上 下
34 / 49
幼女+紳士さん

26話 〜お金の大切さ〜①

しおりを挟む
 ラブラドリーテ町長宅の食卓にて。オルランドとステラ、トニーは朝食を終え、食後の余韻を楽しんでいるところであった。
「ミルクジャム、なくなっちゃったね」
 ステラが空になった瓶を振りながらオルランドに見せる。
「ああ。美味しかった故、ついつい付け過ぎたな」
 牧場で貰ったミルクジャムだが、毎日トーストに付けて食べていたら、一週間ともたず無くなってしまったのだ。
「かいにいく?」
 そう訊くとステラは瓶をテーブルに置いた。
「ふむ。気に入ったのか? 気に入ったなら買っても良いが、今は余裕が無くてな……」
 オルランドは財布事情を思い出して苦笑いする。
 シロプルに倒されてから2日。目を覚ましてから二時間程プルプルを倒し、あの日の戦績はプルプル8体、プルプルの“グミボール”が6個、“結晶”がゼロで、次の日のお昼代にもならなかったので、この家のキッチンを借りて、ふかした芋をふたりで食べた。
 そしてその経験をバネにして、昨日はシロプルに現を抜かすことなく、ストイックにのプルプルと戦い続け、ようやく一日の討伐体数が二桁の14体になった。
 とは言っても、まだプルプルが複数体で攻めてくれば撤退を余儀なくされることもしばしばあったのだが。
「おや、お困りですか? お金なら預かっていますので、言ってくださればいいのに……」
 パルトネルでニュースを見ていた所を顔を上げてトニーが言った。
「まあ、余り世話になりすぎてもなと……。旅に出るというのに、食費すら己の力で稼ぎ切れぬのは不甲斐なくてな」
 コーヒーカップを置いてオルランドが言う。
「ここは出現するモンスターの強さや落とす素材の割りに物価が高くなっていますから、それは仕方のないことです。基本的に皆、商品の売買で生計を立てるか、それが向いていないなら別の町に出ていってしまいます。オルランド殿たちは旅に出るんですよね? では尚更今は頼ってくれていいんですよ。この先どれだけお金が必要になるか分からないですからね、少なかったとしても無いよりは良い」
「そうか……」
「確かに貴方の手助けに対する報酬は頂く事になっていますが、僕自身、オルランド殿とはこの先仲良くやっていきたいと思っているんです。お昼代やジャム代なんて大した金額でもありませんし、僕が出させて頂きます」
「いいのか?」
 オルランドが確認する。
「ええ。ああ、そうだ! お金が必要でしたら、今やっているプルプルの魔力測定も明日で終わりにするつもりですし、宜しかったら僕にまわってきた仕事を少し手伝ってみますか?」
 トニーが手を叩いてオルランドに提案した。
「もう1週間経つのか。そういえば、トニーはここの町長の叔父であったな、当の町長はどうしたのだ?」
「あの怪物ラードロ対策で、町や村の衛兵の派遣数を増やすとかで手続きをしていたんですが、それも昨日には済んで、早朝ディアマンテの街から出発したそうです」
「そろそろ着くのか? この家を使わせてもらっているからな、挨拶と礼は言っておきたい」
「どうでしょう、もう少し時間がかかるかもしれません」
「何故だ?」
「人数が少し多いみたいなので、テレポートを使わず車で移動しているんです」
「そうか。着きそうになったら教えてくれ。ああ、済まない。仕事の話であったな」
「はい。世界公認の仕事ですので、報酬も良いんですよ。どうされますか?
「ほう。内容にもよるが、それは助かる。して、どのような仕事だ?」
 報酬が良いことを聞いたオルランドの顔が明るくなる。
「いや、今すぐご紹介できるわけではありませんので、決まり次第お話しさせて頂きます」
「そうなのか」
「委託しても良いか確認しなければなりませんし、それに危険な依頼で万が一ステラさんが危ない目にあっては困りますからね」
「そうだな。わかった、楽しみにしておく」
 オルランドはコーヒーを一口飲んだ。
「そうだ、あのチラシのには行かれましたか?」
「装具店? ああ、前にステラが持って来てくれていた紙の店か。まだだが、それがどうかしたのか?」
 素材の売価が他の店の何倍にもなっている、オルランドがシロプルに挑むキッカケにもなった店だ。
「僕の知り合いといいますか、腐れ縁のような相手のやっている店でして、僕の名前を出せば少しをつけてくれるかもしれませんよ」
「ほう」
「それに、ほら見て下さい」
 トニーはチラシをカバンから取り出し、オルランドに見せる。
「何だ……?」
 オルランドは出されたチラシに目を向ける。
「ほら、ここです。お似合いだと思いますが……」
 トニーがある場所を指で示す。そこには、
「黒いトップハットか。ええ、頑丈でありながら優秀な魔法耐性を備えている。炎、水、雷、闇、……光!? しかも、だと!?」
 ────ガタッ!
 オルランドが神妙な面持ちで急に立ち上がった。
「ど、どうされましたか……?」
 オルランドが急に立ち上がったので、トニーは驚き、少し引いてしまっている。
「おでかけ?」
 カフェラッテを飲んでいたステラが、カップを置いてオルランドに訊く。
「ああ、おでかけだ。この大特価のトップハット、絶対に手に入れるぞ……!」
 オルランドは燃えていた。この一点限りのトップハットを手に入れれば、かの憎きシロプルの目眩ましの光魔法一撃必殺魔法を耐えられるかもしれないのだ。それさえ攻略できれば、勝てるかもしれないのだ。
 後々自身の力で耐えられるようにならなければいけないのは分かっている。だが、少なくともこれを手に入れればこの先、不意の光魔法に怯える必要が無くなるかもしれない。
 それは、光魔法が苦手なオルランドにとって死活問題ともいえるのだ。
「まあ、あまり急がなくても大丈夫だとは思いますが……」
 今は朝の7時半で、開店は8時。それに、地図を確認してみるとここから店まで5分もかからない場所にあった。
「何を言っている! 先に店の前に他の客が並んでしまったらどうするのだ!?」
 オルランドは何時になく早口だった。
「は、はあ。すみません」
 これにはトニーも苦笑いするしかなかった。
「ステラ、カフェラッテはもう飲み終えたな?」
 オルランドはステラに訊く。
「うん、のんだ!」
 ステラはコップが空になったのをオルランドに見せた。
「よし。プルプルが落とした素材がしかとウエストポーチに入っているか確認しなさい。それとパルトさんもな」
「……だいじょうぶ!」
 ステラは椅子の下のカゴに入れていたピンクのウエストポーチを開けて確認した。
 ちなみにこのウエストポーチは、ステラが魔王国から出る際に道具入れとして貰ったものだ。
「よし、よし! では、すぐに出発するぞ!」
 オルランドが早足で部屋を出ようとする。
「あ、おるにゃん! はみがきは?」
 オルランドはいつもステラに、『食事が終わったら歯磨きをしなさい』と言い聞かせていた。
「時間がない故、今回は無しだ。気になるなら夕食の後に念入りに磨けばいい」
「わかった!」
 そうしてふたりは慌ただしく家を出て行った。
「では、気を付けて……」
 勧めたのは自分なのだが、何故そこまでトップハットが欲しいのか分からないトニーであった。


