【７人の魔王 終】白の恋と、黒の愛

【クリス視点】

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System《個体名:クリスタリア・エーヴェルシュタインが《星辰》に掠奪されました。おめでとうございます。個体名クリスタリア・エーヴェルシュタインは『運命ルート破壊』の条件を満たしました。『異界の聖女と黄金の魔女』ルートは永遠に封鎖されました》


System《世界記録ライブラリへのアクセスが一部解除されました》

System《『称号・星辰の料理人』が『称号・星辰の配下』へ進化しました》

System《世界闘争アリーナへの参戦が可能になりました》

System《環カルマの破壊が一定条件下で可能になりました》

System《古代魔法システムコマンドの一部使用が可能になりました》




……………んん～？なに？なんのおと？誰の声？ああ～、飲みすぎちゃったかなあ。ザルだと思ってたのにキクなあ、福郎さんのお酒…。




System《………うん、もったいないよね？これが最後の精霊族なんて……うーん、ちょうど番もいるし、もうちょっと増やそう。そうしたら椿くんだって1匹くらいくれるかもだし！あの透明な蜻蛉のような翅が綺麗なんだよね。……僕も1枚くらい欲しいなあ。《始祖》になれば死ににくくなるし、椿くん怒らないよね？》



ふえ？



System《環カルマの破壊し、進化しますか？　Y/N》



んんん～？わかんないけどお得っぽい…。ぽち。













System《おめでとうございます。環カルマの破壊により『異界の聖女』の加護が失われました。『異界の聖女』、『黄金の魔女』の存在意義は消滅しました。進化ポイントを取得しました。これより個体名クリスタリア・エーヴェルシュタインの《始祖ファウンダー》への進化を開始します》