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私と婚約者のお茶会 2
しおりを挟む「可哀想にニナ!!そう言うようにレアから脅迫されているんだね!レアなんか、顔が良くてスタイルが良くて外面が良いだけの屑だからね!!」
あれ?褒めてます?
「大丈夫だよニナ、僕が守る!きみを!まもる!!」
「………(きっも…!)」
ニナ!ニナ!!聞こえちゃいますよ!
ラーク様は芝居がかった仕草で立ち上がり、髪を掻き上げた。そうしてクルクルと舞うように回り、クネクネとして小指を立て、前歯で噛んだ。
んふぅ………ん、……ちゅぱ、ちゅぱっ……
……あ、普通に気持ち悪い。
「ああ…ニナ!待っていておくれ!僕が必ず救い出す!」
ニナの前に跪く。
あっ…ラーク様、愛人のお二人もドン引きですよ?
「ああ、姫よ!この騎士ラークが貴女をお救いします…!」
「結構です」
「魔女の呪縛に囚われているんだね、姫!大丈夫だよ!僕がその呪縛を打ち砕くッ!!」
「あっ。いりません、そういうの。でぇ…お姉様?試験地区なんですけどー……」
「……あのぉ~…私たち、帰っていいですかぁ?」
「えぇ…そのー、ちょっと用事を思い出したっていうかぁー…」
うーん、そうですよね。ピーチちゃんにメロンちゃん。目の前で他の女性にクネクネデレデレしてたら……ねえ?
はい、解散。
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