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十一章
十一話 アネモネ -恋の苦しみ- その四
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「どうして獅子王先輩の事、拒否したの?」
本当はそっとしておきたかった。泣いている古見君にこれ以上、キズつけるようなことをしたくなかった。
でも、このまま何もしなかったら古見君を見捨てたような気持ちになって……何かしてあげたくて……勇気を振り絞って尋ねてみた。
返答はない。
このまま帰った方がいいの? どうしようか悩んでいたら、布団の中から声が聞こえてきた。
「……仕方ないじゃないか。僕たち男の子同士だよ? おかしいよ! 間違っているよ!」
それは悲痛な叫びだった。枯れた声で想いをぶつけてくる古見君に、私は思わず叫んだ。
「おかしくない! 間違っていないよ!」
「なにがおかしくないの! 気休めはよしてよ!」
「だって……だって、お互い好きなんでしょ!」
「好きだからだよ!」
古見君の言葉に、言葉が詰まる。
お互い好きだから?
「好きだから迷惑かけられないよ! 好きだから身を引かなきゃいけないんじゃないか! 好きだから……好きだから……別れなきゃいけないんじゃないか!」
「そ、そんなのって……」
哀しいだけじゃない。好きだから一緒にいられないなんて。好きだから、諦めるしか選択がないなんて。
他にも、他にも何かあるはず。絶対に何かあるはず。
「ねえ、考え直そうよ。きっと、うまくいく……」
「やめてよ! 伊藤さんに何がわかるの! 僕達のように同性が好きじゃないくせに! 伊藤さんはちゃんと異性の人を、藤堂先輩が好きなんでしょ! 全然違うよ!」
「そんなことはないよ。真剣に恋するのならきっと性別なんて関係ない……」
「だったら、伊藤さんがまず同性愛者になってよ! 成功させてから意見してよ! 見ているだけのくせに! 伊藤さんのできることなんて、話を聞いてくれるだけじゃない! 変な期待をさせないで!」
布団から出てきた古見君に睨まれ、私は思わず二、三歩下がってしまう。
古見君の顔は涙で目が充血して、肌も荒れている。髪も乱れて、頬が少しこけている。
ここまで追い込まれていたなんて……ダメ、放っておけない。
「わ、私も頑張るから! だから……」
「伊藤さんが頑張ったって、どんな綺麗事を言われたって、現実は変わらないよ! 獅子王先輩と恋人同士のようにふるまうことなんてできないんだよ! 同性愛を受け入れたって、受け入れる覚悟を決めたって、無理なんだよ! 神木さんの言うとおりじゃないか!」
神木さん? どうしてここで神木さんが……ああっ!
あの雨の日、なんで神木さんがタイミングよく私達の前に現れたのか、やっと分かった。
あのとき、すでに神木さんは古見君に出会っていたんだ。そのとき、古見君に何か言ったのだろう。
もっと、考えるべきだった。これは私のミス。私が獅子王先輩の後を追って、古見君を説得していたら、違った結果になったのかもしれないのに。
後悔しても遅い。神木さんのシナリオ通りの結果になってしまったのだから。
「もう、そっとしておいてよ! やっぱり、男の子同士の恋愛なんて……恋愛なんて……おかしいんだよ! 報われないんだ……」
おかしくなんか……おかしくなんか……。
私は間違ってたの? 私の行動は余計に古見君達をキズつけていたの? 分からない……でも……でも……納得いかない……納得できない。
「古見君は……納得できるの?」
「できないよ! できないから……できないから諦めることしかできないんじゃないか! それ以外に何ができるの! 教えてよ!」
私は何も答えることが出来なかった。本当に、何が出来るのだろう……私には、古見君達の為に何が出来たのだろう……何をしてきたのだろう……。
