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三章

三話 言うなぁあああああああああああああああああああああああ! その二

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「シュナイダー、とってこい」
「わんわん!」

 強がシュナイダーとフリスビーで遊んでいる間、俺はベンチに座り、ぼけっと空を見上げていた。
 空は青く、澄み切っているが、俺の気持ちは暗く沈んでいる。原因は上春とのいさかいだ。
 どうして、皆は俺になんとかしろと言ってくるんだ。俺が悪いのか? 納得いかない。
 強の事は、成り行き……じゃないな。俺は自分の姿と強の姿を重ねていただけだ。
 だが……重ねて何がしたかったのだろう? 救われたかったのか? 救ってほしかったのか?

 俺はシュナイダーと戯れている強に視線を送る。
 強は以前よりも感情を表に出すことが増えた。自分の意見を言うようにもなった。
 だが、まだまだ俺や上春家の人達に遠慮している節がある。
 きっと、強がなんのしがらみもなく、誰かに甘えることができるのは、本当の家族だけだろう。それほど、家族と他人の間には差がある。
 ならば、この家族ごっこは何の意味があるのか?

 所詮しょせん偽物だ。価値なんてものはない。
 ならば、本物を追い求めるべきではないか? そっちのほうが有意義ではないか?
 上春はきっと、血のつながりがなくても、家族だと思える人がそばにいれば、その人達が家族になるのだと言いたいのだろう。
 だが、そんなものは幻想だ。本当の家族になれるわけではない。そう思い込んでいるだけだ。

 俺と上春の意見は平行線のまま、交わることはない。お互いの意見がずっと果てしなくぶつかるだけだ。きっと、妥協はできる、でも、分かり合うことはない。
 そんな関係、疲れるだけだと思うのは俺だけか?

 くそっ! 考えがうまくまとまらない。理性ではなく、感情で結論を出してしまいそうになる。
 感情はその場その場の気分で結論が出てしまう。正確な結論が出せないと分かっているのに……。

「おっ、正道じゃん! どうしたよ、暗い顔して」
「……武蔵野か」

 いつの間にか、武蔵野が俺の顔を覗き込むようにして語り掛けてくる。

「また、家族の事で悩んでいるのか? あんな可愛い女の子が義妹なんだぞ? 少しはその幸運をかみしめろよ」
「……」

 コイツ、本気でそう思っているのか? 俺には全く理解できん。

「おっ? もしかして、義妹が可愛いから悩んでいるのか? 分かるぞ、その気持ち! 絶対に惚れちまうよな! かぁー! やっぱり、いいね! 萌えるね! 義妹とはさ!」

 アホか、コイツは。義理とはいえ、妹だぞ? 恋愛感情があるわけないだろうが。

「全く……人を待たせて何をしていると思えば、くだらない会話を……」

 武蔵野のくだらない意見にツッコミを入れてきたのは黒井だった。まあ、普通の反応だよな。
 黒井は呆れたように武蔵野を睨んでいる。

「くだらないとはなんだ、くだらないとは。義妹がどれだけ素晴らしいか語り合おうとしてだな……」
「語り合う? あっ……」

 ようやく、武蔵野が誰と話しているのか気づいたようだ。黒井はあからさまに嫌そうな顔つきになる。

「あら、いましたの? 全然気が付きませんでしたわ」
「……」

 挑発的な黒井の態度に、俺は何も言わない。嫌われて当然の事をしたからな。

「お、おいおい、きっついな~。麗子、正道に何か恨みがあるの?」
「……別に何もありませんの。関わりたくもないだけですの」

 黒井の態度に何も知らない武蔵野はドン引きしている。少し、居心地が悪くなってきた。

「そ、そうか。正道、お前、まさか……麗子にえ、えっちなことを……」
「するか! こっちは真面目に悩んで……」
「よしきた! 俺達が人生相談にのってやろう!」

 武蔵野の突然の提案に、俺と黒井は目を丸くしてしまう。
 突然、何を言い出すんだ、コイツは?

「俺達って、まさか、私もですの? まっぴらごめんですの」
「そう言うなって! 困ったときはお互い様だろ? それに、藤堂は俺のダチだし。ここは同じ義妹である麗子の意見を聞いておきたいのよ」
「義妹? もしかして、上春の事ですの? 呆れた。まだ、仲直りしてませんの? さっさと土下座して謝りなさいな」

 朝乃宮といい、黒井といい、どうしても俺を土下座させたいのか?
 土下座にはあまりいい思い出がない。昔、いじめにあったとき、何度もさせられたからだ。
 それに……いや、今はどうでもいい。土下座なんて絶対にしたくない。

「なぜ、俺が土下座しなければならない。俺は悪くない。ないのに謝るのは不自然だ」
「はあ……本当に石頭ですわね。年上で男なのですから、大人の対応をしてみせなさいな」

