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カーテンコール
近藤武の涙
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「そんなことないよ」
俺は顔をあげた。雪村さんは笑ってくれていた。
「近藤クンの応援は、私達を勇気づけてくれたよ。ファンクラブができたことを知って、みんな喜んでいた。もっともっとファンに喜んでもらえるステージを作りたいって思ったもん。ええっと、その……そうそう! 話を戻すね!」
雪村さんは顔を真っ赤にさせて、早口でしゃべりだした。
「藤堂クンに指摘された時、私、何も言い返せなくて逃げ出したんだ。それから、ヒューズのHPに送られたコメ、読んだんだ。誹謗中傷が多かったけど、私達を気遣ってくれるメッセややめないでって書かれたものもあった。どんなメッセも私達に、私達のライブや歌を聞いてくれた人たちの声なんだって思うと考えさせられたんだ。どうしたら、責任をとれるのかって。ヒューズをまた結成させればいいのか、このまま終わってしまったらいいのか。私、頭悪いから全然わからなくて……結局、最後に思ったのが、もう一回ライブしたいってことだったんだ。歌いたい、ステージに立ちたい、ファンに歌を聞いてほしい……だから、私、もう一回、目指すよ。野次がとんでも構わない。無視されてもいい。そんな甘いものじゃないことも分かってる。それでも、私、もう一度スクールアイドルをやるんだ」
「なら、俺も応援します! させてください! お願いします!」
体が勝手に動いていた。俺は雪村さんに頭を下げていた。
そうだ、俺は応援がしたい。雪村さんの歌を聞きたい。これは神様がくれたチャンスだ! 俺は誓ったはずだ。チャンスが欲しいと。
絶対にこのチャンスを掴んでみせる! 例え、俺一人でも声を張り上げて、応援するんだ!
「いいの? 私、近藤クン達にひどいことしたんだよ? 裏切っていたんだよ? なのにいいの?」
「俺も一緒ですよ、雪村さん。それに俺はやっぱり、ヒューズのステージを見て、声を張り上げて応援したいんです。それが俺のやりたいことだから……だから、応援させてください!」
「……うん、よろしくね」
雪村さんはうれしそうな、恥ずかしそうな小さな声で同意してくれた。
やった……やった!
俺はうれしくて飛び跳ねていた。今なら空さえ飛べる気がする!
失ったものが一つだけでも取り戻せたんだ。この奇跡に、俺は心の底から感謝した。
だが、まだ奇跡は終わっていなかった。
「おいおい、近藤さん。抜け駆けはずるいぞ」
「全くだ。FLCが廃部になって心配だから見に来たら、雪村さんをナンパとか、ナニ水なんだよ、お前は」
「は、原田君! 永倉君!」
「俺達もいるぜ、近藤さん!」
「藤堂君、斎藤君……」
「俺も忘れるなよ、近藤さん」
「トシ……」
俺は夢を見ているのか……みんなが、FLCのメンバーが目の前にいた。
もう二度と集まることはないと思っていた、失ってしまったものが俺の目の前にあった。
「すまない、近藤さん。一度離れていったが、また復帰させてほしい。勝手を言っているのは分かっている。それでも、戻りたいんだ……この場所に」
「斎藤君……」
「その……すまねえな、近藤さん。悩んでいたんだ。スクールアイドルの追っかけなんてしていていいのかって。オタクっぽいし、世間ではあまりいい目で見られねえ。親だってあまりいい顔しねえ。押水にヒューズのメンバーをとられたとき、ここいらで引いた方がいいって思ったんだ。近藤さんには、柔道に戻って活躍してほしかった。それで俺達はまた適当に遊んでいこうと思ったんだ。だけど、やっぱりダメだわ。やりたいことなんて、思いつかなかった。FLC以外にはな」
「トシ……」
ああ、夢なら覚めないでくれ。夢でないんなら……それなら……今度こそ……。
「近藤さん! 俺達、あんたについていくぜ!」
「おう! また合いの手やコールを考えようぜ!」
「楽しくいこうぜ、近藤さん!」
「俺は近藤さんについていくだけだ」
「また、やってやろうぜ、近藤さん!」
「……」
俺は何も返事ができなかった。あふれてくるのは言葉ではなく……。
「おい、近藤さん? 泣いているのかい?」
「バカ野郎……目に汗がはいっただけだ……バカ野郎……バカ野郎」
「近藤さん……」
俺は……俺は間違ってはいなかった。
柔道部の先輩からはバカにされ、友達からはオタク扱いされて、女の子からはキモいと言われて……それでも、俺はFLCを続けたかった。仲間を失っても、またみんなで楽しくやっていけると信じていた。ヒューズは押水に熱を入れていても、いつかは目が覚めてくれると思っていた。それが幻想だと知ったとき、初めて過ちに気付いた。
なぜ、ここまで悩んで諦めきれないのか……それは俺の意志で始めたことだからだ。
柔道はただ、体格が良かったからなんとなく始めた。青島学園は自分の学力でなんとなく選んだ。なんとなく生きてきた俺が初めて自分の意志で決めて、始めたのがFLCだった。
つらいことはあった。何度も泣いた。男のくせに泣くなんて格好悪かった。惨めだった。でも、間違っていなかった。
俺のやってきたことは何も間違っていなかったんだ。だって、俺を肯定してくれる、一緒にバカやれるヤツらが目の前にいる。これほど幸せなことがあるか?
俺は涙をふき、宣言した。
「よし! FLC復活だ!」
「「「おおっ!」」」
俺達は拳を突き上げた。周りにいた生徒は不審な目でこっちを見ているが、気にしてられっか! やりたいようにやってやる!
「ちょ、ちょっと待ってよ! ヒューズは解散したんだよ!」
「大丈夫です、雪村さん! 俺が説得してみせます!」
雪村さんは目を大きく見開き、口を開いたまま、茫然としている。俺には確信があった。絶対に残りのメンバー全員を説得できると。もう一度、ヒューズのメンバーを集めることができると。
「流石は近藤さん! 大きく出たな! 気に入った! 俺も手伝うぜ!」
永倉君は大喜びで俺の意見に賛成してくれる。俺達は拳をつきあわせる。
意思表示だ。何が何でもやり遂げる、その誓いをたてるのが、俺達の間では拳をつきあわせることだった。
トシが心配そうに俺に意見してくる。
「おいおい、近藤さん。本当にできるのか? できても、ヒューズは最底辺だぞ。そんな状態でどうやって活動をする気なんだ?」
「最底辺ならもう評価が下がることはないだろ? それなら駆け上がるだけだ! てっぺんまでな!」
「てっぺんって、まさか……」
「そうだ! ヒューズをライブラブに出場させるんだ! もちろん、狙うは優勝だ! 俺達の夢を実現させるぞ!」
これには皆が黙り込んでしまった。
ヒューズの最終目的はライブラブ出場、そして優勝だ。FLCはそれを一番近くで応援すること。その夢をもう一度、追いかけるんだ!
何も難しいことじゃない。もう、一番の難関は突破したから問題ない。俺にはかけがえのない仲間達が帰ってきたんだから……この奇跡を、俺は今度こそ手放さない。
「そ、それはちょっと夢見すぎじゃない? 近藤さん」
「何を言う、藤堂君。険しい山ほど、目指し甲斐があるってもんだ! それにな、作戦も考えている」
「作戦?」
「ああ! トシ、もうすぐ文化祭だよな?」
「あ、ああ。それが……ってまさか!」
「そのまさかだ! あれをとるぞ!」
おおおっー。
全員が感嘆の声を上げる。あれさえ受賞すれば、きっとヒューズの評判もあがる。ヒューズ再結成するこれとないタイミングだ!
俺の意見に、みんなが苦笑いを浮かべる。
「でたよ、近藤さんの妄想が」
苦笑しつつも、やる気をみなぎらせる原田君。
「だが、悪くない。俺は近藤さんについていくと決めた」
強い意志を見せてくれる斎藤君。
「よっしゃ! やってやるぜ!」
「楽しくなってきやがったぜ!」
ニカッと天真爛漫の笑顔を見せるムードメーカの藤堂君と特攻隊長の永倉君。
「私も頑張る! だから、任せて!」
力拳を作り、やる気満々のヒューズのリーダ、雪村さん。
「そうなると、段取りが必要だな。メンバーを集めた後は、とりあえず、応援団を作ろう。それで好感度アップを目指す。美少女に応援されれば、男共は喜ぶだろう。地道に、確実に実績をあげていくぞ」
作戦をたててくれる頼もしい相棒、トシ。
みんながいる。そして、その輪に俺がいる。それが嬉しくて仕方ない。こんなにうれしいことはない。俺は神に、大佐殿に感謝した。
ありがとう……今度こそ、俺はこの絆を大切にしてみせます!
さあ、始めよう、ここから。
終わらない夢に、俺達は挑むんだ!
- FIN -
俺は顔をあげた。雪村さんは笑ってくれていた。
「近藤クンの応援は、私達を勇気づけてくれたよ。ファンクラブができたことを知って、みんな喜んでいた。もっともっとファンに喜んでもらえるステージを作りたいって思ったもん。ええっと、その……そうそう! 話を戻すね!」
雪村さんは顔を真っ赤にさせて、早口でしゃべりだした。
「藤堂クンに指摘された時、私、何も言い返せなくて逃げ出したんだ。それから、ヒューズのHPに送られたコメ、読んだんだ。誹謗中傷が多かったけど、私達を気遣ってくれるメッセややめないでって書かれたものもあった。どんなメッセも私達に、私達のライブや歌を聞いてくれた人たちの声なんだって思うと考えさせられたんだ。どうしたら、責任をとれるのかって。ヒューズをまた結成させればいいのか、このまま終わってしまったらいいのか。私、頭悪いから全然わからなくて……結局、最後に思ったのが、もう一回ライブしたいってことだったんだ。歌いたい、ステージに立ちたい、ファンに歌を聞いてほしい……だから、私、もう一回、目指すよ。野次がとんでも構わない。無視されてもいい。そんな甘いものじゃないことも分かってる。それでも、私、もう一度スクールアイドルをやるんだ」
「なら、俺も応援します! させてください! お願いします!」
体が勝手に動いていた。俺は雪村さんに頭を下げていた。
そうだ、俺は応援がしたい。雪村さんの歌を聞きたい。これは神様がくれたチャンスだ! 俺は誓ったはずだ。チャンスが欲しいと。
絶対にこのチャンスを掴んでみせる! 例え、俺一人でも声を張り上げて、応援するんだ!
「いいの? 私、近藤クン達にひどいことしたんだよ? 裏切っていたんだよ? なのにいいの?」
「俺も一緒ですよ、雪村さん。それに俺はやっぱり、ヒューズのステージを見て、声を張り上げて応援したいんです。それが俺のやりたいことだから……だから、応援させてください!」
「……うん、よろしくね」
雪村さんはうれしそうな、恥ずかしそうな小さな声で同意してくれた。
やった……やった!
俺はうれしくて飛び跳ねていた。今なら空さえ飛べる気がする!
失ったものが一つだけでも取り戻せたんだ。この奇跡に、俺は心の底から感謝した。
だが、まだ奇跡は終わっていなかった。
「おいおい、近藤さん。抜け駆けはずるいぞ」
「全くだ。FLCが廃部になって心配だから見に来たら、雪村さんをナンパとか、ナニ水なんだよ、お前は」
「は、原田君! 永倉君!」
「俺達もいるぜ、近藤さん!」
「藤堂君、斎藤君……」
「俺も忘れるなよ、近藤さん」
「トシ……」
俺は夢を見ているのか……みんなが、FLCのメンバーが目の前にいた。
もう二度と集まることはないと思っていた、失ってしまったものが俺の目の前にあった。
「すまない、近藤さん。一度離れていったが、また復帰させてほしい。勝手を言っているのは分かっている。それでも、戻りたいんだ……この場所に」
「斎藤君……」
「その……すまねえな、近藤さん。悩んでいたんだ。スクールアイドルの追っかけなんてしていていいのかって。オタクっぽいし、世間ではあまりいい目で見られねえ。親だってあまりいい顔しねえ。押水にヒューズのメンバーをとられたとき、ここいらで引いた方がいいって思ったんだ。近藤さんには、柔道に戻って活躍してほしかった。それで俺達はまた適当に遊んでいこうと思ったんだ。だけど、やっぱりダメだわ。やりたいことなんて、思いつかなかった。FLC以外にはな」
「トシ……」
ああ、夢なら覚めないでくれ。夢でないんなら……それなら……今度こそ……。
「近藤さん! 俺達、あんたについていくぜ!」
「おう! また合いの手やコールを考えようぜ!」
「楽しくいこうぜ、近藤さん!」
「俺は近藤さんについていくだけだ」
「また、やってやろうぜ、近藤さん!」
「……」
俺は何も返事ができなかった。あふれてくるのは言葉ではなく……。
「おい、近藤さん? 泣いているのかい?」
「バカ野郎……目に汗がはいっただけだ……バカ野郎……バカ野郎」
「近藤さん……」
俺は……俺は間違ってはいなかった。
柔道部の先輩からはバカにされ、友達からはオタク扱いされて、女の子からはキモいと言われて……それでも、俺はFLCを続けたかった。仲間を失っても、またみんなで楽しくやっていけると信じていた。ヒューズは押水に熱を入れていても、いつかは目が覚めてくれると思っていた。それが幻想だと知ったとき、初めて過ちに気付いた。
なぜ、ここまで悩んで諦めきれないのか……それは俺の意志で始めたことだからだ。
柔道はただ、体格が良かったからなんとなく始めた。青島学園は自分の学力でなんとなく選んだ。なんとなく生きてきた俺が初めて自分の意志で決めて、始めたのがFLCだった。
つらいことはあった。何度も泣いた。男のくせに泣くなんて格好悪かった。惨めだった。でも、間違っていなかった。
俺のやってきたことは何も間違っていなかったんだ。だって、俺を肯定してくれる、一緒にバカやれるヤツらが目の前にいる。これほど幸せなことがあるか?
俺は涙をふき、宣言した。
「よし! FLC復活だ!」
「「「おおっ!」」」
俺達は拳を突き上げた。周りにいた生徒は不審な目でこっちを見ているが、気にしてられっか! やりたいようにやってやる!
「ちょ、ちょっと待ってよ! ヒューズは解散したんだよ!」
「大丈夫です、雪村さん! 俺が説得してみせます!」
雪村さんは目を大きく見開き、口を開いたまま、茫然としている。俺には確信があった。絶対に残りのメンバー全員を説得できると。もう一度、ヒューズのメンバーを集めることができると。
「流石は近藤さん! 大きく出たな! 気に入った! 俺も手伝うぜ!」
永倉君は大喜びで俺の意見に賛成してくれる。俺達は拳をつきあわせる。
意思表示だ。何が何でもやり遂げる、その誓いをたてるのが、俺達の間では拳をつきあわせることだった。
トシが心配そうに俺に意見してくる。
「おいおい、近藤さん。本当にできるのか? できても、ヒューズは最底辺だぞ。そんな状態でどうやって活動をする気なんだ?」
「最底辺ならもう評価が下がることはないだろ? それなら駆け上がるだけだ! てっぺんまでな!」
「てっぺんって、まさか……」
「そうだ! ヒューズをライブラブに出場させるんだ! もちろん、狙うは優勝だ! 俺達の夢を実現させるぞ!」
これには皆が黙り込んでしまった。
ヒューズの最終目的はライブラブ出場、そして優勝だ。FLCはそれを一番近くで応援すること。その夢をもう一度、追いかけるんだ!
何も難しいことじゃない。もう、一番の難関は突破したから問題ない。俺にはかけがえのない仲間達が帰ってきたんだから……この奇跡を、俺は今度こそ手放さない。
「そ、それはちょっと夢見すぎじゃない? 近藤さん」
「何を言う、藤堂君。険しい山ほど、目指し甲斐があるってもんだ! それにな、作戦も考えている」
「作戦?」
「ああ! トシ、もうすぐ文化祭だよな?」
「あ、ああ。それが……ってまさか!」
「そのまさかだ! あれをとるぞ!」
おおおっー。
全員が感嘆の声を上げる。あれさえ受賞すれば、きっとヒューズの評判もあがる。ヒューズ再結成するこれとないタイミングだ!
俺の意見に、みんなが苦笑いを浮かべる。
「でたよ、近藤さんの妄想が」
苦笑しつつも、やる気をみなぎらせる原田君。
「だが、悪くない。俺は近藤さんについていくと決めた」
強い意志を見せてくれる斎藤君。
「よっしゃ! やってやるぜ!」
「楽しくなってきやがったぜ!」
ニカッと天真爛漫の笑顔を見せるムードメーカの藤堂君と特攻隊長の永倉君。
「私も頑張る! だから、任せて!」
力拳を作り、やる気満々のヒューズのリーダ、雪村さん。
「そうなると、段取りが必要だな。メンバーを集めた後は、とりあえず、応援団を作ろう。それで好感度アップを目指す。美少女に応援されれば、男共は喜ぶだろう。地道に、確実に実績をあげていくぞ」
作戦をたててくれる頼もしい相棒、トシ。
みんながいる。そして、その輪に俺がいる。それが嬉しくて仕方ない。こんなにうれしいことはない。俺は神に、大佐殿に感謝した。
ありがとう……今度こそ、俺はこの絆を大切にしてみせます!
さあ、始めよう、ここから。
終わらない夢に、俺達は挑むんだ!
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