【７人の魔王 終】白の恋と、黒の愛

はっきり言わなきゃわからないことだってある

「え……あ、あれ…？」


シロの反応は想像したより薄いもので、それがかえって『これが現実だ』と突き付けられたようで少し ーーー いや、かなりショックだった。


「ねえ…？あの？クロ？あのね…？」

「わかった！もう言わなくていい！」


クッソ、泣くな俺！わかってたじゃねえか…！男同士だし、星辰同士だし、幼馴染で……


「ねえクロ？僕ってクロのお婿さんだって思ってたんだけど……？」

「……………………」







は？







「だってね？クロ、僕が好きって言ってくれたでしょ？」

「あ……ああ、うん…」


言った。確かに言った。だってもう最後だって思ってたし。もう会えないって……


「クロが僕を忘れちゃった時はお返事できなかったけどね？思い出した後に、「一緒に領地に行こう」って言ってくれたのってプロポーズだと思ってたんだけど…」

「…………んっ？？？」

「僕、ついていったでしょ？これってOKってことだよね？」

「え……？」

「え…？」

「え………」


エエエエエエエエエエエエエエ！？