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十章
十話 オキナグサ -告げられぬ恋- その六
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「誤解しないでほしいんだけど、BLは好き」
「えっ、そこなの?」
大切な事じゃん! そんな不安げな顔しないでよ、古見君。
私はごほんっと咳を一つして、説明を再開する。
「とにかく! 私が古見君を応援しているのは友達だから。友達の恋を応援するのは当然でしょ?」
「……」
あ、あれ? なんで古見君、泣きそうな顔をしているの? 私、何か古見君を傷つけるようなこと、いっちゃった?
ど、どうしよう?
「……気が早いよ、伊藤さん。まだこの気持ちが恋かどうかわからない」
「そ、そっか! でもでも、脈はあるんだよね?」
「……ごめん。やっぱり、同性愛は現実的じゃない。妄想だよ」
そう思うのなら、なんで辛そうな顔をしているの、古見君? 恋するならもっと楽しく、笑顔でなきゃヤダよ。だから、私は反論するんだ。
「……ねえ、妄想の何が悪いの?」
「えっ?」
「私、妄想が現実より劣っているなんて思わない。大切なのは本人の気持ちだって思う」
「……本人の気持ち?」
落ち込んでいる古見君を元気にしてあげたい。先輩が私を元気つけてくれたように。
だから、私の想いを言葉にして、古見君に伝える。
「ねえ、古見君は小さい頃、なりたい職業とか夢とかあった? 私はアイドルかケーキ屋さん。でもね、小学生高学年くらいから自分よりも可愛い子、歌のうまい子、料理が上手な子がいて、無理なんだなって諦めた。現実を見ることを知ったんだ。ちょっと落ち込んじゃった」
子供の頃は無邪気に夢を信じることができた。なんでも叶うって本気で信じていた。
でも、自分に才能がない、人の方が優れているってことが分かると、夢は現実でなくなる。
現実でなくなると、夢は妄想になる。だから、諦めるしかないんだよね。
当たり前の事だけど、ショックだったな。
「そんなとき、パパが私の誕生日にね、本を買ってくれたの。誕生日に本だよ? 信じられないよね。いらないって駄々こねたら、ママに怒られて。渋々パパからもらった本を読んでみたら……そしたら! と~ってもおもしろかったの! わくわくして、ドキドキして、物語の世界にのめり込んだの! これがBLとのファーストコンタクトなの!」
「えええっ! 伊藤さんのパパ、おかしくない! 娘の誕生日に何を送ってるの! な、何の本だったの?」
「走れメロス」
「太宰治先生に謝るべきだよ!」
そうかな? おかしいな、古見君となら共感できると思ったのに。長尾先輩は受け入れてもらえなかったけど。
「それがきっかけで本を好きになったの。どんどん本が読みたくて、図書館で本を読み漁ってたな。紙に字が書かれているだけなのに、一冊一冊に世界があって、いつか私もヒロインになりたい、主人公になってハッピーエンドになりたいって思ったの」
不思議だよね。現実でみた夢が妄想で、本の中にある妄想が夢になるなんて。
「何の取り柄もない私が憧れたもの。主人公に、ヒロインになれる可能性があるのが恋愛ものだって思ったの。甘い恋がしたい。そんな妄想ばかりして本を読んでたんだ。でもね、バカにされたの。読書が趣味なんて地味、オタクだって。私、全否定された気になって、バカにした子と喧嘩した。それが原因で私、いじめられたんだ」
今でも覚えている、あの理不尽さ。
本が好きってだけで地味だオタクだって、なんでそんなこと言われなきゃいけないの?
地味だから彼氏がいない、面白みがない、一緒にいても楽しくない、友達が少ない……私をバカにした子に散々言われた。クラスのみんなの前で。
クラスメイトに笑われて、惨めだった。あのときのことを思い出すだけで、手に汗がでてくる。
物語のように、颯爽と私を助けてくれる王子様なんていなくて、ただ一人、孤独だった。
「でもね、私、いじめに立ち向かおうって思ったんだ。自分を変えて周りを見返してやるって思ったの」
「どうして?」
古見君は困惑した顔で尋ねてきた。私は古見君に笑ってみせた。
いじめに立ち向かったけど、結果は散々だった。
頑張ってイメチェンして、友達増やして、アドレスも倍以上になって、何人もの男の子と遊びにいくようになった。
みんなのいうキラキラの学校生活を手に入れたはずだった。
だけどそれは感情を殺して、作り笑いを浮かべるつまらない人間になっただけ。本当に矛盾している。
でも、今は大丈夫。素直に笑えるようになった。笑えるようになったのは先輩のおかげ。今では悩んでいたこともいい思い出。
おっと、いけない。今は古見君に話さなきゃ。私がいじめに立ち向かうきっかけになった話を。
「読書が原因でいじめられたけど、立ち直るきっかけになったのも読書のおかげなんだ。恋愛の本でね、二人は両想いなんだけど、周りからは反対されているの。でもねでもね、二人はあきらめないの! 二人の真剣な恋が周りの人達の気持ちを変えていって、最後はハッピーエンドになるの! その二人の物語を読んだら、私もね、頑張れば周りのみんなの気持ちを変えていけるって思ったの。物語の主人公になれるって思ったの。だから立ち向かえたの」
「伊藤さんらしいね」
あっ、古見君、笑ってくれた。よかった~。話した甲斐があったよ。
私は想いをこめて古見君に伝えた。
「私……BLに救われたんだ」
「ちょっと、待って。なんでいい笑顔で言えちゃうの? それ、本気なの? ちょっと感動した僕の気持ち、返して」
失礼な! いい話じゃない!
