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番外編 バットエンド_届かない声 前編 プロローグ
プロローグ 後悔 その一
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
番外編です。
このお話は「三話 伊藤ほのかの猛省 失われた楽園」と「四話 伊藤ほのかのファーストキス」の間でのお話です。
多少、辻褄があわないところもありますが、多めに見ていただけるとありがたいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「はあ……」
何度目のため息になるのか分からない。
苛立った気持ちとモヤモヤとした想いを抱え、俺は誰もいない廊下を歩いていた。
六時過ぎにもなると、騒がしかった校舎は鳴りを潜め、逆に耳が痛くなるほどの静寂を感じる。冷たい初秋の風が苛立った感情を落ち着かせてくれる。
俺の足音だけが廊下に響き渡り、反響している。
静かなのは望むところだ。じっくりと考えたいことがある。
俺はつい隣を見てしまう。いつもそこにいる相棒はいない。
俺はまた、ため息がもれた。
どうして、こうなった?
俺は今日の出来事を思い返してみる。
「……それでですね、先輩。よっちーがいいとこ見せようとして誤爆しちゃって……」
伊藤の楽しげな世間話に、俺は適度に相づちを打つ。
伊藤ほのか。
最近コンビを組むことになった俺の相棒で、一つ年下の女子だ。
明るめの脱色された茶髪のエアリーショートにスカート丈は膝上十センチ以上、ブラウスのボタンが二つ開けられ、そこから見える胸元にハートのネックレス。風紀委員をなめてるとしか思えない服装だ。
性格も考えも正反対の俺達だが、とある事件で知り合い、今では相棒としてお互い行動している。
本当に世の中、予測できないことばかりだ。
伊藤はなぜか、俺を恐れない。俺は不本意ながら『不良狩り』という二つ名がついている。
青島は別名、不良の聖地などと呼ばれていた。そのせいで不良達がこの島に集まってくるのだ。俺はそんな不良ばかり相手をしてきた為、いつの間にかそう呼ばれるようになってしまった。
伊藤はそんな俺を怖がりもせず、そばにいてくれる。俺は戸惑いながらも、久しぶりに誰かと話が出来る相手を重宝していた。
まあ、なんだ。手のかかる後輩だから可愛いと……思わなくもない。
俺の短い相づちでも、伊藤は喜んで話を続けてくれる。俺と一緒にいることで誰かに喜んでもらえた事なんてあっただろうか?
普段の俺は周りから嫌われているので、こういった存在は本当にありがたい。
それに可愛い女の子に微笑んでもらえるだけでも、男としては嬉しいものだ。
今日の活動はただの見回りで、不良を相手にする必要もない。もちろん、不良が誰かに迷惑をかけていれば止めに入るが、そうそう事件など起きるはずもない。
少々退屈を感じるが、何も問題ないことが一番だ。ならば、今日はこのまま伊藤との会話を楽しませてもらおう。
そう思った矢先の出来事だった。
「……」
「? どうかしましたか、先輩?」
俺が黙り込んでしまったせいで、伊藤の口も止まってしまう。
俺が気になったのは……。
「何か臭わないか?」
「はい? それって刑事が犯罪の臭いを嗅ぎ分ける的なアレですか? 問題発生ですか!」
「んなわけねえだろ。それに問題が起こって喜ぶな。不謹慎だ」
俺は軽く伊藤のおでこをこつく。伊藤は大げさに痛がり、睨んでくる。
「相変わらず冗談が通じませんね、先輩は。臭いってタバコの臭いですか?」
「……よく分かったな」
「パパンが庭の端っこで吸っているので。あれ、本当にやめて欲しいんですけどね。どうして、タバコなんて吸うんでしょうね? 禿げるのに」
肩身狭いだろうな、伊藤の父親は。それに禿げはしないだろ。
伊藤に追いやられる伊藤の父親を想像すると、つい笑ってしまった。
さて、冗談はここまでにして喫煙しているヤツがいるようだ。俺は伊藤を俺の後ろにいるように指示する。
喫煙している相手が不良だった場合、喧嘩になる恐れがある。伊藤をくだらない争いに巻き込みたくない。
伊藤は俺の意図を読み取って、そそくさと俺の後ろに隠れる。
臭いの元は体育館の裏からのようだ。安直だなと思いつつ、俺は角を曲がった。
目的の相手はすぐに見つかった。