分からない……でも、それでも……諦めたくない。
だって……だって……恋愛の楽しさを知っているから。退屈で窮屈な毎日に、輝きをくれた感動を知っているから。
「ごめんね、古見君。本当にごめんなさい。でも、私ね、それでも、古見君の力になりたいの。だって……」
「伊藤さんはどうしてこんなにもお節介をやくの?」
古見君にお節介をやく理由、それは恋の話をしたかったから。
私は先輩に、古見君は獅子王先輩に恋をした。だから、恋の悩みや嬉しいことをお互い話したかった。
笑顔で愚痴って、お互い頑張って、両想いになって、ダブルデートして……。
そんな未来を夢見て、私はお節介をやいていた。でも、それは私の願いで、私のわがままで……だから、古見君の為だって言えなかった。
何も言えない私を見て、古見君が激怒して私に当たり散らす。
「やっぱり、伊藤さんはただBLが好きなだけじゃない! 好奇心でこれ以上、接してこないで! 伊藤さんが納得いかないから何? 伊藤さんに、僕達の恋なんて関係ないじゃない! 勝手に自分の考えを押しつけないで! 迷惑だよ!」
……ううっ。
泣いちゃだめ……泣いちゃだめだ……一番泣きたいのは古見君じゃない……私じゃない……私じゃない……。
それでも涙があふれ、頬をつたっていく。
「なるほどね、ただの恋煩いだったなんて。心配して損したわ」
古見君のママがいつの間にか私の後ろに立っていた。泣いている私をそっと後ろから抱きしめ、涙をふいてくれる。
私は卑怯だって知っていながらも、古見君のママの胸で泣いてしまった。
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
「私こそごめんね。バカ息子の為に、あなたをこんなにもキズつけてしまってごめんなさい」
私は何も答えることができなかった。だって、何か言う資格なんてないから。私は古見君のいうとおり、何もできなかったから。
私なんかが古見君の為に、誰かの為に何かしてあげるなんて、おこがましかったんだ。
橘先輩のいうとおり。私はただ、状況をひっかきまわしていただけで、古見君達をキズつけていただけで、何もできなかった。
恥ずかしい……自分の考えが……ただの勘違い女じゃない。
「母さんも出ていってよ! もう……もう……そっとしておいてよ!」
「ひなた……お仕置きの時間ね」
「あがっ!」
信じられなかった。
古見ママがいきなり、古見君の顔面をアイアンクロ―をしかけ、黙らせる。そのまま、古見君を持ち上げる。
ふ、古見君のママさん?
ぎしぎしと古見君の顔から嫌な音がする。そして、そのままゆっくりと壁に押しつける。
古見君の顔が壁にめりこんでる! めりこんでますから!
「ギブ! ギブギブ!」
「ボクシングで鍛えてるんでしょ? 情けない。教育の仕方を間違えたようね。人様にあたりちらすなんて、惨めなだけでしょ? そんなことだから、ダメなのよ」
「か、母さんに何が分かるの! 僕の苦しみなんて分からないよ!」
「そうね。分かるとしたら、ひなた、あなたのせいでみんなが迷惑しているってことよ。親に迷惑をかけるのは許せるけど、あなたのことを想ってくれる人に迷惑をかけるのはやめなさい。人を好きになるのが怖いなら、せめてあなたの事を気にかけてくれる友人は大切にしなさい。人を大切にできないひなたが、どうして自分のことを愛してもらえるの?」
マ、ママさん?
いいこと言ってますけど、きっと古見君には聞こえていませんよね? 古見君、泡吹いてる! 死んじゃいますよ、ママさん!
涙さえ引っ込むほど、ドン引きしちゃったよ!
「伊藤さん、ひなたのことは私が責任を持って教育しておくから、今日は帰ってもらってもいい?」
「は、はい。お邪魔しました」
私はそそくさとこの場から離れた。古見君のママ、笑顔が怖すぎ!