「いちばん!」
 装具店前に到着したステラは、よくわからないポーズを決める。
「よし、他の客はまだ来ていないようだな……」
 オルランドは、安堵の息を漏らす。
「まだあいてないの?」
 そう言いつつステラが店のドアに手を掛けようとしたが、オルランドがそれを制止する。
「まだだ。開店は8時であるからな」
 現在7時半。走ってここまで来たため、町長宅を出発してまだ2分も経っていない。
「そか」
「……」「……」
 しばし沈黙が訪れる。
「まだ?」
 数分経ったところでステラが訊く。
「開店準備中と札が出ている。まだだ」
 オルランドは冷静に答えた。
「……」「……」
 また沈黙が訪れるが、
「もうちょっと?」
 それをステラが破る。
「まだだ。先程訊いてからまだ3分もたっていないであろう?」
「そか……」
 ステラがその場で座ろうとする。
「こら、そのような所で座れば、服が汚れてしまうであろう。砂汚れはなかなか落ちぬからな、気を付けて欲しい」
 だが、オルランドがやめさせる。
 ステラと行動するようになって、オルランドは自分のだけでなくステラの洗濯物も担っていた。
「はーい」
 ステラは面白くなさそうに返事をして立ち上がった。
「闇魔法が使えれば話は別なのだがな」
 オルランドは肩をすくめる。
「なんで?」
 下を向いていたステラが、顔を上げてオルランドに尋ねた。
「闇魔法はな、対象を侵食したり吸収したり引っ張る力がある。故に、繊維の細かい部分に入り込んだ汚れを取り去る事ができるのだ」
「へー。おもしろいね!」
「だろ? 因みに服だけではなくてな、風呂が無い場合、闇魔法で身体をきれいにすることができるぞ」
 オルランドは指を立てて、得意げに言った。
「したことあるの?」
 ステラが少し首をかしげて訊く。
「ああ。昔はどこでも風呂に入れたわけではないからな」
 オルランドは腕を組んで昔を思い出す。
 オルランドの言う昔とは魔王になる前辺りで、色々な場所に旅をしている時だ。ざっと500年くらい前で、その時は風呂が備え付けられていない家が少なく無かった。多くのヒトが水浴びで済ませ、風呂に入るのは1週間や長くて1か月に一度、家に風呂を取り付けている金持ちの家に行くか、お金に余裕があり、且つ近くにあるのであれば大衆浴場を利用したのだ。
「そか。いまは、おふろいっぱいあるから、はいれるね」
「そうだな。村は知らぬが、町にさえはいればどこにでも風呂があるらしいからな、良い時代になったものだ」
 オルランドはしみじみと言う。
「……もうちょっとかな?」
 思い出したステラが、またオルランドに尋ねる。
「それ程気になるのであれば、パルトさんで確認すれば良かろう。しかし、確かに待ちくたびれたな。他に客が並んでくる様子も無し、もう少しゆっくり家を出ても良かったかもしれぬな……」
 今更ながら、オルランドは急いで家を出たことを後悔する。
「えっとね……。ななじ、ごじゅう、さんぷん!」
 ステラはパルトを取り出し、時間を確認した。
「あと7分か。もう少しだな……。少し早めに開いたりしないだろうか?」
 オルランドは、ちらちらと店の扉を確認する。扉に掛けられている掲示板には、まだ“開店準備中”と書かれている。
「はみがき、できたねえ」
 ステラが足で石ころをいじりながら言う。
「まあ、そうだな。しかし、そわそわしながら準備するのも、嫌ではないか?」
「うん……」
「……いい天気であるな」
「うん。ステラ、ねむたくなってきちゃった」
 ステラが大きなあくびをした。
「私もだ……」「……」
 オルランドはあくびを噛み殺して、眉間を抑えた。
「……そろそろかな」
「……ん? お!」
 ぼーとしていたオルランドが突然大きな声を出した。
「なに?」
 ステラが目をこすりながら訊いた。
「店が開いたぞ。ほら、掲示板の文字が“営業中”に変わっている。ステラ、さっそく入ろう!」
 オルランドはもう待ちきれないと、ステラを急かす。
「……うん!」
 扉を開け、オルランドとステラは装具店に入った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