男子生徒が三人、座り込んでタバコを吸っている。
やれやれ、伊藤の言うとおり、どうしてタバコなんて吸いたがるのか。それも、わざわざ学校で。
やってはいけないことでも、仲間がいればしてもいいと勘違いしているのか。
俺だっていちいち口やかましく言いたくはない。正直、俺達の目の届かない場所で好きにやってろと言ってやりたい。
だが、見つけてしまった以上、風紀委員として見過ごせない。
「おい」
俺の一声で喫煙していた男子生徒が一斉に俺を見る。
最初は声を掛けられびびっていたが、俺が先生でないと分かると、俺に背を向け、またタバコを吸い始めた。
いい度胸をしている。
俺は少しドスを利かせて、言い放つ。
「おい、無視してんじゃねえぞ」
「……んだよ、お前」
「お、おい。コイツ……風紀委員じゃねえか? それも不良狩りの……」
男子生徒はコソコソと何かを話していたが、ようやく俺の方に振り向く。忌み嫌っていた名前もこういうところで役に立つとは皮肉だな。
俺は改めて男子生徒を睨みつける。
相手は不良には見えない。ただの男子生徒達だ。少し悪ぶっているようにしか思えない。
不良と違って暴れる可能性は少ない。だが、キレると何をしでかすか分からない危険性がある。
前に一般生徒を注意して、キレた生徒が俺に向かってナイフを振り回したことがあった。
素人の攻撃だったのですぐに取り押さえることが出来たが、危険である事は変わりない。
伊藤もいることだ。警戒するに越したことはない。
「タバコとライターを出せ」
男子生徒は渋々タバコとライターを差し出してきた。俺は連中からタバコとライターを慎重に受け取る。
「もう二度と学校でタバコを吸うな。いいな」
これで男子生徒が頷けば終了だ。何事もなく終わる予定だった。
だが、事はそう簡単に進まなかった。
「……んだよ、偉そうに。お前はセンコーかよ。同じ学生なのに説教なんかしやがって」
一人の男子生徒が反抗の意思を示した。
コイツ、どうしてこんな状況になっているのか、理解していないのか?
俺は少し腹ただしい気分で言い返す。
「未成年者が喫煙してはいけないなんて、幼稚園児でも知っているのだがな。お前は知らないのか? それに説教じゃない。苦情だ。お前の勝手な行動で、学校が悪く思われるのは納得いかない」
「んだと! 俺だってお前のような不良狩りなんて物騒なヤツが同じ学校にいるなんて、迷惑なんだよ! 誰も頼んでないっつーの! どうせ、お前も不良なんだろ? 不良がセンコーの真似してるんじゃねえよ! 底辺の人間が俺達にどれだけ迷惑をかけているのか分からねえのかよ!」
俺が不良だと? 底辺の人間だと? 黙っていれば、好き勝手言ってくれるな。
不良=底辺の人間だと決めつける人種が一番腹が立つ。不良と話したこともないくせに、勝手にレッテルを貼って好き放題言うこの男、どうしてくれようか。
俺が睨んでやると、男子生徒は二、三歩後ろに後退する。
本当に根性がないヤツだ。まだ、不良の方が度胸も根性もある。
「なら、俺達風紀委員がお前にどんな不利益をもたらした? そこまで啖呵切るんなら、もちろんあるんだろうな?」
「うっ、うっせえ! 存在自体がうっとうしいんだよ! みんな言ってるんだよ!」
「具体的なことは何も言えないんだな。全く説得力がないぞ。それにみんなって誰だ? お前の脳内にいるみんなか?」
「てめえ……」
一触即発の空気が漂う。なるべくなら、穏便に済ませたかったが、仕方ない。
俺は拳を握りしめ、喧嘩を覚悟したそのとき。
番外編です。
このお話は「三話 伊藤ほのかの猛省 失われた楽園」と「四話 伊藤ほのかのファーストキス」の間でのお話です。
多少、辻褄があわないところもありますが、多めに見ていただけるとありがたいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「はあ……」
何度目のため息になるのか分からない。
苛立った気持ちとモヤモヤとした想いを抱え、俺は誰もいない廊下を歩いていた。
六時過ぎにもなると、騒がしかった校舎は鳴りを潜め、逆に耳が痛くなるほどの静寂を感じる。冷たい初秋の風が苛立った感情を落ち着かせてくれる。
俺の足音だけが廊下に響き渡り、反響している。
静かなのは望むところだ。じっくりと考えたいことがある。
俺はつい隣を見てしまう。いつもそこにいる相棒はいない。
俺はまた、ため息がもれた。
どうして、こうなった?
