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128:違いが分かりますか? 後編
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「皆様! 大変お待たせ致しました! 違いの分かる男選手権! 後編です!」
「「……」」
「現在の成績は紫苑さん、一点! 先輩、二点です! まだまだ紫苑さんにもチャンスがありますので、頑張ってください!」
「……あの藤堂先輩。いい加減……」
「では第四問!」
「何も言わせてもらえなかった!」
「鷹と鷲の違いは! 紫苑さん!」
「……種類が違う? 鳥科と猛禽類とか?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「ぶぶぶ~~~~WWW 違いま~~すWWW」
「……藤堂先輩、そろそろ叩いていいですかね?」
「……こらえてくれ」
「では、先輩! 正解をお願いします!」
「……大きさが違う」
「正解!」
「それだけ! 別に分けなくて鷹か鷲、どちらかに統一すればいいじゃないですか!」
「では、第五問!」
「スルーされた!」
「では、第五問! 賞味期限と消費期限の違いは! 紫苑さん!」
「消費期限は安全に食べられる期限! 賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限!」
「えっ?」
「消費期限は安全に食べられる期限! 賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限!」
「……せ、正解! 即答しましたね、紫苑さん。流石は食い意地が張っている女! 食べ物関係には強い!」
「ちょっと待ってください。どうして、私が食い意地を張っているんですか?」
「だって、私が持ってきたお菓子、一番食べてますよね?」
「なんのことですか~」
「……なあ、風紀委員なのにお菓子を持ってくることにツッコミを入れた方が良いのか? それとも、風紀委員室にお菓子があることにツッコミを入れた方が良いのか?」
「どうでもいいですよ、それ」
「ですよね~」
「……」
「最後の問題です!」
「ちょっと、待ってください! これ、私が正解しても同点ですし、勝てないじゃないですか~? それとも、最終問題はお約束の十点とかで、今までのクイズは何だったのってオチですか~?」
「いえ、一点ですよ? 公平にいかないと」
「盛り上がらない!」
「にほんとにっぽんの違いは!」
「……えっ? 違いなんてあるんですか?」
「正解!」
「ただの感想が正解に!」
「一応、政府で議論されてましたけど、麻生太郎内閣の閣議決定でどちらでもいいって事になったんです」
「ええっ~……モヤモヤする……」
「ここにきて、紫苑さん! 怒濤の勢いで先輩に追いつきました! というわけで、本当のラスト問題! 点数は百点です!」
「うわ~……引く……点数、どうでもいいし……」
「最初から七問にしておけよ、ってツッコミいれたいよな」
「では、ラスト問題!」
「「ごくり!」」
「ピーナッツと落花生の違いは!」
「しょぉぼぉおおおおおおおおおおおおお! ラスト問題でこのチョイスっすか!」
「……まあ、伊藤だしな」
「やかましい! それでは、紫苑さん!」
「愚問ですね。同じ豆科ですので、違いはない……といいたいところですが、落花生は植物の名前で、落花生に実が成って収穫すると、黄土色の硬い殻に実が包まれているのですが、その
硬い殻と実をセットで落花生、ピーナッツは落花生の殻の中にある実の部分のみです!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「長い! 早く……」
「正解です!」
「えっ? あっ? ええっと……勝った! やった! 藤堂先輩に勝った!」
「おめでとうございます! 紫苑さん! 勝者には!」
「勝者には? 流れからしてピーナッツか落花生もらえるとか?」
「……橘先輩から押しつけられた仕事をゲット! って、痛たたたたたたたたたたたたたたた! 紫苑さん! ギブギブギブ! 先輩! たしゅけて!」
「……自業自得だ」
「「……」」
「現在の成績は紫苑さん、一点! 先輩、二点です! まだまだ紫苑さんにもチャンスがありますので、頑張ってください!」
「……あの藤堂先輩。いい加減……」
「では第四問!」
「何も言わせてもらえなかった!」
「鷹と鷲の違いは! 紫苑さん!」
「……種類が違う? 鳥科と猛禽類とか?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「ぶぶぶ~~~~WWW 違いま~~すWWW」
「……藤堂先輩、そろそろ叩いていいですかね?」
「……こらえてくれ」
「では、先輩! 正解をお願いします!」
「……大きさが違う」
「正解!」
「それだけ! 別に分けなくて鷹か鷲、どちらかに統一すればいいじゃないですか!」
「では、第五問!」
「スルーされた!」
「では、第五問! 賞味期限と消費期限の違いは! 紫苑さん!」
「消費期限は安全に食べられる期限! 賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限!」
「えっ?」
「消費期限は安全に食べられる期限! 賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限!」
「……せ、正解! 即答しましたね、紫苑さん。流石は食い意地が張っている女! 食べ物関係には強い!」
「ちょっと待ってください。どうして、私が食い意地を張っているんですか?」
「だって、私が持ってきたお菓子、一番食べてますよね?」
「なんのことですか~」
「……なあ、風紀委員なのにお菓子を持ってくることにツッコミを入れた方が良いのか? それとも、風紀委員室にお菓子があることにツッコミを入れた方が良いのか?」
「どうでもいいですよ、それ」
「ですよね~」
「……」
「最後の問題です!」
「ちょっと、待ってください! これ、私が正解しても同点ですし、勝てないじゃないですか~? それとも、最終問題はお約束の十点とかで、今までのクイズは何だったのってオチですか~?」
「いえ、一点ですよ? 公平にいかないと」
「盛り上がらない!」
「にほんとにっぽんの違いは!」
「……えっ? 違いなんてあるんですか?」
「正解!」
「ただの感想が正解に!」
「一応、政府で議論されてましたけど、麻生太郎内閣の閣議決定でどちらでもいいって事になったんです」
「ええっ~……モヤモヤする……」
「ここにきて、紫苑さん! 怒濤の勢いで先輩に追いつきました! というわけで、本当のラスト問題! 点数は百点です!」
「うわ~……引く……点数、どうでもいいし……」
「最初から七問にしておけよ、ってツッコミいれたいよな」
「では、ラスト問題!」
「「ごくり!」」
「ピーナッツと落花生の違いは!」
「しょぉぼぉおおおおおおおおおおおおお! ラスト問題でこのチョイスっすか!」
「……まあ、伊藤だしな」
「やかましい! それでは、紫苑さん!」
「愚問ですね。同じ豆科ですので、違いはない……といいたいところですが、落花生は植物の名前で、落花生に実が成って収穫すると、黄土色の硬い殻に実が包まれているのですが、その
硬い殻と実をセットで落花生、ピーナッツは落花生の殻の中にある実の部分のみです!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「長い! 早く……」
「正解です!」
「えっ? あっ? ええっと……勝った! やった! 藤堂先輩に勝った!」
「おめでとうございます! 紫苑さん! 勝者には!」
「勝者には? 流れからしてピーナッツか落花生もらえるとか?」
「……橘先輩から押しつけられた仕事をゲット! って、痛たたたたたたたたたたたたたたた! 紫苑さん! ギブギブギブ! 先輩! たしゅけて!」
「……自業自得だ」
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