帰り道、私はずっと悩んでいた。
「伊藤さんに、僕達の恋なんて関係ないじゃない! 勝手に自分の考えを押しつけないで! 迷惑だよ!」
古見君の言葉が心に刺さったまま、頭から離れないまま、私はずっと考えていた。
本当はそっとしておきたかった。泣いている古見君にこれ以上、キズつけるようなことをしたくなかった。
でも、このまま何もしなかったら古見君を見捨てたような気持ちになって……何かしてあげたくて……勇気を振り絞って尋ねてみた。
返答はない。
このまま帰った方がいいの? どうしようか悩んでいたら、布団の中から声が聞こえてきた。
「……仕方ないじゃないか。僕たち男の子同士だよ? おかしいよ! 間違っているよ!」
それは悲痛な叫びだった。枯れた声で想いをぶつけてくる古見君に、私は思わず叫んだ。
「おかしくない! 間違っていないよ!」
「なにがおかしくないの! 気休めはよしてよ!」
「だって……だって、お互い好きなんでしょ!」
「好きだからだよ!」
古見君の言葉に、言葉が詰まる。
お互い好きだから?
「好きだから迷惑かけられないよ! 好きだから身を引かなきゃいけないんじゃないか! 好きだから……好きだから……別れなきゃいけないんじゃないか!」
「そ、そんなのって……」
哀しいだけじゃない。好きだから一緒にいられないなんて。好きだから、諦めるしか選択がないなんて。
他にも、他にも何かあるはず。絶対に何かあるはず。
「ねえ、考え直そうよ。きっと、うまくいく……」
「やめてよ! 伊藤さんに何がわかるの! 僕達のように同性が好きじゃないくせに! 伊藤さんはちゃんと異性の人を、藤堂先輩が好きなんでしょ! 全然違うよ!」
「そんなことはないよ。真剣に恋するのならきっと性別なんて関係ない……」
「だったら、伊藤さんがまず同性愛者になってよ! 成功させてから意見してよ! 見ているだけのくせに! 伊藤さんのできることなんて、話を聞いてくれるだけじゃない! 変な期待をさせないで!」
布団から出てきた古見君に睨まれ、私は思わず二、三歩下がってしまう。
古見君の顔は涙で目が充血して、肌も荒れている。髪も乱れて、頬が少しこけている。
ここまで追い込まれていたなんて……ダメ、放っておけない。
「わ、私も頑張るから! だから……」
「伊藤さんが頑張ったって、どんな綺麗事を言われたって、現実は変わらないよ! 獅子王先輩と恋人同士のようにふるまうことなんてできないんだよ! 同性愛を受け入れたって、受け入れる覚悟を決めたって、無理なんだよ! 神木さんの言うとおりじゃないか!」
神木さん? どうしてここで神木さんが……ああっ!
あの雨の日、なんで神木さんがタイミングよく私達の前に現れたのか、やっと分かった。
あのとき、すでに神木さんは古見君に出会っていたんだ。そのとき、古見君に何か言ったのだろう。
もっと、考えるべきだった。これは私のミス。私が獅子王先輩の後を追って、古見君を説得していたら、違った結果になったのかもしれないのに。
後悔しても遅い。神木さんのシナリオ通りの結果になってしまったのだから。
「もう、そっとしておいてよ! やっぱり、男の子同士の恋愛なんて……恋愛なんて……おかしいんだよ! 報われないんだ……」
おかしくなんか……おかしくなんか……。
私は間違ってたの? 私の行動は余計に古見君達をキズつけていたの? 分からない……でも……でも……納得いかない……納得できない。
「古見君は……納得できるの?」
「できないよ! できないから……できないから諦めることしかできないんじゃないか! それ以外に何ができるの! 教えてよ!」
私は何も答えることが出来なかった。本当に、何が出来るのだろう……私には、古見君達の為に何が出来たのだろう……何をしてきたのだろう……。
分からない……でも、それでも……諦めたくない。
だって……だって……恋愛の楽しさを知っているから。退屈で窮屈な毎日に、輝きをくれた感動を知っているから。
