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しおりを挟む僕のクラスには、橋本 千草【はしもと ちぐさ】というモテ男がいる。女子からは勿論のこと、男子からも好かれる人気者で、僕はそんな彼に憧れを抱いていた。
友達が少なく女子からもモテない僕にとって、彼は高嶺の花であり、アイドル的な存在に近い。
ある時、クラスメイトと愉しげに話していた彼を何気なくスマホで撮影した事があった。彼の笑顔がスマホに映し出されると、彼が自分だけのものになった気がして───それからいけない事だと分かっていながらも彼をスマホで隠し撮りするようになった。
初めはバレたらという恐怖でなかなか撮れなかったものの、数を重ねる毎にフォルダーが彼だけで埋め尽くされるようになり、今じゃ撮り方も上達して何処にいても彼が綺麗に撮れるまでの腕前になっていた。
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