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二章
481話
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一日ぶりの我が家に到着。
超短いけど、気分転換にもってこいなお宿だな。
一泊しなくても半日とかお風呂だけとかでも行けちゃう距離だし。
「お帰りなさい」
お義母さまがお出迎えしてくれた。
ジュリアスさまが私をサッと下して、お義母さま砲を受け止めたよ。
ジュリアスさまが鍛えてるのはもちろん、お義母さまも日々パワーアップしてるんじゃないかしら?
「普通に出迎える気ないんですか」
「人生は楽しんだ方がいいのよぉ~」
お義母さまが後ろにいたルルゥと「ねぇ~☆」ってやってる。
まだ夕刻まで時間があるから他の家族はお仕事などなどで外に出てる。
「アッガスには今はセリウス入ってるわぁ、レオルカが半泣きですってぇ」
海の街を受け持ったばっかりに海外からの賓客を受け入れないといけなくなってブルーだそう。
隣国やその向こうの大陸にある国との外交はそれなりにあるけど、後継の兄を支える予定で、陞爵する気も無かっただろうし、他国とかのお仕事をする予定は全く無かった、騎士だったレオルカさまにしてみれば、日々難題をふっかけられてるものだよね。
もちろんジュリアスさまやセリウスさまとクラウスさまも近隣諸国との付き合いはあるけど、国境の通行や関税と境界警備のやり取りが主で、他国の王族をお世話するとかの予定は無かったはず。護衛のは手伝いくらい?
海が欲しいと言ってしまった責任が大きい。
そこまで深く考えて無かったもの。
お魚食べたいなぁって思ったばかりに。
これは、レオルカさま達に申し訳ないから、通訳と歓待を私がしっかり頑張らないとだ。
デレードは、赤斑病の特効薬が目当てだったけど、ナギはなんだろうね。
輸出入のことでわざわざ王族くるのかな。
「レオルカは、仕事が出来るのに自信がないのが問題だな。もう少し自信を持ってくれればいいのだか」
マデリーさまがお嫁に来てくれたってだけで自信持てそうなのにね。尻に敷かれてるのかな。
「あの子は、シグルドくんと貴方を見て育ったから理想が高いのよぉ~」
「俺ですか?」
上に兄と従兄が出来良すぎてってことかな。
「父と叔父と祖父が大き過ぎた上に兄もってなったら萎縮しちゃうじゃなぁい?セリウスやクラウスくらい気楽にいれれば良いのにねぇ」
真面目すぎたのかな。
そこにアンゼリカさまって言う強い姉までいるし。
セリウスさまもクラウスさまもジュリアスさまって言う兄に絶対服従で尊敬もしてるだろうから、気楽ってこともないと思う。
レオルカさまは、アッガスって言うジェイデンより大きな街を任されて、気負い過ぎてるのかなぁ。
「やれる子だから任されてるって自信を持ってくれたら良いわねぇ」
セバスチャンやルークくらいの尻叩き系側近がいたら良いのかも。
あ、今はマデリーさまがその役割っぽい。
すでに執事と家令は付いてるから、数年したら落ち着くかも?
前アッガス領の民をまとめてる最中だし、そこに海外から王族(二カ国目)ってそりゃ泣くしかない。
「料理や通訳のこともあるので早めにアッガス入りしないとですね?」
「そうだな。さすがに俺はずっとはついていられないから、セリウスとクラウスのどちらかと常に行動してほしい」
「はい」
私が外部へ泊まるときにジュリアスさまが一緒じゃないのは初めてかも。ちょっと不安だけど、仕方ないね。
アッガスから王都、王都からアッガスまで同行するのは往復一ヶ月みないとだ。
改造馬車で早くはなってるけど、王都に何日か泊まるだろうし。
もしかしたら接待で途中で観光しなくちゃかもだし。
「なるべく様子を見に行くからな」
転移陣使える場所やワイバーンで飛べば行けるって。
「そんな無理しないでください」
「俺が会いたいから」
いやん。
「甘酸っぱいわぁ」
「甘い雰囲気にしたいなら帰って早々お仕事の話はダメよぉ~」
「・・・母上がふったんですよ」
お義母さまとルルゥが揶揄う。
「まぁ、仕事が立て込んでるようなので、少し片付けに行きましょう」
あ、静かに様子を見てたルークがスパルタモードになっちゃった。
「今日はもう休みでいいだろう?」
「書簡だけでも確認した方が明日楽ですよ」
ジュリアスさまは、ルークさまにひんやり笑顔で促されて、チェイスさんとアモンさん連れてお仕事に向かっちゃった。
『我は、母上とオヤツを食べて昼寝するんだぞ!』
「あらぁ、嬉しいわぁ」
「プッキュ」
「モッキュ」
ジャスパーは、今日は付いていかない気分らしい。
ポムとティムも「おやつさんせー」とばかりに飛んで喜んでる。
「おほほ、うちの子達はのんびりだから、キリキリしてる子が来てくれて有難いわねぇ。さぁ、みんなお茶にしましょうねぇ」
お義母さまがポムたちに笑顔を向けるとみんなで食堂に向かった。
三兄弟、決してのんびりしてないと思うんだけど。
お義母さまにとっては、のんびりなんだねぇ。
超短いけど、気分転換にもってこいなお宿だな。
一泊しなくても半日とかお風呂だけとかでも行けちゃう距離だし。
「お帰りなさい」
お義母さまがお出迎えしてくれた。
ジュリアスさまが私をサッと下して、お義母さま砲を受け止めたよ。
ジュリアスさまが鍛えてるのはもちろん、お義母さまも日々パワーアップしてるんじゃないかしら?
