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二章
二話 男と男の約束だ その一
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「おはよう、強。今日は朝ご飯の手伝いか。偉いぞ~」
「……これからは毎日、手伝う」
次の日の朝、朝食を準備していた強に信吾さんは明るく挨拶していた。強の言葉に、信吾さんは目を丸くしている。
「そ、それじゃあ、僕はシュナイダーのご飯を用意しようかな~」
「……シュナイダーのご飯はもう、俺がやったから」
強はそう言い残し、手伝いに励んでいる。
俺は台所からその様子を眺めていた。
「そっか……よし! 僕も自分の分は自分で用意するぞ!」
「……」
信吾さんと義信さんは立ち上がり、台所に入って自分のお椀や箸を取りに行く。その様子を楓さんは、
「まあ!」
と驚きの声を上げ、暖かく目見守っていた。当然、俺も朝食を用意しながら黙って見守っている。
義信さんが台所に入ってくるのは、楓さんが怪我や病気の時くらいだ。
強の行動が、家族を、みんなの意識を言い方向へ変えていく。
そんな気がした。だが、変わらないヤツもいて……。
「……おはようございます」
「……おはよう、姉さん」
「あっ、お手伝いしてるんだ。偉いね~」
「……ん、これ」
強は上春の前に箸とお皿を用意する。上春は眠そうに目をこすっていた。
「おはよう、咲」
「おはよう、咲君」
「おはようございます、お父さん、おじいちゃん。あれ? どうして、お箸とお椀を持っているんですか?」
「強君を見習って、今日は自分で用意した」
「ふ、ふう~ん……」
上春は気まずそうに自分のお椀と箸を見つめている。
「強、ありがとな。助かる」
「ううん。こんなことくらいしかできないから」
俺は強の頭をなでる。
「大切なことは手伝ってくれるその気持ちだ。それに小さな事でもコツコツと重ねてくれれば、とても助かる」
「……分かった」
いきなりなんでも出来るわけではない。
だから、少しずつ頑張ってくれればいい。要は気持ちが嬉しいんだ。
俺は強が弟で本当によかったと思っている。
「……」
「……何やってるんだ、上春」
「……何って、見て分かりませんか?」
台所で不機嫌丸出しな顔で食器を洗っている上春に、俺は面倒な事が起きそうだと感じていた。
上春の機嫌がすこぶる悪いのは大体予想が付く。だから、面倒くさい。
「なぜか、私だけ、わ・た・し・だけ! 怠け者みたいな扱いをされていますから!」
「だから、皿洗いで点数稼ぎか?」
せこい……。
やっていることが小さすぎる……強とは大違いだ。
あまりの志の低さに泣けてきた。
「別にそんなことありませんけど! このままでは、私のアイデンティティが失われてしまいます」
「アイデンティティ?」
何言ってるんだ、コイツ。
どうせくだらないことだろうが、一応聞いておくか。
「そうです! 私は上春家の家事、全てを担当してきました! 私しか家事が出来なかったんです! それなのに、兄さんや強が家事を手伝ったら、私のアイデンティティが……」
「やかましい」
「こはっ!」
俺は上春の脳天にチョップをたたき込んだ。
上春は涙目で俺を睨んでくる。
「もう! もうもう! いい加減に女の子を叩くの、やめてください! 禁止事項ですよ!」
「いや、ツッコんでほしいのかと思ってな」
俺の言葉に、上春はぷんぷん怒って文句をつけてくる。
「どうして、兄さんはそうやって、可愛い妹を苛めるんですか! DVですよ! 断固抗戦します! あっ~! 正論で私を苛めるのもやめてくださいね! どうせ、強は自分から手伝ったのに、上春は打算的だって言うつもりですね! 分かってますから! 言われなくても分かってますから!」
「……言っててむなしくないか?」
「そうさせたのは兄さんです!」
だから、指を指すな、指を。しかも、洗剤のついている手で。
しかし、役割を奪われる焦りは分かる。俺も朝乃宮に負けたくないからな。
頑張れよ、上春。
俺は上春に背を向け、学校にいく準備をする。
「待ってください!」
「……なんだ?」
「手伝ってくれないんですか?」
俺と上春は黙ったまま、見つめ合う。
手伝えだと? そんなの……。
「アイデンティティの為、頑張れ」
「無理です! 私、まだ全然、学校に行く準備が出来ていません! このままだと、遅刻してしまいます!」
「……」
「……」
おい。
もしかして、俺に引き継ぐつもりだったのか? パフォーマンスだったのか?
