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八章
八話 真実への追求 その一
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日曜日。
天気は快晴で行楽日和といってもいい。少し前までうだるような暑さが続いていたが、涼しい風が吹き抜けるようになり、ようやく過ごしやすくなった。
それに加え、日曜の朝の時間帯は通学路に誰もいない為、ゆったりと歩くことが出来る。
青島の不良は夜行性だからな。朝から問題行動を起こそうとするヤツもいない。
俺は待ち合わせ場所にたどり着くと、すでに見知った女子の姿を発見する。
平村だ。
ベージュの少し大きめのベレー帽に白のニット、ブラウンのロングのフレアースカート。
秋らしい服装で、おとなしめの平村にはよく似合っていると思う。だが、二つ気になることがある。
それは……。
「あ、あの……私の格好、何か変ですか?」
不安げに上目遣いで俺を見つめてくる平村に、俺はつい心配させないよう本音を語る。
「いや、よく似合っていると思う」
「よ、よかった~」
しまった! つい反射的に肯定してしまった!
はにかむ平村に、俺は指摘するタイミングを失ってしまった。
言いにくい……だが、言わなければ……平村のためにも。
「真子、あんた学校に行くのに私服は不味いから。フツウ、制服着てくるでしょ」
俺達の横から口出ししてきたのは白部だった。
そう、白部の言うとおり、学校に入るときは制服を着用するのが暗黙の了解だろう。学校は勉強を学ぶところであって、遊びにいくところではないのだから。
白部は制服姿で、長袖ワイシャツに紺のサマーセーター、鞄を持参している。スカートの丈は短いが、シワ一つない綺麗な制服に感心してしまった。
母校に行くのだから、しっかりとした服装に仕上げてきたのだろう。礼儀正しい子だと評価を改めなければならないな。
「ううっ……」
恥ずかしそうにうつむく平村に、白部は容赦なくツッコんでくる。
「真子はいつもそう。肝心なところが抜けているんだから。誰かさんにいい格好を見せようとするから……」
「か、奏水ちゃんだって、計算高いじゃない。いつもよりおしゃれしているし」
「恩師に会いに行くのだから当然じゃない」
「違うよ、絶対。男の子に魅せるおしゃれだよ、それ」
口喧嘩を始めた二人に、俺はあえて何も言わず、黙って見つめていた。こういうのも仲がいいから言い合えることだと思ったからだ。
「うわっ……これってヤバげじゃねえ? 最近は大人しくなったと思っていたのに、再発してるし」
「……なぜここにいる庄川《しょうかわ》君」
平村と白部の同じクラスメイトである庄川が、いつの間にか集合場所に来ていた。
庄川司。
クラスの人気者で面倒見のいい男だ。身長は百八十ちょいで、後ろ髪を束ねている。
少しノリがよすぎて女子に子供扱いされているが、そこは愛嬌というべきだろう。
庄川の登場を二人はまだ気づいていない。ずっと口喧嘩を続けている。
感情をむきだしにしてお互いを罵り合う二人は、端から見れば喧嘩をしているように見えるだろう。
だが、これは二人にとって日常茶飯事の事で、ただの会話にしか過ぎないのだ。
問題なのは、庄川に二人の仲が修復されつつある事に気づかれてしまう事だ。
さて、どう誤魔化すべきか?