「ごめんね、古見君。本当にごめんなさい。でも、私ね、それでも、古見君の力になりたいの。だって……」
「伊藤さんはどうしてこんなにもお節介をやくの?」
古見君にお節介をやく理由、それは恋の話をしたかったから。
私は先輩に、古見君は獅子王先輩に恋をした。だから、恋の悩みや嬉しいことをお互い話したかった。
笑顔で愚痴って、お互い頑張って、両想いになって、ダブルデートして……。
そんな未来を夢見て、私はお節介をやいていた。でも、それは私の願いで、私のわがままで……だから、古見君の為だって言えなかった。
何も言えない私を見て、古見君が激怒して私に当たり散らす。
「やっぱり、伊藤さんはただBLが好きなだけじゃない! 好奇心でこれ以上、接してこないで! 伊藤さんが納得いかないから何? 伊藤さんに、僕達の恋なんて関係ないじゃない! 勝手に自分の考えを押しつけないで! 迷惑だよ!」
……ううっ。
泣いちゃだめ……泣いちゃだめだ……一番泣きたいのは古見君じゃない……私じゃない……私じゃない……。
それでも涙があふれ、頬をつたっていく。
「なるほどね、ただの恋煩いだったなんて。心配して損したわ」
古見君のママがいつの間にか私の後ろに立っていた。泣いている私をそっと後ろから抱きしめ、涙をふいてくれる。
私は卑怯だって知っていながらも、古見君のママの胸で泣いてしまった。
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
「私こそごめんね。バカ息子の為に、あなたをこんなにもキズつけてしまってごめんなさい」
私は何も答えることができなかった。だって、何か言う資格なんてないから。私は古見君のいうとおり、何もできなかったから。
私なんかが古見君の為に、誰かの為に何かしてあげるなんて、おこがましかったんだ。
橘先輩のいうとおり。私はただ、状況をひっかきまわしていただけで、古見君達をキズつけていただけで、何もできなかった。
恥ずかしい……自分の考えが……ただの勘違い女じゃない。
「母さんも出ていってよ! もう……もう……そっとしておいてよ!」
「ひなた……お仕置きの時間ね」
「あがっ!」
信じられなかった。
古見ママがいきなり、古見君の顔面をアイアンクロ―をしかけ、黙らせる。そのまま、古見君を持ち上げる。
ふ、古見君のママさん?
ぎしぎしと古見君の顔から嫌な音がする。そして、そのままゆっくりと壁に押しつける。
古見君の顔が壁にめりこんでる! めりこんでますから!
「ギブ! ギブギブ!」
「ボクシングで鍛えてるんでしょ? 情けない。教育の仕方を間違えたようね。人様にあたりちらすなんて、惨めなだけでしょ? そんなことだから、ダメなのよ」
「か、母さんに何が分かるの! 僕の苦しみなんて分からないよ!」
「そうね。分かるとしたら、ひなた、あなたのせいでみんなが迷惑しているってことよ。親に迷惑をかけるのは許せるけど、あなたのことを想ってくれる人に迷惑をかけるのはやめなさい。人を好きになるのが怖いなら、せめてあなたの事を気にかけてくれる友人は大切にしなさい。人を大切にできないひなたが、どうして自分のことを愛してもらえるの?」
マ、ママさん?
いいこと言ってますけど、きっと古見君には聞こえていませんよね? 古見君、泡吹いてる! 死んじゃいますよ、ママさん!
涙さえ引っ込むほど、ドン引きしちゃったよ!
「伊藤さん、ひなたのことは私が責任を持って教育しておくから、今日は帰ってもらってもいい?」
「は、はい。お邪魔しました」
私はそそくさとこの場から離れた。古見君のママ、笑顔が怖すぎ!
帰り道、私はずっと悩んでいた。
「伊藤さんに、僕達の恋なんて関係ないじゃない! 勝手に自分の考えを押しつけないで! 迷惑だよ!」
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