呆れてものが言えなかった。
「楓さんに引き継げ」
「嫌です! 格好悪いです!」
「俺はいいのかよ……」
「妹を助けるのが兄さんの役目です!」
そんな役目ねえよ。ったく、このアホは……。
「……さっさと用意しろ。遅刻したら承知しないからな」
「御免!」
お前は時代劇のなにがしか。あまりにも堂々としてたから、ちょっと、格好いいと思っちまったぞ。
仕方ない。やるか……。
「手伝います」
「うぉ! 朝乃宮か」
コイツ、俺の後ろをとらないと気が済まないのか? 心臓に悪い。
朝乃宮は制服に着替え、準備を整えていた。
「いいのか? 当番じゃないだろ?」
「手の焼ける妹の世話をするのが姉の役目ですから」
俺と朝乃宮はふがない妹に苦笑しつつ、皿洗いを開始した。俺が皿を洗い、朝乃宮が拭いていく。
二人だと、あっという間に終わりそうだ。
「藤堂はん。強はんだけでなく、咲もちゃんと褒めてあげてください。拗ねますから」
「いや、お姉ちゃんだろ? 我慢しろよ」
「咲はまだ子供ですから。褒められたいんよ、お兄様に」
お前が褒めてやれよ、と言いたかったがやめておいた。
朝乃宮は上春に甘いからな。きっと、何度も何度も褒めているのだろう。
しかし、上春を褒めるか……面倒だ。また後で考えよう。
朝乃宮に呆れられたが、俺はそそくさと皿洗いを終わらせた。
放課後、俺は青島西中へ足を運んだ。
青島西中に来るのは去年のロッカー事件以来だな。
ロッカーに閉じ込められていた生徒を発見したことから始まったあの事件は、臨時で俺と上春、朝乃宮と組んで解決したのだが、また、ここに来ることになるとは思ってもいなかった。
空は晴れているが、寒い。吐く息は白く、寒さで肌が白くなりそうだ。
時折風が吹き付けて、身を縮めながら俺は青島西中に着いた。
今回は青島西中のOBもOGもいないので、校舎の中に入ることは出来ない。
もちろん、入るつもりはないので、俺はグラウンドを見渡せる場所へ移動する。
青島西中も午前授業だったので、グラウンドには幾人かの生徒が部活に励んでいる。
ホームのある場所に目をやると、そこには誰もいなかった。
野球部は毎日練習しているイメージがあるが、今はランニングの最中なのだろうか?
俺はここに来る前に青島西中の野球部のことを調べてきた。
かなりやんちゃというか、中坊特有の怖い物知らず故の無茶な行動が目立つというか……あまり関わりたくのない連中なのは確かだ。
暴力事件は当たり前、恐喝、窃盗等の犯罪行為のオンパレードだ。
しかも、大きな犯罪を犯した者は武勇として誇らしげに語っているのだから、始末が悪い。
ここにずっといれば、迷惑を掛けるだろう。俺はまた日を改め、その場から去った。
また、翌日に出向けばいいと思っていたのだが……。
「捕まった?」
晩ご飯前、義信さんが全員に窓ガラスを割った犯人が捕まったことを報告してくれた。
は、早いな。流石は警察といったところか。けれど、肩すかしを食らった気分だな。
実はこれにはタネがあって、義信さんは以前、少年課に勤務していた。
そのとき、お礼参りに義信さんの家に物を投げ込んだり、あらぬ誹謗中傷の落書きを何度もされた。
そこで、この家を見張るように監視カメラがいくつも設置され、一人残らず逮捕されていった。
今回も、監視カメラの一台が犯人を撮っていた。ボールを投げた時間帯も分かっていたので、すぐに犯人が割り出せたわけだ。
左近が俺に見せてくれた写真は、その監視カメラのワンシーンのものだ。
どうやって手に入れたのかは、面倒そうなので聞かずにいた。
「そうだ。もう、心配しなくていい」
「ちょっと待って。どういうことか、説明してほしいんだけど。どうして、犯人は家にボールを投げ込んだの?」
女がテーブルをトントンと指で叩いて尋ねるが……。
「ただの悪戯だと自供している。ストレスで腹が立っていたのだろう。話はこれで終わりだ」
「そんなの嘘でしょ! ちゃんと話しなさいよ!」
女は更に義信さんに突っかかるが。
「二度同じことを言わすな」
この一言で黙殺された。
確かに犯人の動機は分からずじまいだが、これでよかったのかもしれない。
腹は立つが、強や上春を巻き込まずに済んだことは僥倖だ。
なら、話を蒸し返す必要はない。
それに、俺に注意も何もなかったってことは、俺がらみの件ではなかったってことだ。
ただ、一月三日の親善試合に関わっていたのかどうかは分からずじまいだが。