「でも、ほっとしたっすよ。お互い言い合えるって事は対等ってことでしょ? イジメは一方的だけど、喧嘩は両通行だし。これを機に仲良しに戻って欲しいところなんすけどね」
誤魔化しようがないな。
まあ、しょうがないだろう。白部と平村の生き生きとした顔を見せられたら、誤魔化しようがない。
「そうだな。仲直り出来たらいいな」
その為にもやるべきことをやらないとな。
その前に、なぜ庄川がここにいるのか問いただそうとしたとき。
「正直、見直しましたよ、藤堂先輩。人の仲を引き裂くだけが取り柄じゃなかったんですね」
「……お前もか、井波戸」
白部と平村の親友である、クラス委員の井波戸が俺達の会話に入ってきた。
井波戸美花里。
庄川と同じく白部達のクラスメイトで、二人の幼なじみでもある。
腕時計盗難事件があったとき、事件の真相を追求し、親友である白部を犯人と断定してしまった。
二人と同じ高校に進学し、クラス委員として白部と平村を気にかけてきた女子である。
「勘違いしないで欲しいんですけど、私が庄川君に情報を教えました。庄川君も私と同じく二人の仲をどうにかしたいって行動してきましたので、伝えたんです。あっ、今日のことですけど、新聞部ならこれくらいの情報、すぐに手に入れることができますので」
そして、風紀委員に敵対意識を持っている。新聞部の報道を風紀委員が規制したことが原因だが、規制されるような事を書こうとしていたのだから、自業自得だ。
規制された記事について左近に尋ねてみたところ、女性教師と男子生徒の恋愛がらみのスキャンダルで、生徒のプライバシーを守るために規制したとのこと。
その情報を聞いて、確かにその時期、先生が一人退職になったことを思い出した。急な退職だった為、記憶に残っていたのだ。
生徒の方は問題を明るみにしない為にお咎めなしとのことだが、もし、また同じ問題を引き起こした場合は即刻退学と注意を受けたらしい。
その生徒もついこの前、転校していったのだが。誰のことかは言わずもがなだ。
話を戻すが、庄川と井波戸がここにいる理由はおおよそ推測できた。
庄川はクラスメイトが抱えている問題を解決するために、井波戸は自分が何度も調査してたどり着いた結論にケチをつけようとしている俺の監視役だろう。
最初から井波戸は俺を嫌っていた。自分の邪魔をするヤツは敵と思い、攻撃的な態度をとるヤツなのだろう。
味方には優しく、敵には好戦的。それが井波戸という女子だと、すぐに理解させられた。
「おいおい、委員長、挑発しすぎ。すみませんね、藤堂先輩。普段は優しいヤツなんですけど」
俺達の間に庄川が割って入ってきた。仲裁しようとしてくれているのだろう。ならば、今後の事も考えて井波戸をあまり刺激するようなことは避けるべきだ。
しかし、二人にはこれ以上、平村達のことを隠し通すことは出来ないだろう。少し厄介なことになってしまった。
俺は内心の焦りを表に出さないよう、平静を装う。
「大丈夫だ。それよりも、二人がここにいるってことは俺達についてくるってことでいいんだな?」
「もちろん!」
「お邪魔させていただきます」
お節介なヤツだ。だが、好感は持てる。
イジメなんて関わるとろくな事がない。なのに、首を突っ込んでくるということは白部達のことを放っておけなかったのだろう。いい仲間だ。
少し平村と白部が羨ましい。
中学一年だった俺のクラスにも、庄川や井波戸のようにイジメを見かねて仲裁してくれるヤツがいたら、俺と健司は友達でいられたのだろうか? 両親も離婚せずに、この地にくることもなかったのだろうか?
考えても、無意味だと分かっていても、想像せずにはいられなかった。
「藤堂先輩、おはようございます!」
「おはようございます、藤堂はん」
「おはよう、上春、朝乃宮」
これで全員集合だな。
俺は上春と朝乃宮に事情を話し、庄川と井波戸も同伴することを伝えた。
二人がついてくることなった為、計画の変更を余儀なくされてしまったので、二人と軽く打ち合わせし、方針を立てる。
「藤堂先輩、そろそろいかないっすか?」
「真子、奏水! いつまでもじゃれ合っていないで行くわよ」
「「じゃれあってなんかない!」」
庄川達の呼ぶ声に俺と上春、朝乃宮はアイコンタクトを交わし、頷いた。
さて、行くとするか。っと、その前に。
「平村さん。その荷物、持つから」
「えっ、あっ」
俺はもう一つ気になっていたもの、平村が持っていた荷物を取り上げる。
荷物の中身は重箱だ。三段重ねの弁当箱といったところか。
きっと、お昼に食べるため用意してくれたと思うが、平村の細腕では重い荷物だ。
弁当箱をずっと持ったまま事件の捜査をしていては、平村がへばるってしまうからな。
調査を円滑にするための行動だったが、後ろから冷やかしの声が聞こえてくる。
俺はそれを無視し、歩き出す。
俺達が向かう青島西中に隠された真実があるのか。不安と期待を胸に俺達は青島西中に向かうのであった。
天気は快晴で行楽日和といってもいい。少し前までうだるような暑さが続いていたが、涼しい風が吹き抜けるようになり、ようやく過ごしやすくなった。
それに加え、日曜の朝の時間帯は通学路に誰もいない為、ゆったりと歩くことが出来る。
青島の不良は夜行性だからな。朝から問題行動を起こそうとするヤツもいない。
俺は待ち合わせ場所にたどり着くと、すでに見知った女子の姿を発見する。
平村だ。
ベージュの少し大きめのベレー帽に白のニット、ブラウンのロングのフレアースカート。
秋らしい服装で、おとなしめの平村にはよく似合っていると思う。だが、二つ気になることがある。
それは……。
「あ、あの……私の格好、何か変ですか?」
不安げに上目遣いで俺を見つめてくる平村に、俺はつい心配させないよう本音を語る。
「いや、よく似合っていると思う」
「よ、よかった~」
しまった! つい反射的に肯定してしまった!
