550 / 659
二章
539話
しおりを挟む
セリウスさまが食堂までエスコートのために迎えにきてくれた。
「ルルゥは?」
「侯爵が一品作ってくれと連れて行った」
あらら。
うちのコックさんだけど、侯爵とは古い知り合いみたいだから気安いのね。
そんなわけでセリウスさまと後ろにニーナとアンゼリカさま、アラン、ジェイクとで食堂に向かった。
廊下もすごいデコられてるなぁ。嫌味じゃないお金持ちってすごく難しいと思うのよ。
柱の細工もすごいし、天井も!
「本物の金持ちは居心地が悪くなくていいよねー」
「偽物は居心地が悪いの?」
「そうだねー、なんか落ち着けなくて早く帰りたくなる?目に優しくない派手さって言うかねー?」
金ピカなんだろうか。
旧オレイユ邸はボロい離れにも作家がバラバラで趣味が悪い置物とか置かれてたよ。壊れて邪魔になったやつ?だったらしいけど。
ガルフ侯爵邸では半ガーデンパーティな晩餐になったらしく、庭に案内された。
『グレーデン風な食事がしてみたくてな』
旅の途中から企画変更でルルゥにお願いしてあったらしい。
ナギのコックさんたちにもナギの料理を依頼してあったんだとか。
『ファリン殿下、ルアラン殿下、王宮では多少堅苦しい場が多くなりますゆえ、ここガルフでは気軽にお過ごし頂きたく。この晩餐にさせて頂いた次第!どうぞお楽しみください』
ガルフ侯爵は、王女さまたちご一行に向かって、語る。
『『素晴らしい歓待に感謝する』』
食事を用意したテーブルにバーベキュー台と簡易ピザ窯、キッチン馬車とうちのパーティみたいになってる。
それでも庭とテラス席はおしゃれなのでバーベキューセットが庭に合わなくてごめんなさいって感じだ。
油や煙は〈洗浄〉でどうとでもなるけど良いのかなぁ。
いっそ、屋敷と街の間の庭?でやったら良いのにって言ったのをガルフ侯爵に聞かれたみたいで、
「ははは、あそこの庭はメーメを放し飼いのしているから、調理などしていたら襲われるぞ」
って言われた。
メーメは羊(ちょっとヤギ?)のような生き物(非魔獣)で基本は雑穀で育てているけど、なぜか人が食べるものを食べたがるから、あの範囲での食事は禁止なんだそう。
観光地の猿やヤギみたいだねぇ。
「メーメは毛を?」
「半分は食肉に半分は毛と乳だな」
羊の乳飲めるのか。
「メーメのチーズはなかなか美味いぞ、どれ取ってやろう」
トマトやカブっぽい野菜にサンドされたメーメのチーズ、濃厚コッテリだった。
「お酒が欲しいですねぇ」
心の底からキボンヌ。王女さまたちがいるにで後半までは出てこない。そして私もお子様枠だろうなぁ。成人だよ!!
王女さまたちはラピス夫人とものすごいテンションでテーブルの料理を皿に盛ってる。
なんて言うか、まともな高位貴族だと通訳いらないよね?
「妻は綺麗なものと可愛いものに目がなくてな」
「・・・」
侯爵は夫人のなかで、その綺麗なものの最高峰に位置しているのでは?
『『リーシャ!これがナギの基本のスープだ』』
王女さまたちが自ら持ってきてくれたスープ皿にはカラフルな実とお肉と根菜が入っている。
よく使われる基本的な食材がこのスープに凝縮してあるんだそう。
めっちゃ辛いんだろうか?
辛さに自信はないけど、ここでお断りは出来ない。女は度胸!!
ガルフ侯爵にも夫人が持ってきている。
『・・・カ!・・・う?』
とりあえず記憶にある中では一番辛い!
外国仕様でおそらくソフトに作られてはいる。でも結構なパンチ力だ。
でも辛いの中にいろんな旨みが躍り出てくる。
美味しい!けど辛い!!