とにかく、問題は解決したと思っていた。もう、青島西中に行く必要もないと思っていた。
だが、事件はまだ、始まってもいなかった。
「……これからは毎日、手伝う」
次の日の朝、朝食を準備していた強に信吾さんは明るく挨拶していた。強の言葉に、信吾さんは目を丸くしている。
「そ、それじゃあ、僕はシュナイダーのご飯を用意しようかな~」
「……シュナイダーのご飯はもう、俺がやったから」
強はそう言い残し、手伝いに励んでいる。
俺は台所からその様子を眺めていた。
「そっか……よし! 僕も自分の分は自分で用意するぞ!」
「……」
信吾さんと義信さんは立ち上がり、台所に入って自分のお椀や箸を取りに行く。その様子を楓さんは、
「まあ!」
と驚きの声を上げ、暖かく目見守っていた。当然、俺も朝食を用意しながら黙って見守っている。
義信さんが台所に入ってくるのは、楓さんが怪我や病気の時くらいだ。
強の行動が、家族を、みんなの意識を言い方向へ変えていく。
そんな気がした。だが、変わらないヤツもいて……。
「……おはようございます」
「……おはよう、姉さん」
「あっ、お手伝いしてるんだ。偉いね~」
「……ん、これ」
強は上春の前に箸とお皿を用意する。上春は眠そうに目をこすっていた。
「おはよう、咲」
「おはよう、咲君」
「おはようございます、お父さん、おじいちゃん。あれ? どうして、お箸とお椀を持っているんですか?」
「強君を見習って、今日は自分で用意した」
「ふ、ふう~ん……」
上春は気まずそうに自分のお椀と箸を見つめている。
「強、ありがとな。助かる」
「ううん。こんなことくらいしかできないから」
俺は強の頭をなでる。
「大切なことは手伝ってくれるその気持ちだ。それに小さな事でもコツコツと重ねてくれれば、とても助かる」
「……分かった」
いきなりなんでも出来るわけではない。
だから、少しずつ頑張ってくれればいい。要は気持ちが嬉しいんだ。
俺は強が弟で本当によかったと思っている。
「……」
「……何やってるんだ、上春」
「……何って、見て分かりませんか?」
台所で不機嫌丸出しな顔で食器を洗っている上春に、俺は面倒な事が起きそうだと感じていた。
上春の機嫌がすこぶる悪いのは大体予想が付く。だから、面倒くさい。
「なぜか、私だけ、わ・た・し・だけ! 怠け者みたいな扱いをされていますから!」
「だから、皿洗いで点数稼ぎか?」
せこい……。
やっていることが小さすぎる……強とは大違いだ。
あまりの志の低さに泣けてきた。
「別にそんなことありませんけど! このままでは、私のアイデンティティが失われてしまいます」
「アイデンティティ?」
何言ってるんだ、コイツ。
どうせくだらないことだろうが、一応聞いておくか。
「そうです! 私は上春家の家事、全てを担当してきました! 私しか家事が出来なかったんです! それなのに、兄さんや強が家事を手伝ったら、私のアイデンティティが……」
「やかましい」
「こはっ!」
俺は上春の脳天にチョップをたたき込んだ。
上春は涙目で俺を睨んでくる。
「もう! もうもう! いい加減に女の子を叩くの、やめてください! 禁止事項ですよ!」
「いや、ツッコんでほしいのかと思ってな」
俺の言葉に、上春はぷんぷん怒って文句をつけてくる。
「どうして、兄さんはそうやって、可愛い妹を苛めるんですか! DVですよ! 断固抗戦します! あっ~! 正論で私を苛めるのもやめてくださいね! どうせ、強は自分から手伝ったのに、上春は打算的だって言うつもりですね! 分かってますから! 言われなくても分かってますから!」
「……言っててむなしくないか?」
「そうさせたのは兄さんです!」
だから、指を指すな、指を。しかも、洗剤のついている手で。
しかし、役割を奪われる焦りは分かる。俺も朝乃宮に負けたくないからな。
頑張れよ、上春。
俺は上春に背を向け、学校にいく準備をする。
「待ってください!」
「……なんだ?」
「手伝ってくれないんですか?」
俺と上春は黙ったまま、見つめ合う。
手伝えだと? そんなの……。
「アイデンティティの為、頑張れ」
「無理です! 私、まだ全然、学校に行く準備が出来ていません! このままだと、遅刻してしまいます!」
「……」
「……」
おい。
もしかして、俺に引き継ぐつもりだったのか? パフォーマンスだったのか?
