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「あぁ...うん...その...身体的にはどこも悪い所は無いのよ? ある一部分を除いては...」
「なによそれ!? ハッキリしないわね! 一体どういうことなのよ!?」
エリザベートの奥歯に物が挟まったような物言いに、私は段々とイライラして来た。
「なんて言うか...その...お医者様がおっしゃるには精神的な部分が影響しているみたいで...体の一部分だけが元気ないのよね...」
「あぁ、そういうことね...」
私は色々と察した。
「要は勃起不全ってことなんでしょ?」
「そう言う場合もあるみたいね...」
「いやそれ以外無いだろうよ...」
私はホトホト呆れた。そしてあの若さで、男として機能しなくなってしまった兄に心の底から同情した。
「エリザベート、あなた妊娠初期だって言うのに控えてなかった訳?」
「いやぁ...」
エリザベートが頬をポリポリ掻いている。
「妊娠初期って...その...激しい刺激を与えたらマズいんじゃなかったっけ?」
流産する危険があるんだったよね?
「まぁその...若気の至りとでも申しますか...」
「そんなに激しく盛ったの?」
立たなくなるくらいまで? どんだけ性欲モンスターなんだよ...
「いやさすがに回数はそれほどでも...」
「じゃあ一体なにが原因なのよ?」
「どうやらアレがマズかったのかも知れないのよね...『ほら、パパ。お腹の坊やに挨拶してね? 坊や~♪ 今からちっちゃいパパが会いに行きまちゅよ~♪』なんてやってたら、その内に立たなくなっちゃって...」
「...エリザベート、あんたバッカじゃないの...女の私でさえドン引きだわ...」
男であり父親でもある兄の場合は、引いたなんてレベルじゃなかったんじゃないの!? ヘタすりゃ軽いトラウマ抱えるんじゃないのか!?
「テヘペロ♪」
「テヘペロじゃねぇよ...」
ダメだコイツ...
「という訳でパパ、精神科の診断を受けるハメになっちゃったのよね...」
「いやいや、しんみり言ってんじゃねぇよ...全部お前のせいだろがい...」
「なにせスッポン、マムシ、ウナギの3コンボを食べさせたら鼻血吹いて倒れちゃったし...やっぱり体よりも心の問題みたいなのよ...」
「それ、聞いてるだけで気持ち悪くなるぞ...」
私は兄の行く末が本気で心配になって来た。
「あ、そろそろ帰るわね。パパが起きる時間だから。拘束を外してあげないと」
「拘束されてんの!?」
「だって目を離すとすぐに逃げ出そうとするんだもん」
兄よ...私は言葉を失った...
「なによそれ!? ハッキリしないわね! 一体どういうことなのよ!?」
エリザベートの奥歯に物が挟まったような物言いに、私は段々とイライラして来た。
「なんて言うか...その...お医者様がおっしゃるには精神的な部分が影響しているみたいで...体の一部分だけが元気ないのよね...」
「あぁ、そういうことね...」
私は色々と察した。
「要は勃起不全ってことなんでしょ?」
「そう言う場合もあるみたいね...」
「いやそれ以外無いだろうよ...」
私はホトホト呆れた。そしてあの若さで、男として機能しなくなってしまった兄に心の底から同情した。
「エリザベート、あなた妊娠初期だって言うのに控えてなかった訳?」
「いやぁ...」
エリザベートが頬をポリポリ掻いている。
「妊娠初期って...その...激しい刺激を与えたらマズいんじゃなかったっけ?」
流産する危険があるんだったよね?
「まぁその...若気の至りとでも申しますか...」
「そんなに激しく盛ったの?」
立たなくなるくらいまで? どんだけ性欲モンスターなんだよ...
「いやさすがに回数はそれほどでも...」
「じゃあ一体なにが原因なのよ?」
「どうやらアレがマズかったのかも知れないのよね...『ほら、パパ。お腹の坊やに挨拶してね? 坊や~♪ 今からちっちゃいパパが会いに行きまちゅよ~♪』なんてやってたら、その内に立たなくなっちゃって...」
「...エリザベート、あんたバッカじゃないの...女の私でさえドン引きだわ...」
男であり父親でもある兄の場合は、引いたなんてレベルじゃなかったんじゃないの!? ヘタすりゃ軽いトラウマ抱えるんじゃないのか!?
「テヘペロ♪」
「テヘペロじゃねぇよ...」
ダメだコイツ...
「という訳でパパ、精神科の診断を受けるハメになっちゃったのよね...」
「いやいや、しんみり言ってんじゃねぇよ...全部お前のせいだろがい...」
「なにせスッポン、マムシ、ウナギの3コンボを食べさせたら鼻血吹いて倒れちゃったし...やっぱり体よりも心の問題みたいなのよ...」
「それ、聞いてるだけで気持ち悪くなるぞ...」
私は兄の行く末が本気で心配になって来た。
「あ、そろそろ帰るわね。パパが起きる時間だから。拘束を外してあげないと」
「拘束されてんの!?」
「だって目を離すとすぐに逃げ出そうとするんだもん」
兄よ...私は言葉を失った...
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