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06:六月の終わり

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「先輩、先輩。六月も終わりですね。ちなみに今も絶賛、雨が降っています」
「ありえないだろうが。いくら六月でも毎日雨が降るか」
「まあ、ここはファンタージの世界ですし」
「なんでもありだな。都合がよすぎる」
「いいじゃないですか。季節ネタをいろいろとおしゃべりさせていただきましたけど、全然足りないですね。六月って休日とか目立ったイベントとかありませんけど、実は面白い事がいっぱいあるんですよ。例えば、6月6日はケロケロでカエルの日、6月24日はUFOが世界で初目撃された日、6月9日はロックの日。どうです、先輩。面白いでしょ?」
「……カエルの日は強引すぎると思うのだがな。どうして、6がケロなんだ?」
「まあまあ、先輩。可愛くていいじゃないですか。それより、来月はもう七月ですよ。一年の半分が過ぎたわけですけど、あまり実感がありませんよね」
「新学期は四月から始まるからな。俺もそう思う」
「ですよね~。正直、来月でようやく一年の三分の一が終わるってカンジですし。期末テストが終われば楽しい夏休み。来月も頑張っていきましょうね、先輩」
「そうだな。来月もよろしくな、伊藤」
「はい! では……」
「「来月また会いましょう!」」
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