「普通に出迎える気ないんですか」
「人生は楽しんだ方がいいのよぉ~」
お義母さまが後ろにいたルルゥと「ねぇ~☆」ってやってる。
まだ夕刻まで時間があるから他の家族はお仕事などなどで外に出てる。
「アッガスには今はセリウス入ってるわぁ、レオルカが半泣きですってぇ」
海の街を受け持ったばっかりに海外からの賓客を受け入れないといけなくなってブルーだそう。
隣国やその向こうの大陸にある国との外交はそれなりにあるけど、後継の兄を支える予定で、陞爵する気も無かっただろうし、他国とかのお仕事をする予定は全く無かった、騎士だったレオルカさまにしてみれば、日々難題をふっかけられてるものだよね。
もちろんジュリアスさまやセリウスさまとクラウスさまも近隣諸国との付き合いはあるけど、国境の通行や関税と境界警備のやり取りが主で、他国の王族をお世話するとかの予定は無かったはず。護衛のは手伝いくらい?
海が欲しいと言ってしまった責任が大きい。
そこまで深く考えて無かったもの。
お魚食べたいなぁって思ったばかりに。
これは、レオルカさま達に申し訳ないから、通訳と歓待を私がしっかり頑張らないとだ。
デレードは、赤斑病の特効薬が目当てだったけど、ナギはなんだろうね。
輸出入のことでわざわざ王族くるのかな。
「レオルカは、仕事が出来るのに自信がないのが問題だな。もう少し自信を持ってくれればいいのだか」
マデリーさまがお嫁に来てくれたってだけで自信持てそうなのにね。尻に敷かれてるのかな。
「あの子は、シグルドくんと貴方を見て育ったから理想が高いのよぉ~」
「俺ですか?」
上に兄と従兄が出来良すぎてってことかな。
「父と叔父と祖父が大き過ぎた上に兄もってなったら萎縮しちゃうじゃなぁい?セリウスやクラウスくらい気楽にいれれば良いのにねぇ」
真面目すぎたのかな。
そこにアンゼリカさまって言う強い姉までいるし。
セリウスさまもクラウスさまもジュリアスさまって言う兄に絶対服従で尊敬もしてるだろうから、気楽ってこともないと思う。
レオルカさまは、アッガスって言うジェイデンより大きな街を任されて、気負い過ぎてるのかなぁ。
「やれる子だから任されてるって自信を持ってくれたら良いわねぇ」
セバスチャンやルークくらいの尻叩き系側近がいたら良いのかも。
あ、今はマデリーさまがその役割っぽい。
すでに執事と家令は付いてるから、数年したら落ち着くかも?
前アッガス領の民をまとめてる最中だし、そこに海外から王族(二カ国目)ってそりゃ泣くしかない。
「料理や通訳のこともあるので早めにアッガス入りしないとですね?」
「そうだな。さすがに俺はずっとはついていられないから、セリウスとクラウスのどちらかと常に行動してほしい」
「はい」
私が外部へ泊まるときにジュリアスさまが一緒じゃないのは初めてかも。ちょっと不安だけど、仕方ないね。
アッガスから王都、王都からアッガスまで同行するのは往復一ヶ月みないとだ。
改造馬車で早くはなってるけど、王都に何日か泊まるだろうし。
もしかしたら接待で途中で観光しなくちゃかもだし。
「なるべく様子を見に行くからな」
転移陣使える場所やワイバーンで飛べば行けるって。
「そんな無理しないでください」
「俺が会いたいから」
いやん。
「甘酸っぱいわぁ」
「甘い雰囲気にしたいなら帰って早々お仕事の話はダメよぉ~」
「・・・母上がふったんですよ」
お義母さまとルルゥが揶揄う。
「まぁ、仕事が立て込んでるようなので、少し片付けに行きましょう」
あ、静かに様子を見てたルークがスパルタモードになっちゃった。
「今日はもう休みでいいだろう?」
「書簡だけでも確認した方が明日楽ですよ」
ジュリアスさまは、ルークさまにひんやり笑顔で促されて、チェイスさんとアモンさん連れてお仕事に向かっちゃった。
『我は、母上とオヤツを食べて昼寝するんだぞ!』
「あらぁ、嬉しいわぁ」
「プッキュ」
「モッキュ」
ジャスパーは、今日は付いていかない気分らしい。
ポムとティムも「おやつさんせー」とばかりに飛んで喜んでる。
「おほほ、うちの子達はのんびりだから、キリキリしてる子が来てくれて有難いわねぇ。さぁ、みんなお茶にしましょうねぇ」
お義母さまがポムたちに笑顔を向けるとみんなで食堂に向かった。
三兄弟、決してのんびりしてないと思うんだけど。
お義母さまにとっては、のんびりなんだねぇ。
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