私は一つ咳をして、古見君に訴える。
「古見君。私、世間の常識とか勝手な押しつけに散々振り回されたの。そんな私を立ち直るきっかけを作ってくれたのはBL。これは紛れもない事実なの。私はね、常識よりも苦しいとき、辛いときに助けてくれたものを信じたい。世間では認められてなくったって、おかしいと言われてたって、それでも、BLは私の助けてくれた。人を想い合う気持ちに心を打たれたの。BLだけじゃない。他の物語だって、いつでも私に喜びと夢を与えてくれた。こんないい作品を、過去の偉人達が残した物語を読むことが地味だなんて認めたくない。認めたら負けでしょ?」
子供っぽい考え。
でも、私が否定されたからって、物語まで否定されるのは我慢できない。
だから、見返してやりたいって思ったんだ。
「どうしたら私をバカにした人達を見返してやることができるのか考えたの。答えはみんなから認められて、誰にも文句を言わせないキラキラな学校生活を送れるような女の子になる、そう思ったの。だって、みんなから認められたら、誰も私に文句を言う人はいなくなると思ったから。そしたら、私の趣味も認められたってことになるじゃない? 文句言われないわけだし。でも、結局はみんなのいう常識に従って、みんなにあわせて生きてみて分かったのは、こんなものは苦痛でしかないってこと」
絶望的な気持ちだった。きらきらなんて全然していない。
ただ人の顔色を窺って、自分の意見が言えず、周りに合わせて波風立たせないようにして楽しい顔をする。
こんなことがみんなが認めているリア充だなんて、辛すぎる。一人で本を読んでいた方がマシだって思った。
でも……。
「そんな生き方から私を助けてくれた人がいるの。物語じゃない、現実に生きている男の子に私は救われたの。その人に私は恋したの」
恋って言葉にするだけで、心の奥がぽかぽかする。
私の王子様は、空気が読めなくて愚直で融通がきかなくて……でも、私の手を引っ張ってくれた人。
好きになってからは、毎日、先輩のことで一喜一憂している。傷つくこともあった、泣いたこともあった。
でも、私は先輩の事が好き。好きな気持ちを否定するなんて、悲しすぎる。だから、好きな気持ちをあきらめてほしくないの、古見君。
私の気持ち、古見君にとどいて……。
「本気で好きになった人だから、私、あきらめたくない。好きな人に想いが通じなかったら……フラれたらきっと泣いちゃうけど……あきらめきれないかもしれないけど、それは仕方のないことだと思うの。でも、何も知らない人に好きな気持ちを否定されるのは、絶対に納得できない。理由が、世間が認めていないからなんて冗談じゃない。そんなどうでもいいことのせいで好きな気持ちを否定しないでほしい。そうは思わない、古見君?」
「……だけど、僕はまだ自分の気持ちに自信がないよ。それにみんな、この想いは間違いだって言うんだよ? それなら、間違いなんだよきっと……この想いは」
古見君は苦悩に満ちた顔をして私を見つめている。
苦しいんだよね、古見君。でも、その苦しい気持ちはきっと相手の事が好きだからだと思う。だって、どうでもいい人の事でここまで悩まないでしょ?
「間違いなんかじゃない。やっぱり、恋愛って二人の問題だと思う。周りが、世間がって言う前に、好きな人と向き合って、自分の気持ちに正直になるべきだよ。あ、だからって、ロリコンとかはなしだよ! ブレてるかもしれないんだけど、その、あの」
「……ありがとう、伊藤さん。伊藤さんの言いたいこと、分かる気がする。どんな結果になるか分からないけど、頑張ってみるよ」
このとき、古見君の笑顔がとても綺麗だって思った。
普通に生きていたら絶対に見ることのない笑顔だ。人を好きになることで得られる笑顔だ。
恋愛に問題があっても、辛くても、それでも、人を好きになることは素敵なことだと思う。だから、周りに負けないでほしい。
古見君達の恋愛は、きっと間違いなんかじゃない。
「えっ、そこなの?」
大切な事じゃん! そんな不安げな顔しないでよ、古見君。
私はごほんっと咳を一つして、説明を再開する。
「とにかく! 私が古見君を応援しているのは友達だから。友達の恋を応援するのは当然でしょ?」
「……」
あ、あれ? なんで古見君、泣きそうな顔をしているの? 私、何か古見君を傷つけるようなこと、いっちゃった?