アズライトたちなら大喜びだろう。
ガルフ侯爵も唇を少しプルプルしつつ、完食した。
『かなり辛いですが深みのある味で美味しいです』
『舌がびっくりする後にこの身の香りや味わいが広がってどんどん食べてしまいますね』
スープのある場所では大きなおっさんたちが悶絶しつつお代わりに並んでいる。
『『辛さは普段の二割らしいがまだ辛いか』』
十割ってどうなっちゃうのよ!?普通に食べてるのがそのレベルなの?
『それは順番に訓練しないと無理だろうな』
『舌を慣らさないとですね』
恐ろし。食べたことないけど、ジョロキュアとか超えてない?
ポムたちは食べちゃうかな。
『『ルルゥがこちらで食べれるレベルに調整してくれたのだよ』』
そっかー、調整してこれってかー。
『ナギの食に触れることが出来て嬉しい』
唇が赤いけどキリッとした顔で話す侯爵を夫人がうっとり見つめてる。
いくつになっても仲良しで素晴らしい。
けど、口がビリビリ中なのが笑っちゃうの。
私の唇も真っ赤だろうか。
こっそりさっきのメーメのチーズで口の中を和らげる。濃厚チーズでまろやかぁ。
これは香草サラダとかベーコンや生ハムでピザやパスタも美味しくなるやつ。
まさにピザ焼いてるから使ってるはず!
『ピザをいただきましょう?』
スープは美味しいけど、続けて食べたら明日のお花摘みが大変なことになります!!
王女さまたちの手を取って一緒にピザ窯に突進だよ。
『チーズをたっぷりでハムに香草にバジルソースを!』
今まさに生地にトッピング中なのがあったので注文しちゃう。
『『良い香りだな』』
他の窯から流れてくる香りもチーズやお肉の香ばしい香りが!
お肉の丸焼きもやってるけど、ラピス夫人やここの女性たちは見た目的に大丈夫かしら?
ふと目を巡らせると、みなさん目をキラキラさせてる。
ラピス夫人がこっそりと、
「普段はマナーや女らしさを気にして小食で過ごしているでしょう?でも今なら男性も食べ物に夢中でしょうから、箍が外れちゃったのかしらね」
って。
んー、男心はわからないけど、案外見ちゃうんでは無いでしょうか?
でも美味しく食べる姿をはしたないとか言う男性とは仲良くしなくて良いと思うので気にせずお食べくださいってやつだよ!
「ルルゥは?」
「侯爵が一品作ってくれと連れて行った」
あらら。
うちのコックさんだけど、侯爵とは古い知り合いみたいだから気安いのね。
そんなわけでセリウスさまと後ろにニーナとアンゼリカさま、アラン、ジェイクとで食堂に向かった。
廊下もすごいデコられてるなぁ。嫌味じゃないお金持ちってすごく難しいと思うのよ。
柱の細工もすごいし、天井も!
「本物の金持ちは居心地が悪くなくていいよねー」
「偽物は居心地が悪いの?」
「そうだねー、なんか落ち着けなくて早く帰りたくなる?目に優しくない派手さって言うかねー?」
金ピカなんだろうか。
旧オレイユ邸はボロい離れにも作家がバラバラで趣味が悪い置物とか置かれてたよ。壊れて邪魔になったやつ?だったらしいけど。
ガルフ侯爵邸では半ガーデンパーティな晩餐になったらしく、庭に案内された。
『グレーデン風な食事がしてみたくてな』
旅の途中から企画変更でルルゥにお願いしてあったらしい。
ナギのコックさんたちにもナギの料理を依頼してあったんだとか。
『ファリン殿下、ルアラン殿下、王宮では多少堅苦しい場が多くなりますゆえ、ここガルフでは気軽にお過ごし頂きたく。この晩餐にさせて頂いた次第!どうぞお楽しみください』
ガルフ侯爵は、王女さまたちご一行に向かって、語る。
『『素晴らしい歓待に感謝する』』
食事を用意したテーブルにバーベキュー台と簡易ピザ窯、キッチン馬車とうちのパーティみたいになってる。
それでも庭とテラス席はおしゃれなのでバーベキューセットが庭に合わなくてごめんなさいって感じだ。
油や煙は〈洗浄〉でどうとでもなるけど良いのかなぁ。
いっそ、屋敷と街の間の庭?でやったら良いのにって言ったのをガルフ侯爵に聞かれたみたいで、
「ははは、あそこの庭はメーメを放し飼いのしているから、調理などしていたら襲われるぞ」
って言われた。
メーメは羊(ちょっとヤギ?)のような生き物(非魔獣)で基本は雑穀で育てているけど、なぜか人が食べるものを食べたがるから、あの範囲での食事は禁止なんだそう。
観光地の猿やヤギみたいだねぇ。
「メーメは毛を?」
「半分は食肉に半分は毛と乳だな」
羊の乳飲めるのか。
「メーメのチーズはなかなか美味いぞ、どれ取ってやろう」
トマトやカブっぽい野菜にサンドされたメーメのチーズ、濃厚コッテリだった。
「お酒が欲しいですねぇ」
心の底からキボンヌ。王女さまたちがいるにで後半までは出てこない。そして私もお子様枠だろうなぁ。成人だよ!!
