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マッパで正座させた
しおりを挟む商家の8男ことジョゼが俺の旦那になって数日後。何故か王太子からの招集があった。
当然ブッチした。だって俺、もう平民だし。
卒業待たずして、公爵家は援助を打ち切ってきやがった。まあ良いけどね。おかげでアカデミー退学かと思ったらジョゼがポンと、卒業までの1ヶ月分の金を出してくれやがった。クッソ!金持ちのボンボンめ。好き。これ以上惚れさせてどうするつもりなんだよ!?
「就職したら利子つけて返すから」とありがたく援助してもらうと、「体で返してね?」と笑顔で婚姻届も出してきやがった。
名前書いたけどな。好きだし。正直骨抜きだし。
あ、この世界、男同士でも結婚できるらしい。結婚するまで知らなかったけど。
結婚してからは毎日、2人で恋人繋ぎで手を繋いで寮まで帰る。幸せだ。死ななくて良かった。
その日はいつものように部屋でイチャイチャして、アンアンになって、さあ挿入って時に王太子が乗り込んできた。
ジョゼめ…!わざと鍵かけなかったな!?っていうか入ってる入ってる入っ……!!
とろっとろに解された穴に、俺の穴にジャストフィットなジョゼのブツを入れられて声を上げた。うん、はしたないとかキモイとか言わないでくれ。ジョゼ曰く、何万人に1組出るかどうかの相性の良さ…らしいんだ。
らめぇ!とか赤ちゃんできちゃうぅ!とか散々言わされた気がするけど、目が覚めたらジョゼにくっついて寝てて、部屋を見回しても誰もいなかったし……夢だと思うことにした。気持ちいい夢だった。
んなわけあるか!
懇々と説教した。マッパでベッドの上に正座させた。しゅんと項垂れる旦那が可愛い。言い訳を聞くと、どうやら嫉妬してたから見せつけてやりたかった…と。
馬鹿なの?可愛いけど馬鹿なんだなお前。可愛いけど。図体でかいくせにクッソ可愛いなおい。
まあジョゼには側近候補時代の俺が何をしていたか包み隠さず言ってる。セックスまではしてないけど、しゃぶるくらいならやったって。でもさあ…アレは恋愛とかそういうのじゃなくて、単なる生理現象の処理だろ?ご商売のお姉さんとか呼ぶと噂になったら困るし、学園に通ってる平民の公娼の女の子でもマズイ。だから俺が処理してたんだけどさあ?今は他の側近候補が擦ったりしゃぶったりしてやってんのかね?もう俺には関係のない話だけど。
「馬鹿だなあ…俺が好きなのはお前だけだぞ?嫉妬とか無駄。お前は一体何と戦ってるんだ。戦う前からお前の勝ちだよ。実際、俺のうしろもお前が一番乗りだろ?」
そう言ってキスをして説教終わり。
そのまま第二ラウンドに突入して、2人して授業は昼から出た。クラスのみんなの気遣いがつらい。
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