 黒井の言い分に異を唱える。

「大人の対応? 上春に謝ることがか? 自分に嘘をついて、上春の顔色をうかがうほうがおかしいだろ? そんなものは家族じゃない。ただの他人同士の付き合いだ。そんなものを上春が望むわけがない。逆に傷つけるだけだ。俺は自分にも、上春にも嘘をつきたくない。それに、黒井なら俺の気持ちを理解できると思っていたのだがな」
「藤堂先輩の気持ちが理解できる? くだらなさ過ぎて笑う気にもなれませんの。女の子の気持ちを受け入れることができないチキンの気持ちなんて知りたくもありませんわ」
「ま、まあ、落ち着けよ、二人とも。とにかく、正道の考えを聞いてみようぜ。正道、話してくれよ。誰かに愚痴るだけで、スッキリとするぜ」

 俺はため息を一つつき、上春と喧嘩している原因、俺と上春の考えを二人に話した。
 上春は家族仲良くやっていきたいのに対し、俺は家族ごっこは認められないこと。
 俺は再婚に関しては断固反対だということを。
 再婚したからといって、俺は上春信吾を父親だと思えないし、上春や強を弟や妹としてみることができない。
 なにより、あの女を母親だとは、絶対に認めたくない。

 話していて、気づいてしまう。ああっ、これは愚痴だ。
 こんなこと、武蔵野や黒井に話しても意味がないのに、それでも、止まらない。俺が思っていた以上にストレスを感じていたようだ。
 俺がさっきほど黒井に俺の気持ちが理解できないのか、と言ったのは、黒井が両親の再婚に反対している立場だと思ったからだ。
 黒井と武蔵野を見ていれば分かる。
 武蔵野は再婚に賛成だが、黒井は反対のはず。ならば、黒井の考えと俺の考えはきっと似ている。それ故、賛同してくれると確信していた。
 だが、話し終えた後の黒井の答えは……。

「……さっさと上春に謝りますの」
「なぜだ! 俺の話を聞いていたのか? 黒井は上春の意見が正しいと本気で信じているのか?」

 理解できなかった。黒井は再婚に反対なのに、どうして、俺の意見に賛成ではないのか?
 黒井を問い詰めると、黒井は苦々しい顔つきになる。

「た、確かに、藤堂先輩の考えは、ちょーっと……いや、かなり……いえ、ほぼ、分かりますの。でも、上春も、その……ストレスマックスですの」
「ま、マックスなのか?」

 黒井はうんざりしたかのように頷く。その顔は疲れが出ていた。
 どうでもいいのだが、ストレスマックスという単語、流行っているのか?

「そうですの。上春は普段は絶対に人の悪口は言いませんの。朝乃宮先輩について、もっと真面目にしてほしい、子ども扱いしないでほしいと愚痴ることはありますが、それは親愛の証ですの。ですが最近、藤堂先輩の悪口を言うようになりましたわ。普段大人しい上春が怒ると手が付けられないというか、その……」
「……迷惑かけてスマン」
「そう思うのなら、さっさと、早く、早急に仲直りしなさいな」

 ここでも怒られるとは思ってもみなかった。俺が悪いわけではないのに、申し訳ない気分になる。

「謝るのなら、伊藤さんに謝りなさい。彼女、風紀委員を辞めた後でも、藤堂先輩の事を想っていますの。好きな人の事を、別の女の子の口からきかされるのは苦痛でしかありませんの。それでも、伊藤さんは上春の愚痴を聞いている。彼女の気持ちに応えるつもりはありませんの?」

 黒井の顔は悲壮感ひそうかんに満ちていた。
 黒井は御堂と同じく情に厚い女の子だ。風紀委員を辞めた今も、黒井は伊藤と仲良くやってくれているのだろう。
 だったら、俺は自分の本音を語るべきだ。たとえ、黒井や上春に軽蔑されても……。

「……それはできない。伊藤には絶対に嘘をつきたくない。たとえ、伊藤を傷つけるとしても、俺はもう二度と伊藤に嘘をつきたくないんだ」

 大切な後輩なんだ。
 俺は一度、彼女を裏切った。理由があったとしても、許されることではない。
 俺はもう二度と伊藤を騙すことはしたくない。
 黒井の悲しげな顔が、伊藤を傷つけてしまったときの顔とダブってしまう。

 ああっ、そうだ……。
 俺が上春の事でここまで意地を張る理由の一つが、年下の女の子の困った顔、泣きそうな顔をみると胸が苦しくなるからだ。だから、遠ざけたいんだ。
 上春を家族だと認めてしまえば、きっと、近しい存在になる。
 そして、俺の元から離れていってしまうとき、耐えがたい苦痛が襲ってくるのだ。

 もう沢山だ……健司や両親と別れる苦しさを味わいたくないんだ。
 黙り込む俺と黒井に、武蔵野はこの空気を吹き飛ばすかのような明るい声で言い放った。

「よし、分かった! 仲直りしよう!」
「……なぜ、お前が答える、武蔵野」

 コイツ、俺の話を聞いていたのか? しかも、自信満々に言いやがって。

「だって、このままってわけにはいかないだろ? 正道、本当に大切なことからは逃げちゃダメだ」
「いや、待て。俺の話を……」
「逃げるな、正道」

 な、なんだ、急に真面目な顔しやがって……。
 俺はつい、武蔵野の雰囲気に気圧されてしまう。普段は不真面目なくせに、どうして、コイツはここぞってときに……。
 構えている俺に、武蔵野はバンバンと俺の肩をたたく。

「そう難しく考えるなって! 正道は慣れていないだけだろ? だから、戸惑ってるだけだ」
「慣れていない? 戸惑う? 何に?」
「兄妹喧嘩にだ。俺と麗子はもう、何度も経験済だぜ」

 武蔵野が黒井の肩に手をおこうとするが、黒井が迷惑そうに肩を払う。
 兄妹喧嘩か……確かに慣れていないが、そんな簡単な問題では……。

「だから、考えすぎなんだって。正道、眉間にしわ寄せ過ぎ。兄妹なんて、喧嘩するのは日常茶飯事なんだって。一回騙されたと思って、仲直りしてみ。どうせまた、喧嘩するから」
「……また喧嘩するのなら何の意味がある?」
「意味ねえよ。正道は考えすぎなんだって。兄妹って喧嘩してなんぼ。挨拶みたいなもんなんだよ」

 そうなのか? そう反論したかったが、武蔵野には義理とはいえ、妹がいる。経験談からの話だろう。
 そういえば、伊藤も弟の事で喧嘩ばかりしているってなんでもないような顔で言っていたな。二人の言葉には説得力がある。
 だが……。

「……元々こういう顔だ。武蔵野の言うことが仮に正しいとしても、どうすれば……その……仲直りできるんだ?」

 ここが一番の問題だ。
 上春と仲直りするとしても、その方法が分からない。第一、俺には妹がいなかった。
 初めての兄妹喧嘩。仲直りの方法など知っているわけがない。
 俺の真剣な質問に、黒井がこれみよがしにため息をついた。

「はあ……何を悩んでいるかと思えば。バカバカしすぎて、怒る気にもなれませんの」
「仕方ないだろ。本当に分からないんだ」
「一言、ごめんなさいも言えませんの」
「あっ……」

 バカか、俺は。喧嘩したら謝る。それで、仲直りでいいんだろうが。
 健司と喧嘩した時も、お互い謝って仲直りしてたじゃないか。
 こんな簡単なことに気づかなかったとは、相当参っているようだ。
 だが、なぜ、謝らなければいけないんだ? 俺が悪いわけでは……。

「だ~か~ら! 正道は理論的に考えすぎ。正道は自分は悪くないのに謝るのはおかしいと思ってるんだろ? 顔に出てるぞ」
「……はあ、本当にバカですわね。悪くなくても、年上がおれるに決まってますの。それが兄と姉のデメリットですの」

 な、納得いかないな……。
 まあ、伊藤も愚痴ってたな。姉だからって、弟が優遇されるのはムカつくって。今更ながら、伊藤の気持ちが理解できた。
 上春と仲直り……するべきだな。家の雰囲気だけでなく、周りにも迷惑をかけるのはよくない。

 喧嘩しているせいで、上春の立場が悪くなる可能性があるのは見過ごせない。
 風紀委員を真面目に頑張ってくれている上春に、先輩の俺が迷惑をかけるわけにはいかない。
 多少、納得いかないことがあるが、やると決めたら即実行だ。

「分かった。今日の夜、上春に謝って……」
「まあ、待てって。ただ謝るのは芸がないだろ? せっかくだし、プレゼントも用意しておけよ」
「? 何がせっかくなんだ? どうして、プレゼントしなければならない?」
「……なるほど。そういうことですのね」

 な、なぜ、今の会話で黒井はプレゼントする理由が分かるんだ? 俺にはさっぱり分からかったぞ?
 困惑する俺に、黒井も武蔵野もため息をついていた。

「正道、少しは女心を勉強しておけ。今週は特別な日があるだろ?」

 特別な日? なんだ? その日とプレゼントに何の関連性が……いや、ある……あったぞ!
 特別な日、プレゼント。この二つのキーワードでようやく武蔵野の言いたいことに気づけた。
 プレゼントしても不自然でない日なのだろう、その特別な日は……。
 第一候補は上春の誕生日だ。

 しかし、それだと疑問が残る。武蔵野がどうして、上春の誕生日を知っているのかということだ。
 黒井は知っていてもおかしくないが、最近引っ越してきた武蔵野が上春の誕生日を知っているのは不自然だ。
 だとしたら、上春の誕生日ではない。
 それ以外で、プレゼントしても不自然でない日は、そう多くない。この十二月という期間限定ならなおさらだ。
 それだと、答えは一つしかない。それは……。

「クリスマスか……」
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