俺は今日の出来事を思い返してみる。
「……それでですね、先輩。よっちーがいいとこ見せようとして誤爆しちゃって……」
伊藤の楽しげな世間話に、俺は適度に相づちを打つ。
伊藤ほのか。
最近コンビを組むことになった俺の相棒で、一つ年下の女子だ。
明るめの脱色された茶髪のエアリーショートにスカート丈は膝上十センチ以上、ブラウスのボタンが二つ開けられ、そこから見える胸元にハートのネックレス。風紀委員をなめてるとしか思えない服装だ。
性格も考えも正反対の俺達だが、とある事件で知り合い、今では相棒としてお互い行動している。
本当に世の中、予測できないことばかりだ。
伊藤はなぜか、俺を恐れない。俺は不本意ながら『不良狩り』という二つ名がついている。
青島は別名、不良の聖地などと呼ばれていた。そのせいで不良達がこの島に集まってくるのだ。俺はそんな不良ばかり相手をしてきた為、いつの間にかそう呼ばれるようになってしまった。
伊藤はそんな俺を怖がりもせず、そばにいてくれる。俺は戸惑いながらも、久しぶりに誰かと話が出来る相手を重宝していた。
まあ、なんだ。手のかかる後輩だから可愛いと……思わなくもない。
俺の短い相づちでも、伊藤は喜んで話を続けてくれる。俺と一緒にいることで誰かに喜んでもらえた事なんてあっただろうか?
普段の俺は周りから嫌われているので、こういった存在は本当にありがたい。
それに可愛い女の子に微笑んでもらえるだけでも、男としては嬉しいものだ。
今日の活動はただの見回りで、不良を相手にする必要もない。もちろん、不良が誰かに迷惑をかけていれば止めに入るが、そうそう事件など起きるはずもない。
少々退屈を感じるが、何も問題ないことが一番だ。ならば、今日はこのまま伊藤との会話を楽しませてもらおう。
そう思った矢先の出来事だった。
「……」
「? どうかしましたか、先輩?」
俺が黙り込んでしまったせいで、伊藤の口も止まってしまう。
俺が気になったのは……。
「何か臭わないか?」
「はい? それって刑事が犯罪の臭いを嗅ぎ分ける的なアレですか? 問題発生ですか!」
「んなわけねえだろ。それに問題が起こって喜ぶな。不謹慎だ」
俺は軽く伊藤のおでこをこつく。伊藤は大げさに痛がり、睨んでくる。
「相変わらず冗談が通じませんね、先輩は。臭いってタバコの臭いですか?」
「……よく分かったな」
「パパンが庭の端っこで吸っているので。あれ、本当にやめて欲しいんですけどね。どうして、タバコなんて吸うんでしょうね? 禿げるのに」
肩身狭いだろうな、伊藤の父親は。それに禿げはしないだろ。
伊藤に追いやられる伊藤の父親を想像すると、つい笑ってしまった。
さて、冗談はここまでにして喫煙しているヤツがいるようだ。俺は伊藤を俺の後ろにいるように指示する。
喫煙している相手が不良だった場合、喧嘩になる恐れがある。伊藤をくだらない争いに巻き込みたくない。
伊藤は俺の意図を読み取って、そそくさと俺の後ろに隠れる。
臭いの元は体育館の裏からのようだ。安直だなと思いつつ、俺は角を曲がった。
目的の相手はすぐに見つかった。
男子生徒が三人、座り込んでタバコを吸っている。
やれやれ、伊藤の言うとおり、どうしてタバコなんて吸いたがるのか。それも、わざわざ学校で。
やってはいけないことでも、仲間がいればしてもいいと勘違いしているのか。
