初恋

冬生まれ

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次の日。

その話を友人達に語った俺は、見事笑い者にされた。
友人達は口々に叶わぬ恋だと慰めや、からかい混じりの言葉を返してきた。
怒りを抑えながらも、俺は一番仲の良い友人に賛同を求める。
彼はいつも俺の味方をしてくれる優しい奴なので、俺は彼に縋る思いで話を振った。
彼は話を聞いた後、いつもは俺に賛同をしてくれるのだが、何故かこの時ばかりは周りの友人達と同じ返答をされた。
俺は彼が味方になってくれなかったのと、共感を得られなかった事に腹を立てたが俺の想いは変わらず、俺はもう一度彼女に会う為に交差点で待伏せをした。
願わくば彼女に会って自分の気持ちを伝えたいとも思っており、それから毎日学校帰りはこの交差点で空が夕闇に包まれるまで彼女が現れるのを待ち続ける日々を送っていた。
友人達はあいも変わらず、からかいの言葉を投げ掛けて来たが俺は気にせず、彼女が来る日を待ち続けた。
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