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キマイラ
21話 『ファンタジーで車って、乗るとは思わなかったし』
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そして次の日。ヒデヨシの要望通りキマイラ討伐が決まり、朝の10時ごろメーシャは、アレッサンドリーテの町の外でカーミラ達と待ち合わせた。
カーミラの言っていた通り他に、いぶし銀の重装鎧を着た騎士がひとり、軽装鎧を着た20代半ばの兵士が8人いた。
「ぅお~! すご! ファンタジー世界なのに近代的だ」
メーシャは兵士達の横にあるそれらを見て、目を輝かせる。
「我が軍の自慢の魔法力を結集させたものですからね」
カーミラが鼻高々に自慢する。
装甲車や魔法機械などあるが、それらでも一番目を引いたのは戦車であろう。
「主砲の弾に使う魔結晶、魔石を錬成したものですね。は、ひとつ5000万ドーロかかりますし、ドラゴンラードロの根城近くの砦に殆ど持って行っていて、急な出動でしたので今回用意できたのはひとつですが、これが山に大穴を空ける我が国最強の兵器です。まあ、本領を発揮するのは山ではなくモンスターですけどね」
「へえ。どんな感じなの?」
「着弾すれば衝撃もさることながら、一瞬で数千度にまで加熱、だいたいのモンスターはそこで倒せます。ですが、それだけではないんです。体内にある魔力路、魔力の通り道ですね、それを光魔法が通りぬけて、心臓部の魔石を直接攻撃して破壊できるんですよ」
「よくわかんないけど、すごい!」
「それを動かすのがあの3人です」
カーミラが戦車の横にいる兵士を紹介する。
「よろしくだし~!」
メーシャがぺこりと頭を下げると、兵士たちは敬礼で返した。
「次に捕縛結界を展開する魔法機械は、ひとつでも効果が高いのですが、複数個を同時展開することでより効果の期待ができます。今回は4つ持ってきましたが、これらを同時展開すれば、普通のドラゴンなら数時間捕らえられますね」
「ああ、昨日言ってたのだね」
「はい。魔法機械自体は兵士や騎士ならば誰でも使えますが、今回あそこにいる4人の担当は訓練時に優秀な成績を残しています」
「そか、簡単だけど重要なお仕事だもんね。よろしくね~」
メーシャが軽い感じで敬礼をし、兵士もそれに応えてしっかりとした敬礼を返す。
「そして、もうひとりの兵士は衛生兵。つまり回復術師です。最年少ですが回復魔法を使わせたらベテランの兵にも引けをとりません。才能もありますが、現状に満足せず日々鍛錬を怠らない、真面目な性格ですね。経験が詰めれば兵士長も夢ではありません」
「おお~。えと、なんだっけ、そう、麒麟児だっけ? なんか、天才とかすごい才能のある人のこと。それだ!」
メーシャがピシっと指を立てる。
「麒麟。見たことはありませんが、霊峰に住んでいて時にヒトに力を貸すという伝説のモンスターですね。それに例えられるとは彼も嬉しいでしょう」
「こっちにも居るんだ、麒麟。本物あーしも見てみたいな~。あ、挨拶しないとだ。ビシッ!」
口で効果音を付けつつ、メーシャが敬礼をする。そして兵士は杖で地面をドンドンと突いたあと敬礼をした。
「カーミラちゃん、あれは?」
「ああ、あの地面を突くのは、何時でもいけますという意味ですね」
「おお!」
「そして最後にもうひとりの騎士ですね」
「俺はジーノ・スメラルド。魔法騎士です。よろしく」
「あーしは一二三メーシャね、よろしくちゃん」
メーシャはジーノと握手を交わす。
「他にも細かな装備はありますが、メーシャ殿は使わないでしょうし、詳しい説明をしてもキリが無いですから、そろそろ行きましょうか」
カーミラがメーシャに装甲車に乗るよう促す。
「そだね。どれくらいの距離なの?」
メーシャは後部座席に乗りながら言う。
運転席には回復術師の兵士が既に乗り込んでいた。
「だいたいこの車で、スムーズに行けば40分程ですね」
カーミラがメーシャの横に乗りながら言う。
「そか。スムーズに行けば、午後には帰れそうだね」
「はい。ですから、一応食べ物は持ってきてはいますが、軽食になるようなチョコレートやジャーキーなどしかありません。火を起こせばスープくらいならできますが」
「朝ごはんいっぱい食べてきて良かった。あんまり長いと、お腹へっちゃうからね」
「そうですね。あ、出発して下さい。場所はわかりますね?」
カーミラがメーシャに返事をした後、兵士に命令をする。
「問題ありません。では出発します」
兵士は落ち着いて物静かな感じで、返事した後に車を動かした。
「おお! んじゃ、しゅっぱーつ!」
メーシャは拳を掲げて、ハイテンションで号令をかけた。
「……チウ?」
ポケットからヒデヨシがもぞもぞと顔を出した。
「あ、起こしちゃった?」
「チュァ……。いえ、大丈夫でチ」
「あはっ。ネズミ語に戻ってるよ、ヒデヨシ」
「むむ。すみません、意識しないとネズミ語になってしまうんでふ……」
顔を擦りながらヒデヨシがもうひとつあくびをする。
「そかそか。それも味ってやつだね。おはぴ」
「おはぴです。お嬢様」
「あ、ヒデヨシ殿おはようございます」
「おはぴです、カーミラさん。今どの辺りですか? キマイラ討伐には出発してるんですよね?」
「出発したばかりですよ。40分程かかりますので、よろしかったらもうひと眠りしますか?」
「いえ。もう目が冴えてしまったので、大丈夫です。それより、お腹が減ってしまいました」
ヒデヨシのお腹が小さく鳴る。
「では、ジャーキー……。あ、塩分はどうなんでしょう?」
「ジャーキー? 食べたことないですね」
カーミラがバッグからジャーキーを取り出すが、迷ってしまってメーシャに訊く。
「どうなんだろ。後で病気になっても困るもんね」
「そうだ。ビスケットもありますけど、こちらはどうでしょうか」
「それは好物です!」
ヒデヨシは目を輝かせて身を乗り出す。
「ちょっ、急に出たら危ないよっ」
「ぅおわっと!」
──ポロンッ。
メーシャの注意も虚しく、ヒデヨシはポケットから転がってしまった。
「もう~。だから言ったでしょ」
しかし、メーシャはヒデヨシをナイスキャッチ。何とか座席下に転がるのは防げた。
「すみません……。ビスケットと聞いて、つい」
「そんなにビスケットが好きなんですね。ふふっ。はい、どうぞ」
カーミラがヒデヨシにビスケットを手渡す。
「いただきます」
「ビスケットでしたら、いっぱいありますので、おかわりが欲しければまた言ってくださいね」
「はい。ありがとうございます」
そう言ってヒデヨシは、ビスケットをサクサク食べ始めた。
「あんがと、カーミラちゃん」
「いえいえ」
そして、20分を過ぎた頃。
「平原って、なんか懐かしい感じがする。落ち着くっていうかさ」
メーシャは窓の外をぼーっと見ながら言う。
「メーシャ殿の故郷にも、このような平原が広がっていたんですか?」
「ううん。広がってないよ。でもこういう自然を見ると、なんだかあったかい気持ちになんない?」
メーシャはヒデヨシの背中をわしゃわしゃしながら言う。
「どうでしょうか……? 私の故郷はたくさんの木々が茂っていたので、舗装された街道がある分、自然というより都会なイメージです」
「そっかー」
「自分はその気持ち、分かります」
メーシャが残念そうな顔をしていると、運転していた兵士が話しかけてきた。
「マジで? やった、仲間じゃん!」
「……はい。疲れた時等に雄大な自然を見ると、すり減った心の穴を埋めてくれる気がするんです」
兵士は淡々と喋っているが、どことなく嬉しそうだ。
「そうそう! わかる~」
「家や故郷に帰った時も同じような気持ちになりますよね。雄大な自然も、故郷も家族も、自身を優しく包み込んでくれる。だから懐かしいと思うのではないでしょうか?」
「さすが麒麟児だ。よく見てんね! あはっ」
「麒麟……? ありがとうございます……!」
兵士は初めて口角を上げたのを見せた。
「にししし。どういたまして!」
「雄大な自然が包み込む、ですか。分かる気がします」
「僕はソファの隙間かポケットが落ち着きます」
「確かに、ヒデヨシはポッケが定位置だもんね」
メーシャがヒデヨシを撫でていた、その時。
──ドゴン!! ガシャーン!!
何か大きな物がぶつかる音が鳴り響いた。
「えっ、ちょ、なに!?」
「前の車に岩がぶつけられたようです! 煙が上がっています!」
カーミラの言っていた通り他に、いぶし銀の重装鎧を着た騎士がひとり、軽装鎧を着た20代半ばの兵士が8人いた。
「ぅお~! すご! ファンタジー世界なのに近代的だ」
メーシャは兵士達の横にあるそれらを見て、目を輝かせる。
「我が軍の自慢の魔法力を結集させたものですからね」
カーミラが鼻高々に自慢する。
装甲車や魔法機械などあるが、それらでも一番目を引いたのは戦車であろう。
「主砲の弾に使う魔結晶、魔石を錬成したものですね。は、ひとつ5000万ドーロかかりますし、ドラゴンラードロの根城近くの砦に殆ど持って行っていて、急な出動でしたので今回用意できたのはひとつですが、これが山に大穴を空ける我が国最強の兵器です。まあ、本領を発揮するのは山ではなくモンスターですけどね」
「へえ。どんな感じなの?」
「着弾すれば衝撃もさることながら、一瞬で数千度にまで加熱、だいたいのモンスターはそこで倒せます。ですが、それだけではないんです。体内にある魔力路、魔力の通り道ですね、それを光魔法が通りぬけて、心臓部の魔石を直接攻撃して破壊できるんですよ」
「よくわかんないけど、すごい!」
「それを動かすのがあの3人です」
カーミラが戦車の横にいる兵士を紹介する。
「よろしくだし~!」
メーシャがぺこりと頭を下げると、兵士たちは敬礼で返した。
「次に捕縛結界を展開する魔法機械は、ひとつでも効果が高いのですが、複数個を同時展開することでより効果の期待ができます。今回は4つ持ってきましたが、これらを同時展開すれば、普通のドラゴンなら数時間捕らえられますね」
「ああ、昨日言ってたのだね」
「はい。魔法機械自体は兵士や騎士ならば誰でも使えますが、今回あそこにいる4人の担当は訓練時に優秀な成績を残しています」
「そか、簡単だけど重要なお仕事だもんね。よろしくね~」
メーシャが軽い感じで敬礼をし、兵士もそれに応えてしっかりとした敬礼を返す。
「そして、もうひとりの兵士は衛生兵。つまり回復術師です。最年少ですが回復魔法を使わせたらベテランの兵にも引けをとりません。才能もありますが、現状に満足せず日々鍛錬を怠らない、真面目な性格ですね。経験が詰めれば兵士長も夢ではありません」
「おお~。えと、なんだっけ、そう、麒麟児だっけ? なんか、天才とかすごい才能のある人のこと。それだ!」
メーシャがピシっと指を立てる。
「麒麟。見たことはありませんが、霊峰に住んでいて時にヒトに力を貸すという伝説のモンスターですね。それに例えられるとは彼も嬉しいでしょう」
「こっちにも居るんだ、麒麟。本物あーしも見てみたいな~。あ、挨拶しないとだ。ビシッ!」
口で効果音を付けつつ、メーシャが敬礼をする。そして兵士は杖で地面をドンドンと突いたあと敬礼をした。
「カーミラちゃん、あれは?」
「ああ、あの地面を突くのは、何時でもいけますという意味ですね」
「おお!」
「そして最後にもうひとりの騎士ですね」
「俺はジーノ・スメラルド。魔法騎士です。よろしく」
「あーしは一二三メーシャね、よろしくちゃん」
メーシャはジーノと握手を交わす。
「他にも細かな装備はありますが、メーシャ殿は使わないでしょうし、詳しい説明をしてもキリが無いですから、そろそろ行きましょうか」
カーミラがメーシャに装甲車に乗るよう促す。
「そだね。どれくらいの距離なの?」
メーシャは後部座席に乗りながら言う。
運転席には回復術師の兵士が既に乗り込んでいた。
「だいたいこの車で、スムーズに行けば40分程ですね」
カーミラがメーシャの横に乗りながら言う。
「そか。スムーズに行けば、午後には帰れそうだね」
「はい。ですから、一応食べ物は持ってきてはいますが、軽食になるようなチョコレートやジャーキーなどしかありません。火を起こせばスープくらいならできますが」
「朝ごはんいっぱい食べてきて良かった。あんまり長いと、お腹へっちゃうからね」
「そうですね。あ、出発して下さい。場所はわかりますね?」
カーミラがメーシャに返事をした後、兵士に命令をする。
「問題ありません。では出発します」
兵士は落ち着いて物静かな感じで、返事した後に車を動かした。
「おお! んじゃ、しゅっぱーつ!」
メーシャは拳を掲げて、ハイテンションで号令をかけた。
「……チウ?」
ポケットからヒデヨシがもぞもぞと顔を出した。
「あ、起こしちゃった?」
「チュァ……。いえ、大丈夫でチ」
「あはっ。ネズミ語に戻ってるよ、ヒデヨシ」
「むむ。すみません、意識しないとネズミ語になってしまうんでふ……」
顔を擦りながらヒデヨシがもうひとつあくびをする。
「そかそか。それも味ってやつだね。おはぴ」
「おはぴです。お嬢様」
「あ、ヒデヨシ殿おはようございます」
「おはぴです、カーミラさん。今どの辺りですか? キマイラ討伐には出発してるんですよね?」
「出発したばかりですよ。40分程かかりますので、よろしかったらもうひと眠りしますか?」
「いえ。もう目が冴えてしまったので、大丈夫です。それより、お腹が減ってしまいました」
ヒデヨシのお腹が小さく鳴る。
「では、ジャーキー……。あ、塩分はどうなんでしょう?」
「ジャーキー? 食べたことないですね」
カーミラがバッグからジャーキーを取り出すが、迷ってしまってメーシャに訊く。
「どうなんだろ。後で病気になっても困るもんね」
「そうだ。ビスケットもありますけど、こちらはどうでしょうか」
「それは好物です!」
ヒデヨシは目を輝かせて身を乗り出す。
「ちょっ、急に出たら危ないよっ」
「ぅおわっと!」
──ポロンッ。
メーシャの注意も虚しく、ヒデヨシはポケットから転がってしまった。
「もう~。だから言ったでしょ」
しかし、メーシャはヒデヨシをナイスキャッチ。何とか座席下に転がるのは防げた。
「すみません……。ビスケットと聞いて、つい」
「そんなにビスケットが好きなんですね。ふふっ。はい、どうぞ」
カーミラがヒデヨシにビスケットを手渡す。
「いただきます」
「ビスケットでしたら、いっぱいありますので、おかわりが欲しければまた言ってくださいね」
「はい。ありがとうございます」
そう言ってヒデヨシは、ビスケットをサクサク食べ始めた。
「あんがと、カーミラちゃん」
「いえいえ」
そして、20分を過ぎた頃。
「平原って、なんか懐かしい感じがする。落ち着くっていうかさ」
メーシャは窓の外をぼーっと見ながら言う。
「メーシャ殿の故郷にも、このような平原が広がっていたんですか?」
「ううん。広がってないよ。でもこういう自然を見ると、なんだかあったかい気持ちになんない?」
メーシャはヒデヨシの背中をわしゃわしゃしながら言う。
「どうでしょうか……? 私の故郷はたくさんの木々が茂っていたので、舗装された街道がある分、自然というより都会なイメージです」
「そっかー」
「自分はその気持ち、分かります」
メーシャが残念そうな顔をしていると、運転していた兵士が話しかけてきた。
「マジで? やった、仲間じゃん!」
「……はい。疲れた時等に雄大な自然を見ると、すり減った心の穴を埋めてくれる気がするんです」
兵士は淡々と喋っているが、どことなく嬉しそうだ。
「そうそう! わかる~」
「家や故郷に帰った時も同じような気持ちになりますよね。雄大な自然も、故郷も家族も、自身を優しく包み込んでくれる。だから懐かしいと思うのではないでしょうか?」
「さすが麒麟児だ。よく見てんね! あはっ」
「麒麟……? ありがとうございます……!」
兵士は初めて口角を上げたのを見せた。
「にししし。どういたまして!」
「雄大な自然が包み込む、ですか。分かる気がします」
「僕はソファの隙間かポケットが落ち着きます」
「確かに、ヒデヨシはポッケが定位置だもんね」
メーシャがヒデヨシを撫でていた、その時。
──ドゴン!! ガシャーン!!
何か大きな物がぶつかる音が鳴り響いた。
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