呆れてものが言えなかった。
「楓さんに引き継げ」
「嫌です! 格好悪いです!」
「俺はいいのかよ……」
「妹を助けるのが兄さんの役目です!」
そんな役目ねえよ。ったく、このアホは……。
「……さっさと用意しろ。遅刻したら承知しないからな」
「御免!」
お前は時代劇のなにがしか。あまりにも堂々としてたから、ちょっと、格好いいと思っちまったぞ。
仕方ない。やるか……。
「手伝います」
「うぉ! 朝乃宮か」
コイツ、俺の後ろをとらないと気が済まないのか? 心臓に悪い。
朝乃宮は制服に着替え、準備を整えていた。
「いいのか? 当番じゃないだろ?」
「手の焼ける妹の世話をするのが姉の役目ですから」
俺と朝乃宮はふがない妹に苦笑しつつ、皿洗いを開始した。俺が皿を洗い、朝乃宮が拭いていく。
二人だと、あっという間に終わりそうだ。
「藤堂はん。強はんだけでなく、咲もちゃんと褒めてあげてください。拗ねますから」
「いや、お姉ちゃんだろ? 我慢しろよ」
「咲はまだ子供ですから。褒められたいんよ、お兄様に」
お前が褒めてやれよ、と言いたかったがやめておいた。
朝乃宮は上春に甘いからな。きっと、何度も何度も褒めているのだろう。
しかし、上春を褒めるか……面倒だ。また後で考えよう。
朝乃宮に呆れられたが、俺はそそくさと皿洗いを終わらせた。
放課後、俺は青島西中へ足を運んだ。
青島西中に来るのは去年のロッカー事件以来だな。
ロッカーに閉じ込められていた生徒を発見したことから始まったあの事件は、臨時で俺と上春、朝乃宮と組んで解決したのだが、また、ここに来ることになるとは思ってもいなかった。
空は晴れているが、寒い。吐く息は白く、寒さで肌が白くなりそうだ。
時折風が吹き付けて、身を縮めながら俺は青島西中に着いた。
今回は青島西中のOBもOGもいないので、校舎の中に入ることは出来ない。
もちろん、入るつもりはないので、俺はグラウンドを見渡せる場所へ移動する。
青島西中も午前授業だったので、グラウンドには幾人かの生徒が部活に励んでいる。
ホームのある場所に目をやると、そこには誰もいなかった。
野球部は毎日練習しているイメージがあるが、今はランニングの最中なのだろうか?
俺はここに来る前に青島西中の野球部のことを調べてきた。
かなりやんちゃというか、中坊特有の怖い物知らず故の無茶な行動が目立つというか……あまり関わりたくのない連中なのは確かだ。
暴力事件は当たり前、恐喝、窃盗等の犯罪行為のオンパレードだ。
しかも、大きな犯罪を犯した者は武勇として誇らしげに語っているのだから、始末が悪い。
ここにずっといれば、迷惑を掛けるだろう。俺はまた日を改め、その場から去った。
また、翌日に出向けばいいと思っていたのだが……。
「捕まった?」
晩ご飯前、義信さんが全員に窓ガラスを割った犯人が捕まったことを報告してくれた。
は、早いな。流石は警察といったところか。けれど、肩すかしを食らった気分だな。
実はこれにはタネがあって、義信さんは以前、少年課に勤務していた。
そのとき、お礼参りに義信さんの家に物を投げ込んだり、あらぬ誹謗中傷の落書きを何度もされた。
そこで、この家を見張るように監視カメラがいくつも設置され、一人残らず逮捕されていった。
今回も、監視カメラの一台が犯人を撮っていた。ボールを投げた時間帯も分かっていたので、すぐに犯人が割り出せたわけだ。
左近が俺に見せてくれた写真は、その監視カメラのワンシーンのものだ。
どうやって手に入れたのかは、面倒そうなので聞かずにいた。
「そうだ。もう、心配しなくていい」
「ちょっと待って。どういうことか、説明してほしいんだけど。どうして、犯人は家にボールを投げ込んだの?」
女がテーブルをトントンと指で叩いて尋ねるが……。
「ただの悪戯だと自供している。ストレスで腹が立っていたのだろう。話はこれで終わりだ」
「そんなの嘘でしょ! ちゃんと話しなさいよ!」
女は更に義信さんに突っかかるが。
「二度同じことを言わすな」
この一言で黙殺された。
確かに犯人の動機は分からずじまいだが、これでよかったのかもしれない。
腹は立つが、強や上春を巻き込まずに済んだことは僥倖だ。
なら、話を蒸し返す必要はない。
それに、俺に注意も何もなかったってことは、俺がらみの件ではなかったってことだ。
ただ、一月三日の親善試合に関わっていたのかどうかは分からずじまいだが。
とにかく、問題は解決したと思っていた。もう、青島西中に行く必要もないと思っていた。
だが、事件はまだ、始まってもいなかった。
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