ど、どうしよう?
「……気が早いよ、伊藤さん。まだこの気持ちが恋かどうかわからない」
「そ、そっか! でもでも、脈はあるんだよね?」
「……ごめん。やっぱり、同性愛は現実的じゃない。妄想だよ」
そう思うのなら、なんで辛そうな顔をしているの、古見君? 恋するならもっと楽しく、笑顔でなきゃヤダよ。だから、私は反論するんだ。
「……ねえ、妄想の何が悪いの?」
「えっ?」
「私、妄想が現実より劣っているなんて思わない。大切なのは本人の気持ちだって思う」
「……本人の気持ち?」
落ち込んでいる古見君を元気にしてあげたい。先輩が私を元気つけてくれたように。
だから、私の想いを言葉にして、古見君に伝える。
「ねえ、古見君は小さい頃、なりたい職業とか夢とかあった? 私はアイドルかケーキ屋さん。でもね、小学生高学年くらいから自分よりも可愛い子、歌のうまい子、料理が上手な子がいて、無理なんだなって諦めた。現実を見ることを知ったんだ。ちょっと落ち込んじゃった」
子供の頃は無邪気に夢を信じることができた。なんでも叶うって本気で信じていた。
でも、自分に才能がない、人の方が優れているってことが分かると、夢は現実でなくなる。
現実でなくなると、夢は妄想になる。だから、諦めるしかないんだよね。
当たり前の事だけど、ショックだったな。
「そんなとき、パパが私の誕生日にね、本を買ってくれたの。誕生日に本だよ? 信じられないよね。いらないって駄々こねたら、ママに怒られて。渋々パパからもらった本を読んでみたら……そしたら! と~ってもおもしろかったの! わくわくして、ドキドキして、物語の世界にのめり込んだの! これがBLとのファーストコンタクトなの!」
「えええっ! 伊藤さんのパパ、おかしくない! 娘の誕生日に何を送ってるの! な、何の本だったの?」
「走れメロス」
「太宰治先生に謝るべきだよ!」
そうかな? おかしいな、古見君となら共感できると思ったのに。長尾先輩は受け入れてもらえなかったけど。
「それがきっかけで本を好きになったの。どんどん本が読みたくて、図書館で本を読み漁ってたな。紙に字が書かれているだけなのに、一冊一冊に世界があって、いつか私もヒロインになりたい、主人公になってハッピーエンドになりたいって思ったの」
不思議だよね。現実でみた夢が妄想で、本の中にある妄想が夢になるなんて。
「何の取り柄もない私が憧れたもの。主人公に、ヒロインになれる可能性があるのが恋愛ものだって思ったの。甘い恋がしたい。そんな妄想ばかりして本を読んでたんだ。でもね、バカにされたの。読書が趣味なんて地味、オタクだって。私、全否定された気になって、バカにした子と喧嘩した。それが原因で私、いじめられたんだ」
今でも覚えている、あの理不尽さ。
本が好きってだけで地味だオタクだって、なんでそんなこと言われなきゃいけないの?
地味だから彼氏がいない、面白みがない、一緒にいても楽しくない、友達が少ない……私をバカにした子に散々言われた。クラスのみんなの前で。
クラスメイトに笑われて、惨めだった。あのときのことを思い出すだけで、手に汗がでてくる。
物語のように、颯爽と私を助けてくれる王子様なんていなくて、ただ一人、孤独だった。
「でもね、私、いじめに立ち向かおうって思ったんだ。自分を変えて周りを見返してやるって思ったの」
「どうして?」
古見君は困惑した顔で尋ねてきた。私は古見君に笑ってみせた。
いじめに立ち向かったけど、結果は散々だった。
頑張ってイメチェンして、友達増やして、アドレスも倍以上になって、何人もの男の子と遊びにいくようになった。
みんなのいうキラキラの学校生活を手に入れたはずだった。
だけどそれは感情を殺して、作り笑いを浮かべるつまらない人間になっただけ。本当に矛盾している。
でも、今は大丈夫。素直に笑えるようになった。笑えるようになったのは先輩のおかげ。今では悩んでいたこともいい思い出。
おっと、いけない。今は古見君に話さなきゃ。私がいじめに立ち向かうきっかけになった話を。
「読書が原因でいじめられたけど、立ち直るきっかけになったのも読書のおかげなんだ。恋愛の本でね、二人は両想いなんだけど、周りからは反対されているの。でもねでもね、二人はあきらめないの! 二人の真剣な恋が周りの人達の気持ちを変えていって、最後はハッピーエンドになるの! その二人の物語を読んだら、私もね、頑張れば周りのみんなの気持ちを変えていけるって思ったの。物語の主人公になれるって思ったの。だから立ち向かえたの」
「伊藤さんらしいね」
あっ、古見君、笑ってくれた。よかった~。話した甲斐があったよ。
私は想いをこめて古見君に伝えた。
「私……BLに救われたんだ」
「ちょっと、待って。なんでいい笑顔で言えちゃうの? それ、本気なの? ちょっと感動した僕の気持ち、返して」
失礼な! いい話じゃない!
