなくなったら、試合終了なんだよな? その場合、試合が出来なくなったチームが試合放棄として負けになるんだよな?」

 そう、このルールがあるから、こんな無謀で無茶な事が出来るのだ。
 これは国八馬が言ったことだ。

 
「おい、藤堂! 土下座はどうしたんだ! こら! それとも、分かっていないのか? 試合に出場する選手がいなくなれば、自動的にお前達の負けだってな。誰もこのグラウンドから無事に帰さねえぞ~? お前が坊主になって土下座するまではな!」


 試合に出場する選手がいなくなったら、自動的に俺達の負け。
 逆に言えば、国八馬達を全員ノックアウトすれば、青島西中の負けになる。
 これは点の取り合いじゃない。生き残りをかけたゲームだ。
 これが俺の狙いだ。
 全員潰して、ゲームセットだ。それだけだと思うなよ。

「おい、国八馬! どうするんだよ! 聞いてねえぞ、こんな展開!」
「お前が始めたことだろ! なんとかしろ! でないと、俺達は全員、やられるぞ!」

 おぉーおぉー、ついに始めたな。仲間割れ。
 淋代にはカリスマ性がある。プレイも全国レベルで実力はあるし、なにより、メンタルが半端なく強い。
 だから、こういったときは焦らず、鶴の一声で黙らせ、指示を出す。
 そうすれば、アイツらも闘志を取り戻し、抵抗してくるだろう。

 だが、国八馬は違う。
 短気で短絡的。コイツはピッチャーとしての才能はあるかもしれないが、それ以外はクズだ。
 自分を優先するだけ。自分が楽しめればそれでいい。
 仲間を思いやる気持ちなどない。怒鳴って指示することしかしない国八馬に、この場を収めることは出来ないだろう。
 烏合の衆ほど、もろいものはない。統率のない集団ほど、恐れることはないからな。
 この調子で一人ずつ、仕留めてやる。

「おい、始めるぞ。さっさと処刑台バッターボックスにつけ。自分の愚かさを悔いながらな」

 俺は棚田に処刑台に入るよう、命令する。
 棚田は入ろうとしない。それはそうだろう。
 あのバッターボックスに入れば、次は棚田か、三塁ランナーが処刑されるのだから。

 国八馬と棚田の醜い言い争いが続いている。
 鬱陶うっとうしい。無理矢理引きずって入れるか?

「棚田! バッターボックスに入れ! 大沢! 鞠田! 盗塁しろ! ただし、逆走するんだ! それで助かる!」

 チャフの叫び声に棚田は不審に思っている。
 なるほどな。
 棚田は迷っていたが、チャフの言われたとおり、バッターボックスに入った。
 そして、三塁ランナーの大沢が、二塁ランナーの鞠田がお互い逆走した。

「アウト! アウト! スリーアウトチェンジ!」

 淋代が二回表の終わりを告げる。
 俺はため息をつき、空を仰ぐ。
 この回では無理だったか……。

「えっ? えっ? どうなってるの?」

 首をかしげて立ち尽くしている雅と朝乃宮に、俺は何が起こったのか説明した。

「ランナーが守備を混乱させる目的で故意に逆走したりした場合はアウトになるんだ。野球のルールだ」
「へぇ……そうなんだ」
「雅はちゃんと知っておけ。野球やってるんだろ?」
「……うっさい、バカ」

 拗ねてベンチに戻る雅に、俺は肩をすくめた。
 朝乃宮はジト目で俺を睨んでくる。

「雅はんと仲がええんやね。ロリコン」
「勝手に不名誉な称号をつけるな。それと、朝乃宮。一つ伝えたいことがあるんだ」
「伝えたいこと?」
「野球のルールだ」

 朝乃宮は素人だ。野球に詳しいわけではない。だから、伝えておくことがある。ある反則行為を。
 これを伝えておかないと、俺の作戦がうまくいかないからな。
 俺は朝乃宮にあるルールを簡潔に伝えた。
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