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キマイラ
24話 『攻撃の瞬間にドン! って、重さを戻して威力を上げる感じ。ま、体重のコントロールはいつもしてるしね』
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「キィー!」
サンドワームが初めに目を付けたのは、やはり一番近くにいたカーミラだった。
「ひっ……!」
一瞬悲鳴を上げそうになるも何とか堪え、風を利用してできるだけ速く逃げる。
だが、サンドワームの速度の方が一枚上手で、回り込まれてしまった。
「……くっ。来たれ金色!」
カーミラは逃げられないと悟り、鬼の力を使って自身を強化する。
「はぁー!!」
カーミラは細剣を握り直し、サンドワームの元に走り出す。
前回同様に瞳が金色に染まり髪の毛が逆立ってはいるが、疲れのせいか恐怖のせいか、動きは鈍く空気の震えもない。
「キィ」
サンドワームがひと鳴きすると、一辺がカーミラの身長以上の大きさの岩がいくつも出現し、空を切って襲い掛かる。
「せい、はぁ、せやっ!!」
カーミラは果敢に岩を切っていくが、ひとつひとつの威力が高く、足止めさせられてしまう。
「キィ!」
────ヒュッ!
「──ふぐっ、ぶぁあっ!?」
その隙だらけの相手を見て、サンドワームは尾の部分を使ってカーミラを薙ぎ飛ばした。
────ズドドドド!
威力は凄まじく、諸に受けたカーミラは地面を削りながら30m以上も飛ばされてしまう。
「……ぅぐあ」
ボロボロのカーミラはもう立ち上がれず、その場で呻くしかできない。
サンドワームはすぐに地中に潜り、車も顔負けのスピードで進み、カーミラの元に向かう。
「キィ!!」
サンドワームはあっという間にたどり着き、丸呑みせんと喜々として大口を開ける。
この程度の小さなエモノなら、歯を使うまでもないのだ。
「────中級風魔法!」
旋風がサンドワームの捕食を阻む。
先程まで皆と同じように茫然としていたシルヴィオだが、カーミラの危機に我に返り、咄嗟に横やりを入れたのだ。
「はっ……! ────中級炎魔法!」
その様子を見たジーノも少し冷静さを取り戻して、加勢に入った。
「……キィ!?」
シルヴィオの出した旋風がジーノの放った火球と合わさり、炎の竜巻になってサンドワームを包み込む。
──シュドン!!
追撃せんと戦車から魔法弾が発射される。
「キィ!!」
サンドワームのひと声によって大量の砂が舞い上がり、炎の竜巻を呑み込んだ。
「消えた……!?」
だけでなく、その一瞬で姿を消してしまい、魔法弾は空振りして何もいない所で虚しく爆発を起こした。
────ゴゴゴゴゴ。
地響きが鳴り響く。
「どこだ……!?」
サンドワームは辺り一帯を揺らしていて、どこに潜んでいるか誰も検討がつかず、ただ周りをキョロキョロと見回す事しかできない。だが、そんな不安な時間はすぐに解消される事となる。
「……ギィ!!」
────ドゴン!!
サンドワームは突如、戦車の下から現れ、まともに受けた戦車は打ち上げられてしまった。
中にいる兵士の状態は定かではないが、落ちて地面に叩きつけられた戦車はキャタピラは外れ、主砲も砕け、装甲もへしゃげてしまっている。
「キィ!」
「……は!?」
次に狙われたのはシルヴィオだった。
「────がはっ!」
サンドワームは尾でシルヴィオを叩きつける。
その一撃のもと、シルヴィオは地面にめり込み、鎧は砕け、痛みを感じる間もなく倒れ伏してしまった。
「キイ」
サンドワームはシルヴィオに一瞬口を近づけるが、すぐに離して周りに意識を向ける。
どうやらサンドワームは邪魔をする者たちを先に倒してしまって、後でゆっくり捕食するつもりのようだ。
「────初級雷魔法!」「────初級水魔法!」
「────初級風魔法!」「────初級地魔法!」
戦車に乗っていた兵士たちが外に出て、果敢にサンドワームを攻撃する。
「────中級炎魔法!」
ジーノも魔法を発動し、攻撃に参加する。
魔法は外れることは無く、ことごとくサンドワームに直撃した。
「……キイ」
だが、そのどれもサンドワームに露ほどのダメージも与える事はできなかった。
「……」
むしろ怒りを買ってしまったようで、サンドワームの周囲には濃縮されて目視できる魔力の渦ができている。
「キイー!!!」
『逃げろ』
ジーノはそう言うつもりだった。だが、あっと言う間もなく魔法が発動されてしまった。
ジーノもシルヴィオもカーミラも、他の皆も、逃げる事すら許されずに、大量に噴出した鋭い岩の餌食になった。そして鳴り響いていた轟音と、噴出する岩の大群が収まった時に、立っている者はいなかった。
「……やば。でも、あーしが来たからにはもう大丈夫だし!」
メーシャ以外は。
「キイ!?」
サンドワームは勝ちを確信していたのか、無傷のメーシャの登場に驚く。
「……つか、みんな大丈夫なのかな?」
メーシャが手で双眼鏡を作り、能力で目を光らせて騎士や兵士たちを確認する。
「っし! みんな、なんとか生きてんね! でも怪我が酷いみたいだから急がないと!」
能力で鼓動と呼吸の有無と、纏っている魔力を確認して生きている事が確認出来た。
生きている者は纏っている魔力も脈動するように動き、生きていない者や魔石などはいくら魔力を帯びていても動きが無いか機械的に動かされているように見えるのだ。
「キイ!」
サンドワームが鋭い岩を飛ばす。
「メーシャミラクル!」
メーシャはくるっと回転しながら岩を“奪い”、足の踏み場もない程に埋め尽くされた大量の岩の上に飛び乗る。
「今回のあーしは、最初っからフルスロットルだかんね。覚悟しな!」
そして、出現させたタコの触手を右手に持って、ジャンプで岩を飛び越えつつサンドワームに迫っていった。
「キイー!」
サンドワームはひとつじゃ足りないと思ったのか、次は大量の岩を出現させてメーシャに向けて飛ばす。
「うらうらうら~!」
しかしメーシャは、触手で弾いたり能力で奪っていって、足を止めることなく岩の上をドンドン進む。
「じゃーんっぴ!」
最後の岩を越えて大きく跳躍、サンドワームを捕捉した。
「キイ!」
サンドワームは尾で薙ぎ払おうとするが、
「じゃま!」
メーシャの空中回し蹴りが炸裂。大きく体勢を崩す。
「いける! そんじゃ、いっくよー!」
そしてメーシャは、触手を両手に持ち替え、大きく振りかぶり、サンドワームの頭に打ち付けた。
────ズドン!
「ギイー!?」
攻撃は直撃。サンドワームは大ダメージを受けた。が、
「……え?」
「キイ! キイ!」
サンドワームは口元にきた触手を喜んで食べだしたのだ。
「えっ、ちょっと待って。うそ、めちゃ美味しそうに食べてんじゃん……」
「キイ!」
サンドワームは戦闘をしていたのも忘れ、無我夢中でタコの触手を頬張る。丸呑みせずに、よく噛んで、少しずつ味わっている。
しかもいつの間にか辺りを埋め尽くしていた大量の岩が消えて無くなっている。
「なんか、無防備な相手を蹴るのも気が引けるし、ご飯にも時間かかりそうだし、とりま皆の怪我を治そっかな……」
メーシャは一応サンドワームに意識を向けつつ、まず一番酷い怪我をしていたカーミラの元に向かう。
「カーミラちゃん、もう大丈夫だよ。すぐに怪我、というかダメージ? 取り除いてあげるからね」
メーシャはカーミラに手を当てて能力を発動し、ダメージを“奪って”いく。
「うっ、ん……。どうなって……?」
怪我は瞬く間にメーシャの手に、奪ったものが収納されるアイテムボックスに吸い取られていき、カーミラが意識を取り戻した。
「あ、起きたねカーミラちゃん。おはぴ。えっとさ、なんかあーしの使ってた触手が気に入ったみたいで、なんか今もゆっくり食べてっから、とりま先に回復にまわってんの」
「えっ? どういうことですか?」
意味がよくわからなかったカーミラは、メーシャの指さす方に顔を向けて確認する。
「ね」
「……味わっていますね」
「でしょ」
「はい……。でも、放っておいて大丈夫、なんですか?」
カーミラが怪訝な顔をしながらメーシャに訊く。
「まあ、今すぐ攻撃しよって感じじゃないし、何か怪しい動きしたらまたすぐにバトるけどさ。でも、皆ボロボロだし相手に攻撃の意思がないなら、やっぱ人命優先っしょ?」
「確かに、下手に攻撃をしてまた戦闘が始まれば、助ける余裕がなくなるかもしれませんし、新たな被害が出てしまいますもんね」
カーミラが立ち上がる。
「ね。じゃあ、あーしは他の人を助けていくから、カーミラちゃんは出発の準備をしてくれる?」
「……わかりました。あ、メーシャ殿! 一旦帰らずに、そのままキマイラ討伐に向かうつもりですか?」
カーミラは他の所に行こうとしたメーシャに声を掛ける。
「あたりまえっしょ。別の日にしたとして、また別のモンスターとか来ても困るし、それに、あーしまだまだ全然元気だよ? 行かない理由がない。あはっ」
メーシャは歩みを止めず、笑いながら兵士たちの救助に向かった。
「勇者メーシャ……。計り知れない方ですね。メーシャ殿ならこの国も、いや、世界を救うのも夢ではないのかもしれませんね……」
カーミラは『ふっ』と笑い、壊れた部分を直すために装甲車や戦車の元に向かった。
サンドワームが初めに目を付けたのは、やはり一番近くにいたカーミラだった。
「ひっ……!」
一瞬悲鳴を上げそうになるも何とか堪え、風を利用してできるだけ速く逃げる。
だが、サンドワームの速度の方が一枚上手で、回り込まれてしまった。
「……くっ。来たれ金色!」
カーミラは逃げられないと悟り、鬼の力を使って自身を強化する。
「はぁー!!」
カーミラは細剣を握り直し、サンドワームの元に走り出す。
前回同様に瞳が金色に染まり髪の毛が逆立ってはいるが、疲れのせいか恐怖のせいか、動きは鈍く空気の震えもない。
「キィ」
サンドワームがひと鳴きすると、一辺がカーミラの身長以上の大きさの岩がいくつも出現し、空を切って襲い掛かる。
「せい、はぁ、せやっ!!」
カーミラは果敢に岩を切っていくが、ひとつひとつの威力が高く、足止めさせられてしまう。
「キィ!」
────ヒュッ!
「──ふぐっ、ぶぁあっ!?」
その隙だらけの相手を見て、サンドワームは尾の部分を使ってカーミラを薙ぎ飛ばした。
────ズドドドド!
威力は凄まじく、諸に受けたカーミラは地面を削りながら30m以上も飛ばされてしまう。
「……ぅぐあ」
ボロボロのカーミラはもう立ち上がれず、その場で呻くしかできない。
サンドワームはすぐに地中に潜り、車も顔負けのスピードで進み、カーミラの元に向かう。
「キィ!!」
サンドワームはあっという間にたどり着き、丸呑みせんと喜々として大口を開ける。
この程度の小さなエモノなら、歯を使うまでもないのだ。
「────中級風魔法!」
旋風がサンドワームの捕食を阻む。
先程まで皆と同じように茫然としていたシルヴィオだが、カーミラの危機に我に返り、咄嗟に横やりを入れたのだ。
「はっ……! ────中級炎魔法!」
その様子を見たジーノも少し冷静さを取り戻して、加勢に入った。
「……キィ!?」
シルヴィオの出した旋風がジーノの放った火球と合わさり、炎の竜巻になってサンドワームを包み込む。
──シュドン!!
追撃せんと戦車から魔法弾が発射される。
「キィ!!」
サンドワームのひと声によって大量の砂が舞い上がり、炎の竜巻を呑み込んだ。
「消えた……!?」
だけでなく、その一瞬で姿を消してしまい、魔法弾は空振りして何もいない所で虚しく爆発を起こした。
────ゴゴゴゴゴ。
地響きが鳴り響く。
「どこだ……!?」
サンドワームは辺り一帯を揺らしていて、どこに潜んでいるか誰も検討がつかず、ただ周りをキョロキョロと見回す事しかできない。だが、そんな不安な時間はすぐに解消される事となる。
「……ギィ!!」
────ドゴン!!
サンドワームは突如、戦車の下から現れ、まともに受けた戦車は打ち上げられてしまった。
中にいる兵士の状態は定かではないが、落ちて地面に叩きつけられた戦車はキャタピラは外れ、主砲も砕け、装甲もへしゃげてしまっている。
「キィ!」
「……は!?」
次に狙われたのはシルヴィオだった。
「────がはっ!」
サンドワームは尾でシルヴィオを叩きつける。
その一撃のもと、シルヴィオは地面にめり込み、鎧は砕け、痛みを感じる間もなく倒れ伏してしまった。
「キイ」
サンドワームはシルヴィオに一瞬口を近づけるが、すぐに離して周りに意識を向ける。
どうやらサンドワームは邪魔をする者たちを先に倒してしまって、後でゆっくり捕食するつもりのようだ。
「────初級雷魔法!」「────初級水魔法!」
「────初級風魔法!」「────初級地魔法!」
戦車に乗っていた兵士たちが外に出て、果敢にサンドワームを攻撃する。
「────中級炎魔法!」
ジーノも魔法を発動し、攻撃に参加する。
魔法は外れることは無く、ことごとくサンドワームに直撃した。
「……キイ」
だが、そのどれもサンドワームに露ほどのダメージも与える事はできなかった。
「……」
むしろ怒りを買ってしまったようで、サンドワームの周囲には濃縮されて目視できる魔力の渦ができている。
「キイー!!!」
『逃げろ』
ジーノはそう言うつもりだった。だが、あっと言う間もなく魔法が発動されてしまった。
ジーノもシルヴィオもカーミラも、他の皆も、逃げる事すら許されずに、大量に噴出した鋭い岩の餌食になった。そして鳴り響いていた轟音と、噴出する岩の大群が収まった時に、立っている者はいなかった。
「……やば。でも、あーしが来たからにはもう大丈夫だし!」
メーシャ以外は。
「キイ!?」
サンドワームは勝ちを確信していたのか、無傷のメーシャの登場に驚く。
「……つか、みんな大丈夫なのかな?」
メーシャが手で双眼鏡を作り、能力で目を光らせて騎士や兵士たちを確認する。
「っし! みんな、なんとか生きてんね! でも怪我が酷いみたいだから急がないと!」
能力で鼓動と呼吸の有無と、纏っている魔力を確認して生きている事が確認出来た。
生きている者は纏っている魔力も脈動するように動き、生きていない者や魔石などはいくら魔力を帯びていても動きが無いか機械的に動かされているように見えるのだ。
「キイ!」
サンドワームが鋭い岩を飛ばす。
「メーシャミラクル!」
メーシャはくるっと回転しながら岩を“奪い”、足の踏み場もない程に埋め尽くされた大量の岩の上に飛び乗る。
「今回のあーしは、最初っからフルスロットルだかんね。覚悟しな!」
そして、出現させたタコの触手を右手に持って、ジャンプで岩を飛び越えつつサンドワームに迫っていった。
「キイー!」
サンドワームはひとつじゃ足りないと思ったのか、次は大量の岩を出現させてメーシャに向けて飛ばす。
「うらうらうら~!」
しかしメーシャは、触手で弾いたり能力で奪っていって、足を止めることなく岩の上をドンドン進む。
「じゃーんっぴ!」
最後の岩を越えて大きく跳躍、サンドワームを捕捉した。
「キイ!」
サンドワームは尾で薙ぎ払おうとするが、
「じゃま!」
メーシャの空中回し蹴りが炸裂。大きく体勢を崩す。
「いける! そんじゃ、いっくよー!」
そしてメーシャは、触手を両手に持ち替え、大きく振りかぶり、サンドワームの頭に打ち付けた。
────ズドン!
「ギイー!?」
攻撃は直撃。サンドワームは大ダメージを受けた。が、
「……え?」
「キイ! キイ!」
サンドワームは口元にきた触手を喜んで食べだしたのだ。
「えっ、ちょっと待って。うそ、めちゃ美味しそうに食べてんじゃん……」
「キイ!」
サンドワームは戦闘をしていたのも忘れ、無我夢中でタコの触手を頬張る。丸呑みせずに、よく噛んで、少しずつ味わっている。
しかもいつの間にか辺りを埋め尽くしていた大量の岩が消えて無くなっている。
「なんか、無防備な相手を蹴るのも気が引けるし、ご飯にも時間かかりそうだし、とりま皆の怪我を治そっかな……」
メーシャは一応サンドワームに意識を向けつつ、まず一番酷い怪我をしていたカーミラの元に向かう。
「カーミラちゃん、もう大丈夫だよ。すぐに怪我、というかダメージ? 取り除いてあげるからね」
メーシャはカーミラに手を当てて能力を発動し、ダメージを“奪って”いく。
「うっ、ん……。どうなって……?」
怪我は瞬く間にメーシャの手に、奪ったものが収納されるアイテムボックスに吸い取られていき、カーミラが意識を取り戻した。
「あ、起きたねカーミラちゃん。おはぴ。えっとさ、なんかあーしの使ってた触手が気に入ったみたいで、なんか今もゆっくり食べてっから、とりま先に回復にまわってんの」
「えっ? どういうことですか?」
意味がよくわからなかったカーミラは、メーシャの指さす方に顔を向けて確認する。
「ね」
「……味わっていますね」
「でしょ」
「はい……。でも、放っておいて大丈夫、なんですか?」
カーミラが怪訝な顔をしながらメーシャに訊く。
「まあ、今すぐ攻撃しよって感じじゃないし、何か怪しい動きしたらまたすぐにバトるけどさ。でも、皆ボロボロだし相手に攻撃の意思がないなら、やっぱ人命優先っしょ?」
「確かに、下手に攻撃をしてまた戦闘が始まれば、助ける余裕がなくなるかもしれませんし、新たな被害が出てしまいますもんね」
カーミラが立ち上がる。
「ね。じゃあ、あーしは他の人を助けていくから、カーミラちゃんは出発の準備をしてくれる?」
「……わかりました。あ、メーシャ殿! 一旦帰らずに、そのままキマイラ討伐に向かうつもりですか?」
カーミラは他の所に行こうとしたメーシャに声を掛ける。
「あたりまえっしょ。別の日にしたとして、また別のモンスターとか来ても困るし、それに、あーしまだまだ全然元気だよ? 行かない理由がない。あはっ」
メーシャは歩みを止めず、笑いながら兵士たちの救助に向かった。
「勇者メーシャ……。計り知れない方ですね。メーシャ殿ならこの国も、いや、世界を救うのも夢ではないのかもしれませんね……」
カーミラは『ふっ』と笑い、壊れた部分を直すために装甲車や戦車の元に向かった。
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