私は一つ咳をして、古見君に訴える。
「古見君。私、世間の常識とか勝手な押しつけに散々振り回されたの。そんな私を立ち直るきっかけを作ってくれたのはBL。これは紛れもない事実なの。私はね、常識よりも苦しいとき、辛いときに助けてくれたものを信じたい。世間では認められてなくったって、おかしいと言われてたって、それでも、BLは私の助けてくれた。人を想い合う気持ちに心を打たれたの。BLだけじゃない。他の物語だって、いつでも私に喜びと夢を与えてくれた。こんないい作品を、過去の偉人達が残した物語を読むことが地味だなんて認めたくない。認めたら負けでしょ?」
子供っぽい考え。
でも、私が否定されたからって、物語まで否定されるのは我慢できない。
だから、見返してやりたいって思ったんだ。
「どうしたら私をバカにした人達を見返してやることができるのか考えたの。答えはみんなから認められて、誰にも文句を言わせないキラキラな学校生活を送れるような女の子になる、そう思ったの。だって、みんなから認められたら、誰も私に文句を言う人はいなくなると思ったから。そしたら、私の趣味も認められたってことになるじゃない? 文句言われないわけだし。でも、結局はみんなのいう常識に従って、みんなにあわせて生きてみて分かったのは、こんなものは苦痛でしかないってこと」
絶望的な気持ちだった。きらきらなんて全然していない。
ただ人の顔色を窺って、自分の意見が言えず、周りに合わせて波風立たせないようにして楽しい顔をする。
こんなことがみんなが認めているリア充だなんて、辛すぎる。一人で本を読んでいた方がマシだって思った。
でも……。
「そんな生き方から私を助けてくれた人がいるの。物語じゃない、現実に生きている男の子に私は救われたの。その人に私は恋したの」
恋って言葉にするだけで、心の奥がぽかぽかする。
私の王子様は、空気が読めなくて愚直で融通がきかなくて……でも、私の手を引っ張ってくれた人。
好きになってからは、毎日、先輩のことで一喜一憂している。傷つくこともあった、泣いたこともあった。
でも、私は先輩の事が好き。好きな気持ちを否定するなんて、悲しすぎる。だから、好きな気持ちをあきらめてほしくないの、古見君。
私の気持ち、古見君にとどいて……。
「本気で好きになった人だから、私、あきらめたくない。好きな人に想いが通じなかったら……フラれたらきっと泣いちゃうけど……あきらめきれないかもしれないけど、それは仕方のないことだと思うの。でも、何も知らない人に好きな気持ちを否定されるのは、絶対に納得できない。理由が、世間が認めていないからなんて冗談じゃない。そんなどうでもいいことのせいで好きな気持ちを否定しないでほしい。そうは思わない、古見君?」
「……だけど、僕はまだ自分の気持ちに自信がないよ。それにみんな、この想いは間違いだって言うんだよ? それなら、間違いなんだよきっと……この想いは」
古見君は苦悩に満ちた顔をして私を見つめている。
苦しいんだよね、古見君。でも、その苦しい気持ちはきっと相手の事が好きだからだと思う。だって、どうでもいい人の事でここまで悩まないでしょ?
「間違いなんかじゃない。やっぱり、恋愛って二人の問題だと思う。周りが、世間がって言う前に、好きな人と向き合って、自分の気持ちに正直になるべきだよ。あ、だからって、ロリコンとかはなしだよ! ブレてるかもしれないんだけど、その、あの」
「……ありがとう、伊藤さん。伊藤さんの言いたいこと、分かる気がする。どんな結果になるか分からないけど、頑張ってみるよ」
このとき、古見君の笑顔がとても綺麗だって思った。
普通に生きていたら絶対に見ることのない笑顔だ。人を好きになることで得られる笑顔だ。
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古見君達の恋愛は、きっと間違いなんかじゃない。
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