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モブと練習※
しおりを挟むさて《練習》なのだが、恥ずかしいのでルクレツィアたちが帰って来る前に済ませてしまおうと言うことになった。
新入りオーロの教育は朱座に任せる。ちょっと……いや、だいぶ不安だけど。
まだ夕方にもなってなかったけど夕食をとって、体を清めて二人の寝室に入る。
……だってキスだろ?粘膜接触って。あれだよ。なんか絶対盛り上がっちゃって雪崩れ込む気がするもん。なにがって?聞くな。
二人で並んでベッドの端に座る。
テオに舌を出しててもらって、ついでに恥ずかしいから目を閉じててもらう。
えーと…とりあえず舐めてみよう。
軽く突き出されたテオの舌を舐める。……ぴりってした。でも甘い。
えー…?テオの唾って甘かったっけ?糖尿?いやいやいや、多分違う。旦那を勝手に成人病にしちゃいかん。
あー…、でも甘く感じるよな?ペロペロ舐めてると、テオが少し口を開けてくれる。パクッと齧り付くみたいに唇を合わせると、ギュッて抱きしめられた。
テオの舌が口の中に入ってくる。
「……んっ、…ん………んむ……」
ゾクゾクッとした感覚が口内から脳味噌まで駆け上がる。ああ、あれだ。俺はあんまりアルコールは飲まないけど、そんな感じだ。頭がぼんやりして、目元が頬と熱い。
気持ちいい。おいしい。
テオの舌を夢中で吸う。夜着に滑り込んできたテオの指が乳首を捏ね回してるけど、ほんとそんなのどうでも良いくらい口の中が気持ち良い。
唇を離され、ベッドの真ん中に転がされてなんだかムッとする。好物を食べてる時に止められた感じだ。
「んん~…むぅ……」
あ、いかん。言語中枢が麻痺してる。
いそいそ夜着を脱いでるテオに、そんなことよりもっと、と。……うん、もっと、なんだ。あれ?あれってなんだっけ?魔力?んん?
「口の中だけではなく、他も試そう」
えー…、やだぁ。口だけでいいじゃん。俺を全裸に剥き、自分も脱いだテオが覆いかぶさってくる。
薄い胸の突起を捏ね回され、しゃぶられ、あそこを玉ごと揉まれる。大きく割り開かれた中心にテオが顔を埋めた瞬間。ビリビリした甘い疼きが脳天と尻に駆け抜けた。
「…ひぅ……っ!?…ふ…ぁ!?……んん…っ、あ?!あ、あ、やっ…!」
ちょっ………コレ……無理!無理無理無理!!
俺は必死で脚を閉じようとするけれど、俺の抵抗なんて転がされた子犬みたいなもんだ。咥えられ、吸われて、悲鳴に似た声を上げながらテオの口の中に出してしまう。いつの間にか後ろの穴を指でグリグリやってたテオが満足そうに笑うのが見えた。このエロオヤジめ!!!
「とんでもない量の魔力が吸われているが……お前の可愛い声が聞けたから良しとしよう」
体が折り曲げられて。俺に見せつけるようにして、いつもよりバッキバキに大きくしたテオが入ってくる。頭の中が焼き切れるみたいな感覚がして、自分の精液で胸元を汚す。
それから先は覚えて無い。なんかすごいこと口走った気もするけど、絶対思い出したら後悔するやつ。
テオ曰く、強請られるままに抱いて、久しぶりに魔力が空になった、と。
以降、魔力を分けてもらうのは口限定にした。エロ旦那め!気持ち良すぎてバカになったらどうすんだ!!
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