婚約者の浮気相手が子を授かったので

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。 ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。 アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。 ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。 自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。 しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。 彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。 ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。 まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。 ※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。 ※完結しました

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

悠久の機甲歩兵

竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。 ※現在毎日更新中

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

【完結】もうやめましょう。あなたが愛しているのはその人です

堀 和三盆
恋愛
「それじゃあ、ちょっと番に会いに行ってくるから。ええと帰りは……7日後、かな…」  申し訳なさそうに眉を下げながら。  でも、どこかいそいそと浮足立った様子でそう言ってくる夫に対し、 「行ってらっしゃい、気を付けて。番さんによろしくね!」  別にどうってことがないような顔をして。そんな夫を元気に送り出すアナリーズ。  獣人であるアナリーズの夫――ジョイが魂の伴侶とも言える番に出会ってしまった以上、この先もアナリーズと夫婦関係を続けるためには、彼がある程度の時間を番の女性と共に過ごす必要があるのだ。 『別に性的な接触は必要ないし、獣人としての本能を抑えるために、番と二人で一定時間楽しく過ごすだけ』 『だから浮気とは違うし、この先も夫婦としてやっていくためにはどうしても必要なこと』  ――そんな説明を受けてからもうずいぶんと経つ。  だから夫のジョイは一カ月に一度、仕事ついでに番の女性と会うために出かけるのだ……妻であるアナリーズをこの家に残して。  夫であるジョイを愛しているから。  必ず自分の元へと帰ってきて欲しいから。  アナリーズはそれを受け入れて、今日も番の元へと向かう夫を送り出す。  顔には飛び切りの笑顔を張り付けて。  夫の背中を見送る度に、自分の内側がズタズタに引き裂かれていく痛みには気付かぬふりをして――――――。 

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...