俺だっていちいち口やかましく言いたくはない。正直、俺達の目の届かない場所で好きにやってろと言ってやりたい。
だが、見つけてしまった以上、風紀委員として見過ごせない。
「おい」
俺の一声で喫煙していた男子生徒が一斉に俺を見る。
最初は声を掛けられびびっていたが、俺が先生でないと分かると、俺に背を向け、またタバコを吸い始めた。
いい度胸をしている。
俺は少しドスを利かせて、言い放つ。
「おい、無視してんじゃねえぞ」
「……んだよ、お前」
「お、おい。コイツ……風紀委員じゃねえか? それも不良狩りの……」
男子生徒はコソコソと何かを話していたが、ようやく俺の方に振り向く。忌み嫌っていた名前もこういうところで役に立つとは皮肉だな。
俺は改めて男子生徒を睨みつける。
相手は不良には見えない。ただの男子生徒達だ。少し悪ぶっているようにしか思えない。
不良と違って暴れる可能性は少ない。だが、キレると何をしでかすか分からない危険性がある。
前に一般生徒を注意して、キレた生徒が俺に向かってナイフを振り回したことがあった。
素人の攻撃だったのですぐに取り押さえることが出来たが、危険である事は変わりない。
伊藤もいることだ。警戒するに越したことはない。
「タバコとライターを出せ」
男子生徒は渋々タバコとライターを差し出してきた。俺は連中からタバコとライターを慎重に受け取る。
「もう二度と学校でタバコを吸うな。いいな」
これで男子生徒が頷けば終了だ。何事もなく終わる予定だった。
だが、事はそう簡単に進まなかった。
「……んだよ、偉そうに。お前はセンコーかよ。同じ学生なのに説教なんかしやがって」
一人の男子生徒が反抗の意思を示した。
コイツ、どうしてこんな状況になっているのか、理解していないのか?
俺は少し腹ただしい気分で言い返す。
「未成年者が喫煙してはいけないなんて、幼稚園児でも知っているのだがな。お前は知らないのか? それに説教じゃない。苦情だ。お前の勝手な行動で、学校が悪く思われるのは納得いかない」
「んだと! 俺だってお前のような不良狩りなんて物騒なヤツが同じ学校にいるなんて、迷惑なんだよ! 誰も頼んでないっつーの! どうせ、お前も不良なんだろ? 不良がセンコーの真似してるんじゃねえよ! 底辺の人間が俺達にどれだけ迷惑をかけているのか分からねえのかよ!」
俺が不良だと? 底辺の人間だと? 黙っていれば、好き勝手言ってくれるな。
不良=底辺の人間だと決めつける人種が一番腹が立つ。不良と話したこともないくせに、勝手にレッテルを貼って好き放題言うこの男、どうしてくれようか。
俺が睨んでやると、男子生徒は二、三歩後ろに後退する。
本当に根性がないヤツだ。まだ、不良の方が度胸も根性もある。
「なら、俺達風紀委員がお前にどんな不利益をもたらした? そこまで啖呵切るんなら、もちろんあるんだろうな?」
「うっ、うっせえ! 存在自体がうっとうしいんだよ! みんな言ってるんだよ!」
「具体的なことは何も言えないんだな。全く説得力がないぞ。それにみんなって誰だ? お前の脳内にいるみんなか?」
「てめえ……」
一触即発の空気が漂う。なるべくなら、穏便に済ませたかったが、仕方ない。
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