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二章
341話
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夕食はいつも賑やかにお肉の奪い合いが!
兄さんそれ僕の分!
いやー早い者勝ちだ!
セリウスさまとクラウスさまで兄弟の戦いが。
ジュリアスさまは流石に参加はしない。
揉めなくても追加が出てくるのに、このやり取りを楽しんでるのかな。
お祖父様とお祖母様は酢蛸が気に入ったみたい。
「ビヤの実に使い道があったとはねぇ」
種がお酒造りに使えると知って「人類は二億年は損をした!!」って。
ちなみにレイドラアース暦3458年。古代合わせても一億の歴史なんじゃ?
「親父は相変わらず大袈裟じゃのぅ」
お義父さまはやっぱりボリュームが欲しいと厚めのステーキをお願いした。
普段のお肉はまぁまぁな焼き具合なんだけど今回は少しミディアムくらいのをお勧めしてみた。
「ほぅ、これはまた良い塩梅じゃ」
「じゃ俺も~」
「私もそうしようかね」
「えー、僕もー」
わりとあらかた食べたあとでもまだまだイクね!
「私はすき焼きをおかわりねぇ」
結構なサイズのお鍋!!!お義母さまのブラックホールは健在。
「俺はこの寿司がいいな」
ジュリアスさまの持ち上げた肉寿司のサイズは肉巻きおにぎりが三倍くらいなんですけど。シャリとの調和とか無視なんだよねぇ。
ルルゥが私用に小さく握ってくれてるから私は満足なんだけど、お祖母様がちまちましてるねぇって。
みんな大食いだよ。
私の今回のメインはすでにメロンなので食べ過ぎないようにジュリアスさまのお口にさりげなく運んで。
ついにメロンのブランデー掛け!!
「うー♡」
「「「何それ!?美味しいの!?」」」
お肉祭り中のみんなが私の食べてる様子で一気にメロンに視線が集まって、慌ててお肉をお腹に収めて「オヤツを」って。
「ジュリアスさま、お酒たっぷりで幸せです」
「そうだな。これは俺も好きだ」
二人の世界~って言う時間はすぐ終わってみんなの前にメロンが到着。
「これは贅沢な気分じゃの」
「この果物のケーキも美味しそうね」
お義母さまは甘い方が好きだからお酒よりクリームたっぷりがいいみたい。
「はいはーい、用意してるわぁ!」
ちゃんとメロンのケーキとメロンをみっしり使ったパフェも出て来た。
「ふむぅ!もっとダンジョンで手に入れねばな!!」
お義母さまが幸せそうに食べてるのを見てお義父さまが嬉しそう。
ポムとティムはメロンに顔を埋めちゃってるし、アズライトとディディエも縁でチロチロやってる。
「もっと下に行けばまだまだ色々取れそうだな!」
「ちょー、僕も混ぜて~」
「良いぞぅ」
またしばらく篭っちゃいそうだよ。
「旦那さま。そろそろジュリアスとリーシャちゃんがカイダールに向かったり王都の祝賀会もあるのですから連絡が出来る範囲でお願いしますわぁ」
「うむ、そうじゃったの。ダンジョンは逃げぬし親父に任せておけば良いかのぅ」
お義父さまはウズウズする気持ちを抑えてちょっとしょんぼり顔で応えた。
「王都か。俺たちも健在を知らせぬとだな」
そういえば今ってお義父さまとジュリアスさま、そこにお祖父様でめっちゃ戦力充実だよ。
「そうさねぇ、ちょっくら驚かすのも面白そうだね」
二人とも悪巧みしてるみたいな顔してるけど多分何も考えてない。
「お祖父様、お祖父様の世代はほとんど引退されていますから知らない顔ばかりだと思いますよ」
「・・・なんだい。私たちを年寄りに混ぜないでおくれ」
んー、見た目はお義父さま世代だけど。お義父さま世代もわりとご隠居さんになってる。
権力にしがみつくような人でもない限り子供が成人して引き継ぎ終えたらサクッと息子に押し付けちゃうみたい。
「そうか。だが俺たちがいると知ればグレーデンに刃向かおうなど考えなくなるだろうからな!!」
「いや・・・父上がいるって知られてるから国内や近隣でウチに喧嘩売るとかそんなバカはいないと思うよー」
セリウスさまがズバッと言うとお祖父様たちがお義父さまに「お前何したんだ?」って。
「何もしておらんぞぅ。強いて言うなら騎士団の御前試合で騎士団長を吹っ飛ばしてしまって会場の床も剥がしたからかのぅ」
・・・グレーデンは野蛮の謎が解けた!!?
「なんだい。そんなことでビビるのかい?ひ弱すぎじゃないか?」
「王立騎士団のレベルが下がったのか?」
え、お義父さまレベルが昔は王都にもいたの?
「・・・行き場のない三男以下が集まってやる気はないのが増えたのだと思う」
「騎士団は実績があれば騎士爵は貰えるんだからやる気がないとか愚か過ぎじゃないのか」
「騎士団の訓練を見に来た令嬢に見そめられれば良いとか言ってたよねー」
おぅ!いわゆる腰掛け!
跡を継げるとか富豪の令嬢が自力でお婿さん探すとかあるの?
「なんとも嘆かわしいことだねぇ」
「ちゃんとやってる連中もいるが対戦相手に恵まれないからなぁ」
うーん。ちゃんと筋肉鍛えたらお義母さまみたいに美人に告白されちゃうかもなのにね!
「まぁ現場を知りに顔は出しておこうかね」
ってことでホーンのことなら家族全員がお呼ばれ出来る働きをしてるのだけど、誰を留守番に?って思ったらお義母さまとクラウスさまは残って、その間はスピネルさんとマルゴさんが騎士団を見るとか色々計画を立ててるそうだ。
ちなみにお祖父様たちの仲間の残り三人のうち一人は引退を決めて二人はこっちに向かってるそうだ。
どんな人たちかちょっと楽しみだよ。
兄さんそれ僕の分!
いやー早い者勝ちだ!
セリウスさまとクラウスさまで兄弟の戦いが。
ジュリアスさまは流石に参加はしない。
揉めなくても追加が出てくるのに、このやり取りを楽しんでるのかな。
お祖父様とお祖母様は酢蛸が気に入ったみたい。
「ビヤの実に使い道があったとはねぇ」
種がお酒造りに使えると知って「人類は二億年は損をした!!」って。
ちなみにレイドラアース暦3458年。古代合わせても一億の歴史なんじゃ?
「親父は相変わらず大袈裟じゃのぅ」
お義父さまはやっぱりボリュームが欲しいと厚めのステーキをお願いした。
普段のお肉はまぁまぁな焼き具合なんだけど今回は少しミディアムくらいのをお勧めしてみた。
「ほぅ、これはまた良い塩梅じゃ」
「じゃ俺も~」
「私もそうしようかね」
「えー、僕もー」
わりとあらかた食べたあとでもまだまだイクね!
「私はすき焼きをおかわりねぇ」
結構なサイズのお鍋!!!お義母さまのブラックホールは健在。
「俺はこの寿司がいいな」
ジュリアスさまの持ち上げた肉寿司のサイズは肉巻きおにぎりが三倍くらいなんですけど。シャリとの調和とか無視なんだよねぇ。
ルルゥが私用に小さく握ってくれてるから私は満足なんだけど、お祖母様がちまちましてるねぇって。
みんな大食いだよ。
私の今回のメインはすでにメロンなので食べ過ぎないようにジュリアスさまのお口にさりげなく運んで。
ついにメロンのブランデー掛け!!
「うー♡」
「「「何それ!?美味しいの!?」」」
お肉祭り中のみんなが私の食べてる様子で一気にメロンに視線が集まって、慌ててお肉をお腹に収めて「オヤツを」って。
「ジュリアスさま、お酒たっぷりで幸せです」
「そうだな。これは俺も好きだ」
二人の世界~って言う時間はすぐ終わってみんなの前にメロンが到着。
「これは贅沢な気分じゃの」
「この果物のケーキも美味しそうね」
お義母さまは甘い方が好きだからお酒よりクリームたっぷりがいいみたい。
「はいはーい、用意してるわぁ!」
ちゃんとメロンのケーキとメロンをみっしり使ったパフェも出て来た。
「ふむぅ!もっとダンジョンで手に入れねばな!!」
お義母さまが幸せそうに食べてるのを見てお義父さまが嬉しそう。
ポムとティムはメロンに顔を埋めちゃってるし、アズライトとディディエも縁でチロチロやってる。
「もっと下に行けばまだまだ色々取れそうだな!」
「ちょー、僕も混ぜて~」
「良いぞぅ」
またしばらく篭っちゃいそうだよ。
「旦那さま。そろそろジュリアスとリーシャちゃんがカイダールに向かったり王都の祝賀会もあるのですから連絡が出来る範囲でお願いしますわぁ」
「うむ、そうじゃったの。ダンジョンは逃げぬし親父に任せておけば良いかのぅ」
お義父さまはウズウズする気持ちを抑えてちょっとしょんぼり顔で応えた。
「王都か。俺たちも健在を知らせぬとだな」
そういえば今ってお義父さまとジュリアスさま、そこにお祖父様でめっちゃ戦力充実だよ。
「そうさねぇ、ちょっくら驚かすのも面白そうだね」
二人とも悪巧みしてるみたいな顔してるけど多分何も考えてない。
「お祖父様、お祖父様の世代はほとんど引退されていますから知らない顔ばかりだと思いますよ」
「・・・なんだい。私たちを年寄りに混ぜないでおくれ」
んー、見た目はお義父さま世代だけど。お義父さま世代もわりとご隠居さんになってる。
権力にしがみつくような人でもない限り子供が成人して引き継ぎ終えたらサクッと息子に押し付けちゃうみたい。
「そうか。だが俺たちがいると知ればグレーデンに刃向かおうなど考えなくなるだろうからな!!」
「いや・・・父上がいるって知られてるから国内や近隣でウチに喧嘩売るとかそんなバカはいないと思うよー」
セリウスさまがズバッと言うとお祖父様たちがお義父さまに「お前何したんだ?」って。
「何もしておらんぞぅ。強いて言うなら騎士団の御前試合で騎士団長を吹っ飛ばしてしまって会場の床も剥がしたからかのぅ」
・・・グレーデンは野蛮の謎が解けた!!?
「なんだい。そんなことでビビるのかい?ひ弱すぎじゃないか?」
「王立騎士団のレベルが下がったのか?」
え、お義父さまレベルが昔は王都にもいたの?
「・・・行き場のない三男以下が集まってやる気はないのが増えたのだと思う」
「騎士団は実績があれば騎士爵は貰えるんだからやる気がないとか愚か過ぎじゃないのか」
「騎士団の訓練を見に来た令嬢に見そめられれば良いとか言ってたよねー」
おぅ!いわゆる腰掛け!
跡を継げるとか富豪の令嬢が自力でお婿さん探すとかあるの?
「なんとも嘆かわしいことだねぇ」
「ちゃんとやってる連中もいるが対戦相手に恵まれないからなぁ」
うーん。ちゃんと筋肉鍛えたらお義母さまみたいに美人に告白されちゃうかもなのにね!
「まぁ現場を知りに顔は出しておこうかね」
ってことでホーンのことなら家族全員がお呼ばれ出来る働きをしてるのだけど、誰を留守番に?って思ったらお義母さまとクラウスさまは残って、その間はスピネルさんとマルゴさんが騎士団を見るとか色々計画を立ててるそうだ。
ちなみにお祖父様たちの仲間の残り三人のうち一人は引退を決めて二人はこっちに向かってるそうだ。
どんな人たちかちょっと楽しみだよ。
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