王女さまたちはラピス夫人とものすごいテンションでテーブルの料理を皿に盛ってる。
なんて言うか、まともな高位貴族だと通訳いらないよね?
「妻は綺麗なものと可愛いものに目がなくてな」
「・・・」
侯爵は夫人のなかで、その綺麗なものの最高峰に位置しているのでは?
『『リーシャ!これがナギの基本のスープだ』』
王女さまたちが自ら持ってきてくれたスープ皿にはカラフルな実とお肉と根菜が入っている。
よく使われる基本的な食材がこのスープに凝縮してあるんだそう。
めっちゃ辛いんだろうか?
辛さに自信はないけど、ここでお断りは出来ない。女は度胸!!
ガルフ侯爵にも夫人が持ってきている。
『・・・カ!・・・う?』
とりあえず記憶にある中では一番辛い!
外国仕様でおそらくソフトに作られてはいる。でも結構なパンチ力だ。
でも辛いの中にいろんな旨みが躍り出てくる。
美味しい!けど辛い!!
アズライトたちなら大喜びだろう。
ガルフ侯爵も唇を少しプルプルしつつ、完食した。
『かなり辛いですが深みのある味で美味しいです』
『舌がびっくりする後にこの身の香りや味わいが広がってどんどん食べてしまいますね』
スープのある場所では大きなおっさんたちが悶絶しつつお代わりに並んでいる。
『『辛さは普段の二割らしいがまだ辛いか』』
十割ってどうなっちゃうのよ!?普通に食べてるのがそのレベルなの?
『それは順番に訓練しないと無理だろうな』
『舌を慣らさないとですね』
恐ろし。食べたことないけど、ジョロキュアとか超えてない?
ポムたちは食べちゃうかな。
『『ルルゥがこちらで食べれるレベルに調整してくれたのだよ』』
そっかー、調整してこれってかー。
『ナギの食に触れることが出来て嬉しい』
唇が赤いけどキリッとした顔で話す侯爵を夫人がうっとり見つめてる。
いくつになっても仲良しで素晴らしい。
けど、口がビリビリ中なのが笑っちゃうの。
私の唇も真っ赤だろうか。
こっそりさっきのメーメのチーズで口の中を和らげる。濃厚チーズでまろやかぁ。
これは香草サラダとかベーコンや生ハムでピザやパスタも美味しくなるやつ。
まさにピザ焼いてるから使ってるはず!
『ピザをいただきましょう?』
スープは美味しいけど、続けて食べたら明日のお花摘みが大変なことになります!!
王女さまたちの手を取って一緒にピザ窯に突進だよ。
『チーズをたっぷりでハムに香草にバジルソースを!』
今まさに生地にトッピング中なのがあったので注文しちゃう。
『『良い香りだな』』
他の窯から流れてくる香りもチーズやお肉の香ばしい香りが!
お肉の丸焼きもやってるけど、ラピス夫人やここの女性たちは見た目的に大丈夫かしら?