はにかむ平村に、俺は指摘するタイミングを失ってしまった。
言いにくい……だが、言わなければ……平村のためにも。
「真子、あんた学校に行くのに私服は不味いから。フツウ、制服着てくるでしょ」
俺達の横から口出ししてきたのは白部だった。
そう、白部の言うとおり、学校に入るときは制服を着用するのが暗黙の了解だろう。学校は勉強を学ぶところであって、遊びにいくところではないのだから。
白部は制服姿で、長袖ワイシャツに紺のサマーセーター、鞄を持参している。スカートの丈は短いが、シワ一つない綺麗な制服に感心してしまった。
母校に行くのだから、しっかりとした服装に仕上げてきたのだろう。礼儀正しい子だと評価を改めなければならないな。
「ううっ……」
恥ずかしそうにうつむく平村に、白部は容赦なくツッコんでくる。
「真子はいつもそう。肝心なところが抜けているんだから。誰かさんにいい格好を見せようとするから……」
「か、奏水ちゃんだって、計算高いじゃない。いつもよりおしゃれしているし」
「恩師に会いに行くのだから当然じゃない」
「違うよ、絶対。男の子に魅せるおしゃれだよ、それ」
口喧嘩を始めた二人に、俺はあえて何も言わず、黙って見つめていた。こういうのも仲がいいから言い合えることだと思ったからだ。
「うわっ……これってヤバげじゃねえ? 最近は大人しくなったと思っていたのに、再発してるし」
「……なぜここにいる庄川《しょうかわ》君」
平村と白部の同じクラスメイトである庄川が、いつの間にか集合場所に来ていた。
庄川司。
クラスの人気者で面倒見のいい男だ。身長は百八十ちょいで、後ろ髪を束ねている。
少しノリがよすぎて女子に子供扱いされているが、そこは愛嬌というべきだろう。
庄川の登場を二人はまだ気づいていない。ずっと口喧嘩を続けている。
感情をむきだしにしてお互いを罵り合う二人は、端から見れば喧嘩をしているように見えるだろう。
だが、これは二人にとって日常茶飯事の事で、ただの会話にしか過ぎないのだ。
問題なのは、庄川に二人の仲が修復されつつある事に気づかれてしまう事だ。
さて、どう誤魔化すべきか?
「でも、ほっとしたっすよ。お互い言い合えるって事は対等ってことでしょ? イジメは一方的だけど、喧嘩は両通行だし。これを機に仲良しに戻って欲しいところなんすけどね」
誤魔化しようがないな。
まあ、しょうがないだろう。白部と平村の生き生きとした顔を見せられたら、誤魔化しようがない。
「そうだな。仲直り出来たらいいな」
その為にもやるべきことをやらないとな。
その前に、なぜ庄川がここにいるのか問いただそうとしたとき。
「正直、見直しましたよ、藤堂先輩。人の仲を引き裂くだけが取り柄じゃなかったんですね」
「……お前もか、井波戸」
白部と平村の親友である、クラス委員の井波戸が俺達の会話に入ってきた。
井波戸美花里。
庄川と同じく白部達のクラスメイトで、二人の幼なじみでもある。
腕時計盗難事件があったとき、事件の真相を追求し、親友である白部を犯人と断定してしまった。
二人と同じ高校に進学し、クラス委員として白部と平村を気にかけてきた女子である。
「勘違いしないで欲しいんですけど、私が庄川君に情報を教えました。庄川君も私と同じく二人の仲をどうにかしたいって行動してきましたので、伝えたんです。あっ、今日のことですけど、新聞部ならこれくらいの情報、すぐに手に入れることができますので」
そして、風紀委員に敵対意識を持っている。新聞部の報道を風紀委員が規制したことが原因だが、規制されるような事を書こうとしていたのだから、自業自得だ。
規制された記事について左近に尋ねてみたところ、女性教師と男子生徒の恋愛がらみのスキャンダルで、生徒のプライバシーを守るために規制したとのこと。
その情報を聞いて、確かにその時期、先生が一人退職になったことを思い出した。急な退職だった為、記憶に残っていたのだ。
生徒の方は問題を明るみにしない為にお咎めなしとのことだが、もし、また同じ問題を引き起こした場合は即刻退学と注意を受けたらしい。
その生徒もついこの前、転校していったのだが。誰のことかは言わずもがなだ。
話を戻すが、庄川と井波戸がここにいる理由はおおよそ推測できた。
庄川はクラスメイトが抱えている問題を解決するために、井波戸は自分が何度も調査してたどり着いた結論にケチをつけようとしている俺の監視役だろう。
最初から井波戸は俺を嫌っていた。自分の邪魔をするヤツは敵と思い、攻撃的な態度をとるヤツなのだろう。
味方には優しく、敵には好戦的。それが井波戸という女子だと、すぐに理解させられた。
「おいおい、委員長、挑発しすぎ。すみませんね、藤堂先輩。普段は優しいヤツなんですけど」
俺達の間に庄川が割って入ってきた。仲裁しようとしてくれているのだろう。ならば、今後の事も考えて井波戸をあまり刺激するようなことは避けるべきだ。
しかし、二人にはこれ以上、平村達のことを隠し通すことは出来ないだろう。少し厄介なことになってしまった。
俺は内心の焦りを表に出さないよう、平静を装う。
「大丈夫だ。それよりも、二人がここにいるってことは俺達についてくるってことでいいんだな?」
「もちろん!」
「お邪魔させていただきます」
お節介なヤツだ。だが、好感は持てる。
イジメなんて関わるとろくな事がない。なのに、首を突っ込んでくるということは白部達のことを放っておけなかったのだろう。いい仲間だ。
少し平村と白部が羨ましい。
中学一年だった俺のクラスにも、庄川や井波戸のようにイジメを見かねて仲裁してくれるヤツがいたら、俺と健司は友達でいられたのだろうか? 両親も離婚せずに、この地にくることもなかったのだろうか?
考えても、無意味だと分かっていても、想像せずにはいられなかった。
「藤堂先輩、おはようございます!」
「おはようございます、藤堂はん」
「おはよう、上春、朝乃宮」
これで全員集合だな。
俺は上春と朝乃宮に事情を話し、庄川と井波戸も同伴することを伝えた。
二人がついてくることなった為、計画の変更を余儀なくされてしまったので、二人と軽く打ち合わせし、方針を立てる。
「藤堂先輩、そろそろいかないっすか?」
「真子、奏水! いつまでもじゃれ合っていないで行くわよ」
「「じゃれあってなんかない!」」
庄川達の呼ぶ声に俺と上春、朝乃宮はアイコンタクトを交わし、頷いた。
さて、行くとするか。っと、その前に。
「平村さん。その荷物、持つから」
「えっ、あっ」
俺はもう一つ気になっていたもの、平村が持っていた荷物を取り上げる。
荷物の中身は重箱だ。三段重ねの弁当箱といったところか。
きっと、お昼に食べるため用意してくれたと思うが、平村の細腕では重い荷物だ。
弁当箱をずっと持ったまま事件の捜査をしていては、平村がへばるってしまうからな。
調査を円滑にするための行動だったが、後ろから冷やかしの声が聞こえてくる。
俺はそれを無視し、歩き出す。
俺達が向かう青島西中に隠された真実があるのか。不安と期待を胸に俺達は青島西中に向かうのであった。
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