ふと目を巡らせると、みなさん目をキラキラさせてる。
ラピス夫人がこっそりと、
「普段はマナーや女らしさを気にして小食で過ごしているでしょう?でも今なら男性も食べ物に夢中でしょうから、箍が外れちゃったのかしらね」
って。
んー、男心はわからないけど、案外見ちゃうんでは無いでしょうか?
でも美味しく食べる姿をはしたないとか言う男性とは仲良くしなくて良いと思うので気にせずお食べくださいってやつだよ!
539
お気に入りに追加
1,695
あなたにおすすめの小説
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ブラック・スワン ~『無能』な兄は、優美な黒鳥の皮を被る~
碧
ファンタジー
「詰んだ…」遠い眼をして呟いた4歳の夏、カイザーはここが乙女ゲーム『亡国のレガリアと王国の秘宝』の世界だと思い出す。ゲームの俺様攻略対象者と我儘悪役令嬢の兄として転生した『無能』なモブが、ブラコン&シスコンへと華麗なるジョブチェンジを遂げモブの壁を愛と努力でぶち破る!これは優雅な白鳥ならぬ黒鳥の皮を被った彼が、無自覚に周りを誑しこんだりしながら奮闘しつつ総愛され(慕われ)する物語。生まれ持った美貌と頭脳・身体能力に努力を重ね、財力・身分と全てを活かし悪役令嬢ルート阻止に励むカイザーだがある日謎の能力が覚醒して…?!更にはそのミステリアス超絶美形っぷりから隠しキャラ扱いされたり、様々な勘違いにも拍車がかかり…。鉄壁の微笑みの裏で心の中の独り言と突っ込みが炸裂する彼の日常。(一話は短め設定です)
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
わたしだけノット・ファンタジー! いろいろヒドイ異世界生活。
月芝
ファンタジー
「てめぇらに、最低のファンタジーをお見舞いしてやるから、覚悟しな」
異世界ノットガルドを魔王の脅威から救うためにと送り込まれた若者たち。
その数八十名。
のはずが、フタを開けてみれば三千人ってどういうこと?
女神からの恩恵であるギフトと、世界の壁を越えた際に発現するスキル。
二つの異能を武器に全員が勇者として戦うことに。
しかし実際に行ってみたら、なにやら雲行きが……。
混迷する異世界の地に、諸事情につき一番最後に降り立った天野凛音。
残り物のギフトとしょぼいスキルが合わさる時、最凶ヒロインが爆誕する!
うっかりヤバい女を迎え入れてしまったノットガルドに、明日はあるのか。
「とりあえず殺る。そして漁る。だってモノに罪はないもの」
それが天野凛音のポリシー。
ないない尽くしの渇いた大地。
わりとヘビーな戦いの荒野をザクザク突き進む。
ハチャメチャ、むちゃくちゃ、ヒロイックファンタジー。
ここに開幕。
婚約破棄される悪役令嬢ですが実はワタクシ…男なんだわ
秋空花林
BL
「ヴィラトリア嬢、僕はこの場で君との婚約破棄を宣言する!」
ワタクシ、フラれてしまいました。
でも、これで良かったのです。
どのみち、結婚は無理でしたもの。
だってー。
実はワタクシ…男なんだわ。
だからオレは逃げ出した。
貴族令嬢の名を捨てて、1人の平民の男として生きると決めた。
なのにー。
「ずっと、君の事が好きだったんだ」
数年後。何故かオレは元婚約者に執着され、溺愛されていた…!?
この物語は、乙女ゲームの不憫な悪役令嬢(男)が元婚約者(もちろん男)に一途に追いかけられ、最後に幸せになる物語です。
幼少期からスタートするので、R 18まで長めです。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜
藤*鳳
ファンタジー
楽しく親子4人で生活していたある日、交通事故にあい命を落とした...はずなんだけど...??
神様の御好意により新たな世界で新たな人生を歩むことに!!!
冒険あり、魔法あり、魔物や獣人、エルフ、ドワーフなどの多種多様な人達がいる世界で親子4人とその親子を護り生活する世界最強のドラゴン達とのお話です。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる